概要
【くさった死体】そっくりなキャラクター兼ボスモンスター。
アイラ曰く彼と似た魔物と戦ったことがある気がするとのことなので、某パンツマスク親父とは異なりマジでくさった死体そっくりの容姿であるといえる。
ただしゾンビぎりで特効を受けたりはせず、3DS版DQ7の【公式ガイドブック】でも「見た目がまるでゾンビのような山賊」とされており、これでも一応生きた人間ではあるようだ。
……モンスターズではゾンビ系モンスター扱いだが。
まあ、モンスターズは間違いなく人間のはずのカンダタが悪魔系扱いだったりするゲームなので、本編の設定ではれっきとした人間なのだろう。おそらく。
「くさったしたい職」に就きマスターした人間である、との噂も流れたが果たして?
その場合後述のかしこさについての推察や特技の辻褄が全く合わないが。
ちなみに、実在するアイスランド伝説のひとつとして「みずうみ谷のサガ」という中篇が存在し、その中にはエッテタンゲと呼ばれる宝剣が登場する。
伝説の内容とゲーム中の描写に特に相関性は無いものの、特徴的な名前だけが拝借された可能性はあるだろう。
DQ10オンラインでは季節イベントにNPCの女性として【エテポンヌ】が登場。
DQ4(リメイク版)
クリア後のダンジョンである【謎のダンジョン】の、【山賊のアジト】の地形が流用されたエリアにて、こいつと喋り方が似ているくさった死体タイプのキャラがいる。
このフロアだけはPS版・DS版以降で共通であるため、このエテポンゲらしきキャラもこれらの全機種で登場する。
DQ7
初出。現代ダーマで戦う【山賊四人衆】の1人。
【さんぞく兵】、【さんぞくマージ】、【さんぞく】と一緒に戦いを挑んでくる。
マップ上のグラフィックも戦闘時のグラフィックもくさった死体と全く同じである。
リメイク版ではテリワン3Dのグラフィックから帽子を取った姿になっている。
英語版での名前はPS版ではEpong、3DS版ではPurtic Stinkenheimer。
初登場時はほかの山賊3人とセットで出てくるのだが、彼だけ固有名なこともあってこの時点ですでに印象深い。
その独特な響きの名前はガボ曰く「死ぬまで忘れない名前」らしく、マリベルに至っては名前を聞いただけで笑いをこらえるほど。比較的笑いのツボが浅そうなガボはともかく、あのマリベルでさえ笑わせるのだから相当なインパクトである事は確か。
しかも彼女は山賊の狼藉やアジトの不潔さに辟易している状況だというのに、である。
なお、マリベルが「エテポンゲよりガボのほうがおりこうさん」だと誉めるセリフがあるのだが、それに対するガボの反応がPS版とリメイク版で全く異なっており、PS版では素直に喜ぶが、リメイク版では比較されたことを怒る。
これはもうマリベルがどんな意味合いで言ったのか、ガボがどんな受け止め方をしたのかによって展開がガラリと変わることなので、PS版とリメイク版のどちらがしっくり来るかは各自の想像次第と言えるだろう。
いずれにせよ、馴れ合いの範疇と考えて良さそうである。
キャラクター
山賊のアジトでは食事当番を担当している。
話しかけてみると一人称は「ウチ」、語尾は「~なのんね」などという独特の喋り方なのが特徴。
仲間内でも頭が悪いと評判で、ついさっき自分たちを叩きのめした主人公たちを新入りと間違えたりすることも。しまいには、「あいつの脳みそは腐っている」といわれる始末…。
とはいえ主人公たちの顔を忘れているのは他の山賊も同様なので、はっきり言って目くそ鼻くそである。
一応彼も自分の頭が悪いことは自覚しており、だからこそせめて役に立とうとみんなのために料理をしている……のだが、悲しいかな彼の作る料理ははっきり言ってマズいらしい。
そしてそのことを指摘されて怒った彼は鍋にタンを吐き捨てる。oh……。
なお、エンディングでは【さんぞくのカシラ】と一緒にダーマの神殿に現れ、エテポンゲシチューを作ってくるが、やはりその出来は……。
戦闘能力
見た目に反して四人衆のなかでは最も攻撃の種類が多い芸達者なやつ。
