エピドート

Last-modified: 2021-06-11 (金) 10:34:21


3.エピドート
宝石言葉:多面性

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あらすじ ※ネタバレ注意※

プロクト広場
魔法戦士の家
クアー氷城

 

冒頭回想・スミカ編

病室で兄のユウジと談笑するスミカ。
最近実力が伸びており、
「お母さんにも言ってみるんだ。今回は褒めてくれるかも!」
と笑顔で話す。ユウジは答えに詰まり、怪訝に思ったスミカに呼びかけられる。
「スミカは、スミカのできるようにやればいいんだぞ。
父さんや母さん、先生が色々言ってるのかもしれないけど、
俺を気にして無茶したら──」
妹の言葉への明確な返答ではなく、彼女を気遣う言葉を発したユウジ。
しかしスミカは、心配はいらない、と明るく言う。
「天才戦士・ユウジの妹なんだから!
アタシがへっぽこだったらお兄ちゃんにも恥かかせちゃうもんね!」
ユウジは沈黙する。

プロクト城

洞窟の魔物を倒したことを報告するワタルたち。
休む間もなく、早速次の目的地はクアー氷城だと告げられる。
ワタル達が謁見の間を去った後、国王はふと口にした。
「……戦士、か。見ず知らずの他者のために、命をかけて戦う者。」
国王は、戦士に対して何か思うところでもあるのだろうか。
しかし、大臣は冷徹だった。
「彼らは自己満足という対価を得る。すべては己のため、そうでしょう?
あの儀式だって、それを利用したのですから」
そうですね? と同意を促した相手は、水色の髪の少女――アザリーだった。

プロクト城・地下倉庫

城の探検をしていたワタルは、地下倉庫でずぶ濡れのアザリーに出会う。
心配して声をかけるが、アザリーは
「黙って、見なかったことにすればよかった。」
と冷めた言葉を返す。
「そんなことできるもんか!
自分が大丈夫ならそれでいいなんて、そんな風には思えない。
自分だけじゃなくて、みんなで一緒に幸せになりたい。
それを叶えるのが、戦士だろ?」
と反論するワタルにアザリーは、
「変わらない」
と、まるで以前に会ったことがあるかのようなことを言う。
そして、
「他人を護るということは自分を犠牲にすること。
幸せだった日々を壊したくないのなら、皆を救うことは諦めて。
どれだけ尽くしたところで人は負の感情をばら撒き続けるのだから」
という忠告を残して、彼女は去っていく。
その言葉に、ワタルの胸中に「タクヤ」という友人の名が浮かぶ。

プロクト広場

そのころ、スミカとアヤネは広場で語らっていた。
アヤネの出身地はソフトクリームもない田舎で、アヤネは巫女をしていたらしい。
話の過程で、アヤネは父からもらったという緑色のオーブを取り出す。
色違いのオーブをスミカも持っており、スミカは母親からもらったという。
だが、それをどこで買ったのかは分からない。
「アヤネみたいな美人で頭のいい女の子になりたい」
というスミカに、アヤネは逆にスミカが羨ましいという。
「私は男の人と話をするのが苦手ですし、何か言われたらすぐに落ち込んじゃって。
スミカちゃんは誰とでもお話しできるし、何か言われてもいつも明るくて、
そんなスミカちゃんを尊敬しているんです。」
スミカは何故か一瞬、返答に詰まる。しかし、すぐに笑顔になった。
「そうだよ。アタシは元気いっぱいの魔法戦士・スミカちゃんだからね!」
その時、二人の前を魔物が横切る。
誰かに襲いかかったら大変だ、と追いかける二人。
そしてボスを発見するも、ボスの攻撃にスミカは倒れてしまう。
焦るアヤネはどうすればいいのか、と考えを巡らせるが動けない。
しかし間一髪でヤマトが駆けつけ、事なきを得たのだった。

