【けんじゃのいし】

Last-modified: 2024-02-27 (火) 06:13:37

概要

DQ3から登場した常連アイテム。
本編では戦闘中にしか使えないが、何度でも使用可能で、味方全員のHPを回復させることができる優れもの。
いわば道具版【ベホマラー】
 
初登場のDQ3ではベホマラーと同等の回復効果があったが、その後の作品ではベホマラーよりやや低く回復量が設定されていることが多い。
また、馬車がある作品の場合、ベホマラーと異なり馬車内に効果が及ばないケースもあるが、いずれにせよMP消費なしでパーティを回復できるのは嬉しい。
基本的に中~終盤(作品によってはラスボス戦目前)に手に入る。
派生作品では異なる扱いをされていることもある。
 
これひとつあれば、【僧侶】タイプでないキャラにも全体回復手段を持たせられることで、パーティの戦い方の幅がぐっと広がるのが面白いところ。 
雑魚戦なら素早い仲間に持たせて適宜回復、ボス戦では遅い仲間に使わせて次のターンに備えるのが鉄板。
特に重戦車型の仲間に持たせてひたすらこれを使わせるというのが単純ながら強力。
ただしさすがにラストバトルでの回復をこれだけに任せるのは荷が重い。
 
石というから結構小さいのかと思いきや、かなり大きいクリスタルに図太い金属の柄が付いたデザイン。
メイスとして武器にもなりそうななかなか大きなブツである。
6までと7以降では少しデザインが変化しており、旧デザインではクリスタルが綺麗な八面体にカットされていたが、変更後はどう見ても未加工な無骨な青い石になっている。
 
なお、賢者の石とは、化学とオカルトや哲学がごちゃ混ぜになっていたかつての現実世界の【錬金術】において、その最終目標とされていた架空の物質。
卑金属を貴金属に変える触媒となり、万病を癒し不老不死を与える霊薬「エリクシール」(FFシリーズの「エリクサー」が該当)を作る際に必要になるとされていた(あるいはそれと同一視される)。DQの賢者の石が回復効果を持っているのはここからと思われる。
ファンタジー系の創作においても、【魔法使い】【錬金術師】が追い求める伝説のアイテムなどとして非常に多くの作品に登場している。「ハリーポッター」シリーズや「鋼の錬金術師」などがその代表例。
賢者の石が登場する多くのファンタジー作品において、賢者の石は赤い色をした物質として描かれていることが非常に多いが、ドラクエ世界での賢者の石は青色である。
 
【アイテム物語】ではその回復能力の仕組みを解明しようと、とある【賢者】が試行錯誤の末に行き詰まった結果ハンマーでぶっ叩く暴挙に出てしまい……。
真っ二つに割れた石の中から出てきたのは……一応ネタバレになるので伏せるが、たしかに「回復能力」「青い」という点にはいずれも合致しているお馴染みのアイツであった。

DQ3

【ゾーマの城】で入手できる。
回復量はベホマラーと同じく75~94ポイント。MPを消費しない分当然こちらの方が優秀。
 
手に入るのはゾーマの城の深層と最終盤なので、その後やることは【ゾーマ】とその前座の【キングヒドラ】【バラモスブロス】【バラモスゾンビ】の撃破しかないが、これがあるのとないのとではこれらの撃破(=全クリアー)の難易度が大きく変わる。
もちろんレベル上げなどパーティの強化にも活用できるので、入手したら一度撤退するのも手である。
呪文が一切使えない【ラダトーム北の洞窟】攻略にも使える。
もっとも、ゾーマ城に乗り込んでいるならラダトーム北の洞窟などとっくに攻略していると思われるが、呪文使いのみでパーティを組んでいる場合などは後回しにしているケースもあり得る。
 
FC版ではバグ技を自重しないのであれば割と早期に簡単に入手できるのだが、こんなものを船入手直後の段階で人数分入手しようものなら、ゲームバランスは間違いなく崩壊する。
 
本作は【ふぶきのつるぎ】【さばきのつえ】【いのりのゆびわ】などアイテム使用にも職業の縛りがあるため、名前からして【賢者】しか使えないと誤解した者も多かった。

リメイク版

クリア後に【ゼニスの城】の吟遊詩人が出す問題を解くと2個目を入手できる。
隠しダンジョンでの戦闘や【しんりゅう】戦で活用できる。

DQ4

本作以降回復量が50~60に低下し、MPを消費するベホマラーとは差別化が図られるようになった。
前作と同じく入手できるのは最終盤で、【デスキャッスル】の宝箱に入っている。
この時点で残っているボスはラスボスのみであり、ある意味前作よりも遅いタイミングと言える。
 
