チラ裏ネタ・小ネタ

Last-modified: 2020-11-23 (月) 21:52:07

戦闘・スキルの小ネタ

君が死ぬまで殴るのをやめない

  • 「クリスナーガ」を2個装備したワタルが「ヘラウスフォルデルング」を使うと、
    攻撃回数+6回になるので7回殴れる。

イベント戦闘やボス戦でアナライズを忘れたら

  • プロクト城2階、会議室の古紙を調べると、
    未アナライズのイベント敵やボス敵のデータが魔物図鑑に書き写される。
    ただし再戦可能な雑魚敵は除く。自分で頑張るべし。

同レベルまで育成したら最強は誰なのか?

  • レベル99まで育成、パッシブや装備による補正なしの純粋ステータスを比較
    ()内の数値は計算用の得点。5人中1番高ければ5点、2番目なら4点……最下位なら1点。
    • 最下位は青文字、1番は赤文字で分かりやすくしてみました。
名前HPSP攻撃防御魔法抗魔敏捷合計点
ワタル4800
(3)
320
(1)
700
(5)
480
(3)
240
(1)
400
(2)
640
(4)
800
(5)
24
スミカ4000
(2)
720
(3)
480
(2)
320
(2)
400
(2)
400
(2)
800
(5)
640
(4)
22
ヤマト8000
(5)
640
(2)
500
(3)
800
(5)
480
(3)
540
(4)
320
(2)
320
(2)
25
アヤネ2400
(1)
1320
(5)
240
(1)
160
(1)
800
(5)
800
(5)
240
(1)
560
(3)
22
クオン6400
(4)
800
(4)
640
(4)
560
(4)
600
(4)
540
(4)
500
(3)
200
(1)
28
  • 単純な能力値の高さだけが強さに直結するわけではないものの、
    やはり首席の貫録でクオンが単独トップとなった。
    しー! 運の酷さが目立つとか言っちゃ駄目!
    続いて壁役のヤマト、ワタルと続き、スミカとアヤネが同着という結果に。
  • 運に目を瞑れば高く安定しているクオンだが、実は第1位の能力値はひとつもない。
    世間ではそれを器用貧乏というよね。
    逆にアヤネはトップも多いがビリも多い極端な結果に。
  • ver1.11でヤマトとクオンに上方修正が入ったため、
    ヤマトより攻撃力があるスミカ、抗魔はワタルとヤマトが同じ、ということはなくなった。
    魔法はスミカよりヤマトの方が高いのはそのまま。
    クオンの運はこれでも+80されてます、実は。でも元が低すぎて……爆発魔法はやめて!
  • ver1.21でワタルの攻撃力に-20の下方修正が入ってしまった……。
    実はWikiのコメントでも言及されていたとおりで、

    >運がダメ上限に絡んでいるというシステム自体が、ワタルに有利すぎるシステム

    だからという理由。
    制作者の話だが、このシステムがないとクオンが無双してしまうらしい。
    つまり、本当の彼の実力は能力値の合計通りということで……合掌。

敏捷性と運による能力値補正

敏捷性や運が、回避・会心・魔法回避・会心回避に影響している。
計算式は以下のとおり。
計算結果の小数点以下を切り捨てた値が加算される。

パラメータ計算式
回避率(敏捷+運)×0.4 ×0.01
会心率運×1.3 ×0.01
魔法回避率(敏捷+運)×0.4 ×0.01
会心回避率(敏捷×0.25 + 運×0.75)×0.01

無慈悲につきつけられる学力の差

各キャラのレベル99到達に必要な経験値を比較。

ワタルスミカヤマトアヤネクオン
46905173518856254697117537681120976

これはひどい。
ワタルとクオンの差はおよそ4倍。1回の戦闘から学ぶ量に4倍もの差があるということに……。
キュヌクス図書館で
「本当に同じ学校で、同じ教育を受けていたのか!? 何だこの知能の差は!」
と言っているが、理解力の差がこれでは、同じ学校にいても異なっていて当然だろう。

