【スロット】

Last-modified: 2024-02-18 (日) 11:10:14

概要

【カジノ】でプレイできるゲームの1つ。
トルネコ3以外全てのシリーズのカジノに登場。言わずもがなのゲーム。
そのルーツはDQ2の【福引き所】にまで遡る、伝統ある遊戯である。
 
1回あたり1-100枚のコインを5回まで賭けて、絵柄を揃えるのが目的。
なぜかDQ5~DQ7では「◯◯ドルスロット」と書かれており、現実の通貨単位がスロットに表示されている。
 
本家ラスベガスのタイプと同じように、リールは自動で停止する。
(ただし現実のそれと違ってリールの停止までの時間がかなり長い。DQ11でかなりマシにはなった。)
基本的にリールの数は3つだが、DQ5、DQ10、リメイク版DQ6、リメイク版DQ7、DQ11では5つある。シリーズによって二つのスタイルがある。
1回で役が揃うことはほぼないので、資金力がものを言うゲームである。
一番配当が大きいのはもちろんセブン(7)だが、一攫千金要素を出すためか倍率と比較すると当たりやすい傾向にある。
そのせいでその次のBARやSTOPがむしろ当たりにくいという、妙な逆転現象が起きている。
実際にDQ8の100枚スロットにあるSTOPの数はセブンより少ない。
 
パチスロのようなリールを自分で止めるタイプのスロットはDQ11で初めて登場した。
詳細は【マジックスロット】を参照。
 
DQ11ではスロットマシンと化したモンスター、【スロットマジーン】が登場した。

1列集中タイプ

SFC版DQ6、PS版DQ7、キャラバンハートで使われているスタイル。真ん中の列にのみ賭け、1-5回まで賭けられる。
真ん中にしか賭けないため、ルールが非常に分かりやすいのが特徴。他の列は一切関係ない。
上段や下段で高配当の役が揃った時は、何とも言えない気分になる。
複数賭けタイプと違って役の倍率が高いため、100枚スロットならば一度に10万枚以上もの儲けを出せる。
 
DQ6、DQ7は「ボーナスゲーム」が存在し、役ごとに決められた回数分、コインを使わずにプレイ可能。
このときタダになるコインは、ボーナスが確定した時に賭けていたコインの枚数になる。
例えば、500枚賭けてスリーセブンを決めれば、500枚賭けでボーナスゲームをプレイ出来るということだ。
ボーナスゲーム中にボーナスゲームの役が揃ったら、回数を上乗せしてもらえる。

複数賭けタイプ

DQ4、DQ5、DQ8、リメイク版DQ6、リメイク版DQ7、DQ10、DQ11で使われているスタイル。
上段・中段・下段・右下斜め・右上斜めの5ヶ所か、上段・中段・下段の3ヶ所にかけるタイプ。
5列のスロットは基本的に後者である。
基本的に各列は1回しか賭けられないが、リメイク版のDQ5、リメイク版のDQ6、リメイク版のDQ7、DQ10、DQ11は上段、中段、下段に3回ずつ、計9回賭けられる。
5列のスロットは同じ絵柄が3列分以上揃えば役が完成するが、3列以上を「連続で」揃えないと役として認められないのが厳しい。
例えば
「◯◯×◯●」や「◯◯●◯◯」
だと同じ絵柄が3列、4列分あるが、途中に違う絵柄が挟まっているため役として認められない。
 
DQ4のスロットは1枚賭けのみで、しかも最高の役が揃ってもたった1000枚なので稼ぎには向いていない。
5ヶ所すべてが揃えられる台もあるが、それでも5000枚が限度なので打ち止めになる10000枚には届かない。
しかも、FC版では当たったコインのカウントスピードが異常に遅い上に省略も不可なので、じれったい。
また、3列中2列揃えば最低限の当たりになるチェリーに関しては、左と中央が揃わなければ無効である。
なおデータ上には「Aボタンをおすと ひだりから じゅんに ドラムが とまります。」いう没メッセージが存在する。これは開発中の仕様の名残であり、週刊少年ジャンプ1989年36号のカジノ紹介記事でこのメッセージが見られた。
この記事のその写真の中には役ごとの獲得枚数も入っており、下位の役は製品版と同じ枚数だがランクが上がるごとに製品版よりも当たりが大きくなり、最高の役が揃うと1万枚となっていた。
オールスリーセブンなら5万枚と一気に【はぐれメタルのたて】を獲得できるなど、これならスロットでも充分に稼げることとなるが、なぜ製品版では当たりを渋くしたのか不明。
まあ、コインのカウントに凄まじく時間がかかることになるのだが…
また、サクランボのデザインが製品版と大きく異なっていた(そもそもサクランボではない可能性も)。
 
