【一時しのぎの杖】

概要

【風来のシレン】からの逆輸入アイテムの1つで、あちらではシレン2・3以外で登場している常連アイテムである。
魔法弾の命中したターゲットを出口（階段）にワープさせ、着地点でかなしばり状態にする杖。
「ワープ+かなしばり」という似たような効果として、トルネコ2で【げんじゅつしの杖】が登場している。
　
一時的にモンスターとの戦闘を回避できるが、階段で待ち構えているので結局戦わなければならない。まさに一時凌ぎ。
しかし、ワープ先が必ず階段、という点で利用価値が高く、戦闘回避のためではなく階段の位置を特定する目的で使われることも多い。

トルネコ3

効果は上述の通り。
戦闘回避という本来の用途で使う場合、後で階段上にいるモンスターを片付けるための遠距離攻撃手段や、階段に駆け込むために場所替えや混乱といった戦闘回避手段を用意しておきたい。
同じフロアで2回以上使った場合、1体目が階段上に居座るために2体目以降はその周囲に配置される。この場合、2体目以降は放置して階段に入れるので少しお得。
　
【水晶】などでの反射で自分に当てても階段に飛べるので、その後かなしばり解除のために一発殴られることを許容すれば【即降り】手段として使える。かなしばりの自然解除までに敵が来なければラッキー。
【満腹度】0の時の飢餓ダメージでもかなしばりは解除されるので、その状態で使えば、敵に殴られるのを待たずにまさに即降りができるようになる。
ポポロの場合、【魔弾反射】体質の【あやしいかげ】を連れて行くことで水晶の有無に左右されずにこの技を使える。ただし、防御力0のポポロが敵の攻撃を受ける前提で使うのはややリスキー (特に【不思議の宝物庫】深層では殴られれば即死)。なるべく飢餓状態を利用したい。
　
自分に当てる手段がない時でも、ポポロの場合は、【仲間モンスター】に対して使った直後に【なかま】コマンドで所在を確認してやれば階段の位置を把握できる。
【異世界の迷宮】の【爆ゾーン】などの危険地帯を素早く通り抜けるために有効なテクニックのひとつ。
その他、【透視の指輪】などで敵の位置が簡易マップ上に表示された状態で、杖の使用前後で敵の位置の変化を見ることでも、階段の位置の予想が可能。
ただし、フロア全体のマップが一画面に収まっていたシレンと異なり、トルネコ3では見切れている部分があるので、見えない部分に階段があると把握が難しい。
　
ダンジョンでの初登場は【邪悪な風穴】だが、PS2版に限りトルネコ編では早期に【海竜島】を歩いていると稀に出現する【賢者のほら穴】のQ3・Q18・Q54のクリア後でも入手できる。
また、同じく邪悪な風穴の12～14F以外で【へんげの壺】から20％未満の確率で変化する場合もある（残りは他のマイナスアイテム及び、アイテム状態の【ミミック】）。
　
いざという時の為になるべくなら持っておきたいが、普通の探索だと割とレアなアイテムなので、
拾えたら【合成の壺】【パルプンテの巻物】【祈りの巻物】等で使用回数を増やしておくのが良い。