Z-23型駆逐艦(1936A(Mob)型駆逐艦) Z-39
2022年11月のブラックフライデーセールにて発売されたブラック迷彩のZ-39。独立した艦艇でオリジナルと同時に所有できる。諸元はまったく同じ。
性能諸元
・基本性能
Tier | 6 | 種別 | プレミアム艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 駆逐艦 | 派生元 | - |
国家 | ドイツ | 派生先 | - |
生存性 | 継戦能力 | 19,600 | |
装甲 | 6-30mm ・防郭 0-1mm ・艦首・艦尾 0-1mm ・砲郭 0-1mm ・装甲甲板 0-1mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | 0% | |
機動性 | 機関出力 | 70,000馬力[hp] | |
最大速力 | 36.0ノット[kt] | ||
旋回半径 | 670m | ||
転舵所要時間 | 4.5秒 |
隠蔽性 | 通常 | 副砲 | 主砲 | 火災 | 煙幕 | |
---|---|---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 6.8km | - | - | 9.7km | 2.9km | |
航空発見距離 | 3.4km | - | 0.0km | 6.5km | - |
射撃管制装置 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|
mod.1 | 10.4km | 104m |
主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
- | 150mm/48 | 2基×1門 1基×2門 | HE弾 2200(12%) AP弾 3700 | 7.5秒 | 22.5秒 | HE AP |
魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
- | 533mm Vierling | 2基×4門(8門) | 14400 | 90秒 | 8.5km | 65kt | 1.3km |
対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
- | 20mm Flak 38 20mm Flak 38 | 2基×2門 2基×4門 | 8 12 | 2.0km | |
37mm Flak LM/42 37mm Flak LM/42 | 2基×1門 6基×2門 | 15 46 | 3.5km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
○ | ○ | ○ |
1 | 主砲改良2 | +15%:主砲旋回速度 +5%:主砲装填時間 | |
照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
副砲改良2 | +20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界 | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良2 | -15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間 | |
操舵装置改良2 | -20%:転舵所要時間 | ||
推力改良2 | -50%:最大出力への到達時間 | ||
3 | 隠蔽システム改良1 | -10%:被発見距離 | |
操舵装置改良3 | -40%:転舵所要時間 -80%:操舵装置修理時間 | ||
目標捕捉装置改良1 | +20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
---|---|---|---|
応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:x 秒 消耗品の準備時間:x 秒 | |
十字キー上 | |||
発煙装置 | x 回 | 消耗品の動作時間:x 秒 消耗品の準備時間:x 秒 持続時間:x 秒 | |
十字キー右 | |||