SFC版DQ5はスロットそのものが当たりづらいため、役が揃うまでには根気が必要。10コインスロットの中には、セブンが多い台が存在し、牢屋にいる囚人から教えてもらうこともできる。
だが、PS2・DS版DQ5は妙にスイカが当たりやすく、【コイン30万枚技】という荒稼ぎのテクニックもある。
PS2版のDQ8のスロットは当たりやすいが、賭け金が少ないと儲けが少ない。
コインを別のゲームで稼いでから100枚台でプレイしよう。うまくやれば何万台のコインがホイホイ出る。
 
DQ10・11は5列になっている分大当たりの可能性もあり、【ジャックポット】が出れば100万枚稼ぐことも可能。
リールが止まった後に【クイーンスライム】が出てきて絵柄をそろえてくれることもあるので当たりやすい。
11では、賭け金が大きいほど当たりも大きくなるので、コインを稼いだら100枚台でプレイしよう。
 
複数賭けタイプはシリーズによって差が大きいと言える。PS2版DQ5、DQ8、DQ11以外はオススメ出来ない。

リーチアクション

DQ6(SFC版)、DQ7(PS版)、キャラバンハートに登場するシステム。
左端と中央の絵柄が止まった、または揃った場合に時折スロットマシーン上にキャラクターが登場し、右端の絵柄を変えたり、止まる(止まった)絵柄を動かしたりするアクションが入る。
DQ6では揃った絵柄と全く違う絵柄に変える老爺など、プレイヤーにとって不利になる物が多数存在し、却って迷惑だと捉えるプレイヤーも多かった。
DQ7ではプレイヤーの不利益になりうるのはランダムで止まる絵柄を変更させる女戦士のみで、それ以外不利になるリーチアクションは存在しない。
例えば止まる絵柄を1つずらす【ホンダラ】は、既に揃っている場合は絵柄が変更されない。
まあそれでも、リーチ目がスライムのときに王様(リーチの時最後のレーンのほとんどをリーチ目の絵柄にする効果)が出てきたりするとなんとも微妙な気分にさせられるが。
 
このおかげで、DQ7はスロットが非常に当たりやすく、元手さえあれば連射コントローラーなどを使ったり、アナログスティックを輪ゴム等で上に固定して回し続け、放置していればガンガンコインが増えていく。
 
作品ごとのリーチアクション詳細は【リーチ】を参照。

フリースピン

DQ10、DQ11に登場するシステム。
【おどるほうせき】の絵柄が3つ揃うと10回(4つで20回、5つで30回)の間、コインを消費せずにプレイが可能となる。
フリースピン中におどるほうせきを出すと回数が更に加算される。
メタルチェンジとは効果を両立できる上、フリースピン中はメタルチェンジの回数が減らない。

メタルチェンジ

DQ10、DQ11に登場するシステム。
【はぐれメタル】の絵柄が3つ以上揃うと、一定回数(フリースピンと同じ)の間は絵柄がメタル系に変わり、配当が倍になる。
さらに、役自体も当たりやすくなる。
また、「7」は青字となり5つ揃えると【ジャックポット】になる。
メタルチェンジ中にはぐれメタルを出すと回数が更に加算される。

宝箱

DQ10、DQ11に登場する絵柄で3個以上揃えると、

  • ベット枚数の16~71倍のコインが入手出来る
  • ボーナスゲーム
  • 金色のモンスターが出現し【カジノレイド】に突入(DQ10のみ)

の効果がある。
 
ボーナスゲームは3x3に並んだ宝箱を鍵(スロットで宝箱3個揃うと3つ、4個・5個で更に1つずつ)で開けられる。
宝箱の中身はベット枚数x0.8~64倍のコインのほか、2ヶ所は【ミミック】が出現しハズレとなる。

オブジェクトとしてのスロット

DQ10ではハウジング用の家具に「スロット台・レプリカ」が存在する。
カジノにある台と外見は同じだがプレイはできない。カジノコインとの交換などで入手可能。
 
DQ11ではダンジョンにオブジェクトタイプのスロットが存在する。
調べるとカジノコインを入手することができる。これにより金を払わなくてもカジノを楽しめるようになった。
しかしこの手のお約束として【スロットマジーン】【クレイジーボーナス】【ジャックポッター】といった【トラップモンスター】が化けている場合もある。
なお久々に登場した【インパス】も効くので怪しいと思ったらまず唱えてみよう。