ダメージ限界値計算法

  • ダメージの上限は「攻撃者の運 × 25」
    攻撃者の運が100なら限界値は2500になる。

EPについての補足

EPの初期値は戦闘開始時に0~15までのいずれかの数値がランダムで決まる模様。
また、通常攻撃では数値が+3され、攻撃が外れてもEPは上昇する。
防御時は+2、アイテム使用での数値上昇はない。
スキル使用時以外のこれらを覚えておくと、
特に戦闘がシビアになるストーリー後半のボス戦や裏ボス戦で調整がやりやすくなる。

確実にメダルを稼ぐには

遊技場のメダルを稼ぐためには、リセットを使いながら地道にやるのがオススメ。
最初はメダルの数も少ないので、ゲーム初期からワタルのパッシブ「金銭亡者」をセットして、戦闘でお金(Coin)を貯めよう。
ある程度お金が貯まったら、お金でメダルを買って、「21」をやろう。
意外と10倍の出る確率が高いので、メダルが貯まりやすい。
勝負を始める前にセーブし、メダルを9999枚賭けて結果を見ればいい。
尚、10倍でなくてもメダルが増えるならリセットしない方がいい。
リセットするのは、賭けたコインを没収される場合のみにしよう。

クオンと同等かそれ以下の運しかなく、21でもメダルが増えにくいというなら、
お金を多く落とす魔物を倒しまくって金の力で何とかするしかない。

しっぱめだるを稼ぎ隊

  • 経験値獲得上昇の魔装石や貪欲ボックスなど、有用なアイテムと交換できる「しっぱめだる」。
    だが交換までの道はなかなか遠い。
    以下、効率よく稼ぐ方法をまとめる。(FAQに関連記載あり)

事前準備~素材集め

  • アイテム収集家クオン必須。パッシブ「素材収集」を必ずセットしよう。必ずね!
    • 武器「ゴロキ」と魔装石「二刀流」があれば、これもクオンに装備させ、
      アイテム収集精神を存分に発揮してもらおう!
      アイテムドロップ率の計算はすぐ下の項目にあるよ!
  • オプションで難易度「さくさく」、エンカウント率200%に変更する。
    • 戦闘速度を「早送り反転」にしておくと楽かもしれない。
  • 上記の準備が出来たらツロコ洞窟に行き、雑魚をひたすら刈りまくろう。
    • 戦闘速度を「早送り反転」にしていない場合は、Ctrlキーを押しながら戦おう。

素材を集めたら

  • いよいよ武具屋にレッツゴー。
    一番失敗確率が高いのは「いきるか、しぬか」なので、これを選択する。
  • 武器防具のうち、一番上のもの(最も素材数が少ないもの)をひたすら合成する。
    後は失敗することを祈る……つまり神頼み。
    • マメにセーブしてリセットするという手もあるが、回数が半端ないので、
      やってみると結構面倒くさい。
      (書いておいてなんですが、個人的には非推奨デス。)

その他入手のチャンス

  • 第13話のイベントマップである船の中でチャットすると1枚もらえるので忘れずに。
    船内は1回しか入れないレアマップ。逃したら終わりです。
  • サブイベント「プロクトのこと」で、正解数を2問までに抑えれば獲得できる。
    ただし、たった一つのしっぱめだるのために他の報酬を諦めるのは勿体ない。
    周回プレイでない限り、あまりお勧めはしない。

素材ドロップ率の計算

剣の合成結果が「予想外」で出来る「ゴロキ」には、
「装備時アイテムドロップ率1.5倍」の効果がある。
この効果はクオンのパッシブ「素材収拾」と重複する。
ただし、アイテムドロップ率は5人のうち最も数値が高いキャラのものが反映される。
そのため、クオンに素材収集をセットし、ワタルにゴロキを装備させても
アイテムドロップ率は2×1.5=3とはならず、クオンの2倍が反映される。
つまり、全員がゴロキを装備しても無駄ということだ。残念……。
(※ 現在のドロップ率を確認するには、ステータス画面のパーティ能力を見る。)