これの入った宝箱自体は外観から確認できるのだが、辿り着くには本来の攻略ルートを外れた上で、さらに隠し通路を発見しなければならないため、最後まで取りに行けなかったプレイヤーも中にはいたかもしれない。
しかも本作では仲間がAI操作であり、AIがこれを使用する必要があると判断するのは、作戦に関わらずHPが4割を切ったキャラがいる場合である(【いろいろやろうぜ】は例外)。
【ガンガンいこうぜ】でも【いのちだいじに】でも基本的に判断基準は変わらない。
ただし、呪文使いは作戦によって優先順位が変わるので、賢者の石よりも優先すべき行動があると判断するとこれを使わないことが多い。
また、HP回復アイテムの中では最も優先順位が高い模様で、【しゅくふくのつえ】【ちからのたて】など、他の無消費回復アイテムと同時に持たせてもこればかり使用する。
 
基本的には、最遅回復を狙える【ライアン】に持たせるのが有効。
手に入れてすぐラスボス戦になるので、強力な耐性を持つ呪い武具【まじんのよろい】と組み合わせることが推奨される。
より確実に使用させたい場合は、マニュアル入力できる【勇者】に持たせる手もある。
【ルカニ】【バイキルト】目的で【ブライ】にモシャスする場合は回復呪文が使えなくなることからも、賢者の石を持たせる意義が大きくなる。
必然的に素早さも上がるためライアンとは逆に先攻回復が行えるようになり、マニュアル入力との相性も良い。
 
AIがベホマラーを必要と判断する基準はやたらと厳しく、ベホマラーをほとんど使ってくれないため、ラスボス戦の回復は賢者の石と【ベホマ】で行うのが基本となる。
本作では【フバーハ】の効果がダメージ半減にまで強化され、防具の耐性とも重複するようになっているため、これらを使いこなせばより余裕ができるだろう。
なお、回復呪文と賢者の石では、基本的に呪文が優先されるため、クリフトやミネアに賢者の石を持たせても、【じゅもんをつかうな】【じゅもんをせつやく】にしない限り、全然使ってくれないので注意。

リメイク版

入手時期は同じだが、強力な耐性防具各種が追加され、【バグ】も解消されている他、裏ダンジョンと裏ボスも追加されているので、活躍の機会は大幅に増えている。
仲間に命令できるようになったため、上記のライアンの他、ベホマラーを習得できないミネア、ボス戦・雑魚戦問わず先制回復が可能な【アリーナ】、回復呪文を使えないブライ・【マーニャ】など、誰に持たせるかはプレイヤーのパーティ編成やプレイスタイル次第で変わってくるだろう。
モシャスが削除されたため、逆に勇者に持たせる意義はあまりなくなった。
ちなみに、機種問わず馬車の中には効果が及ばない。
 
PS版ではこのアイテムの所持が関係する最終称号として【うらわざキング】【改造コードアイテム王】という称号があるが、どちらも正規プレイでは1つしか手に入らないこれを複数所持しなければならないため、正規プレイでこれらの称号を得ることは不可能。称号というよりは【チート】を使った者に対するレッテルのようなものだろう。
DS版ではこれら賢者の石絡みの称号は削除された。

DQ5

入手タイミングが若干早くなり、人間界から【暗黒世界のほこら】を初めて訪れた際に【マーサ】から贈られる。
イベントアイテムになるのは今作が唯一。
SFC版では落ちてきた賢者の石を調べなければ入手しないのでスルー可能だが、もちろんそうするメリットはなく、【グレイトドラゴン】【ガメゴンロード】をはじめとする魔界の洗礼をこれ抜きで耐えるのは厳しい。
ここまで来られたプレイヤーへのご褒美だと思って、ありがたく頂いておこう。
【主人公】にとっては後に母の形見の一つとなる品でもあり、そういう意味でも他作品より重要度は高い。
 