魔法戦士の家

夜、魔法戦士の家の外では、プロクト広場での一件を振り返り、アヤネが自省していた。
(私、何もできなかった……。
こんな自分を、村の風習を変えたくて魔法戦士になったのに――)
そこへ、スミカの手当を終えたヤマトが家から出てきて、
「スミカなら大丈夫ですよ。」
と声をかける。
「いつまでも悩んでしまって……。スミカちゃんなら、
すぐに前向きになれるのでしょうね。」
とスミカと自分を比べて自嘲するアヤネに、ヤマトは意外な言葉をかける。
「本当にそう思いますか?」
戸惑うアヤネに、ヤマトは言う。
「悩みを見せるか見せないかの違いだけです。前だけ向いているのは有り得ない」
アヤネは、立ち止まって後悔するくらいなら、村の風習を変えるために
自分がやらないといけない、と言い返すが、ヤマトの態度は変わらなかった。
「できないものはできないよ。悩みや後悔を捨てる唯一の方法は、
救えないもののすべてを諦めることです。」

翌朝、スミカは笑顔で皆の前に現れる。
心配するアヤネにも笑顔で「大丈夫」と答える。
ヤマトやワタルもホッとした様子で、
それぞれの言葉で彼女を気遣い、和やかな雰囲気になる。
しかし、そんな雰囲気はクオンの厳しい言葉で一変する。
「自衛の手段はあった。それを使わなかったのは自分の責任だろ。」
「そこまで言わなくても」
とスミカを庇うワタル。クオンとスミカは黙り込む。
しかし、クオンの沈黙がスミカのそれと意味合いが違っていることが、後に判明する。

クアー氷城

クアー氷城にて、ワタル達は無事にボスを撃退する。
ところが勝利の余韻に浸る間もなく、突然周囲で謎の爆発が起こる。
急いでその場から逃げようとするも、スミカが逃げ遅れてしまう。
実は、昨日のボスの攻撃で足を痛めていたのだ。
状況を見てクオンは咄嗟にヤマトに防御魔法を指示し、
自身の爆発魔法で周囲の爆発を止める。

ワタル達が去った後、隠れていたフードの5人組が姿を現す。
ツロコ洞窟にいた5人組で、爆発は彼らが仕組んだものだった。
ワタル達が何事もなく帰って行くのを見て、謎の5人組は直接交戦を決意する。

※ネタバレ注意※

 

考察 ※ネタバレ注意※

「ワタル」「スミカ」「ヤマト」「アヤネ」「クオン」です。
それ以外のキャラの色もメインキャラに準じて決めています。
詳細は折りたたみ内最初に記載しています。

ショートカット
プロクト中央広場
魔法戦士の家・夜
魔法戦士の家・朝

 

第3話のタイトル「エピドート」の宝石言葉は「多面性」。
魔法戦士たちの考え方、ものの見方の違いが表れ始める。

 

プロクト城・地下倉庫

まずはワタルとアザリーの初会話。
前の話で、アザリーが
「あなたが、どうして……。」
と呟いたことを思い出して欲しい。アザリーはここでも
「……どうして、あなたが……。」
と言っている。
この言葉は、どうして私に声をかけたのか、というセリフの前振りとも受けとれるが、
ただそれだけならば同じようなことを二度も言う筈がない。
また、ワタルのことを
「変わらない」
と評している。
この2つから考えられることは、過去にワタルと会ったことがある、ということだ。
アザリーが言った「あなた」とは、ワタルを指していることになる。
一方のワタルには、アザリーと出会った記憶はないようだ。
アザリーは、いつワタルと出会ったのか。
その時の出来事が、この物語を大きく動かしたポイントになる。
さらには、アザリーはこうも言っている。
「自分を、幸せだった日々を、壊したくないというのなら、
「みんな」を救うことは諦めて。」
これはワタルの「全体幸福論」と対立する考え方だ。
今後、この対立がどう変化するのか注目して欲しい。

