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添付アルファベット表記：“Holy Shield”Aspia
読み：“ひかりのかぎ”あすぴあ
種族：真竜類-上古竜
性別：メス
年齢：約2万歳（大陸秘境開拓時代時点）
職業・立場：七竜
属性：秩序にして善
発案者：tocoma110
【Tag: 住民 竜 真竜類 上古竜 危険度等級EX 七竜 発案:tocoma110
「彼女の守護なくして、今の世界はなかっただろうな……」
～“獅心帝”ラグレス2世～
概要 
七竜の一角であり、大陸各地に様々なその爪痕を残す上古竜。
世界各地で様々な事物事象に封印を施しており、それ故に「光の鍵」の二つ名を冠する。
そのため、他の七竜と比べてその功績の跡が非常に多く残っている。しかし、彼女の手によるものであると知る者は少ない、縁の下の力持ちでもある。
詳細
目撃例こそ少ないが、俄州寄りの内海、アスピ海?のどこかに居を構えていることで知られる。
他種との交流に積極的ではないという意味で典型的な真竜類であるが、その一方で大陸各地に眠る多数の危険をその手で封印している。そのため、決して外界に興味がないわけではなく、むしろ関心を持つ故に距離を置いている、やや珍しい手合いといえる。
いくつかの記録から落ち着いた性格と冷静な視点、広い視野の持ち主とされ、七竜の中でも“妖賢”と並んで知恵ものとされる。
ただし、前述の通り外界に無暗に関わることを嫌う通り、そのスタンスは正逆。
あちらが世を乱すことを悦ぶ性分なのに対し、こちらは世が安定していることを好む。そのためか外界から客を招くこともなく、また近づこうとすることは拒む傾向にある。
- とはいえ、助けを求めるものを見捨てるほど薄情でもないようで、彼女の住処近辺での遭難者・難破船の救護、また狂暴な生物による横暴の調伏の噂は囁かれる。
もっとも、それも積極的といえるほど多いわけではない。 - また、人類種については危険視している節もあり、幾度か警告を出しているほか、稀にその手で都市や国家を滅ぼしたことも。
ただし、下記の通り多彩な秘術を修めている故か知的好奇心も強く、書物や新しい知識、また知恵比べを好む面もある、と伝える記録も残る。
最大の特徴は、彼女が各地に残す実績──封印である。
彼女は各地に眠るいにしえの超兵器や異界の脅威、恐るべき力の眠る土地などに封印を施している。
世界を揺るがす脅威を封印するその姿は、まさしく正統なる竜のそれ。
彼女の操る力は通常の竜種のもののみに収まらず、特殊な技能も用いているとされる。
精術は勿論のこと、天地自然の“氣”を操るものや、それ以外の魔術妖術の類まで幅広く修めている……そう噂される。
実態は不明であるも、いくつかの記録で彼女が行使する力は精術ではありえないものもあり、少なくとも不可思議な技に長けていることは確実である。
彼女の秘術はその字の通り、光を放つ封印として現れる。
多くは文字じみたもので編まれた鎖・網・楔、あるいは剣のような形で見られ、特に剣状のものはひときわ強力。
彼女の存在・所業を知らずとも、いずこかの秘境でその功績の跡を見ている秘境開拓者は珍しくない。
その封印が解けることはほとんどないが、稀に何者かの干渉や事故などで封印が解け、その奥地に眠るものが蘇ることがある。そうした時、世界は危機に見舞われてしまう。
可能であれば彼女自身が再度封を施すというが、それが難しい場合、世界を守るために偉大なる王が姿を見せる。
また、非常に美しい声を持つことでも知られる。
外見
非常に流麗な竜で、ぱっと見は鱗がまるで分らないほど。
全身はクリーム色じみた白い滑らかな鱗に覆われており、翼先や角先など、一部分に黄金のアクセントのラインが走る。竜紋鱗はなだらかで紋様は見えにくいほど細かい。
竜玉石は喉元に備わり、俄州の空や海を彷彿とさせる、鮮やかで澄んだ青色を湛える。
その鱗に違わずシルエットも非常に流線的で、爪や牙、角といったものも限りなく少ない。
翼を広げた姿はエイや凧を連想させるが、胴体自体は細身。
その一方、翼は巨大でいわゆる真竜翼から外れた膜翼のそれに近い。ただし、飛竜類のそれよりは顎鳥類のそれに近く、肉厚。範囲も非常に大きく、肩口から尻尾の中頃まで続くほど。
頭部は矢じり状に鋭角で、口先はくちばしがあるなど鳥に似た風貌。
一本の帆のような垂直三角形の角があるほかは、角の代わりに平べったい触手状の器官が伸びている。これは翼の端、四肢の肘・踵先からも伸び、本個体固有の特徴となっている。先端にはひし形のかざりが備わる。
また、瞳は薄紅色で柘榴石を思わせるきらめきを宿している。
全長：120m 体長：82m 翼長：片翼120m程度 体重：非公開