回復量はDQ4と同じだが、DQ5では全体回復が馬車内の仲間にまで及ぶようになった。
傷ついた仲間を一旦馬車内に避難させてから回復できるので非常に便利。
また、敵が弱いときはこれを使い続けてHPを満タン近くまで回復させてから倒す、という方法も有効である。
他の仲間がそのターン内で雑魚を一掃できるときに使っておくと無駄なく回復できるだろう。
 
人間だけのパーティを組んだ場合、全体回復の手段は息子のベホマラーしかないため利用価値が高い。
この場合、素早い嫁や娘に持たせておくと回復役を増やせる上に非常時の緊急回復もし易く、雑魚戦においては先に賢者の石で回復してから【主人公】や息子の攻撃で雑魚を一掃、の流れを作り易い。
もちろん雑魚戦だけではなく、ラストバトル裏ボス討伐においても重宝するだろう。
 
今作ではラストダンジョンよりも少し手前で入手できるようになったので、それなりの期間にわたって役立ってくれる。
反面、ベホマラーと【ベホマズン】の使い手が増えた上、ベホマラーの回復量が100~120と賢者の石の2倍に上がっているので、前作に比べて相対的な弱体化も受けている。
しかし、これらの使い手で終盤の前線に耐えられるようなキャラは限られており、特に終盤のボスの猛攻に対しては、耐久力のあるキャラに賢者の石を持たせるメリットは十分にある。
SFC版では山彦の帽子があればベホマラーが実質ベホマズンに準ずる回復量になるのだが、これができるのは貧弱な【ホイミスライム】【ベホマスライム】のみなのでこれは微妙。
ホイミスライムはLv99まで上げれば十分タフという反論もあるかも知れないが、そもそもそこまでレベルを上げたら回復自体があまり必要なくなってしまうし、あるいは潤沢なMPを生かしたベホマズンで十分だろう。

DQ6

【ベストドレッサーコンテスト】のランク7の景品になっている。
理論上は【マーメイドハープ】入手後に手に入るが、上記の通り高ランクの景品なので早期入手にはコツが必要。
早期入手のコツに関してはコンテストの項目を参照。
 
上手くやれば入手タイミングが早くなるため使い道は多そうだが、終盤の敵の火力が大きくインフレしたにも関わらず、回復量は50~60と据え置き。効果範囲も馬車外限定に戻ってしまい、終盤での価値はかなり低下してしまった。
さらに今回から特技【ハッスルダンス】という強力なライバルが登場するようになった。
あちらも無消費で回復量は70~80程度。しかも馬車内に届くというおまけ付き。加えてSFC版では【AI】はこれを含めて一切アイテムを使ってくれないため、使用の際は必ず手動になる。
 
ハッスルダンスは普通にプレイしていれば海底~狭間の世界あたりで習得できるし、ベストドレッサーコンテストを突破したスーパースターが習得済もしくは習得間近というケースも多いため、どうにも肩身が狭い。
さらに賢者に転職したキャラクターがいれば、MPを消費するもののベホマラーも習得する。
賢者の石はベホマラーもハッスルダンスも使えないキャラに持たせておくことになるだろうが、そこまで回復人員が必要になる展開はそうそう訪れないと思われる。
前情報なしでは入手に相応の準備が必要なため、入手せずにクリアしてしまったプレイヤーもいるだろう。
 
ただし、経由した職業に関わらず回復役を任せられるのが強みであり、熟練度をあまり稼がないプレースタイルやスタメンを前衛職だけで固めたいの場合には重宝される。
今作のラスボスは非常に攻撃が激しいため、パーティに全体回復ができるキャラが少ない場合などは補助回復要員として誰かに持たせておくのもアリ。
前述の通り終盤の敵の火力に対して回復量は低く、SFC版ではマニュアル入力が必須なこともあるので、緊急時の回復手段というよりは素早さの低いキャラ(【まじんのよろい】装備など)に持たせて毎ターンの後攻回復で戦闘を安定させる使い方が有効。
熟練度稼ぎなどしている暇のない【タイムアタック】(特にRTA)ではこのアイテムがラストバトルのカギとなる。
 
ちなみに本作では【ダークサタン】が使用してくることがある。

リメイク版

味方AIが状況に応じて使用してくれる他、DQ5と同じく効果が馬車内にも届くようになったため、使い勝手が向上している。
また、【ピエール】がイベントで簡単に加入するため、コンテスト突破も容易い。