ポイントはもう一つ。
アザリーが去った後にワタルが呟いた「タクヤ」という名前だ。
この時点ではネタバレとなるため伏せるが、記憶の片隅にとどめて欲しい。

実際の会話

※ 「アザリーのセリフ」

 

 

♪アザリー(曲名:人形遊び/配布元:H/MIX GALLERY)

「…………!」
「どうしたんだよ、ずぶ濡れじゃん!
こんなところで探し物する前に
着替えた方がいいだろ!
あ、オレの上着でよければ貸すぜ!
さっきまで魔物退治してたから
ちょっとばかし青春の匂いがするけど──」

「いらない。」
「ですよねー。
青春の匂いが嫌なら、オレが家まで送っていくぜ!
スピード出発、スピード到着!
はやく着替えないと風邪ひくし──」

「必要ない。」
「ですよねー。
無理すんなよ!
えーっと、濡れてる理由、言いたくないのかもしれないけど、
言ってくれるのを待っている人が絶対にいるからさ!」

「……どうして、あなたが……。
どうして私に声をかけたの? その必要はなかったはず。
黙って、見なかったことにすればよかった。」

「そんなことできるもんか!
自分が大丈夫ならそれでいいなんて、そんな風には思えない。
自分だけじゃなくて、みんなで一緒に幸せになりたい。
それを叶えるのが、戦士だろ?」

「……変わらなすぎる。
プロクト城に仕える人間として、忠告しておく。
他人を護るということは、かわりに自分のすべてを捨てるということ。
今ならまだ間に合う。
自分を、幸せだった日々を、壊したくないというのなら、
「みんな」を救うことは諦めて。
あなたがどれだけ尽くしたところで、
人間という生き物は、
負の感情をばらまき続けるのだから。」

──アザリー、ワタルに背を向けて歩き始める──

「待っ──! えっと、名前、その」
「……アザリー。」

♪フェードアウト

──アザリー、立ち去る──

アザリーの声
あなたがどれだけ尽くしたところで、
人間という生き物は、
負の感情をばらまき続けるのだから。

「……タクヤ」

プロクト中央広場

スミカとアヤネの会話は、一見仲睦まじく話しているだけだが、実はズレが生じている。
アヤネはスミカを
「明るく前向き」
と評しているが、それを受けたスミカはしばらく間を置いてから答えている。
「そうだよ! アタシは、明るく元気いっぱいの魔法戦士・スミカちゃんだからね!」
しかし、この後の話から明らかになるが、
スミカは決して常に前向きで明るいわけではない。
強がり平気なフリをしているだけなのだ。
アヤネの言葉でスミカがそういう態度を取っているということは、
「明るくて前向きで男性とも話せて快活なスミカ」
という、いわば
「アヤネにとっての理想の女性像」
を無意識にスミカに押し付けてしまっていることになる。
直接そう言っているわけではないが、ヤマトの
「悩みや後悔を周りに見せるか見せないかの違いだけです。
前だけ向いていられるなんて、有り得ない。」
という言葉は、これを遠回しに指摘しているのだ。
この押しつけをアヤネがどう改めるのかが第1章(1~12話)のポイントにもなる。

もう一点、この二人の会話でサラッと出てきた「オーブ」。
物語の重要なキーアイテムなので、覚えておこう。

実際の会話

「この、芋栗南京柿梨林檎葡萄アイスってどんな味がするんだろうねー?」
「味の想像がつきませんね……。」
「あ、座れる場所発見! ちょっと休もうか。」

──スミカとアヤネ、ベンチに座る──

♪スミカ(曲名:ミチビキソウ/配布元:H/MIX GALLERY)

