【ドーク】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 04:23:11

概要

DQM2GB版で初登場し、DQM2の【ラスボス】を務めるモンスター。リメイクであるイルルカでもバッチリ表ラスボスを務める。
影の薄い魔王という点においては、もしかしたら【ミルドラース】以上かもしれないモンスターだが、これでも【邪悪な箱】【ヘルジャスティス】よりはマシ。
 
アラビアンナイトの世界の商人みたいな恰好で太めな短足のくせにあぐらをかいており、右手を挙げたポーズをとっている。左手にデカい緑色の珠を持っているのはコレクションだろうか?
攻撃時はバランスボールのようにこの珠に乗って飛びかかってくる。
容姿的な格好良さは歴代魔王の中でも残念ものではあるが台詞にはなかなか威厳があり、敗れたときは自分の負けた理由を悟って素直に負けを認めるなど少なくとも小物ではなかった。
3DSリメイクでは…一応存在感はかなり濃くなった。
DQMJ3Pではクリア後のおまけ要素的存在ではあるがそれなりに威厳のある姿を見せてくれる。
 
口調は敬語で一人称は「わたし」、いいことがあると「ファ ファ ファ!」 と笑う。

ライブラリの豆知識によると、宝を集めて人々から妬みや嫉妬を受けることに喜ぶ、恐ろしいモンスターらしい。
星ドラでも登場するほか、「ディミトリ」「ヒドリガルム」という色違いが登場している。

DQM1(PS版)、 DQM2

DQM2のラスボス。
歴代のラスボス勢の中では珍しく世界征服などの野望は持っておらず、代わりに蒐集欲にとりつかれている。
モンスター図鑑では「コレクターの中でも王」と評されており、そんな彼の収集癖を示すごとく、城は金銀財宝で埋め尽くされている。
しかしもっとも好む宝は不思議な力のこもった宝だそうだ。
 
顕示欲が強いのか他人の欲しがるものを集める事を好むドークだが、それはドークの宝を見た者が放つ見栄や欲望、またそれが満たされなかった時の無念が彼の糧であり、力の源となるからである。
カリスマはともかく、精神的なものを力の根源にしているという点では【ゾーマ】に近いかもしれない。
 
【天空の世界】【ムドー】を倒した後に現れ、それまでに集めた【マルタのへそ】の代用品候補である【うみなりのかね】【はかいのかがみ】【おおぞらのたて】とへその代用品を交換しようという提案をする。
それを持って【はざまの世界】に来るように言い、【はざまのかぎ】を授けて去っていく。
そのはざまの世界の【ドークの館】で主人公を待ちかまえ、【マルタのへそ】の代用品【ふしぎなへそ】を主人公に見せびらかす。主人公がふしぎなへそを求めているのは欲望によるものだと勘違いしていたようだ。
その為か戦闘前には上記の宝を集めた実績を持って主人公の事を「最高のコレクター」と評する。
 
戦闘では【ギガスラッシュ】【メダパニ】【いてつくはどう】【ベギラゴン】などを使う。
どうみても剣を使わなそうな外見なのに最強剣技を習得しているとは…
ラスボスだけあって状態系の耐性も完備しているが、水耐性が薄いという弱点がある。
これを突いて【かんけつせん】で動きを封じつつ大ダメージを与えるという戦法がある。
 
戦闘後は欲望を糧にいくらでも強くなる自分が主人公に破れたのは主人公が上記の宝を集め、更にふしぎのへそを狙う理由が欲望ではないからと見抜き「あなたはコレクターとしては最低だ…だが最高の仲間を持ったようですね」と評して消えていった。
 
配合で生み出すことはできず、入手手段はクリア後にメダル爺さんの景品(10枚)でもらうのみ。
コレクターの王様のくせに、いつの間にか自分がコレクターズアイテムになってしまっている。
ドークの語っていた「他人が羨ましがる物を集めるコレクター」とは正反対の、「自分しか興味を持っていない物ばかり集めるコレクター」の景品になってしまったのは何かの皮肉だろうか。
 