DQ7

これ以降、表記は「けんじゃの石」になった。
メダル王のご褒美として【ちいさなメダル】83枚で入手できる。だいたい【コスタール】あたりでこの枚数になるだろう。
【謎の異世界】の宝箱でもう一つ手に入る。
回復量は相変わらず50~60ポイントで、仲間全員に効果がある。
 
ハッスルダンスを習得できる【スーパースター】への転職条件がDQ6よりも厳しくなったが、従来通りけんじゃのいしの入手もかなり後半になっているため、前作から待遇を改善するまでには至らず。
 
が、DQ7は前作よりも仲間キャラが少ないので職業もより役割分担気味になりやすい。
全体回復手段を持たないキャラも出てくるであろうから、そのキャラにでも持たせておこう。
とりあえず使い道がない場合でも、すばやさの高いガボに持たせておけば腐らない。
DISC1の【オルゴ・デミーラ】戦時点で入手しておくと戦闘が楽になるはず。
 
説明が「なかますべての HPをかいふく たたかいのとき」と、紙にメモしてあるみたいな間の抜けた文になっている。
せめて「たたかいのとき」の部分を前に持ってきていれば。
 
回復量は少ないが、基本職で習得できる全体回復特技の【やすらぎの歌】が新たに登場している。

リメイク版

ハッスルダンスの回復量の減少、および転職の仕様変更によってハッスルダンスがスーパースターか【天地雷鳴士】に就いている間しか使えなくなったことにより、誰に持たせても使えるアイテムであるこちらの価値が若干ながら上昇している。
 
入手はPS版と同じちいさなメダル景品・隠しダンジョンの宝箱の確定2つのほか、なんと【メガプリースト】からいくつでも手に入るようになった。
石版ボス報酬、ドロップアイテムどちらからも出る可能性がある。
これにより頑張れば全員分手に入れることもできるようになったが、メガプリーストを乱獲できるレベルの戦闘ではけんじゃの石では追いつかなくなっている可能性が高く、量産は半分くらい趣味の範疇になる。

DQ8

錬金術師の最終目的だけあって、やはり【錬金釜】を使って作ることができる。
回復量は従来の2倍の100~120ポイントに増加。
DQ3以来久しぶりに、MP消費なしで完全にベホマラーに匹敵する回復量を誇るようになった。
 
レシピは【金塊】+【オリハルコン】+【せかいじゅのしずく】
錬金術の至宝の素材に相応しい贅沢なレシピであり、どれも入手が困難を極めるアイテムばかりである。
と思いきや、ラストダンジョンである【暗黒魔城都市】の宝箱にも1個入っている。
オリハルコンや金塊は他の強力な装備を作るのに必要なので、終盤確実に手に入るけんじゃの石のために使うのは躊躇しがち。
 
しかしレシピが揃う【魔犬レオパルド】戦あたりで錬成しておけばかなり有利に進められるし、2個あっても困ることはない。
最速で作る場合、【隔絶された台地】突入前にメダル王女からぎりぎりでオリハルコンをもらえるためレティス戦で投入できる。
錬金するかどうかは非常に悩まされるので、パーティとよく相談して決めよう。
 
もちろん無消費ベホマラーは強力であり、便利なので是非活用しよう。
宝箱から手に入るのは終盤も終盤だが、使う機会は割と多い。と言うのも終盤になるとククールがタンバリン叩きに忙しいため。
特に、ベホマラーやハッスルダンスと違い、テンションを消費せず回復ができるのが高ポイント。
主人公にはベホマズンが、ゼシカにはハッスルダンスが、ククールにはベホマラーがそれぞれあるので、ロクなHP回復手段を持たず終盤にゼシカの【双竜打ち】に火力負けを起こすヤンガスに持たせるのが基本である。
おいろけに振っていない場合は全体回復手段を持たないゼシカに持たせるのもアリだが、彼女は【ピオリム】【バイキルト】【双竜打ち】にとやることが多いため、あまり使う暇はない。
 
主人公の勇気スキルを上げれば消費MPが半減となり、クリア後にレベルが上がって主人公のMPが潤沢になってくると、ベホマズンが基本の回復手段となってくるため御役御免になるが、それでもヤンガスに持たせておくことで損はない。
 
何気に【売値変動】システムの対象となっており、売値は5個までなら20000G、6~10個までなら14000G、11個目以降は6000Gになる。
錬金素材があまりに貴重過ぎるので、金稼ぎには全く向いてない。