「それでは、レッツ試食ターイム! いただきまーす!」

──スミカ、アイスを食べる──

「あ、これ美味しい! アヤネちゃんも食べてみて!」
「いただきます。」

──アヤネ、アイスを食べるが、なんとも言えない表情──

「あれ、美味しくなかった?」
「た、たぶん、ソフトクリームを食べたことがないから……。」
「ええー!? なかったの!?」
「出身は山奥の集落でしたから……。
イカルガの戦士学校に入るために山から出てきたので。
父が神職で、その娘の私は巫女をしていたので、
あまりこういうものを食べさせてもらえなくて。」

「お巫女さん……!
こんなに美人な巫女さんなら御利益100%増し待ったなし!
アヤネちゃんの巫女パワーは
スミカちゃんがぜーんぶいただいちゃうのだー!」

「はわわわ、す、スミカさん……!」
「あれ、これって、オーブ?」
「はい、先日、お父様からいただいたものです。」
「アタシも、お母さんから同じものをもらったよ。
色違いだけど。
いろんなお店を見たけど、こんなオーブを売ってるお店、ないんだよね。
どこで買ったんだろう、お母さん。」

「スミカさんもお母様からいただいていたのですね。」
「スミカでいいよ。アタシもアヤネって呼ぶからさ!」
「え、ええと、スミカ…………ちゃん」
「うん。今はそれでもいっか。
アタシも、アヤネみたいに美人で頭よくて気が利いて
お淑やかな女子になりたいなー。」

「私は、スミカさ……ちゃんが羨ましいですよ。
私、男の人とお話しするの苦手ですし、
何か言われるとすぐ落ち込んじゃって。
スミカちゃんは誰とでもお話しできるし、
何か言われてもいつも明るくて、
私、尊敬しているんです。」

───やや言葉に詰まるスミカ──

「そうだよ!
アタシは、明るく元気いっぱいの
魔法戦士・スミカちゃんだからね!」

魔法戦士の家・夜

ヤマトはヤマトで
「できないものはできない。悩みを捨てる唯一の方法はすべてを諦めることだ」
という虚しい結論にたどり着いている。
「できないものはできない」
に始まり、ここからヤマトの低すぎる自己評価が見え始める。
どのような生い立ちが彼に悲しい結論を導かせたのか。
ヤマトの考えは「分かりにくい」と言われるが
「自己肯定感の欠如」と「それを埋め合わせる代替をどこに求めているのか」
を理解できればある程度掴むことができる。

実際の会話

(私、何もできなかった……
ヤマトさんが助けてくださらなかったら、
私も、スミカちゃんも……
何も変わっていない。
こんな自分を変えたくて、
村の風習を変えたくて、戦士になる決心をしたのに……)

──扉が開いてヤマトが出てくる──

♪ヤマト(曲名:Hamlet/配布元:Presence of Music)

「ヤマトさん。」
「スミカなら大丈夫ですよ。」
「ごめんなさい。私、何もできなくて……。」
「スミカの無茶なのは分かってます。自分でやることにこだわるから。」
「いつまでも悩んでしまって……。
スミカちゃんなら、すぐに前向きになれるのでしょうね。」

