【狭間の闇の王】

Last-modified: 2025-09-07 (日) 18:38:44

概要

イルルカで初登場のモンスター。
おそらくは目のない銀色のトカゲ巨人なのだが、
むしろぱっと見は立派な手足の生えた銀色の【おおみみず】である。
背中には金装飾が施された円環に囲まれた次元の穴を背負っており、体技使用時にはここから巨大な剣を引き抜き一閃する。
その見た目から、一部のモンスターズのプレイヤーからは「ウナギ」だの「モンハンのフルフル」だのと呼ばれたりもしている。

イルルカ

今作の【裏ボス】
「光をうばうもの」とも呼ばれ、数百年前に世界を引き裂いて恐怖に陥れた張本人。
おかげで世界間を移動するカギを用いねば行き来が出来ないようになってしまった。
賢者【ミラクレア】達が激闘の果て打ち倒すも、滅ぼすことはできず封印するのが精一杯だった。
封印の箱にはこいつが背負っている円環と同じ形の紋章が刻まれ、
その紋章は【ワルぼう】ら精霊の間で「危険な封印」と伝えられてきた。
 
表ストーリーで主人公と【カメハ】【ドーク】の城から宝を持ち去った際、紋章のついた宝箱……すなわち闇の王が封印された箱も持ち出してしまう。
そしてカメハが箱を開けたことで封印が解かれてしまい、現世に復活する。
復活後は表ストーリーと同じように【マルタの国】の植物が色褪せ衰えていく。
カメハの軽率な行動ゆえに封印が解かれたように見えるが、当事者の【聖竜ミラクレア】によれば宝箱を開けなくてもいずれ封印は解けていたとのこと。
封印しただけで勝負あったらミラクレア達だって安らかに天寿を全うしていただろう。
 
復活した闇の王ははざまのカギの世界で力を蓄えつつ、【しん・りゅうおう】【ジェノシドー】【アスラゾーマ】【サイコピサロ】ら強化魔王4匹を滅びの使者としてけしかけ、今度こそ世界を引き裂き闇に染め上げるべく暗躍する。
滅びの使者は自分で生み出したものとのこと。創作方法は判明しないが、ジェノシドーが「生まれたての赤子同然」と言われていることなどから、狭間の闇の王自身がゼロから作り出した可能性が高く、おそらくはオリジナルの魔王たちとは別の存在。
はざまのカギの世界とは本来闇の王の世界であり、そこに城を構えていたドークは闇の王に恐れをなして隠れ潜むハメになってしまった。
 
主人公はミラクレアに認められた「奇跡のマスター」として、4体の滅びの使者やコイツ自身との戦いを繰り広げることになる。
コイツも4匹の部下も最初は闇のバリアを纏っており攻撃を一切受け付けないが、【グランエスターク】の力でバリアを粉砕される。
バリアをあっさり破壊されたことに驚くものの、グランエスタークの攻撃を瞬間移動で避け、背後からの不意打ちで大ダメージを与えダウンさせてしまう。
その後は滅びの使者たち同様、プレイヤーの率いるモンスターでの直接対決となる。
 
ちなみに狭間の世界にて初めて対面する際はやたら遠くに出現し、そこからテレポートで少しずつ近寄り、セリフもテレポートで移動する毎に分けて喋るという上位存在らしく不気味でインパクトのある登場をする。

余談だがサザエさんのオープニングのダンスしながら近寄ってくるシーンを想起してしまいシュールさを感じてしまう人がいる。
没入感が台無しになるためサザエさんをみてから視聴しないようにしよう。

敵としての狭間の闇の王

モンスターとしては今作初登場の【超ギガボディ】の1匹。
滅びの使者を全て倒した後、常闇の試練【ダークマター】に打ち勝ち、聖竜ミラクレアに話し掛けると挑む事になる。
 