来歴
古き竜ゆえに七竜になる以前のことは知られていない。
が、アナステルス商業連盟?の前身が発足する頃にはアスピ海に居を構えていたことが知られており、海域一帯を支配していたという。
また、彼女は空席を埋める形で現れた個体、とも伝わる。
前述の通り、彼女は大陸各地に強力な封印を施している。
その時期は正確に知られていないものも、1万年以上前からとする声もあるほどで、古竜に上った頃にはすでに秘術の類を習得し、各地でその力を使っていたものとされる。故に、七竜に数えられるのは非常に早かったものと考えられ、多忙な日々を送っていたものと考えられている。
- 封印発見最古の記録が大陸歴前1000年頃にまで遡るため、少なくともその頃には封印活動をしていたと思しい。
以降、時折封印地や大事件のあった秘境などに姿を見せ、封印の調整などをしていると思われる。
同類との交流はあまり広く知られていない。
だが、世界の危機に密接に関係することから竜王とのかかわりは深く、幾度か封印地でともに目撃されている。
また、その正確な住処も知られておらず、それ故に彼女に会いに行くということは極めて難しい。
そうした理由から、真竜類の間でもその功績は知られていても、彼女と付き合いのある存在は珍しいとされる。
それらはいずれも「自身が大陸各地の封印の要」であることを理解している故であり、所在を知られながらもそこに踏み込ませていないことも、そうした理由に由来する。
実際のところ、彼女は面倒見のいい性格であり、世話焼きで少々口うるさい。
そんな性格を自覚していることもあり、あまり積極的に他者を煩わせないよう、気を使っているのである。
- それでも、やってくればぐいぐいと距離を詰めてくる“夜明けの太陽”に関しては半ば呆れつつ、稀少な友人として接している。彼女からも姉のような存在として慕われており、まんざらではない。
- また、最も付き合いの濃い“黒き焔”に対しても心底信頼を置いており、若かりし頃は人間でいう「恋心」に似たものを抱いていた時期もあった。
が、紆余曲折を経て、己の抱く感情は「敬意」に近いものであることに気づいてからは、尊敬すべき友人として接する。若干、未練はある。 - “可憐なる太母”についても使命を全うしている姿に敬意を抱き、可能な限り力になろうと考えている。
- “凶星”・“海神”については気が合わなそうだと思い、あまり関心を寄せていない。
- それ以外では“妖賢”・“黒き嵐”・“眩い霧”の三玉については問題児を通り越した有害物質と見なしており、早々に対処すべきではないかと考えている。
だが、実力差から自身の手で成すことは難しいと考えており、立ち向かう者がいればそれに助力するつもりでいる。
なお、超古代文明・異界よりの侵略者たちについては嫌悪感を抱いており、それを求めるような人類種には侮蔑を隠さない。
装備・保有する特殊な技術
肉体的な能力では他の七竜にいささか見劣りするが、そんなものは些細なものでしかない。
彼女の最大の武器は、その頭脳と秘術にある。
- “竜の息吹”
真竜類の最大の武器。
彼女のそれは字の通り光線として発現する。物理的には物質崩壊光線として、概念的には干渉霧散光線として。攻防一体の武器である。
- 封印の力
彼女固有の技能。
前述の通り、光の文字のようなもので編みこまれたものとして顕現する。これが封じるのは物理・概念のみならず、世界法則そのものなどにまで匹敵するほど。彼女の力の前では七竜ですら屈する可能性を秘める。
加えて、それらの封印を彼女は今も遠隔で制御・調整し続けている。
途方もない数の封印を常に把握し、その上でその操作まで行なうのは、如何な真竜といえど神業の域である。
- 精術
数多修める技術の一つ。
かの“妖賢”や“眩い霧”のそれに勝るとも劣らぬ技量は、大陸でも有数の技術者といって過言ではない。
- 天地自然の“氣”を操る力
原理不詳ながら操るという、不可解な力。
他の真竜類でも同様の能力を持っているが、彼女のそれは飛びぬけて高い。彼女を凌駕するような個体は、“雲仙”くらいのものとされる。- その中でも得意とするのは、バランス調整と鎮静化にまつわる技術だという。
- 魔術・妖術の類
様々な技術の類を修めているとされる。
彼女が操る封印のいくつかはこうした技術も合わせたものとされ、それ以外にも近しい力を行使する。
- 念話能力
真竜類の中でも極めて優秀。
種族別の思考回路をトレースし、適切な翻訳を導き出せる数少ない真竜。その技量は強制支配でもない念話で、他者を誘導するほどである。
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