♪フェードアウト

「本当にそう思いますか?」
「え……?」
「悩みや後悔を周りに見せるか見せないかの違いだけです。
前だけ向いていられるなんて、有り得ない。」

「でも、私はやらないと……!
立ち止まって後悔するくらいなら、
私が、あの村を変えないと──」

3-1.jpg

魔法戦士の家・朝

クオン視点では
「自衛の手段はあったのに、後から被害者面されても迷惑なだけ」
というスミカへの批判に注目。
これは、魔物を発見した時に自分達だけで突っ込まず、まずは仲間に助けを求めればよかったということだろう。
危ない時に「助けて」とも言わずに死なれた方が、残された人間へのダメージが大きくなるという意味でもある。
序盤のクオンは特に、曲がった・尖った・ひねくれた表現を多用するため分かりにくいが、かなり遠回しに
「危ない時は素直に危ないと言え」
と言っているのだ。
第2章(13~17話)で明らかになる彼の生い立ちを知っていると、
何も言わずに死なれることに対してクオンが抱く嫌悪・恐怖は想像に難くない。
スミカを気にかけていることへの裏付けとして、
スミカの回復は完全でなく、足を痛めていることを察知していたのはクオンだけだ、と後に明かされる。
だがそれを現在の仲間たちが知るはずもないので、
「そんな言い方をしなくてもいいだろ?」
と言われてしまうのだが。
この時点では幾重ものベールがかかっているため分かりにくいのだが、
クオンが何故スミカの様子を察知できたのかなどは、
追々明らかにされていく彼の本当の人間性を知れば、非常に理解しやすい。
当面は、「クオンのキツイ言葉はかなり斜めから見るべし」と覚えておこう。

実際の会話

♪平和 (曲名:平和な日々/配布元:M-ART)

「遅れてごめーん!」
「具合はどうですか?」
「バッチリバッチリ! いつでも頑張れるよ!
心配かけちゃってごめんね。」

「これにこりて、勝手な行動は控えろよな。
学校の訓練とはわけが違うんだぞ。」

「まーまー、おめえさん、そのくらいでおよしなさいな。」
「そんなこと言って有耶無耶にして甘やかすから
同じようなことがだな──」

「夫婦じゃないんだから……。」

♪フェードアウト

「自衛の手段はあった。それを使わなかったのは自分の責任だろ。」
「そ、それは分かってるけど……。」
「取り返しのつかない事態になる前に言っておけばよかったのに。
後から被害者面されても迷惑なだけだ。」

「そこまで言わなくてもいいだろ? 確かにスミカはバカだけど──」
「お前に馬鹿と言われた人間は老若男女人種問わず
「お前が言うな」と返すだろうな。」

──スミカとクオン、沈黙する──

※ネタバレ注意※

攻略

プロクト城地下

イベント後、プロクト城地下に強制移動。
ワタル単独での探索になるが、戦闘はない。

  • 途中にある木箱には合成用のアイテムが入っているので回収しよう。中身は以下のとおり。
    • 稲妻の弾、真水の塩、鋭い爪、獣の剛毛
    • 惑わせの仮面。四葉のクローバー、堅牢の鍵、赤きリボン
    • 悪魔の羽、真実の鏡、土のメダル、風鳥の羽根
  • チャットすると500Coin入手する。
チャット内容

♪プロクト城(曲名:city today/素材集:Dignified Fantasy Music Vol.1)

「絶対にあるはずなんだ、伝説の勇者を待っている金銀財宝が!」

──500Coin獲得──

「お、お金見っけ! ラッキーラッキー!」

  • 行き止まりまで行くとイベント。
    イベント終了後、場面転換。

プロクト広場

プロクト広場にてスミカとアヤネのイベント開始。
終了後、戦闘が始まる。

  • チャットするとグリーンエリクサー、グリーンウォーター、グリーンポーションを入手。
チャット内容

♪ザフラの森(曲名:Dungeon1 /素材周:RPGツクールXPサウンドトラック素材集)

「はやく追いかけなきゃ……!」

──グリーンエリクサー、グリーンウォーター、グリーンポーション獲得──

「お薬、用意してありました。使ってください。」

  • 4箇所の木箱から魔装石が取れる。中身は水耐性、雷強化、凍結耐性、魔法力上昇。
  • シンボルエンカウント。敵の背後から接触すれば先手を取れるが、背後を取られると先制される。
  • 2人だけの戦闘だが、敵はそれほど強くはない。
    アヤネが攻撃されないよう、パッシブ「分相応の精神」をセットしておこう。
  • スミカで攻撃、アヤネで回復が基本。
  • ゴブリンはやや会心率が高く、マッシュルームは防御減少付与攻撃をしかけてくる。
  • 奥に進むとイベントが発生する。ボス戦はなし。
    シナリオが進み、場面転換。