3段階ローテーションで行動し、行動パターンは以下の通りとなっている。
どくの息やマホトラおどりはサービス行動に近いが、運が悪い時はマッスルダンス→石つぶてと全体攻撃が続くことがあるのが怖い。
【ダーマ神殿】を解放したばかりである事もあり、HPの低い職に就いていると石つぶて1発で危険に陥るなんて事も。
補助系呪文はルカニ、マヌーサ、ラリホーが高確率で有効。
何気なしに山賊四人組の中ではHPが最も高いため、こいつから狙うのはあまり得策とはいえない。
幸い放っておいてもこちらの状況を危機に陥れる状態変化攻撃はしてこないので、まずは一旦眠らせるなどしておいて、他のメンバーから先に倒したほうがいいと思われる。
MPを消費する行動を一切行わないにも関わらずMPが45もある。なんとさんぞくマージ(30)より多い。
多分マホトラおどりでMPを吸収する関係上、MPゼロにはできなかったのだろう。それにしても、こんな無駄に高くする必要はなかっただろうが…。
知識の帽子に関するイベント
ある時期になると【ちしきのぼうし】を【アズモフ】の元から盗み出して賢くなり、カシラの参謀にまで上り詰める。
賢くなったエテポンゲは口調まで普段と違い、キリッとした印象を受けるが、グラフィックはそのまま。リメイク版ではちゃんと帽子をかぶったグラフィックになっている。
結局、リートルードにある【世界ランキング協会】の賢さ部門で1位を取ったことから賢さの秘密が山賊の頭にバレて、結局元に戻り以前と同じ食事当番に落ち着くことになる。
ただしこのイベントは期間限定なので、イベントをこなさずに物語を進めた場合は、勝手にぼうしの件が解決してしまっている。こうなってしまうと、イベントを見ることは出来なくなってしまうので注意が必要。
…まあ、山賊たちの話を聞けば何があったのかはとりあえず分かるのだが。
ちなみにこのイベントはクリアに必須ではないので無視してもOK。
なお、ちしきのぼうしの賢さの修正値は+30とたしかに高いが、かといってこれ一つで誰でも世界一賢くなれるというほどの品でもない。
これを身に付けただけで賢さランキング1位になれるのだから、実は元からけっこう賢い可能性がある。
実際、同僚の山賊のなかには本当にそれを疑う者(さんぞくマージらしき奴)がいる。
彼は自身の頭の悪さを自覚しているところがあるが、それが強過ぎてかしこさを発揮できないのかも知れない。
また、彼が1位の間は絶対に追い抜いて1位になることはできない。
たとえ【かしこさのたね】を大量に使って賢さ999まで上げようとも、である。
すなわち、エテポンゲのかしこさは最低でも970以上(ちしきのぼうしと組み合わせて1000以上)あるということになる。
これだけ賢ければ、ちしきのぼうしを返上した後でランキングに登録しても、ぶっちぎりの1位をとれた確率が非常に高い。
ただしこの仕様は帽子を盗まれる前のアズモフ博士も同様なので、恐らくはエテポンゲとアズモフ博士だけが知識の帽子と異常なまでに相性が良く、主人公たちが装備した時よりも帽子の効果が飛躍的に高まっていたとも考えられる。
なお事件解決後のハーメリアでは彼の盗みを手際がいいと褒めるあらくれがいる。要領が悪いだけで案外有能な人物なのかもしれない。
それにしてもあんな目立つ見た目で盗みを成功させるとは、やはりただ者では無さそうだ。
リメイク版
姿がテリワン3D準拠のものに変わった。
トクベツな石版の【ドキドキのパーティ】のボスにも設定されており、何度でも戦えるようになった。
やることは変わらないものの能力は全体的に高くなっている。MPにいたっては驚愕の184。まあ使うことがないので無駄だが。
とはいえ、クリア報酬はやくそう程度の安物の道具ばかり、ドロップアイテムも設定されておらず経験値やゴールドも雀の涙程度なため、エテポンゲを999回倒したいやり込みプレイヤー以外には【てつなべ】を手に入れたら用済み、となるのがほとんどだろう。
テリワン3D
ゾンビ系のFランクモンスターとして登場。
