チョコボシリーズに登場する黒魔道士。
白魔道士モチーフのシロマが早々にキャラクターを確立させ事実上のメインヒロインとして扱われているのに対し、
黒魔道士をメインキャラクターとして描いた作品は少なく性格付けもややまちまちな感があって扱いにはかなり差がある。
独特の衣装で顔が隠れキャラが作りづらいことや、キャラクターの性質上味方キャラとして描きにくく初期はモンスター扱いだったことなど理由は多々あるのだろう。
『時忘れの迷宮』ではようやく重要キャラクターに昇格した。
チョコボの不思議なダンジョン2
モンスター村の研究所の地下でモンスターミュージアムを公開している。
ちなみに便宜上での扱い。
他の黒魔道士たちには名前があり、彼?のみ名前がないためである。
「チョコボのふしぎものがたり」でも研究所の一員として登場。
ゲームとは違い、普通に喋る。脇役ながらも、村の知恵袋として活躍した。
岬のダンジョンへ向かう道中でも黒魔道士に遭遇したが、無関係と思われる。
チョコボレーシング
「黒魔道士」として登場。雲に乗ってレースに参戦。自分の持つ魔石のレベルを上げる能力を持つ。
無口であまりしゃべらない。
対戦相手として登場すると火力の高い攻撃を浴びがちになる。
ストーリーモードでは、バリアを入手するまで黒魔道士を使って対戦相手の火力を下げ、タイムの短縮を図る方法がある。
全く言葉を発さないにも関わらず、チョコボやシロマとは意思の疎通が出来る。
しかしモーグリは理解できない。
ラストシーンで一言だけ言葉を発し、モーグリに「お前しゃべれたんかい!」とツッコまれている。
- 正しくはベヒーモス戦終了後の会話シーン。「すべてのクリスタルを集めた時、幻界への扉が開かれん」という趣旨の発言を唐突にする。
- エンディングでも諦め悪く一人愚痴るモーグリに対し、通りがかりに「…くどいヤツ…。」と呟き、モーグリに「お前は黙ってろ~!!」と返される場面がある。
彼(?)のテーマと対応するコース「黒の館」のBGMの原曲は違うナンバリング作品のミシディア絡みの曲。
一方、本作には白魔道士の住んでいる村であるミシディアが存在し、更にはコースにも「ミシディア空中庭園」が存在するが、
白魔道士のテーマ、ミシディア空中庭園のBGMの原曲共にミシディアとの関連性が無い。
単なる偶然かもしれないが、意図して黒魔白魔共に、FF本編に於いて魔道士と縁の深い『ミシディア』と何かしらの関係を持たせたのかもしれない。
チョコボGP
『その覚悟、認めよう。』
後述する『時忘れの迷宮』のクロマ・マグノーリエが参戦。名義は「クロマ」
2022/12/22からのシーズン5に参戦。プライズパスを解放するか、アイテムチケットと交換する事で使用可能になる。
マシンカラーやセレクトマシンも同様に入手可能。
マシン《マグノーリエ 4WD》
スピード | 3 |
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グリップ | 2.5 |
加速 | 2.5 |
ドリフト | 3 |
ダート | ◯ |
シロマと比べると車高が高く、タイヤも大きい。
アビリティ | 《マクシム》 |
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チャージ時間 | 46.25秒 |
説明 | コースに爆発を起こす魔法。 (L)を入力する方向によって 発生場所や回数が変化する。 |
『時忘れの迷宮』でも使用していたクロマの魔法。
意識を集中させて純度を高めた魔法のエネルギーを放出し、コース上で爆発させて攻撃。
発動時のLスティックの入力方向によって爆発が起きる場所とその数が変化する。
- 【上入力】発動時のクロマの位置よりも前方の離れた位置で5つの爆発を起こす。
- 【入力無し】発動時のクロマの位置よりも前方の近い位置で5つの爆発を起こす。
- 【下入力】発動のクロマの位置で3つの爆発を起こす。
いずれも狙って当てるのは難しいが、避けにしても爆発位置を予測しづらいので牽制としては十分。
一応魔法なので、シロマのアビリティでカウンターされる。
チョコボスタリオン
マハダンという名前で、チョコボの種を冷凍保存(ブリザド)してくれる。
ダイスDEチョコボ・チョコボランド
名前は無く、「黒魔道士」として登場。
友達魔石としては、並べて配置することでアップ率が上がり、CPの徴収量が増える。
能力上位変換としてローラーが存在する。
シロマやドルくん、カーバンクルと同じくチョコボの友達の一人だったが、
飛ばされてきた世界でクリスタルの影響を受けおかしくなってしまい、チョコボに対決を挑んでくる。
いちばん最初の敵で強さはそれなり。
この影響で、PS版ではチョコボの仲間で唯一彼(?)だけ敵コマとして登場していた。