プロクト東エリア

イベント後、動かせるようになったら東エリアに行ってみよう。
道具屋→武具屋→魔老の家の順にチュートリアル会話を聞いて回ると、
プロクトの外に出られるようになる。

  • 道具屋でチャットをすると初回のみ「スティミュラント」を入手する。
チャット内容

♪プロクト(曲名:上級者の部屋/配布元:音楽の卵)

「アイテムはすぐに効果が出るから、いざという時の立て直し用に持っておくと便利かもしれないな。」
「回復や復活魔法は効果が出るまでに時間がかかりますからね。」
クオン「持っていける数に限りがあるから使いどころは考えねえと。」

──スティミュラント獲得──

「そこのおばあちゃんがこんなものくれたぜ! 遠慮なく使ってくれってさ!」
「できればお世話になりたくないアイテムね。」
「そいつの世話になるのは誰だろうな。」

  • 武具屋でのイベント時、Lv1の合成アイテム一式を5個ずつ入手する。
    具体的には、土のメダル、風鳥の羽根、稲妻の弾、真水の塩、鋭い爪、獣の剛毛、
    惑わせの仮面、四葉のクローバー、堅牢の鍵、赤きリボン、悪魔の羽、真実の鏡
武器屋でのイベント会話

※「」なし=武具屋のオヤジのセリフ

 

 

♪プロクト(曲名:上級者の部屋/配布元:音楽の卵)

魔法戦士様! ついに完成しやしたぜ!
魔物に対抗できる装備を合成するシステムが!
「うおおおおおお! そういえば装備変えてなかったあああああ!
学校の訓練装備のままだったもんなあああ!」

「ムダに叫ぶな。空気が汚れる。」
「でも、普通の装備では効果がなくて、
魔力のこもった武器でないといけないのでは……?」

そこでこの最新合成システムだ!
魔法戦士様の魔力を素材に注入し、それによって新しい装備を生み出す!
「素材っていうのは魔物が落としていくやつか。」

──土のメダル、風鳥の羽根、稲妻の弾、真水の塩、鋭い爪、獣の剛毛を各5個ずつ獲得──

「こういうのとか。」

──惑わせの仮面、四つ葉のクローバー、堅牢の鍵、赤きリボン、悪魔の羽、真実の鏡を各5個ずつ獲得──

「こういうのとか。」
「上手く出来るかなあ……。」
得意不得意があるからな!
成功することもあれば、失敗することもある。
運が良ければ大成功! たまに変なのもできるかもな! 
ま、それは運次第だ!
そういうわけで、素材が集まったらここに来てくれ!
いつでも合成できるように準備するからな!

  • 魔老の家では、しっぱめだると特別な回復アイテムが交換出来る。
    シナリオ進行に伴い、交換できるものが増える。
    現時点では、爽快ジュース、減欲スモーク、精神ボトル、劇薬フラスコ、
    力の勲章、不思議な袋が交換可能。
    • この時点で移動用アイテム「テレポレス」も入手する。ダンジョンやプロクト内の移動が便利になる。
テレポレス入手時の会話

♪魔老の家 (曲名:魔法おばばの住処/配布元:音楽の卵)

「武具屋に行ってここにきての繰り返しが
果てしなく面倒だからこんなものを作ったぞ。」

──テレポレス獲得──

「ネックレスですか?」
「プロクトの世話になるであろう場所の座標を記録してある。
これを使えば一瞬で飛べる。
各地の入り口の座標を記録しておけばいざというときに撤退できる。」

「でも、その、空間把握系の魔法は、あまり得意ではなくて……。」
「同じ試験に14回落ちるアホでも使えるように、
赤い石の部分に触れば自動的に座標登録されるようにしておいた。」

