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【MP】

Last-modified: 2019-08-20 (火) 08:54:49

概要 Edit

キャラクターの能力値の一つで、魔力と呼ばれる事もある。
リメイク版DQ3の【ノアニール西の洞窟】に登場する【神父】【回復の泉】を「体力や気力を回復する泉」と呼んでいるため、気力(精神力)を指している可能性もある。
 
呪文や一部の特技を使うと減ってしまうが、MPを多く使う呪文ほど強力である事が多い。
MPとはMagic Power(マジック・パワー)の略称であるが、実際にはそのまま「エムピー」と読むことが多い。
ちなみにセリフに声優の声が付いているソードでは「エムピー」と読まれている。
最大MP」はそのキャラの持ちうるMPの最大である。
単にMPという場合には「最大MP」と「現在MP」のどちらの意味かは文脈による。
「○○はMPが高い」などという場合は最大MPを、「MPが残り少ない」などという場合は現在MPを指す。
 
【HP】が「ヒット・ポイント」である事に加え、後述のように英語圏発祥の「Wizardry」や、ドラクエと同じく日本で最も有名なRPGタイトルである「ファイナルファンタジー」シリーズでは「マジック・ポイント」なのでマジックポイントと読む人も多いが、ドラクエでは先述の通り「マジック・パワー」である。
これはDQ9で【サンディ】も指摘しているとおりドラクエ作品におけるこだわりの1つのはずなのだが、実は英語版だと「MPはマジックポイントの略」と、原語版とは真逆のことを言っている。
英語圏ではMPはMana-PointかMagic-Pointの略であることが主流であり、Magic Power(和製英語)ではニュアンスが伝わりづらいという判断だろうか。
 
【宿屋】に泊まるとMPは最大MPの値まで回復する。
最大MPはレベルアップや【ふしぎなきのみ】で上昇していく。上昇するのはあくまで最大MPのみでありMPの値はそのままなので、上昇した分を活用する為にはまず回復せねばならない
 
【呪文】【特技】には1種類ずつ消費MPが設定されており、それより現在MPが少ないと使えない。
消費MPが多い呪文・特技ほど強力である事が多く、例えばDQ3の【イオ】は消費MP5、【イオラ】は9、【イオナズン】は18となっている。
 
時代を経るにつれ、呪文の消費MPは減少傾向にあり(ただしDQ9では消費MPが大きく増えた)、特技の消費MPは増加傾向にある。
当初は消費MP0のものが多かった特技にも、MPを消費するものが増えている。
消費MPが減少すると相対的に強化、逆に増加すると弱化を意味する。

本編 Edit

味方キャラクター Edit

基本的に魔法を使うキャラクターほど最大MPが伸びやすく、魔法を使わないキャラクターほど伸びにくい。
DQ3のみ【かしこさ】と深く関係しており、賢さの約2倍が最大MPとなる。
DQ4はステータスの項目はDQ3と同じであるため勘違いしやすいが、DQ4のキャラのMPの多さは、賢さの高さとは直接関係しない。
DQ6、DQ7、DQ9では【職業】によって変動し、【魔法使い】【僧侶】はもちろん最大MPが高い。
DQ9では一部のスキルでも最大MPが上昇するほか、DQ8以降では【ソーサリーリング】などを装備することで一時的に最大MPを増やすことができる。
ただし、どれだけ不思議な木の実を使ってもMPの最大値は999より多くなる事はない。
 
DQ5以前の作品では、呪文を覚えないキャラはMPが0から増えることはなかった。
但しDQ5 ではMPが0のキャラに不思議な木の実を使うとレベルアップの度に、MPが伸びて行く。【ミナデイン】が使えればそれなりに役に立つ。
DQ6と7では【転職】システムの変更により、あらゆるキャラが魔法を使う可能性が発生し、更にDQ8以降ではMPを消費する特技が多数登場したため、「MPが伸びにくい」キャラはいても「MPが0のまま」のキャラはほとんど見られなくなっている。
本編のプレイヤーキャラでは、転職前にパーティを去ってしまうDQ7のキーファがMPを持たない最後のキャラとなっている。こちらでも不思議な木の実でMPは伸びるが完全な無駄である。
また、ローレシアの王子は歴代主人公の中で唯一のMP0のキャラである。
MP0固定の人間キャラは【ローレシアの王子】【ライアン】【アリーナ】【トルネコ】【ピピン】【キーファ】の6人がいる。
 
他にも全体的な傾向として男性キャラより女性キャラの方が「力が低い代わりに魔法に長ける」と言う設定を持ちMPが多いことが多い。
【キャラクターメイキング】【性別】を選べる作品では、選んだ性別によってそのような差が発生する事は無いが、DQ2以降、最初から設定を持つ仲間キャラクターにおいては多くがその傾向に従っている。
そんな中例外と言えるのがDQ4のアリーナと、DQ7の【アイラ】、DQ11の【マルティナ】である。
 
