無線機

Last-modified: 2024-02-26 (月) 04:40:27

このページでは無線機の解説をしていきます。

無線機とは

無線機とは、無線通信をする機器のこと。
また、トランシーバーとは送信機(トランスミッター)と受信機(レシーバー)の両方を搭載した無線機の事である。

使い方

無線機には色々な型があり、それぞれ使い方も変わるが、基本はPTT(Push to Talk、プッシュ・トゥ・トーク)、
つまり
【ボタンを押しているあいだは送信(話す)】
【ボタンを離すと受信(聞く)】
となる

また、チャンネルや周波数というものがあり、同じチャンネル・周波数どうしの人と交信が可能。
チャンネルや周波数はボタンやタッチパネルで合わせる、ダイヤルで合わせるの2種類あり、ボタンはチャンネルや周波数を直接入力できるので素早い変更が可能で、ダイヤルは145.00MHzから145.02MHzのような細かな調整に便利。
購入するなら、使い方によるものの普通はチャンネルや周波数はあまり変更するものではないので、見た目で決めてしまっても問題ない。ボタンとダイヤル両方搭載された無線機も存在する。

無線機の種類

特定小電力無線機【通信距離:近距離用】【免許:不要】【登録:不要】

弱い電波しか放てないので、建物の中や市街地のような見通しの悪い場所では200m程度、見通しの良い場所でも2kmと近距離でしか使えないが、免許がなくても使えるので近距離での交信なら持っておくと心強い。
また、チャンネル数も少なく、利用者が多いので混線する可能性もある。

使用タイミング:見回り、グループ行動

デジタル簡易無線機【通信距離:中距離用】【免許:不要】【登録:必要】

通信距離は最大5km程度、見通しの良いところでは10kmほど。
登録するためには「登録局」と「免許局」の2種類があり、
免許局は業務用に使うことに限られていて、高音質、豊富なチャンネル数、秘話キーと呼ばれる秘匿性の高い通信など、充実した機能がある。
登録局の方は、個人でも使える代わりに、チャンネル数は5つで、少し物足りないけれど、使うならこれで充分。

使用タイミング:偵察、分隊に分かれての行動

デジタルMCA無線【通信距離:広域用】【免許:不要】【登録:必要】

登録はいるけれども、電波が強く、チャンネル数も20個あり、仕組み上混線が無く、常にクリアな音質で話すことが可能。

しかし一度の会話は5分程度しかできず、山や都市部では繋がりにくい、さらに登録は法人のみで個人は不可。
また、本ページで紹介している他の無線機は無線機同士で直接通信できるが、MCA無線は中継局が必要であり1つの中継局でカバーできるのは20~40km程度、停電や管理者がいないと使えなくなってしまうなど、
ゾンビが発生した世界ではあまり使い物にならないと思われる。

IP無線機【通信距離:超広域用】【免許:不要】【登録:不要】

携帯電話の通信網を利用した無線機で、携帯電話が利用可能な範囲であれば非常に安定した交信が可能。
さらに、GPS機能を搭載しているものが多いので現在地の確認もできる。

しかし、携帯電話の基地局を利用するため、停電などで基地局が停止すると使えなくなってしまう。
また、契約が必要であり、利用料金が毎月かかるほか、契約も個人は不可なところが多い。
IP無線もMCA無線と同様、ゾンビが発生した世界ではあまり使い物にならないであろう。

アマチュア無線機 【通信距離:機種による】【免許:必要】【登録:必要】

通信距離は機種や出力、送信側・受信側のアンテナによって大きく変わるが、携帯できるハンディ機なら2km~20Km、
自動車などに搭載するモービル機は30km~200km、室内に固定して使う固定機では300km~条件次第では40000km(地球を一周)

機種によってはAMラジオやFMラジオを受信できるため、ラジオ局が生きていれば音楽などの娯楽や情報収集も可能。

無線機の操作には無線従事者免許証と無線局免許状が必要で、それらの取得には試験と5000円~40000円程度の費用が必要。
試験自体は4級や3級なら小学生でも合格できる難易度。無線機はハンディ機の安いものなら20000円程度で購入可能。

ただし無線機の操作(特に固定機)にはある程度の知識と技術が必要。
また、電波利用料(1年ごとに300円)と5年に1回免許状の更新手数料(1950円or3050円)も必要。

設備によって通信距離は大きく変わり、ある程度の知識や技術も必要だが免許の取得も簡単で維持費も安い為、ゾンビがあふれた世界で個人が使える遠距離通信手段としては一番確実で現実的であると思われる。

入手方法

購入、ゾンビ化した警察官や自衛隊から奪う
アマチュア無線の場合、大きなアンテナの立っている家を探す