【????系】の中では弱いほうで、ドークを使う配合も無い。
但し、【ラーミア】等と同様、配合以外で手に入る????系という意味での価値がある。
図鑑を埋めた後は【ローズバトラー】などの系統×????系の素材にしてしまうのが良いだろう。特に今作では【ダークホーン】を使う配合がそれなりに増えたため便利。出現する鍵を手に入れたら価値が一気に落ちてしまうが。
なぜかラスボス時代の特技は忘れ、覚えるのは【ギラ】【イオ】【ちからをためる】と微妙過ぎるので、
もし使う場合は強いモンスターと配合して特技を受け継がせよう。素で使えるラスボス時の特技はベギラゴンのみ。
 
PS版では必要なメダルが倍の20枚に。
累計制25枚渡した後に交換制で20枚必要なため、最低でも合計45枚のメダルを入手しなくてはならない。
そのPS版では、戦闘BGMに【強大な魔物に挑戦】がシリーズで初めて使用されている。
????系の中では弱めだが、あくまでも「????系の中では」である。
ステータスは素早さ以外は高い。????系としては珍しく序盤のMPの伸びが悪いが、レベル42以降一気に伸びるため問題なし。
耐性は補助系、封じ系をほぼ無効な他、【なかまをよぶ】【がんせきおとし】も無効なのが珍しい。
…のだが、あろうことか【メガンテ】が効いてしまうという致命的な弱点をもつ。これはラスボスとして対戦する個体も同様である。
仮にもラスボスともあろう者がメガンテで木端微塵って……。まあ【ダークドレアム】のザキ耐性が完璧では無いという意外な面があったりもするのだが…。
この辺はドークを最大レベルまで育て、尚且つレベル99まで育て上げたゴールデンスライムと配合して耐性を補うべし。

ジョーカー2プロ

大半のラスボスが追加されたジョーカー2プロフェッショナルでめでたく再登場。 本作では配合で生み出せる。
???系のランクSに属し、【アクバー】×【ムドー】の配合で生み出せる。
両者とも割と入手に手間がかかるモンスターを必要とするので仲間にするのは結構面倒。
【わるぐち】【ぼやき】の両方を持ち、意地でも相手のテンションを下げようとする、居座っているだけで嫌らしいやつ。
まあ、こいつの性格には合った特性といえる。

能力値はHPが1枠では最大の1000まで伸びる以外はいたって平均的で、MPと素早さがやや低い値と微妙。
ただ「【ギャンブルカウンター】」を持つので、ナメてかかると痛い目を見る。
ちなみに魔王系の意地か耐性は高く、なんと全状態異常を無効化。【トロデ】の配合素材になるので1体は作っておきたい。
作り方はこいつと【キングモーモン】【ドン・モグーラ】【ワルぼう】の4体配合。
所持スキルは固有の【ドーク(スキル)】【チェイン】を覚える数少ないスキルの一つ。

テリワン3D

配合方法が追加されていて、ムドーの代わりに【バルザック】【カンダタおやぶん】【カンダタワイフ】のいずれかでも生み出せるようになった。
また、金の卵、虹の卵から生まれてくることもある。
今作ではアクバーはさばきの扉の主で、倒すだけで何度でも仲間にできるので入手は容易。
片割れは素材にGサイズの【ブオーン】を必要とするムドーを使うよりは、【ギガンテス】×【ギガントヒルズ】という割と簡単な組み合わせでできるバルザックを使った方が楽に作れる。
よって前作より入手は遥かに容易になった。
それどころかその気になれば星降りの大会前から作れてしまうし、加えてムドーは【ガルマッゾ】の素材にもなるので、こいつを作るのに使うのは少々勿体ない気がする。
トロデの素材になっている点に変化は無いが、本作ではトロデは配合チャートのトップに君臨する【魔戦神ゼメルギアス】を作るのに必要不可欠な為、こいつも必要不可欠となる。
トロデの作り方は前作と同じだが、今回はワルぼうの代わりに【わたぼう】でも可能なためほんの少しだけ楽になった。こいつらを仲間にするのは凄まじい苦行だが。
 