はたらくチョコボ
開拓者のうちミューラ(女)とコウイチ(男)の二人が黒魔導士。
例によって帽子によって顔が隠れて目だけが白く見えているデザイン。
この二人のうち、ミューラには以下の設定が盛り込まれている。
- コウイチと若干異なった容姿をしている。
- まつ毛がついている。可愛い。
- とんがり帽子ではなく先が2つに分かれた帽子を装備している。
- 女時魔道士「ミラー」の妹(集英社及びデジキューブ版攻略本より)。
チョコボと魔法の絵本
世界中を放浪している書物コレクター。
彼が邪悪な魔法書、ベブズを島に持ち込んだことにより、チョコボ達が本の中に吸い込まれてしまう。
- 一人称は「俺」。
チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮
人間の女性として登場。本名クロマ・マグノーリエ。
シロマの姉で、闇の神官。時忘れの街の記憶を解放していくチョコボと敵対し、ダンジョン内で何度かチョコボに戦いを挑む。
光の守護者クリア後、ラファエロが破壊神だった事を思い出し彼に戦いを挑みシロマをかばって倒される。
闇の守護者クリア後、破壊神に取り込まれラファエロに助けられ、生還した事が判明。クリア後にクロマの未来をクリアすると、闇のクリスタルを探しに旅に出る事を決意する。
なぜ人間の女性の姿かというと、キャラの等身を上げて今までのクロマを描いた結果、魔物っぽく、フードを被っている奥で目が光る感じなために表情が付けづらかったから。
最初は男で、シロマの兄だったが、描いてみたらしっくりきたので女性にしたらという提案をあせて貰ったからだとキャラデザの板鼻氏は語る。(Wii版時忘れ公式コンプリートガイドより)
- その結果、四人の神官が全員若い女性に統一された。
何故か外見がファリスに似ている。複雑に言えばファリスが少し若返った姿に近い。
- シロマがレナにそっくりなので、狙ったんだろうか?
- ファリスに似ている事について、公式的に何も言及がないのが不自然。ムービーでは黒髪でなく紫色だし、狙ってデザインしたとしか思えないのだが…
光の守護者30Fでボスとして対戦。クロマの影とクロマ本人との2連戦であり、
クロマの影はHP300 ファイア、サンダー、プリザド、瀕死時のみメテオを使い
クロマ本人はHP400 ファイガ、サンダガ、プリザガ、瀕死時に今ゲーム最強魔法であるマクシムを使用する。
また、両者ともダメージを受けるとワープして遠くに逃げる習性がある。
しかしワープで距離が離れた際はこちらも回復や強化に余裕ができるため、数発の魔法に耐えられるHPがあればさほど苦戦しない。マバリア状態になれる手段があるとより楽になる。
ただし彼女の影からの連戦になるためガス欠に注意。
シロマの記憶によると、白魔法も使えるらしい。
ゲーム画面ではわかりにくいが短パン+ソックス。
妹にはない絶対領域の持ち主。
チョコボと魔法の絵本 魔女と少女と五人の勇者
クロマ。幻想絵本アルヴァニカ第二巻「ひとりぼっちのぬいぐるみ」の主人公。
絵本のタイトル通り人形師ネーロによって作られた生けるぬいぐるみで、
他のぬいぐるみたちと一緒に森深くの館の中に住んでいる。
ある日周りのぬいぐるみたちが次々とおかしくなっていき、
その原因を探求するうちにクロマは自分の出生の秘密を知ることになる。
正体はネーロの息子で、30年前5歳の若さで病死。息子を失いたくないネーロによって魔導ぬいぐるみとして生まれ変わった。
仲間との悲しい戦いや別れを経て、成長していく。
- どことなくビビを彷彿とさせる生き様である
前作と違い、一人称は「僕」。ここらへんもビビを彷彿とさせる。
マリオバスケ 3on3
隠しキャラで、スペシャルショット「メテオ」を放つことができる。
他の作品と比べるとスマートな体形。
NORMALレベルのレインボーカップで、毎試合敵チームに200点以上点差をつけ、優勝することで使用可能となる。
本作のCOMはかなり強く、勝つだけでも大変。熟練者といえど全試合200点差は多少運も絡んでくる。
マリオスポーツミックス
この作品も隠しキャラとして登場。
ファイアやサンダーで相手を攻撃したりボールをキャッチ・ブロックなどしたりと、黒魔道士なだけあって黒魔法を駆使する。が、その魔法に必要な杖をホッケーのスティックにして振り回したりするヤツ。杖は大丈夫なのだろうか。
姿はマリオバスケと変わらないが、必殺技はメテオではなく雷で相手を小さくしてからのショットのため、何の黒魔法を使っているかは不明。ミニマムは白魔法のため違うだろう。
- マリオカートではサンダーで敵カートを小さくするが、それが元ネタだろうか。
- マリオたちはそこそこの威力の雷属性魔法を食らうと小さくなる習性があるのかもしれないwwwww