レベル90、HP8000、攻撃力609、守備力515、すばやさ579、かしこさ515。
今作の4枠ボス全員に言えるが、行動回数が弱体化している。
完全3回行動で、【ジバルンバ】【せいけんづき】【におう斬り】【もうどくぎり】を使う。
露骨にみがメタ対策なラインナップ。物理攻撃が多いので、ダウン系で攻撃力を下げれば怖くなくなる。
ジバルンバはみがわりなどで防げないので、ジバリア系に強いモンスターを控えに用意して備えること。
ステータスは滅びの使者たちよりも高いが、みがわりを意識した技ばかりであるため実質的に攻撃力が低い。
みがメタなしでここまで進んできたプレイヤーにとっては文字通り前座程度の強さ。
表シナリオの同ポジションであるドークの方が体感的な強さは上だろう。
 
コイツを倒したあとは

うぎゅる…ぐぎゅ……ぶふ…………
ばぎゅあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

と何というかコメントに困る断末魔を上げ一旦消滅。
しかし「我が闇を望む限り絶望は終わらない」と言って暴走し、【名もなき闇の王】との最終決戦になる。
ちなみにBGMが【ドーク】と同じ【強敵に挑む】である。
前作の【凶魔獣メイザー】【魔戦神ゼメルギアス】と同じ演出で一種の様式美である。

味方としての狭間の闇の王

仲間にする事ももちろん可能。性別は基本♂のみ。
しん・りゅうおう、ジェノシドー、アスラゾーマ、サイコピサロの4体配合で作れる。
???系のSSランク。位階801で【冥獣王ネルゲル】の一つ上、【グランエスターク】の一つ下。
作成は長い道のりだが、通常プレイの範疇で確実に作れるのは嬉しい。ここまでは到達したいところ。
 
装備可能武器は剣と杖。所持スキルは【狭間の闇の王】
特性は【超ギガボディ】【こうどう はやい】【ギガキラー】【AI4回行動】【やみのはどう】【いあつ】
+25で【受け流し】、+50で【強ガードブレイク】【新生配合】【秘めたるチカラ】
新生配合を行った際の、基本サイズでの不利な特性のつきやすさは+2。
素でオーバーしており、新生配合はマイナス特性押しつけに要注意。
 
特性はシナジーが凄まじく、配合難度に相応しい優秀な構成。
いあつで敵の初手行動を封じ、こうどうはやいで確実に先手を取り、
強ガードブレイクで搦め手もガン攻めもこなせる。
 
相手にこうどうはやい持ちが居てもいあつで止まりやすく、
その間に状態異常などを掛けて勝負を決めてしまえる。
大型同士のぶつかり合いにもやみのはどうやギガキラーで対応し、秘めたるチカラで長期戦も有利。
受け流しは、本編でグランエスタークの攻撃を避けたシーンのイメージだろうか。
物理対策になるのでこれも優秀。
 
欠点としては、やはりこうどうはやい持ちゆえの異常耐性の低さ。
攻めてる時は強いが受けに回ると一気に崩されやすい。
また新生配合でのマイナス特性を回避するためには、特性を入れ替える必要アリ。
何を外して何を付けるか、かなり悩まされる。
 
スキル次第で様々なタイプの戦術が採れるため、対戦で出くわすと手の内が読みにくい厄介な相手。 
行動はやい持ちなのでリバースパーティは天敵になる。
 

  • ステータス成長率(100Lvアップの基準値)
    HP:494 MP:278 攻撃力:624 守備力:532 素早さ:624 賢さ:540
  • ステータス上限の基準値(新生配合済み・特性抜き)
    HP:1500 MP:600 攻撃力:959 守備力:959 素早さ:1080 賢さ:959
  • ステータス上限の実数値(新生配合済み・超ギガボディ・AI4回行動)
    HP:2250 MP:900 攻撃力:663 守備力:663 素早さ:746 賢さ:663