このことから、最もアイテムドロップ率を上げたいなら
クオンに魔装石「二刀流」を装備させ、「ゴロキ」を二つ装備させた上で、
パッシブ「素材収集」をセットするのが良い、ということになる。
計算式は1.5×1.5×2で最大4.5倍。

周回プレイなら、「前世の魔装石」をこれに加えれば、
計算式は1.5×1.5×2×2で、何とドロップ率9倍という恐ろしい数値となるが、
一定以上の倍率になれば、表面上のアイテムドロップ数はカンストすると思われる。

能力強化スキル名は音楽用語から

  • スミカとアヤネが使用する、基本能力値を上昇するスキル。
    その名前は音楽用語からとられている。
    • 音楽用語はイタリア語が使われていることが多いが、
      ドイツ語やフランス語、英語など多様。
      楽譜が出版された国の言語をそのまま使用しているケースも珍しくない。
  • 表の項目「綴り(分類)」は、原語と音楽用語のどの項目に分類されるかを示している。
    • 強弱:演奏する音の強さを指示する用語。強弱標語。記号で省略されることも多い。
    • 速度:演奏する速度を指示する用語。速度標語。
    • 発想:どのような感情を込めて演奏するか指示する用語。発想標語
  • 一覧に表記されている用語で、同じ意味を持つ言葉の場合、
    単に品詞が異なっているだけで、全く同じ。
    例えばスピリトーソは形容詞、スピリトーサメンテは副詞で、
    演奏する場合、二つの言葉は同じ解釈をする。
    つまり同じ意味を持つ、似たような響きの言葉をスキル名に選んでいると思われる。
    • 速度標語の場合、上昇がヴィーヴォで倍化がヴィヴァーチェだが、
      実はヴィヴァーチェよりヴィーヴォの方が速い。
      アンダンテとアレグレットはアンダンテよりもアレグレットが速いので、
      スキルの強さと音楽用語の意味合いが合っている。
      選考基準は不明……。
  • 攻撃系の能力値は前向きな、防御系の能力値は後ろ向きな用語が使われている。
  • 強化魔法担当の一人であるアヤネは唄魔法を専門にしているので、それとの繋がりがある?
スキル名意味綴り(分類)効果
フォルテ強くforte(強弱)攻撃上昇
フリオーゾ猛烈なfrioso(発想)攻撃倍化
ズデニャンテ傲慢なsdegnante(発想)防御上昇
ズデーニョサメンテsdeganosamente(発想)防御倍化
ヴィーヴォ生き生きとvivo(速度、発想)魔法上昇
ヴィヴァーチェ活発にvivace(速度)魔法倍化
サンティメンタル感傷的なsentimental(発想)抗魔上昇
センティメンテーレsentimentale(発想)抗魔倍化
アンダンテ歩く速さでandante(速度)敏捷上昇
アレグレットやや快速にallegretto(速度)敏捷倍化
スピリトーソ元気にspiritoso(発想)運上昇
スピリトーサメンテspiritosamente(発想)運倍化

魔法の素質

魔法戦士たちが扱う魔法は、素質によって決まっている。
以下、魔法の種類ごとに簡単解説(ソースは作者様ブログ)。

  • 属性魔法は属性毎に素質があり、例えば火属性の素質があれば火魔法を習得できる。
    ワタルが光属性を扱えるのは「勇者」だから、ヤマトは「大魔王」だから闇属性。
    筆者も初見時にピンと来たので、勘の良いプレイヤーなら理由に気づいたかもしれない。
    ということは、5属性を扱えるクオンは非常に素質が高いということ。
    メタな話だが、ゲームで全体魔法を使わなかったのは、
    スミカ・アヤネの魔法が霞むのを避けるためだったらしい。
  • 補助魔法の性質は本人の性格や能力に依存している。
    分かりやすいのがスミカで、速度に関係した補助魔法が豊富。
  • アヤネの専売特許である唄魔法は神聖な血筋により使える、ある意味遺伝子的なもの。
    ただし本来は男性の持つ力で、女性が持つことはない。
    そのため、アヤネは化け物扱いされていた。
  • クオンの専売特許である爆発魔法は、父に稽古をつけてもらって習得したもの。
    前提として魔法の素質が高くないと使えないらしい。
    つまり本人の持つ素質の高さ+最強剣士である父との稽古により手に入れたものといえる。
    メタな話だが、ゲームでは属性耐性に左右されない安定したダメージソースが必要だった……
    運が壊滅的だからね☆