3DS版

何故か回復量が60~80と大きく弱体化し、劣化ベホマラーに逆戻りしてしまった。
金塊などの錬金材料の入手が幾らか容易になった影響かも知れない。
モンスターズとは違い、いくら使っても壊れる事もなく、あまり効果が強すぎても簡単に手に入りすぎてはヌルゲーになってしまうため、バランス調整の一環だろうか。
相変わらず中盤辺りではそれなりに活躍できるが、回復手段が充実してくる終盤では御役御免であろう。
今作では後半のボスの火力が高いため、暗黒魔城都市で拾える頃には雑魚戦くらいでしか役に立たなくなっている。
特に敵のダメージが800を超えることもある追憶の回廊では、最早焼け石に水どころか完全に無駄である。
ただ、その分金策に充てる用途も検討に入れられるようにはなった。

DQ9

今回も錬金で入手することができる。
回復量は使用者の【かいふく魔力】により変わる仕様になった。
 
DQ9でのレシピは【オリハルコン】×1+【さえずりのみつ】×3+【シルバーオーブ】×1 。
かいふく魔力が高い僧侶や賢者が使用すれば効果が高いが、どれだけかいふく魔力が高くても75~95で打ち止め。
一方ベホマラーの回復量は最低でも90、かいふく魔力が高ければ310~329に達する。
かいふく魔力の高い僧侶や賢者はどちらもベホマラーを覚えるので正直お呼びではない。
 
これまでは回復手段を習得していない仲間に持たせるのが有効だったが、DQ9ではかいふく魔力0の仲間に持たせてもホイミ程度の回復量になってしまう。
持たせるならば全体回復手段を持たないがかいふく魔力が高い職、スーパースターやレンジャー辺りが適任か。
ハッスルダンスと違い複数人で連発可能なので、長時間耐え続けなければならないスーパールーレット狙いのときは数を揃えておくと安心。
素材は貴重だが、時間と根気さえあれば集めるのが難しい訳ではない。
ちなみにパッシブスキルを全部取り、装備で微増してかいふく魔力300強のときに使用すると回復量は60前後。
スーパースターはレベル99で回復魔力がギリギリの318に届く。装備できる種類が多いのが特徴のスーパースターは持たせるのに適切だろう。
 
ところが、クエストNo.169【大商人ガルネロの依頼】のクリアにはこれを譲渡しなければならない。
その代わり報酬も【グリーンオーブ】と貴重。

DQ10オンライン

イベント【大魔王ゾーマへの挑戦】でのみ登場。
回復量はDQ3と同様、75程度。

DQ11

回復量は控えのメンバーを含めた全員に100~120ほど。
異変後の【ダーハルーネの町】の老人から受けられるクエスト【けんじゃの石のゆくえ】で手に入る。
このクエストをすぐにクリアすれば暫くは貴重な全体回復手段として機能するが、異変後のダーハルーネの町は必ずしも行く必要がない場所である上、このクエストで行くことになる【海底王国ムウレア】【覇海軍王ジャコラ】を倒すまで入れないので見落としてしまい易い。
異変後の冒頭で海底王国ムウレアが完全に壊滅したかのような描写がある点、そして実際に完全に壊滅した【デルカダール城下町】は過ぎ去りし時を求めるまで入れなくなる点も相俟って、表シナリオ中は二度とムウレアに入れないと勘違いした人もいるかもしれない。
 
今作のベホマラーは消費MPが歴代最高の32に引き上げられていること、その使い手である【セーニャ】【ロウ】のすばやさに難があること(ロウは【さとり】スキルで補強可能)もあって、異変後の世界ではベホマラーと【シルビア】【ハッスルダンス】以外での全体回復手段としての需要はある。
ただ、よほど装備を適当にでもしない限りは、これを入手した時点でのベホマラーとハッスルダンスの回復量がこれより遥かに多くなるのと、時期的に100程度の回復量では物足りない頃なので、使うとしたら道中の雑魚戦で敵を減らした後に、ノーコストで回復するために用いることが多いだろう。
 
となると、まずはパーティで一番素早い【カミュ】が挙がる。雑魚戦で分身状態異常入れアタッカーなど手間のかかることをする機会は少ないので、適性は高い。
ただし彼は盗み役も兼ねているため、目的の物を盗めていない場合は賢者の石を使うタイミングを逃しやすい。
なお、カミュを【分身】させても、賢者の石の効果を3倍にはできない。武器は分身できるのに、賢者の石が分身できないとは、これ如何に。
 