「さすが首席! 天才! そこに酔っちゃう憧れちゃう!」
「自分への皮肉が含まれていることに
はたして気が付いているのだろうか。」

  • カフェでチャットをすると初回のみ「必中ダメ率減少」の魔装石を入手する。
初回チャット内容

♪プロクト(曲名:上級者の部屋/配布元:音楽の卵)

「全部試してみたんだけど、おすすめはキャラメルマキアートだよ!」
「ちょっと待て、全部試したってどういうことだ。」

──必中ダメ率減少獲得──

「甘いものの後の避けられない胃もたれに。」
「は、はあ……。」

二回目以降のチャット内容

♪プロクト(曲名:上級者の部屋/配布元:音楽の卵)

「全部試してみたんだけど、おすすめはキャラメルマキアートだよ!」
「ちょっと待て、全部試したってどういうことだ。」
「甘い系の一気飲みはできねえな、さすが胃袋ブラックホール、
脅威の吸収率は欲深さに比例しているのか。」

「あんたに欲深いとか言われたくないけど。」

  • 余談だが、チュートリアル会話を全部聞く前にプロクト外に出ようとすると、以下の会話が発生する。

    「予感がする……!
    東エリアのお店を回らないと殺人タックルをくらう予感が……!」

    「そんなに痛かったのね、道場の人のタックル……。」

    フィールドマップにて、通行止めの場所で発生する会話も似たような感じのもの。
    本作では、絶妙なセンスの会話があちこちで見られるので、
    余裕があればシナリオ進行とは関係ない場所にも行ってみるのがオススメ。
通行止めチャット

♪フィールドマップ(曲名:冒険者の歩み/配布元:音楽の卵)
※全ての通行止めチャット表示時のBGM

クアー氷城方面
「うわあああああああ! 何だこの嵐はあああああ!」
「こんなところに入ったら凍っちゃう! やめておこうよ!」

トーヤ木道方面
「いやあああああん! 風が強すぎるわ、あなたー!」
「こんなところ進めないわよー!」
「はわわわわわわわわわ……!」
「揃いもそろって人を盾にするな!」

プロクト駐屯地
「「結界破壊作戦準備中につき、許可を受けた者以外の立ち入りを禁ずる」
融通の利かないマニュアル業務の典型だな。こういう存在を血税で養ってるんだ。」

「仕方がありません。許可が出るまでは控えましょう。」

セネクス廃殿方面
「道を工事中!? 気合いで越えてやるから進ませろ!」
「やめろ。お前の無茶のとばっちりを受けるのはこっちなんだから。」

断絶のほこら
※ 通行止めチャットではありませんが、一応ここに

「風が気持ちいいところだね。」
「今世紀最大のミスマッチ。
このセリフと発信者の相容れなさ、猫とネズミが平和条約を結ぶレベル。」

「風が気持ちいいとしか言ってないのに何でそこまで言われなきゃいけないのよ。」

クアー氷城

♪クアー氷城(曲名:Town3/素材集:フロンティアワークスSFヒーロー&BGM素材集)

クアー氷城はプロクトから北に存在する。今回からテレポレスでひとっ飛びできる。
これにより、ダンジョンとプロクトの行き来が楽になり、回復アイテムの節約もしやすくなる。
また、ダンジョンの脱出も一瞬でできるようになるので、上手く活用しよう。

  • 水耐性、凍結耐性、雷強化があると楽。雷攻撃の手段を用意しておこう。
  • 初回チャットで魔装石を入手するが、選んだ選択肢によって入手するものが変わる。
    • 冷たさを楽しむ→凍結耐性(会話:ワタル、スミカ)
    • とにかく我慢→水耐性(会話:ワタル、ヤマト)
    • 身体を温める→火傷付与攻撃(会話:ワタル、アヤネ)
    • 冬眠→HP再生率上昇(会話:ワタル、クオン)
チャット内容

冷たさを楽しむ
「この寒さを乗り切る方法を考えようぜ!」
「あえて冷たさを楽しむ! カキ氷とかーアイスとかー……。」
「食い物ばっかり。」
「いいでしょ別にー。」