ワタルの固有EPの計算式は?

ワタルの固有EPスキル(ver1.21~)「スペセストゥリタシス」は、
ワタルのステータスに他の仲間4人の能力値を部分的に加算する、というもの。

その詳細はどうなっているのだろうか?
制作者ブログで言及されているのはHP・SP・攻撃・運。
それに加え、装備品やスキルによる能力底上げ分(弱体化分も)も
参照しているのではないか、というコメントがWikiには寄せられている。
EPの効果発動中は、待機時間まで短縮されていたという報告もある。

ではもっと細かく、どの能力にどれぐらいの加算があるのかというと、
残念ながら戦闘中にステータスを確認できないため、
目に見えているHPとSPから推測するしかない。
有志の検証で、以下の計算法則が導き出されている。

  • 基本的に、加減処理をした後にその結果に乗算処理をする。
  • 武器防具の定数上昇値は加算、特殊効果は%なので乗算。
  • 魔装石は前世の魔装石のみ定数上昇で、それ以外は割合(%)上昇なので乗算。

その具体的な計算方法とは次のとおり。

  1. ワタルの素の能力値に武器防具の能力値を「加算」。
    魔装石、武器防具の特殊効果分はこの時点では無視される。
  2. ①の値に「仲間の能力値の合計÷2」の数値を加算。
    参照される仲間の数値は、諸々の装備やバフ込。
  3. ②の値に、武器防具の特殊効果(栄光のアーマーなど)、
    魔装石(攻撃力上昇など)による「乗算」処理を行う。
    これがEP発動時のワタルの能力値となる。
    未検証だが、強化弱体魔法もおそらくは乗算処理と思われる。
    そのため、ワタルに強化弱体魔法がかかっている場合は後で処理されると思われる。

つまり、仲間の能力を調整しておけば、
意図的に体力おばけワタルや魔法特化ワタルを作り出せるというわけだ。
非常に強力かつ面白いスキルだが、ワタルの固有EP習得は21話のため、
1周目はほとんど使えないのが残念だ。
だが周回プレイなら、固有EPを習得した状態で開始するため、
色々な楽しみ方ができるだろう。

シナリオ・キャラの小ネタ

無界から継承されし先輩

イベント中にスミカの兄・ユウジが使う銃スキルは、
無界で猛威をふるったスミカの「ペルグランデアーラ」。
ペルグランデ先輩と言われるほどに強力なスキルであった。
ちなみに「ペルグランデアーラ」は「大きな翼」という意味。
由来はラテン語で、ぺルグランデ=大きな、アーラ=翼。

また、裏ボスさんのブーストスキルは無界&ASクオンのチートスキル「アズィームサイフ」で、
数多くのボスがゴミと化す程の鬼スキルだった。
作者様曰く「チートすぎて封印された大先輩」とのこと。
裏ボスさんにこれを使われて、無界&ASボスたちの無念を思い知ったプレイヤーも多いのでは?
名前の由来はラテン語で、アズィーム=巨大な、サイフ=剣。
ここでいう剣は、シャムシールのような曲刀なので、クオンの剣のイメージとは異なるかも。

ここで朗報!
なんと、ver1.21でペルグランデ先輩とアズィーム大先輩が固有EPスキルとして復活!
無界やASみたいな連発は出来ないけど、やっぱりチートな威力だよ!