ほとんどの呪文はMPを消費する。
【マホトラ】とDQ3の【アバカム】と、DQ9での【ルーラ】、DQ11の【リレミト】は消費MP0である。
DQ5~DQ7(PS版のみ)ではほとんどの特技はMPを消費しなかったが、DQ8以降はかなり多くの特技がMPを消費するようになっている。
また、【りりょくのつえ】【えいゆうの杖】の通常攻撃でも消費する。
こうしたMPを消費する行動を行わなければ基本的にMPが減ることはない。
ただし、【ふしぎなおどり】などを食らうとMPが減ってしまう。
 
MPの回復手段は、HPに比べると非常に厳しく、大きく制限されている。
基本的な回復手段は「宿に泊まること」である。
MPを回復するアイテムには【いのりのゆびわ】【まほうのせいすい】などが存在するが、これらは店で買えないことが多い貴重品なのでよく考えて使った方がいい。
DQ8以降ではMPを消費する行動が増えたことに伴って、店売りや【錬金】によるMP回復アイテムの入手はDQ7以前と比べれば容易である。
ただし、MPを回復する呪文や特技はHP回復のものと比べるとやはり少なく、【マホアゲル】【MPパサー】【せいしんとういつ】と杖装備時戦闘中MP回復ぐらいである。
【マホトラ】【ふしぎなボレロ】【マホキテ】など敵のMP吸収で回復する事もできるが吸収量が非常に少ないためあまり使えない。

敵モンスター Edit

DQ3以降、敵にもMPが設定された。
FC版のDQ1とDQ2では敵側にMPの設定が無く、いくら呪文を使ってもMPが足りない状態にはならない。
リメイクではDQ3以降と同様に最大MPが設定されており、このようなことはなくなっている。
敵のMPは、0の場合・有限の場合・無限の場合の3つがある。
ちなみに味方サイドは0か有限であるが一部の【武器】【道具】として使うことで呪文の効力を無限に使うことが出来る。
 
【スライム】【ドラキー】などのMPを使用する攻撃を持たない(特に序盤に多い)敵は、基本的に最大MPは0となっている。
こういったMP0の敵のほとんどは【マホトーン】【マホトラ】に完全【耐性】を持っている。
呪文を使う敵にマホトーンなどが効かない場合もあるので注意しよう。
DQ11ではMPを消費する行動を行わない敵を含むほぼ全ての敵にMPが設定されているが、【マシン系】の敵の多くはMPを持っていないという特徴がある。
 
呪文などでMPを使う【モンスター】のほとんどは、自身の持つ呪文を数発放てるくらいの最大MPが設定されている。
例えば、DQ4の【みならいあくま】はMP消費2の【メラ】を唱えるが、最大MPも2なので1回しか使えない。
同じくDQ4の【かまいたち】はMP消費2のバギを唱え、最大MPは4なので2回まで唱える事ができる。
こういった敵に対してはひたすら【防御】してダメージを減らし、MP切れを狙うのも手だ。
 
【ホイミスライム】【はぐれメタル】など一部のザコ敵とほとんどのボス敵はMPを無限に持っている。
こうした敵のほとんどは最大MP255と設定されているが、敵のMPが255の場合【数値無限化設定】がなされ、MPが減らなくなる。
【パルプンテ】でMP切れを起こしても普通に使用する。
一部の攻略本では内部データがそのまま載っていて、例えばホイミスライムのMPが255と表記されているが、実際のゲームではこれらの敵もMPは無限なので気を付けよう。
 
自身の覚えている呪文(特技)の消費MPが現在MPよりも高い場合、その行動は【判断力】によって以下の3種に分かれる。

  • 判断力0(低い):MPが足りなくても気にせず呪文を唱え続ける。
  • 判断力1(普通):MPが足りずに不発になると、以降その呪文は使わない。
  • 判断力2(高い):MPが足りない場合はその呪文を使わない。

【ベビーサタン】【プチプリースト】らが呪文を唱える事に失敗するのは、最大MPがイオナズンや【ベホマズン】より下に設定されているのに判断力が0のためである。
なお、敵側の初期MPはHPとは違って最大MPで出現するのが基本であるが、DQ5の【ひとくいばこ】のように初期MPが最大MPより低い状態で出現するパターンもごく稀に存在する。

DQ10 Edit

【MP】を参照

DQMシリーズ Edit

おおむね本編と同じだが、DQMシリーズではほぼ全ての特技が呪文と同様にMPを消費するため、本編以上にその重要度は高い。
MP回復アイテムが店で売られていたり、よく【フィールド】に落ちていたりと入手しやすくなっている。また、DQM1・2では敵の出る場所を歩くと数歩毎にMPが回復する。
 
DQMCHまでの最大値は他のステータス同様999。
DQMJ以降はモンスターの種類によって異なる上限が設けられている。
DQMJでのMP最大値は999だったが、DQMJ2以降は1200が最高である。
 