ステータスはHPが低めで、他は全て高めというタイプ。
上限基準値は割と高い方。まあ4回行動によって実数値は見る影もないが。
耐性はドルマ無効や炎・吹雪ブレス半減が特徴。
 
【冥獣王ネルゲル】と配合することで最終到達点である【名もなき闇の王】が作れる。
当初はネルゲルを生み出す方法が無かったが、2014年3月に【神殿レイダメテス】が配信され始めた事でようやく作れるようになった。
配合法の詳細はこちらも参照。ネルゲルと比べれば作成難易度は圧倒的に低い。

余談

こいつが攻撃を行う時は(というか多分全モンスターに)2種類のアングルが存在するのだが、真正面のアングルではなく、こいつの斜め上からうつすアングルの時に処理が追いつかないのかスローになることがある。恐らくこれは、真正面アングルの時には敵はうつらないが、斜め上アングルの時に敵がうつるため、その処理等で遅くなるのだろう(モンスターが多い時ほどスローになりやすいと思われる)。
 
原作であるGB版の預かり所前にいる女性がワルぼうとカメハが「恐怖の魔王が来る」という嘘をついていた旨を話している。このモンスターとの関係は不明だが、ある意味その嘘が現実になったと言える。

イルルカSP

新特性【ノリノリ】SPとの相性が非常に良いことで脚光を浴びた。
素で行動早いとAI4回行動・強ガードブレイクを持つため、ノリノリの効果で高威力の特技をお見舞いしながら状態異常もばらまける物理アタッカーとして、自作鍵の世界やオンライン他国マスターなどで活躍できる。
 
新生配合の際にノリノリと交換するのは秘めたるチカラがオススメ。
秘めたるチカラはコストが重いため、ノリノリを持たせても【しょうひMP×2】が付与されるだけで済む。
もともと速攻型の構成なので秘めたるチカラの恩恵がほとんどない点も大きい。

ジョーカー3・3プロ

DQMJ3及びプロフェッショナル版ではリストラされた。プロフェッショナル版では、配下の滅びの使者が復活したため、【名もなき闇の王】の配合方法がイルルカの狭間の闇の王と同じになった。

DQMSL

メインストーリー第三世界の黒幕、ラスボスとして登場。【サイコピサロ】と魔帽の団が暗躍した事で復活し、彼らが主人公達と戦っている間に力を取り戻す。
そして25-1 強大なる闇の世界1で戦うこととなる。
グラフィックは2Dだが、かなりヌルヌルと動く。
 
倒すと名もなき闇の王に変化、連戦となる。

期間限定クエスト「DQMSLの旅路」で入手できる闇の王のカギで育成クエストの「闇の王の扉」のカギ100本で挑戦をクリアする又はショップの交換所にて【ちいさなメダル】100枚と交換で仲間にでき、
何度も討伐していると手に入るモシャストーン・闇の王でパワーアップ可能。
転生させると名もなき闇の王にできるが、転生素材の闇の王エッグ5体だけでなく★4までパワーアップさせないと不可能である。
【超魔王系】かつ討伐のランクS。リーダー特性は全員の最大HPとMPを20%アップ。特性はAI 2回行動。
特技は混沌のキバ(単体に6回攻撃力依存で無属性の斬撃ダメージ。一部のリーダー特性などの影響でダメージが変化しやすい)
   殺りくのツメ(みかわし不可、みがわり無視、軽減無視。敵全体にランダム3回、防御力依存で無属性斬撃ダメージ。必ず会心の一撃)
   修羅の闇(単体を回復・蘇生・執念封じにしつつ3回ドルマ系の息ダメージ)。

星ドラ

イベント「狭間の大穴」で登場。
部下に【大地の魔人】【ルジュラド】【ゴルドロス】【スーパーキラーマシン】【焔鎖の化身】がおり、それを全て倒すと一定時間挑めるようになる。
伝説、ギガ伝説級ボスの中でもかなり強い方であり、魔王級では名もなき闇の王との連戦となる。

関連項目