概要
DQ6などに登場する、強烈な顔が付いた波のモンスター。
色違いに【マッドウェーブ】、【サンドウェーブ】がいる。
茶色いサンドウェーブはともかく、マッドウェーブの方は色がちょっと紫っぽいくらいの差しかないため見分けが難しい。
特に初出のDQ6では、戦闘画面の背景が空と海の青一色なので色の差が余計にわかりづらい。
代名詞であり、アイデンティティでもある「つなみ」が近年のシリーズでは自粛気味なので、再登場が危ぶまれるモンスターの一体(理由は【つなみ】を参照)。
リメイク版7のように「ハリケーン」を使わせたら流石に違和感が強すぎるだろうことは想像できるため、次の6のリメイクの際はどうなることか。
DQ6
【ムドーの城】や【メダル王の城】周辺などの海上に現れる。
【ムドー】を倒した直後から戦えるが、この時点ではHPが中々高い上に、複数で現れることも多い。
しかもこの時点では高威力の【つなみ】を2回に1回程度の高頻度で使ってくるので、集団で現れるとヤバい。
さすがに強すぎるので最大2匹グループまでしか組まないようになっているが、稀に2匹+1匹で出るのでかなり厄介。
特にムドーを倒した直後という時期は転職によりこちらのパラメータが下がっていることが多く、そこを突かれて為す術なく全滅したプレイヤーは多いだろう。
しかも転職したての状態ではこいつに有効な攻撃(後述)がこちらはほぼ使えないのがこいつの危険さに拍車をかけている。
混乱や休み系が効くので、出現したら【ほしのかけら】などで動きを止めよう。
リメイク版ではHP削減に加えてつなみがこちらと同じように確率で失敗するようになり大幅に弱体化しているが、それでも危険なので放置しないように。
ただ、リメイク版のつなみのエフェクトはかなり迫力があるので一見の価値あり。SFC版はエフェクトなし。
なお稀に【うみなりのつえ】(確率は1/256)を落とすので、もし運良く手に入れられたら、これを装備できるバーバラやチャモロは一時的に主人公やハッサンに並ぶ物理攻撃力を得られる。
倒せる自信があるなら挑戦してみるのも一興。
上位種のマッドウェーブは耐性も落とすアイテムも全く同じである。
ちなみに攻撃系の耐性はわかりやすい。
- バギ系 … 波なのでつなみが無効。そして普通の波は風が吹くから起きるので、まあ効かないのも道理か。
- メラ・ギラ・イオ・炎系 … 耐性持ち。水の壁により威力が減るのだろう。
- ヒャド・冷気系 … 弱点その1・2。凍りつく。
- デイン系 … 弱点その3。感電。
DQM1(PS版)、DQM2
水系モンスターとして登場している。
交配方法は水系×【おどるほうせき】のみ。顔が似ているからだろうか?
耐性は本編のそれをおおよそ踏襲している。ただしバギを無効にできず、吹雪ブレスにも弱耐性がある。
特技は【どくのいき】、【てっぽうみず】、【みずのカーテン】を習得。
モンスターズではつなみがムチャクチャ強いので、てっぽうみずを大事に受け継がせたい所だが…能力は低めであり、特にMPは終始伸びない。
キャラバンハート
エレメント系のDランク。【海底洞窟】の全域に渡って登場する。
特技はみずのカーテンの代わりに【ふしぎなおどり】を習得する。
なお海底洞窟の最深部には【ウェバー】という個体がいて、倒すとガードモンスターとして仲間になってくれる。
その際は初期状態でつなみを覚えている。
イルルカ
久しぶりの登場。位階132、物質系のEランク。131は【ビックアイ】、133は【グレムリン】。
物質系としては【おどるほうせき】の一つ上、【ひとくいばこ】の一つ下。同じ目つきの奴らが並ぶ。
装備可能武器はハンマーと杖。所持スキルは【みずげい】。
特性は【スモールボディ】【ヒャド系のコツ】【まれにマジックバリア】。
+25で【ショック攻撃】、+50で【スタンダードキラー】、【新生配合】で【最後のあがき】。
さらに【メガボディ】化で【AI1~3回行動】、【ギガボディ】化で【ヒャドブレイク】が付く。
新生配合を行った際の、基本サイズでの不利な特性のつきやすさは-5。。
攻撃重視の特性はかなり優秀。シナリオ序盤での攻撃役として推奨されるモンスター。
ヒャド系のコツとみずげいで覚えられる【てっぽうみず】の組み合わせは低燃費&高火力。
おまけにスモールボディゆえ先制で放てる。
最後のあがきもスモールボディによる低い能力値と噛み合う。まあシナリオでの出番は少ないだろうが。
新生配合するならショック攻撃は外していいだろう。
- ステータス成長率(100Lvアップの基準値)
HP:349 MP:106 攻撃力:284 守備力:220 素早さ:312 賢さ:204
- ステータス上限の基準値(新生配合済み・特性抜き)
HP:1693 MP:420 攻撃力:1033 守備力:769 素早さ:1129 賢さ:709
- ステータス上限の実数値(新生配合済み・スモールボディ)
HP:1185 MP:336 攻撃力:826 守備力:615 素早さ:903 賢さ:567
ステータスは攻撃力と素早さが高い武闘家タイプ。
スモールボディは基本的にMP頼りの戦法を取ることになるので、MPが底辺クラスなのはキツイ。
ヒャド系のコツを活かしてなお、ガス欠は早め。打たれ強さも並以下で、総じて持久戦は苦手である。
耐性は物質系の基本のほか、イオとヒャドに半減を持つ。
素のジバリア耐性と合わせて爆発・岩石系全般に強くなるのは悪くない。
吹雪ブレス等倍なので水系体技などは素通し。
【水の世界】で何体かで固まって、小さいのにまんま津波になりきって海から陸地へ押し寄せている。かわいい。
ランクは低く、スモールボディの特性で能力も低くなっているためスカウトは簡単。
ただし、水の世界を訪れたばかりの段階では脅威的な威力である【水しぶき】をスモールボディからの先制で放ってくるので注意。
【宿り木の塔】の水エリアにも生息しており、その個体は全力でこちらに突っ込んでくる。
【かまいたち】との配合で【うずしおキング】が作れる。
上位種のサンドウェーブも登場したが素材にはならない。
SP版では【超ギガボディ】化で【いきなりスカラ】を習得。
ジョーカー3プロ
無印では欠席したが再登場。今回は上位種のマッドウェーブも参戦している。
系統は自然系に変更。野生の個体は【神獣界】に出てくる。
特性はイルルカから【ノーマルボディ】に変更され、ヒャド系は水系に置き換わり、まれにマジックバリアがまれにまもりの霧に、+50が【スモールキラー】に変更された。
【超ギガボディ】化で【星のいかり】を習得する。
合体特技は【ベホマ】、合体特性は【マテリアルキラー】。
スキルは変わらず「みずげい」。
蒼天のソウラ
6巻で登場。
【ソウラ】が【死霊機兵テラーミスト】に沈められた際に海中から脱出する手段として海を媒介にエクステンション・ラインで生成したモンスター。
複数体生成する事で【デッドアンカー】による拘束を解くだけでなく死霊機兵テラーミストを投げ飛ばす大立ち回りを演じた。