近年の作品ではしばしば対戦のバランス調整のために、強力なモンスターや特技はMPが切れやすく設定される事が多い。
【しょうひMP×2】【特性】や、テリワン3Dの【空裂斬】の凄まじい消費MPなどが代表的。

DQMJ~DQMJ3 Edit

本シリーズの問題点の1つとして、「消費MPが戦闘中の命令をする際にしか表示・確認できない」という欠点がある。
フィールド上で使える特技のみ確認可能だがそれ以外はモンスターのステータスやライブラリ等どこを見ても確認できないのだ。
モンスターズの仕様としてただでさえMPのやりくりに苦労するのに、「あと何回特技を使えるのか」などといった重要な要素が戦闘中でしか見られないのは困る。
特に【AI】のみの対戦では全く確認できない。

DQHシリーズ Edit

本シリーズではMPが自動で少しずつ回復していくが、一部の【アクセサリー】を装備すると回復しなくなったり【会心の一撃】を出すとMPが回復するようになるなど、他のシリーズからすれば独特な仕様がある。
DQH2では内部にいる人間のMPが0になる牢屋が登場した。すごい技術だ!

小説版DQ2・3 Edit

呪文を唱えると「体力を消耗する」と表現されている。
肉体が傷付くことが「HPの減少」、傷付かずに疲れる事が「MPの減少」と差別化されているといえる。

ドラゴンクエスト4コママンガ劇場 Edit

【柴田亜美】の作品で、DQ3の勇者が【戦士】に「ムチムチプリンプリンの略だ」と嘘を教えるというものが存在した。

ダイの大冒険 Edit

単行本のステータス表記でさいだいMPが登場しているが、キャラクターの台詞では魔法力という言葉になっている。
魔法の聖水も魔法力を回復する効果があると言われており、MPと意味は同じではある。
 
本作では、魔法力の残量が呪文の効果に影響するらしく、長時間【光魔の杖】を使用したあとの【バーン】は杖自体の【攻撃力】が減衰した他、【カイザーフェニックス】の威力が弱まるなどの描写が見られた。

ロトの紋章 Edit

【タルキン】【アリアハン】での戦いにてMPを枯渇した際、【バギ】を唱えても発動しなかったことに驚いている。
どうも自分の残りMPを感覚で把握することは難しいようだ。
ちなみに、ゲーム本編では自分のMPの枯渇を理解できずに「MPがたりない!」となるのは【判断力】1以下のモンスターか【遊び人】だけである。
通常はターン開始時にMPが足りていなければ唱えられない(ターン中にMP不足になった場合はこの限りではないが)。
シリアスな場面で絶体絶命を演出するための描写ではあったが、このお爺ちゃんはマホトーン状態のまま【ザキ】を連発した前科もあるのがなんとも…。
 
また、タルキンに続いてMP切れに気づいたアルスが「MPが切れた……!」と呟くが、「マジックパワー」と読み仮名が降られている。

スマブラSP Edit

【勇者(スマッシュブラザーズ)】が必殺技を使うのに消費する。最大値は100で、時間経過や攻撃を当てることで回復する。

余談 Edit

世に多数あるRPGにおいて「魔法や技を出すための数値」の呼称は多岐に渡る。
ドラクエを含めた「MP」の他、例えばポケモンは「PP(パワーポイント)」、テイルズオブシリーズは「TP(テクニカルポイント)」や「CC(チェインキャパ)」など。
 
「MP」を採用している作品は複数あるが、その意味するところも細かく異なっており、「マジックパワー」はほぼドラクエ特有の読み方だが、FF4でもマジックパワーと読まれる。
他のFF作品では一部を除いて「マジックポイント」である。
『クロノ・トリガー』では「マインドポイント」、スターオーシャンシリーズは「メンタルポイント」と読む。
 
魔法が存在しない世界では、技を出すための数値として「マジック」という言葉を用いるはずがないし、魔法が存在する世界でも、「マジック」という言葉では魔法以外の技を出すための数値としてはやや不自然なのが原因と思われる。
 
今のドラクエはマジックパワーを消費して特技を使うという意味ではこの理屈に違反しているのだが、初期の作品では、呪文はMPを消費する一方で特技はMPは消費しないものだと強く区別されていた。
マジックパワーの命名の意図は間違い無く理屈通りのステータス値で、MP消費の特技はシリーズを重ねてバランス調整が必要になって生まれてきた、あくまでも単なる例外なのだ。

余談その2 Edit

実は特にSFC末期以降に誕生した後発RPGではMPをマジックポイント/マジックパワーと読ませる例は非常に少なく、そもそもMPというパラメーターがなくPPやTPなどに置き換わっている例の方が多いほど。
一方で特にSFC初期以前から存在したRPGでMP以外の魔法関係のパラメーターが定義されている例も非常に少ない。
これはドラクエもそうだが初期のRPGでは特技というものがモンスター専用とされる場合がほとんどであり、味方が使える通常攻撃以外の手段がほぼ呪文/魔法に限られていたことが大きな原因の1つといえる。