特徴及び特性は前作と変化なし。
「わるぐち」「ぼやき」「いてつくはどう」「ギャンブルカウンター」の特性と高いHPから、
居座らせて相手を邪魔するのが得策かもしれない。
所持スキルも前作同様固有の「ドーク」。
性別は基本♂固定。

イルルカ

GB版・PS版同様表ストーリーのラスボスとして引き続き登場。
自分の名前を2回繰り返して強調して名乗るようになり、全体的にコミカルなキャラ付けがなされている。
こっちでも一度倒された際にはこちらの力量を認める旨の発言をする。
一方で、彼の手下である【ダークマスター】に「敗北したら死ぬ」という契約を結ばせ、実際に敗北した際死なせているという魔王らしい残忍さも加わった。
 
ボスとしては、HP4500、攻撃力374、守備力374、すばやさ310、かしこさ427。
完全2回行動で、【メダパーニャ】【いてつくはどう】【ギガスラッシュ】【いなずま】【ベギラゴン】【シャッフル】を使う。
DQM2と比べて技のレパートリーが増え、メダパニがメダパーニャに格上げされている。
また、直接攻撃は行わないが特性のギャンブルカウンターで反撃してくる事もあり中々手強い。
反撃はギガスラッシュ並の威力があるが、ダウン系で攻撃力を下げれば反撃のダメージは減らせる。
 
倒してもそこで終わりではなく、変身して再戦というお約束のパターン。
本人曰く、自分のコレクションの中で最もレアだという【しんせいの宝珠】を使って【ネオ・ドーク】に変身し、もう一度戦うことになる。
 
ネオ・ドーク撃破後は元の姿に戻り、本当はマルタのへそは持っていないと詫びはじめ、自分のコレクションは好きなだけ持っていっていいと命乞いをする。コミカルなキャラの宿命かやたら小物っぽくなったが、彼のコレクションの中にあった【ワルぼうの金像】をへそ代わりにすることによってマルタの国は救われた。
この時、【カメハ】によってコレクションは根こそぎ持っていかれてしまった模様。
 
裏ストーリーでは【狭間の闇の王】が封印から解かれたことによって、城の外へと追いやられている。
狭間の闇の王を倒した後、気絶していた主人公を起こし、闇の王が落としていった【さいごのカギ】を渡してくれる。
主人公たちに友好的に接してくれるようになったが、自分が狭間の世界の王であるという自負は撤回しないようである。
それでも狭間の闇の王が現れた際はビビっていたが…。
 
天空の世界のヒターノの町ではかつて彼が天空の世界の支配者だった事が語られるが、ケチで人使いが荒かったため皆に嫌われていたようで、彼が狭間の世界に移ったのも「孤独なドークらしい」とさえ言われている。
表ストーリーのときに狭間の世界を偶然見つけて勝手に住んでいたことが伺える発言もある。
もしかしたらドークの名前の由来は「孤独」なのかもしれない(孤→こどく→コドーク→ドーク)。
 
DQM2同様に配合では直接生み出すことが出来なくなっており(テリワン3Dまでの配合では生まれない)、裏ストーリークリア後モンスター格闘場のお見合いイベントを進めることによって最後に仲間になる。
だが狭間の世界にいるドークは居なくならない。謎である。
「異世界中を旅するあなたについていくことが、未知の宝に出会う近道と思う」と仲間になりたがる理由を話すが、直後には「あなたに負けてから運勢が最悪」、「部下にも愛想を尽かされ孤独を味わう始末」などとぼやく。
仲間にすることを受け入れると、それらが改善されそうだと言い感謝の言葉も口にする。改心したのは本当なようで何よりだが……やはり魔王を名乗る存在としてはかなり特異な性格である。
また、ふしぎなカギの報酬でも手に入れることが可能。
配合先は変更され、【トロデ】の素材として使えなくなった代わりに【ダークマター】と配合することで新たにネオ・ドークが生み出せるようになっている。宝珠っぽいからか?
 
