トルネコ3、少年ヤンガス
トルネコ3から登場したシステム。「いん」と読む。
トルネコ2では【合成】によってメインの装備品に他の装備品の特殊能力をいくらでも付けることが可能だったが、トルネコ3からは「印」と称して、付けられる特殊能力の個数に制限がかかってしまった。
ただし悪いことばかりではなく、印によっては1つの装備品に同じ印をたくさん付けることで効果を増大させることができる(トルネコ3では印の重複は4つまで)。
それぞれの装備品には印数の限度が決められているが、後述の【異種合成】を行うことで最大値を増やすことができる。
元々は『風来のシレン2』のシステムである。
ちなみに(『トルネコ2』や)『シレン2』や『トルネコ3』に先駆けて発売された【中村光一】監修の『チョコボの不思議なダンジョン』の時点で「1つの装備品に特殊能力をいくらでも付けることができる」というルールにメスが入っており、あちらでは「どの武具も1つの装備品には2つしか特殊能力を付けることができない」というルールであった。
トルネコ3と少年ヤンガスでは印のつき方に違いがある。
- トルネコ3…合成した順番に関係なくある決まった順番で印が左から埋まっていく。
ただし、メッキの巻物でつけた錆の印は一番右につく。その後合成を行うと本来の場所に移動する。 - 少年ヤンガス…合成した順番に左から印が埋まっていく。
一度つけた印を消すには以下の手段がある。トルネコ3でも少年ヤンガスでも、持ち込み不可ダンジョンの場合は狙った印を消すのは困難なので、無計画な合成は慎みたい。
- 【どくどくゾンビ】の特殊能力を使う(元々その武器についている印を除く一番左にある印が消える)…トルネコ3のみ
- より印数の少ない装備に現在の装備を合成する(印数の数よりも右にある印が消える)…共通
- 【鍛冶屋】の【ブラミ】に頼む(【まぼろし雪の迷宮】クリア後。唯一任意の印を消せる)…少年ヤンガスのみ
なお、トルネコ3では【白紙の巻物】、少年ヤンガスでは【賢者の石】や各種魔石を【異種合成】することで印数を増やせる。
印数の上限はトルネコ3では剣が10、盾・指輪は6。少年ヤンガスでは剣・盾共通で15である。
増やした印数は他の装備に引き継げないので、できるだけ強力な装備の印数を増やすようにしたい。
トルネコ3の【異世界の迷宮】で、【ドラゴンキラー】や【はぐれメタルの剣】の入手が運命を左右すると言われるのは、間違いなくこのシステムのせい。
ただし、せっかく印数が多い武器を入手しても、【合成の壺】と合成素材(主に【デーモンバスター】と【ウィンドスピアー】)を入手できなければ宝の持ち腐れである。
そのため、合成の壺や合成素材が揃っていない序盤では、【グレイトソード】や【せいぎのそろばん】などの、印数は少なくても攻撃力が高い武器の方が有利だったりする。