[LV25-28] 絶望のチェスボード
悪女クララは自分が女王の座につく欲望を成し遂げるために大転移後、ウェストコーストに生存していた人々に石化ウイルスを植えこんで駒に変えた。巨大なチェスボードに変わってしまったウェストコーストのとある村。ここは彼女のために遊び場として使われるだけで生きている者は一人もいなかった。アルベルトは最近クララから自分と結婚し、王になってほしいとの手紙をもらったと言い、クララが駒を率いて下水道を攻めてくる前に彼女を退治してほしいと怯えながら頼んできた。だが、彼女は何度退治しても生き返っては同じ悪事を繰り返すだけだった。「彼女は人間ではありません。誰かによって作られた人形です。」セリアの助けで彼女の正体を把握した冒険者は人形を壊してその中に閉じ込められていた魂を取り出すのに成功した。玲瓏たる光を放つ魂を両手で受け取ると温もりが手を通じて伝わった。一体何者がこのような魂に悪事をさせたのだろう。そして邪悪な人形を作っては世に送り出した者の底意は果たして何だったのだろう。
駒になってしまった者たち
レベル２５
・アルベルト
おお、神様よ…。おれにこんなにもハンサムな顔を与えたのはこのような試練を経験させるためでしたか。
おい、おまえ、助けてくれよ。このままだと本当にあの魔女に連れ去られるかもしれないぜ！
クララって言って、大転移以降、ウェストコースト地域に生存していた人たちに石化ウイルスを植え付けて駒に変えてしまったひどい悪女だよ。
そしてそこにいた村一つを巨大なチェスボードにし、自分が作った駒を操りながら女王みたいに振る舞っている。
その女からおれ宛ての手紙が届いて、自分と結婚してそこの王になってくれって！老いぼれの王は嫌だとか言ってる！
絶対に嫌だ！俺にもそこの駒みたいに石化ウイルスを植え付けるに違いない！うう…まぁ、石像になってもこのハンサムなか顔は変わらないけどな。
あの女がここに押し寄せて来る前におまえが先に倒してくれ。頼む！
- 絶望のチェスボードでポーンとナイトを倒して閉じ込められた魂を助ける
- 完了
・アルベルト
道を遮るポーンとナイトたちがいたからとりあえずやつらを倒してきたと？そ、そうか…仕方ないか。
でも、それらを倒したら光る何かが飛び出たと？おそらく石になった人たちの魂がそこに閉じ込められていたんじゃないか？
悪の華クララ
・アルベルト
この天才武道家アルベルト様が自ら出向いて魔女を倒したいのはやまやまだけど…。
おれはそういうおかしい女は苦手でな！出くわした途端、石化ウイルスを植え付けられそうで怖いんだよ！
だから頼む！人たちを駒に変え、おれまで石に変えようとしている、悪女を倒してくれ！
- 絶望のチェスボードで女王クララを倒す
＜ボス部屋＞
・女王クララ
あぁ、この優雅で美しい私の花婿になるアルベルト様はいつ頃いらっしゃるのだろう…。
あの方がいらっしゃったら真っ先に暖かい紅茶を出そう。甘いビスケットも何枚か添えようかしら。
そして…あの老いぼれは捨てて、あの方を新しいキングにする、オホホホ～。
- 完了
・アルベルト
本当に…クララを倒したんだな？確かだな？
いや～、それはそれは、助かったよ！やっぱりおまえならやってくれると思った！これで夜もぐっすり眠れそうだぜ！
生き返った悪女
・アルベルト
ちょっと待った！おまえ、本当にあの女を倒してきた？それなのにどうしておれ宛てにあの女から手紙が届く？
「親愛なるアルベルト王子様、結局最後までいらっしゃいませんでしたね。もうじき私の親衛隊を率いて、そちらまで出向きます。チュッ！」-女王クララより。
クララを倒したならこんな手紙が届くはずないだろう！ああ、どうしよう。おれはもう終わりだ！
おれは知らん、これは全ておまえのせいだからおまえが責任取れよ！本当にクララを倒したならクララがどうして死ななかったのか理由を調べてこいよ！
- セリアにクララが死なない理由を聞く
- 完了
・セリア
[プレイヤー]さん、顔色が良くありませんね。何か悩みでもあるのですか？
あ…そんなことがあったのですか。[プレイヤー]さんが倒した者が再び生き返って現れたということですか。
魔力を持つ媒体
・セリア
一度死んだ人間が生き返ることができないのがこの世の摂理です。しかし、全く方法がないわけではありません。
邪悪な呪術を使えばアンデッドとして生き返ることができます。しかし、アンデッドの肉体には生命の気運がないので結局腐敗することになるのです。
[プレイヤー]さんが見たクララの姿は腐敗したところはなく完全な姿だったので、もしかすると…。
私の推測が合っていれば彼女の体のどこかに強力な魔力を持つ媒体があるはずです。
彼女から魔力の気運が強く感じられるものがあれば私に持ってきてください。
- 絶望のチェスボードで女王クララを倒して黄金のティアラを入手する
- 完了
・セリア
あ、この強力な魔力…。間違いなくこれです。
呪術で操られた人形
・セリア
彼女は人間ではありません。誰かによって作られた人形です。
人形は術師が与えた魔力で動かすことができます。そのためにはこのティアラのような魔力を供給する媒体が必要です。
こんなにも強力な魔力を持つ人形ならものすごい魔法が使えるはずです。自分の体を回復し、何度でも生き返ることが可能だったはずです。
ウェストコーストにはアイリス様が建てた人形製作所があったので、もしかすると何者かがそこに捨てられた人形クララに魔力を与えたのかもしれません。
ああ、しかしこのティアラから感じられる邪悪な呪術…。この人形は自分の意志とは関係なく悪いことをしてきたに違いありません。
魔力で動く人形は人間と同じく魂がある存在のはずなのに、どうしてこんなひどいことを…。
[プレイヤー]さん、どうかクララを倒して彼女の魂を救ってやってください。お願いします。
- 絶望のチェスボードで女王クララを倒し、クララの魂を救うこと
- 完了
・セリア
これが彼女の魂ですね。実に輝かしくて温もりのある光です。
こんなに純粋な魂が邪悪な呪術にかかって人々を石に変えていたなんて…。この魂が苦しんでいたことを思うと心が痛みます。
この方の魂は私が本来いるべき場所に送り返します。本当にお疲れ様でした。
解き放たれた魂
・セリア
魂を失った人形は動けないので、これから人々が駒になることはないでしょう。
そういえば、アルベルト様が心配しているかもしれませんね。[プレイヤー]さんがクララに関することを伝えてください。
- アルベルトに今までのことを報告すること
- 完了
・アルベルト
何？クララは呪術にかかった操り人形だったと？まったく。
ということは、呪術にかかった人形までも「惚れさせてしまうおれの美貌が問題だったんだな。もうクララがここに押し寄せてくる心配はないんだよな？ご苦労さん！
- エピソード完了