エンジンブースト | x 回 | 消耗品の動作時間:x 秒 消耗品の準備時間:x 秒 | |
十字キー下 | |||
水中聴音 | x 回 | 消耗品の動作時間:x 秒 消耗品の準備時間:x 秒 魚雷発見:-x km 敵艦発見:-5 km |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
Z-23型駆逐艦の最後の1隻です。二次大戦の勃発後に起工された艦級 (1936A (Mob) 型) であり、主砲として150mm砲を搭載していました。1944年から1945年にかけて改装が施され、対空兵装が大幅に強化された一方で、主砲については1基削減せざるを得ませんでした。
解説
- 抗堪性
HPは格上Z-23のB船体を(100だが)上回るだけあってTier6艦としては群を抜いている。対戦する中でもこれを超えるのは格上のtier7タシュケントのような大型駆逐艦クラスしかいないというタフネスボディ。
- 主砲
- 門数とDPMとDPS
150mm連装砲1基と単装砲2基を搭載した全4門の武装を持つ。艦首側に連装砲、艦尾側に単装砲という配置になっている。150mm砲のためHE弾の単発威力は高めだが、装填時間が7.5秒とかなり遅く、DPM(分間投射量)は日駆にすら劣る同格最下位クラス。それどころかDPMが最も高いフレッチャーなどと比べると倍近い差がある。では、DPS(一斉射の威力)の方はどうかと言うと4門しかないためにこちらも高いとは言えず、同格の中では中の下といったところ。このような性能のため対駆逐との砲戦は極力避けよう。 - AP弾
HE弾の方は頼りない一方でAP弾のDPSは同格で最高クラスになっている(DPMは中の下)。なので、船体を横に向けた敵艦に対してはAP弾を放り込んで大ダメージを与えたいところ。機動力の高い駆逐相手にはHE弾で戦い、腹を見せた相手にはAP弾を使い分けるアグレッシブに戦える艦長が求められる主砲と言える。(逆にこれが出来ないと本艦は非常に扱いづらい)
- 門数とDPMとDPS
- 魚雷
- 魚雷(G7 Steinbarsh)
Leberecht Maassと同諸元。
最良隠蔽6.1kmに対して、射程が8.5kmあるため、隠蔽雷撃は十分に行える。日駆の魚雷よりは若干威力が低めだが、浸水発生率は240%で独駆の中ではトップタイ。この魚雷のアピールポイントは、65kt(ノット)の高雷速に対して被発見距離が1.3kmと比較的短い点にある。魚雷発見から命中まで約7.7秒程で、同格日駆の約10秒と比較すれば非常に優秀と言える。
- 魚雷(G7 Steinbarsh)
- 対空火力
短距離と中距離の対空兵装しかないため頼りないの一言。格上の敵空母がいる場合は対空艦から離れないようにしたいところ。
- 機動性
速度36.0ktはGaedeと同じでLeberecht MaassやZ-23に1ノット劣り、同格中では一般的だが駆逐艦としては遅い方のグループ。旋回性能はZ-23とほぼ同等で、Leberecht Maassに劣る。
- 隠蔽性
同格の中では良好な隠蔽性を有している。発見距離で苦戦しやすい格上のTier7艦相手でも相手次第では対等に戦える数値である。
- 消耗品
- 水中聴音
Tier7相応の高性能な水中聴音(ソナー)を搭載出来る。補足距離は艦艇発見距離5kmと魚雷発見距離3.5kmで英駆よりも長いが、作動時間は100秒と英駆より短い。艦長スキルで動作時間を伸ばしたいところ。 - 発煙装置
本艦が搭載している発煙装置は他の独駆同様に持続時間が短い煙幕である。煙幕内で籠る場合は持続時間に注意しよう。
- 水中聴音
- 総評
独駆らしい主砲が頼りなく、魚雷とソナーを主兵装にして戦う駆逐艦である。
HPがTier7にも引けを取らないほど高く、消耗品「水中聴音」がある事から砲撃戦を仕掛けたくなるだろうが、実際はHPの高い雷駆である。ただ魚雷事故を臆する事なく戦えることは大きな長所であり、抗堪性の高さとソナーを活かし積極的に拠点に攻め入ったり、味方と共同歩調を取りつつ敵駆逐艦をどつき回すなどサポートに特化した動きが安定するだろう。Tier6がトップの戦場ならば単艦でも格下相手に強気で戦えるが、同格以上の駆逐艦には厳しい面が出てくる。HPを慎重に払い出しつつ味方をサポートし、勝利をものにしていこう。
史実