とにかく我慢
「この寒さを乗り切る方法を考えようぜ!」
「どうにもならないだろう。我慢するしかない。」
「思考の放棄は文明を衰退させるだけだぞ!」
「お前に言われるとはらわたが煮えくり返って天地が逆転しそうだよ。」

身体を温める
「この寒さを乗り切る方法を考えようぜ!」
「身体を温めることでしょうか。
温かいものを食べたり、服を着こんだり……。あとは動くことでしょうか?」

「動き回れば身体が熱くなるもんな!やっぱりオレの取り柄ってそこだよな!
皆勤賞だけがオレの自慢だぜ!」

「そ、それが一番大切なことですよ。健康が一番です。」

冬眠
「この寒さを乗り切る方法を考えようぜ!」
「布団に包まって太陽光を待つ。」
「毛布は正義!」
「羽毛は至高。」
「何だこの流れは。」

  • 宝箱の中身
    1階:
    土のメダル(5)、風鳥の羽根(5)、悪魔の羽(5)、惑わせの仮面(5)、
    四葉のクローバー(5)、真実の鏡(5)、堅牢の鍵(5)、赤きリボン(5)
    地下:凍結耐性、雷強化、水耐性
    2階:会心回避率上昇、火傷付与攻撃、水耐性
    獣の剛毛(5)、鋭い爪(5)、稲妻の弾、真水の塩(5)、1000coin
    3階:
    キュアミスト、スティミュラント、500coin、ブルーウォーター、レッドウォーター、
    グリーンウォーター、ブルーポーション、レッドポーション、グリーンポーション、
    ゴールドエリクサー
    • クリア後再訪:惑わせの仮面(5)、堅牢の鍵(5)、真水の塩(5)
  • 今回は謎解きがある。
    宝箱回収、ヒント探し等をこなしつつ効率よく回るなら、
    まずは左回りで地下→2階→3階と探索しよう。
    3階左側行き止まりにある石碑に触れると、イベントがある。
    この後チャットをすると、ヒントが示される。
ヒントチャット

「あの石碑が光ったのって、何だったんだろうね?」
「赤、緑、青の順番でしたよね?」
「どこかで使うのかもな。頭の片隅に入れておくか。」

  • 探索が終わったらテレポレスで入り口まで戻り、今度は右方面へ進もう。
  • ボス部屋に行く手前、3個の数字の入力を要求される。答えは「」「」「」の順に入力。
    答えを間違えた場合は、チャットをしてみよう。攻略法を教えてくれる。
謎解きチャット

「うおおおおおおお! まったく分からんんんん!
どうすれば通れるんだあああああ!」

「さて、手がかりの整理をするか。」
「あ、あの、ワタルさんが……。」
「あいつの頭には期待してないです。」
「必要な数字は3つ。石碑を調べた時の光も、赤、緑、青の順番に3つだ。」
「赤、緑、青色の何かの数を答えるってこと?
そんなのどこにあったっけ……?」

「この建物内のオブジェクトで3色すべて持っているのは
各部屋の床のステンドグラスだな。」

「ステンドグラス……? あの、丸いかたちの……?」
「この城は地下を除くと3階あり、それぞれの階に部屋が4つある。
各部屋の床に一つ、丸いステンドグラスが存在しその色は部屋ごとに異なる。
つまり、12個の部屋のステンドグラスの色を数え、
赤色の数、緑色の数、青色の数、こういう順番で答えればいい。」

「赤色が6、緑が4、青が2なら、「6、4、2」と答えればいいわけか。」
「ハハハハハ! 謎は解けたあああ! これで我の天下じゃあああ!
よし! 数えに行くぞ!」

「1ミリも謎解きに貢献しなかったくせに誰よりもしたり顔だな。」

  • 最奥部でボス戦。
ボス攻略

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