特性は【スタンダードボディ】【わるぐち】【ギャンブルカウンター】【ときどきシャッフル】【いてつくはどう(特性)】【デインブレイク】に変更。
【メガボディ】化で【AI2回行動】【ギガボディ】化で【こんらんブレイク】が解禁される。
居座っているだけでいやらしい特性を多数持っている上に、HPが【新生配合】前でさえ1670あり、しかもザキ混乱無効、マインド麻痺眠り半減と耐性もなかなか。
ラスボス補正を受けてかなり強化されたといえるだろう。
所持スキルは前作に引き続き「ドーク」。
 
余談だが、冒険中の特別な戦闘(所謂ボス戦)では【メガンテ】は必ず失敗するためラスボスがメガンテで木端微塵と最悪の事態だけは免れている。かんけつせんも本作にはないので、ラスボスがハマるという心配もない。

イルルカSP

基本的には3DS版と同じだが、今回はネオ・ドークにしなくてもJ3P同様にドークをそのまま超ギガボディ化させる事ができるようになっており、その際には【亡者の執念】を習得する。金の亡者…?
逆にネオ・ドークを小さくすることも可能なため、巨大化させたこいつの脇に小型化させたネオ・ドークを置いたり同サイズにして並べたりするシュールなパーティーが可能に。

ジョーカー3プロ

久しぶりに復帰。???系のSSランクになった。
今作でドークをそのまま超ギガボディにすることが可能になったためか、ネオ・ドークは登場しない。
【勇車スラリンガル】×【ムドー】×【スライダークロボ】×【グレイブディガー】の4体配合で生まれる他、【時空の裂け目】の歴代魔王としても登場し、例によって10ターン以内に倒せば仲間になる。
仲間になる際の台詞は主人公がただのコレクターではなくモンスターと絆を築いていることを感じて自らもそのコレクションに加わることを望むといったもので、イルルカでのネタキャラ感は大分薄れている。
 
特性に関してはときどきシャッフルが【ときどきひとりっ霧】に変わったこと以外はイルルカから変化なし。
固定特性ではないので、イルルカの時と全く同じ特性構成にすることは可能。
ちなみに固定特性はわるぐちで超ギガ化で得る特性は【ヘロヘロボディ】
合体特技は【フォースドハック】、合体特性はいかにも彼らしい【ドロップ率アップ極大】
 
【竜王】【神さま】【軍神トガミヒメ】との4体配合で【神竜】が生まれる。
スキルは変わらず「ドーク」。
【ひとりっ霧】を習得できる唯一のスキルではあるが、特性にときどきひとりっ霧もある。
やっぱりこ「ドーク」なのだろうか。
 
余談だが、ライドタイプはまさかの「空中」
翼どころかマントすら無いのにどうやって滑空しているのやら…。もっとも、そんな奴は他にもいるが。
もしかしたらコレクションに精を出しすぎてて地に足がついていないから…というのは考えすぎか。

ドラけし!

イルルカSPイベント「マルタのへそを求めて」で登場。
クエストで手に入る扉を使ってコイツを倒した後、強敵チャレンジに追加される。レベルは40~80までの10刻み。
物理攻撃が弱点で、【アスラゾーマ】【ビーバーン】【アクアマリンホーク】が効果特大。

ドラけしはレベル80クリアで獲得できる星4の青属性で、スキルは正方形の範囲内のドラけしをランダムに消す「コレクション」。