本艦は「Z-23型(1936A型)駆逐艦」の改良型である「Z31型(1936A(Mob型))駆逐艦」に属する最後の1隻である。起工は1940年で、進水は翌41年12月2日、竣工(就役)は43年8月21日である。1944年2月にノルウェーのスカゲラク海峡において機雷敷設作戦に従事し、3月にエストニアのレーバル(タリン)に移動後はソ連軍陣地に対する砲撃や機雷敷設任務に従事した。しかし6月にソ連軍機からの攻撃を受けて損傷、修理のためにドイツに戻るも母港のキールにおいて7月24日、今度はイギリス軍機から攻撃を受けてしまう。
これらの損傷の修理を行うには8か月を要し、1945年3月25日に修理完了後は主にバルト海で活動した。同年4月には触雷した駆逐艦Z-43を護衛し、5月には戦艦「シュレンジェン」の曳航も行った。またこの時期には避難民を乗せた船の護衛や、ソ連海軍の艦艇に対する砲撃も行っている。1945年5月にドイツが降伏した時点では健在であり、戦後に賠償艦としてアメリカに引き渡される。後にフランスに譲渡され、他のドイツ製駆逐艦のための部品取り用とされ、1953年に解体された。
公式のZ-39の紹介ページ「無敵艦隊:Z-39」を参照
小ネタ
Z-23型に搭載されていた150mm砲は軽巡用のものと共通の設計であり、127mm砲と比べると強力であった。当時のドイツの仮想敵国であるイギリス・フランス海軍の艦艇が強力な火力を有する艦艇を数多く保持していたことを考えると、ドイツ海軍が駆逐艦にもより大きな砲を搭載しようとする流れはごく自然なものであった。
ところが元々巡洋艦の上で運用するつもりで設計された150mm砲を、より小型の駆逐艦の甲板上で運用してみると当初の想定外の様々な問題が噴出した。一例をあげると「揺れの大きな駆逐艦の甲板上では迅速な装填・射撃が難しい」「単装砲は開放式であり、荒れる洋上では砲員が海水を被ってしまう(極寒の北海が戦場となる事もしばしばあった)」といったものであり、さらに大戦中に英国海軍の駆逐艦や軽巡洋艦と遭遇して戦闘を行った記録によれば…150mm砲搭載のドイツ駆逐艦が英国海軍の艦艇と互角もしくは有利に戦いを展開したという記録自体があまり無く問題点が多い事の方が判明した。このため、ドイツ海軍では次級以降の駆逐艦において主砲を再度127mmに戻すという変更を行っている。
コメント欄
- ブラック版だとほんの僅かに火災中の隠蔽が良くなってる模様 -- 2022-11-08 (火) 00:36:07
- まさかと思って確認してきたけど、無印と同じだったぞ。火災中の隠蔽は通常時と比べて海上発見距離は+2km、航空発見距離は+3kmで全艦固定のはず。 -- 2022-11-08 (火) 16:06:01
- 2022ブラックフライデー艦に選ばれたわけだけど、誰が使うんだよ… -- 2022-11-11 (金) 10:22:22
- 強くもないが弱くもないし普通に使うぞ? -- 2022-11-11 (金) 13:51:07
- 今更だが使ってみたら、目茶苦茶使いやすくなった夕張のような印象。確かに癖は強いが・・・巡洋艦に対しても砲撃で防郭を狙えるので、不用心にも狩りにきた軽巡とかを返り討ちにすることもできる。雷撃の性能も悪くない上に隠蔽もインスピでどうとでも出来るので、砲撃(ここぞという時のみ)・雷撃・煙幕ソナーでのCAP戦・偵察と何でもできる便利屋さんのような一隻かと。 -- 2023-09-07 (木) 16:35:07
- Z35が同格に居なければ使えたかも 現状あっちが強すぎる -- 2023-09-07 (木) 16:59:39
- 確かに・・・35は飛び抜けて強いですからね。39の個性を活かすならば、少しダメージの高い魚雷・エンジンブースト・150mm砲のバイタル狙い・連装砲の正面装甲らへんかと・・・。主砲の手数が少ないため、丁寧な交戦距離管理と砲撃のタイミングを見極めるシビアな部分に楽しさを見出だせるかが問われる船ですね。 -- 2023-09-07 (木) 19:28:16
- エーリッヒ艦長を砲撃よりのスキルで固めることで、砲戦もそこそこ使えるようになります。ただし、単発火力を13%上げるスキルが隠蔽スキルとの取捨選択になるため、どこまで砲戦をしたいかによって選ぶことになります。隠蔽性=生存率といっても過言ではないシステムのため、装填速度を上げるだけで止めておく方が良いかも知れませんが・・・。 -- 2023-11-18 (土) 17:38:39