兄妹の名前の秘密

  • ワタル兄妹の名前を漢字で書くと
    ケイスケ→慧佐 ワタル→渡 シマカ→島香
    ある地名が浮かんでくるだろう。「佐渡島」である。
  • スミカ兄妹の名前を漢字で書くと
    スミカ→純夏 ユウジ→友治
    これは歴史上の人物「藤原純友」からとっている。理由は
    「もともと海賊を取り締まる側だった純友が、
    逆に自ら海賊となる様がスミカに重なったため」
    スミカは本作で「気づかざる者として魔物に取りつかれる=魔物になる」ため、
    ここが重なったと思われる。
  • クオン兄妹の名前を漢字で書くと
    クオン→久遠 マドカ→円
    おまけ部屋のマドカによると
    「遠い過去に囚われて円のように考え方がぐるぐるしているイメージ」
    だそう。

クワエリエレズの名前の由来

動物の名前に由来している。

  • レオ→獅子
  • パンテラ→ヒョウ
  • トゥード→亀を意味する「テストゥード」の短縮系?
  • メル→おまけ部屋にて「羊」が元ネタと言われているがどう派生したかは不明
  • コルニクス→カラス

クオンの回想世界【異界】編

ネタバレありにつき念のため折りたたみ

無界版であったクオンの回想シーン。
異界版でもローズ・クォーツで再現されているが、多少異なる。

まず父親とクオンを遮る鏡は、三種の神器である八咫(やた)の鏡。
八咫の鏡は裁判官がつけているバッジのマークで、
父親が裁判にかけられたことを暗喩しているのは無界版と変わらない。
おそらく、地面咲いた花が正義を象徴した菊(又は向日葵)のイメージで、
弁理士(又は弁護士)のバッジを意味することも同じだろう。
そして、父親が「剣で自殺した」ことを表現していることも。

次に、クオンの母が崖から飛び降りるシーンだが、これも無界版と同じ。
クオンの母を取り囲む3人の女性は、クオンの父親に関する噂話をする世間のイメージ。
その女性たちには歩行の際に歩くモーションがないのに
クオンの母が歩行しているのは、自らの意思で崖に向かったという暗喩になっている。

異なるのが最後のマドカのシーンだ。
マドカは自分の気持ちをちっとも分かってくれなかった、
お兄ちゃんは自分の気持ちを押しつけただけだ、とクオンを責める。
そしてマドカの姿は死に神に変化し、寂しいならこちら側に来い、
つまりは「死ね」と迫る。
しかしクオンは動けず、「生きたい」という自分の思いを抑えられなくなる。
この、生への執着は無界版では描かれていなかった。
異界版の魔コネでは、クオンのみならず「生きること」が度々描かれている。
気になる人は、細かいところまで要チェックだ。
(尚、暗喩については作者自身がブログで明かしていたこと。)

ツッコミがヤマト一人になったわけ

魔法戦士たちのボケとツッコミは、4対1という非常にアンバランスなものだ。
真性ボケのワタル、通常ボケのスミカ、天然ボケのアヤネ、飄々ボケのクオン、
ツッコミのヤマト、という構図になっているのは魔コネプレイヤーなら先刻承知だろう。
4人が4人ともたちの悪いボケを披露するが故に、ヤマトの心労は耐えない。

こうなった経緯は何故かというと……
「ツッコミはボケのように目立たない。
それなら、ツッコミを一人に集中して目立たせるか」
という、作者様の「愛」なのだが……。
これを聞いて、果たしてヤマトはどう思うのだろうか。聞いてみたいものだ。

