概要
DQ5、DQMに登場する、暗闇に住む黄緑色(近年は黄色で描かれることも多い)の霊体モンスター。GB版DQM1・2では色が薄い。
上位種に【デススパーク】、【フレアドラゴン】がいる。
名前の由来はおそらく鬼火の一種、「ウィル・オ・ウィスプ」からだと思われるが、こいつの名前は「ナイトウイプス」。
「ナイトウィスプ」と、非常に間違われやすい。
更に言えば「ウィプス」でもなく「ウイプス」なので、本当に紛らわしい。
SFC版公式ガイドブックでも、「ナイトウィスプ」と誤植されている箇所がある。
形状的に「ウィップ(鞭)」と掛けたダブルミーニングの可能性もある。実際、PS版DQM1・2の図鑑説明文には「鞭のような光の帯」と書かれている。
DQ5
【レヌール城】全域に出現する他、【ドワーフの洞窟】上層にも出現する。
ルカニで守備力を下げて襲ってくる。MPは3でちょうどルカニ1回分。
ランダム行動(偏向型)で、確率は通常攻撃>ルカニ>ルカニ>通常攻撃>通常攻撃>通常攻撃の順。
序盤でありながら集団で出現することが多く、5匹同時出現もある。メラ一撃で倒せない体力も厄介。
他の敵とセットで出ることも多く、この時期の敵はこいつ含めその多くが通常攻撃主体であるため4割強の確率で唱えてくるルカニは非常に厄介。
【制限行動】になっているが、スロットが2個あるので1ターンに2回までは唱えてくる。
集団に絡まれた場合は1ターンで味方複数の守備力を0にされることもザラにある。
こちらの火力が弱いうちはマヌーサで対抗するか、それすらできない状況であれば逃げるのも手。
耐久力自体は低い部類なので【ブーメラン】や【いばらのむち】等を装備するころになるとルカニが来る前に一掃するのはたやすい。
数が多いならギラで焼き払っても良い。
いわゆる人魂であり、アンデッドモンスターと言えるが、他のレヌール城の面々と同じくゾンビ系には属していない。
リメイク版
リメイク版では他のレヌール城のメンツ共々【ジージョの家】周辺にも出現する。
お化けという設定を無視して【ゴースト】や【おばけキャンドル】と一緒に真っ昼間からわんさか出てくる。
【スカルサーペント】は一応昼間はあまり出ないのだが…。
なお、PS2版ではこの系統は倒すと通常は後ろに仰け反りながら消滅する演出が取られるが、会心の一撃や最上位呪文・特技で倒すと、仰け反らず口を大きく開けたおぞましい表情をしながら消滅する演出が取られる。
DQ10オンライン
魔法の迷宮で【ミネア】に出会った時に引けるタロットカードの一枚「死神」の絵柄に、【しにがみ】と共に描かれている。
DQM1・DQM2
ゾンビ系モンスターとして登場。
DQ5では黄色いモンスターだったが、モンスターズでは体の縁取りが黄色く描かれるだけとなり、体は白くなった。
かなり色素が薄くなっている。
ゾンビ系×【ミストウイング】、【ダーククラブ】または【エビルスピリッツ】×悪魔系で誕生する。
【メダルのとびら】と【ねむりのとびら】に出るが、能力はかなりショボい。
特技は【かまいたち】・【いなずま】・【ひのいき】。いなずまはデススパーク、ひのいきはフレアドラゴンからであろう。
1では植物系に配合して【じんめんじゅ】を作るくらいしか仕事がなかったが、2では獣系と配合することで【きつねび】、【おおうつぼ】と配合することで【ゆうれいせんちょう】になる。
テリワン3D
従来通り黄色いモンスターとして登場。ゾンビ系Dランク。
【かがみの扉】に集団で現れる。
特性はスタンダードボディ、みかわしアップ、ひん死で呪文会心。
+25でぼやき、+50でわるぐちを習得する。
スキルは【アンデッド】。
イルルカ
位階79、ゾンビ系のFランク。色違いが参戦したわけでもないのにランクが一気に下がった。
ゾンビ系としては【ミイラおとこ】の一つ上、【メラゴースト】の一つ下。
能力傾向や特性のおおまかな特徴はテリワン3Dと同じ。
装備可能武器は剣と杖。所持スキルは【アンデッド】。
特性は【スタンダードボディ】【みかわしアップ】【ひん死で呪文会心】。
+25で【ぼやき】、+50で【わるぐち】、【新生配合】で【呪い攻撃】。
さらに【メガボディ】化で【AI1~3回行動】、【ギガボディ】化で【呪いブレイク】が付く。
新生配合を行った際の、基本サイズでの不利な特性のつきやすさは-6。
本編でこの系統が得意とした行動への適正は一切ない。
ぼやきとわるぐちで敵のテンションを下げまくるが、それ以外は総じてイマイチ。
パーティに入れる価値があるかというと微妙。
- ステータス成長率(100Lvアップの基準値)
HP:322 MP:228 攻撃力:277 守備力:145 素早さ:266 賢さ:302
- ステータス上限の基準値(新生配合済み・スタンダードボディ)
HP:1486 MP:857 攻撃力:1030 守備力:572 素早さ:1000 賢さ:1143
ステータスはガン攻めタイプ。HPと守備力が低いが、他はいずれも高め。特にMPはかなりのもの。
特性と合っていないのが残念。
耐性はデインとドルマを両方半減するのが特徴か。
牧場にNPCキャラとして出ている。口癖は「ウップス!」。
野生の個体はいない。ミイラおとこ×【コサックシープ】などの位階配合で作れる。
DQMSL
ゾンビ系Dランクのモンスター。デススパーク、フレアドラゴンに転生できる。
育成クエスト「魔獣の巣 初級」に出現し、倒すと極低確率で仲間になる。
この他にはサポートガチャからも排出されるが、その排出率は極めて低く(元々Dランク以上のモンスターは出にくいが、その中でも特に排出率が低く設定されているらしく、当たり枠の【キラーマシンライト】よりも出にくい)、集めるのは至難の業。
リーダー特性は「ゾンビ系の素早さ+5%」。特性は【みかわしアップ】。
特技は【あまい息】、【いなずま斬り】。
ライバルズ
第7弾「光と闇の異聞録」でトークンカードとして初登場。占い師専用でレア度はノーマル。
2/2/2
【死神のタロット】のトークンカード。
超必中モードなら、全てのユニットに3ダメージ与えて一掃したあとに、2/2/2を3体展開しウォールを張ることができる。
また盤面に残れば恋人のタロット等で強化して攻めることも可能。
DQM+
カンダタのパーティメンバーで紅一点の存在。名前は不明。エース?であるドラゴンマッドが「マドドン」なので、「イププン」や「プススン」とかだろうか。
他のメンバー同様カンダタには懐いておらず、カンダタの指示に対して「うるさいわね」と反抗的。作中のシーンから「みなごろし」は覚えている事がわかる。
また、本来DQMの世界に存在しないブリザードと対峙したドラムが、「マネマネ?ナイトウイプス?ミストウィング?」と混乱するシーンがある。最も体色的にはデススパークの方が近いが。
当作品はモンスターズの世界観としては1を準拠にしているので、1に出てくるエレメントっぽいモンスターはナイトウイプスも含めた彼らしかおらず、上位種はいなかったので仕方がない所はあるが…