カミュを盗みなどに専念させたい場合は、彼に次いで素早さのある【マルティナ】が候補に挙がる。マルティナは、育て方によっては超強力な特技を習得するが、攻撃に専念しすぎるとMP残量が問題になる。その際、【思い出のリボン】等を使って自給自足したい場合には、時々これで回復支援に回ってもらうと程よい充電期間になる。
ただし、過ぎ去りし時を求めた後に思い出のリボンの2個装備ができるようになったら、MPを気にせず攻撃に専念しても問題なくなる。強力な特技と思い出のリボン2個が揃って、マルティナを攻撃に専念させるのなら、賢者の石は他の人に持たせた方が良いだろう。
なお、マルティナを攻撃に専念させるのではなく、相手の攻撃に耐えながら【スーパールーレット】【スペクタクルショー】のためのゾーンを待ちたい場合は、マルティナに持たせるのが最も良いだろう。シルビアの【レディファースト】で1ターンに2回使えば、時間稼ぎするために十分な回復量になってくれる。
 
他には、火力がカミュやマルティナに劣り耐久力で上回る【グレイグ】もアリ。後手回復を狙って次のターンを有利にすることができるし、アタッカーとしては火力がやや低くかつ倒れにくいキャラが回復役を担うのは効率が良い。
ただし、グレイグはゾーン状態だと一気に素早さが上がり突如先手を取る(ターンの最後行動でゾーン始動→次ターン最初に行動で連続回復しやすいというメリットもあるが)ようになり、またゾーン解除の際に行動の間隔がかなり開く(ex:ターンの最初行動ゾーン解除→次ターン最後行動)ので、その瞬間だけタイミングが難しい。
もう1つの欠点として、グレイグの戦闘能力的に、集団戦が不得意であることが挙げられる。雑魚戦で彼を起用しない人は別の人に持たせた方が良いだろう。
 
過ぎ去りし時を求めた後間もなくならば、ロクなHP回復手段を持たない【ベロニカ】も良いだろう。
最上級の攻撃呪文を連発させるとMPがあっという間にスッカラカンになってしまうし、本作では【ピンクサイクロン】など、時期によっては攻撃呪文と同等もしくは上回る威力を持つ特技を他のキャラが使える。ベロニカの攻撃呪文の威力がこれらの特技を上回るまでにはしばらくかかるので、それまではベロニカの豊富な補助呪文を生かし、彼女に持たせて補助&回復役として活用するのもアリだろう。
欠点は、ベロニカの耐久力に不安があることか。ベロニカが成長し、火力貢献ができるようになってMPにも余裕ができたら、別の人に持たせると良いだろう。
 
PS4版では【ネルセンの迷宮】【勇者の試練】で2個目を入手可能。限定で強力な装備のある3DS版との格差を埋めるための措置と思われるが真相は不明。ふくろに放り込んでおくのはもったいないので、誰か他のキャラにも持たせておこう。
PS4版では行動直前にコマンド入力ができるので、回復役を無理に素早いキャラにやってもらう必要も薄い。なので、2個目を持たせるキャラは自由にして良いだろう。
この最終盤で焦眉の急となれば【せかいじゅのしずく】の使用をまずは考えるべきだが、過ぎ去りし時を求めて以降ちょくちょく起こる、耐久力を見誤って掃討し損ねた雑魚相手に削られた状況などでのリカバリーには最終盤でも優秀。
なお、1個しかない3DS版でもこっそり2個に増やすことは可能
またNPCとして参戦する【クルッチ】が使用するが、【時の破壊者】を倒した後にこの回復量では少な過ぎるしそもそも倒すべき敵が残っておらず空気。
他にも3DS版では、ベホマラー等と比べると回復発生のテンポが遅めになっている。
 
控え組を含めて全員がHP満タンのときに使用しても何も起こらず、使用後は【やくそう】等の回復アイテムの場合と同様に「けんじゃの石を しまった!」と、ご丁寧に収納の報告が表示される。
 