こちらでは姿がくさった死体をより人間に近づけた色になり、頭にちしきのぼうしらしき物を被っているほか、耳が尖っている。
扱いは隠しモンスターで、今作で最後に解禁されたモンスターである。
配信前からライブラリの穴から「【エッグラ&チキーラ】と【エビラ】の間」「Fランクのゾンビ系」であることは判明しており、モンスター図鑑などから、「『えつく』~『えひら』の間のモンスターはエテポンゲしか存在しない(当wikiでも確認可能、当時【エビーメタル】は存在していない)」、という目星が立っており、それが的中した。
ノーマルプレゼント対戦の他、Fランクの為すれちがいバトルでも手に入れることができる。
特性は【スタンダードボディ】、【バギ系のコツ】、【ときどき冥界の霧】。
+25で【どくブレイク】が、+50で【どくどくボディ】が追加される。
なんとバギ系のコツ以外の特性がくさった死体と全部一緒。能力もあまり変わらない。
HPは非常に高いので、粘り強く生き残りバギ系特技を活かして戦うといい。
所持スキルは【ため息】。これもまたくさった死体と一緒である。
テリワンSP
入手方法が【しろいタマゴ】を孵化させることのみになった。
「魂の」だと確定でゾンビ系になるのでクラウドセーブなどを利用して入手しよう。
【スラ忍パープル】や【おおみみず】も並行して集められるといい。
イルルカ
位階81、ゾンビ系のFランク。くさった死体より遥かに下位。
ゾンビ系としては【ナイトウイプス】の一つ上、【メラゴースト】の一つ下。
能力傾向や特性のおおまかな特徴はテリワン3Dと同じ。
装備可能武器は斧と杖。所持スキルは【ため息】。
特性は【スタンダードボディ】【バギ系のコツ】【ときどき冥界の霧】。
+25で【どくブレイク】、+50で【どくどくボディ】、【新生配合】で【どく攻撃】。
さらに【メガボディ】化で【AI1~2回行動】、【ギガボディ】化で【いきなり冥界の霧】が付く。
新生配合を行った際の、基本サイズでの不利な特性のつきやすさは-5。
コストは割と重い方で、-4のどく攻撃を替えるとマイナス特性がつきやすい。
特性はくさった死体と良く似ているが、あちらよりも毒特化で、バギ系のコツも大きな特徴。
複数相手にはバギ系、少数相手には毒で戦うのが基本。両方とも効かない敵の相手は避けるべき。
- ステータス成長率(100Lvアップの基準値)
HP:453 MP:130 攻撃力:314 守備力:251 素早さ:168 賢さ:160
- ステータス上限の基準値(新生配合済み・スタンダードボディ)
HP:2064 MP:474 攻撃力:908 守備力:918 素早さ:600 賢さ:1066
ステータス成長率はHPと攻撃力がランクの割には高い。
成長率と限界値の傾向が全く違う珍しいモンスターで、HPのほか成長はサッパリな賢さが高くまで伸ばせる。
攻撃力と守備力も900超えと悪くないがMPと素早さは低い。合計は割と悪くない方。
耐性はくさった死体とほぼ同じで、マヌーサが弱点になっている。
呪文を使えということだろうか。でも呪文封じもフールも弱点で魔法使い適性は疑問符が付く。
配合で生み出すことはできず、錬金カギの世界にも出てこないので、
入手には引越しアプリを用いるかチャレンジGPで3連勝する必要がある。
「アタマの悪いくさった死体が、ちしきのぼうしをかぶってかしこさをアップさせた姿」らしい。
なんとくさった死体みたいな容貌の人間ではなく、本当にくさった死体だったことが判明した。
モンスター職についている人間とかですらなかったのか。7の山賊団には魔物使いもいるのだろうか。
エテポンゲシチューは「とても独創的な料理」と評される。ずいぶん甘い評価だ。
イルルカSP
【天空の世界】クリア後、死者の城前のくさった死体がいっぱいいるところに昼間限定で出現する。
【マッドスミス】を探すついでに狙ってみたい。
【超ギガボディ】化でこんらんブレイクを習得。
ライバルズエース
【さんぞくのカシラ】の効果で山賊四人衆として召喚されるユニットとして登場。詳細な効果はこちら。