余談ではあるが、所によっては「カミュは記憶喪失中でも素早いままなので、けんじゃの石を持たせるとヒーラーとして扱える」と言われることがある。
実際に当記事においてもその旨が記載されていた時期もあったが、実際にはやらない方がいい。
ジャコラを倒してコレの入手が可能になった直後、目の前の光の柱でマーメイドハープを使ってクレイモランに直行すれば、すぐにカミュの記憶が戻るイベントがあるからだ。しかもその間のイベント戦闘(雑魚戦が2戦ある)ではカミュは攫われて不在。賢者の石をカミュに持たせていると離脱中なので当然使えない。
なのでわざわざ目の前の光の柱を無視して最速で賢者の石を取りに行くのではなく、とっととクレイモランをルーラ登録し、カミュの記憶が戻るまでストーリーを進めた方が良いだろう。
賢者の石はその後に取りに行けば十分である。

11Sではモード切り替えを利用すればメンバー分増やすこともできるが、上記の説明を見れば分かるように全員持っていれば大活躍という訳でもないため、コレクターでもなければ増殖の価値は薄い。

DQM・DQM2

消費アイテムの一種となり、1000Gで店売りされている。
回復量は60~70ポイントで、使うと一定確率で壊れてしまう。
【いのりのゆびわ】のHP(全体)版のような感じになってしまった。
また、使い捨てながらより効果の高い【せかいじゅのしずく】が500Gで店売りされているうえ、
こちらは普通にダンジョン内でいくつも拾うことができるため、けんじゃのいしの出番は多いとは言い難い。
コロシアムの景品として手に入ることもあるが、売却価格が低いのでむしろ次の試合のうちに壊すつもりで積極的に使用してしまって構わないだろう。
これも回復アイテムであるため、敵に対して使うと仲間にできる確率を上げる事も可能。
コロシアムで貰ったら、仲間にしていないモンスターが相手に出てきた時に仲間にするために使いまくるのもいい。
 
CH以降は消えた。
後輩的アイテムとしてはジョーカーシリーズ以降出てきた【アモールのみず】があり、完全使いきりながら回復量はこのアイテムと同程度。

少年ヤンガス

クリア後ダンジョンの店(売値は50000または52500G!)や秘密の通路に稀に落ちている他、ちいさなメダル25枚(【値切りのお守り】装備時は20枚)と交換してもらえる。
普通に使うと、【魔法の石】と同じような軌道で仲間モンスターに飛んでその仲間のHPを100回復させる。
しかし、こんな使い方をしては勿体無さ過ぎる。
本来の存在意義は【合成の壺】【合成】すると、合成した装備の【印】が1つ増えるという特殊効果だろう。
活用方法としてはトルネコ3での【白紙の巻物】に近い。
ちなみに諸々の魔石も同じ効果がある。
使用するには【エスタークの魔石】が便利だ。

不思議のダンジョンMOBILE

装飾品として登場。オリハルコン+金塊+せかいじゅのはの錬金でのみ入手できる。
装備すると最大HPが1.2倍になりHPの自然回復も早まるが、どちらの効果もあれば便利といった程度で、耐性を上げたり状態異常を防ぐ装飾品に比べるとどうにも地味な印象は拭えない。

バトルロード2

SPカードとして第一章から登場。使用者は【クリフト】
単純にこちらのHPを回復させる。回復量は150×3体で450程度。
決して回復量は多くはないが、どんな状況下においても必ずこの量を回復できるので、自分の体力と相談して使いたい。
 
2人プレイなら回復量が倍加…ということはなく、75×6=450程度で据え置きであるため、こちらではほとんど使い道がない。
 
とどめの一撃は必見の演出と共に繰り出される【ザラキーマ】

いたストSP

スフィアの一種として登場。商人、賢者で入手できる。
これが発動すると全てのマークをもらえる。銀行付近でループできるマップだとすぐレベルアップできる。

ヒーローズ2

【トルネコ】の特技として登場。けんじゃの石を使い仲間全員のHPを回復する。消費MPは14。
最初は20~30程度の回復量だが、強化すると60~80程度に増える。
さすがに【クレティア】辺りになってくると心許なくなってくるが、ちょうどベホマラーが使えるミネアが加入するので大体の人は入れ替えるだろう。

ロトの紋章

本作から100年前にあたる大魔王ゾーマとの戦いで、賢王【カダル】が使用。その後アリアハンのロト記念館に保管されていた。

ロトの紋章~紋章を継ぐ者達へ~

回復呪文が使えない中、貴重な回復手段として用いられるが、復活した獣王グノンとの激しい戦闘で破壊されてしまう。