メインキャラのカラー

魔法戦士5人のイメージカラーは「五行思想」からとられている。
これは無界の裏ダンジョンが五行思想をモチーフに作られていたことからも確定的。
(ただし、アヤネは無界の白から緑に変更されている。だが発想の源は五行思想である)
「木(青)」→ヤマト
「火(赤)」→ワタル
「土(黄)」→スミカ
「金(白)」→アヤネ
「水(黒)」→クオン
木→火→土→金→水→木……と循環することを表したもので、
木→火や金→水のような関係を「相生」という。
これは、相手を助けて調和することを示しており、魔コネキャラに当てはめると
ヤマト→ワタル→スミカ→アヤネ→クオン→ヤマト となる。
ヤマト→ワタルが一番分かりやすいが「相手を助けよう・理解しようとしている描写」に恵まれていたように思う。
もうひとつ、相対する位置に存在する関係「相剋」がある。
木→土→水→火→金という並びになるが、
これは相手を傷つけ反発することを表したもの。
魔コネキャラに当てはめると
ヤマト→スミカ→クオン→ワタル→アヤネ→ヤマト
「ヤマト→スミカ」や「ワタル→アヤネ」は「成長を阻害する関係」として描かれる一方、
「スミカ→クオン」や「クオン→ワタル」、「アヤネ→ヤマト」は「反発という刺激を与えて相手の考えを揺さぶる」ような描き方がされている。
五行思想の知識を踏まえたうえで関係性を見ていくと、また違った見え方になる。

スタッフロールを読み解く!

最後の最後、スタッフロールでは、各キャラが(基本的には)右から左へ
順番に進んでいく演出がされる。
制作ブログによると
「ひとつひとつの動きに意味がある」
「色々なキャラが思い思いに入退場していきますが、全部意味を持たせています」
というこだわりの場面なので、その読み解きにチャレンジ。

以下、エンディングに使われている「アドベンチャラーズマーチ」をシェアしておくので、良ければ聴きながらどうぞ。

  • 王様→アザリーのつなぎ
    「大臣と王様」の登場後にアザリーが出てくる流れになっている。
    王様は右側をじっと見つめる描写をしている。
    王様が画面外に歩いて行った後に、右側からアザリーが登場する。
    これは「王様がアザリーを気にかけている」ことを示し、
    「ワタル以外にもアザリーを案じている者がいる」という、
    アザリーへの救いの描写にもなっている。

end6.jpg

end7.jpg

  • アザリーから飛び出す2羽の鳥
    赤と青の鳥がアザリーから飛び出す場面がある。
    この鳥は誰を暗喩しているのか。
    赤の方はワタルでおそらく間違いないだろう。
    もうひとつ、青の方は2つの説が考えられる。

1.ヤマト説
赤の鳥は勇者であるワタル、青の鳥は大魔王であるヤマトを暗喩したものとする説。
アザリーが二人に種を植えたことで今回の物語は始まったともいえるわけであり、
それに対してアザリーは罪の意識を抱いていた。
しかし、2羽の鳥は上に向かって羽ばたいていく。
二人はちゃんと羽ばたき、アザリーから去る=アザリーの持っていた罪を引き受けて、
それでも生きていくことの暗喩。
アザリーの心の重荷を軽くしようという、これもまたアザリー救済の演出とする説。

2.アザリー説
青の鳥はアザリー自身であるという説。
2羽の鳥がアザリーのもとを離れて羽ばたくことで
「ワタルへの執着からの解放」と「自分自身への贖罪の意識からの解放」を
描写したもの。
また、2羽とも上に向かってはいくが、その進路は各々異なる。
つまり「ワタルだけに盲目的になる視野狭窄状態をやめ、アザリー自身の意思で歩む」
ことの暗喩でもある。
どちらの説を採用したとしても、描かれているのは「アザリーの救済」だろう。

end8.jpg

end9.jpg

  • ズッコケ兵士
    兵士が走っていくシーンで、一人だけ転んで遅れをとる兵士がいる。
    これは、本スタッフロールを作る際にリスペクトされたという
    「マリオストーリー」のエンディングからとった演出を思われる。
    同ゲームでは何匹かの「ヘイホー」というキャラが出現する際、
    必ず一匹、転んで遅れをとるヘイホーがいた。エンディングでもそれは変わらなかった。

end1.jpg

  • 焼き尽くしちゃった!
    もうひとつ、マリオストーリーをリスペクトしたと思われる演出。
    同ゲームでは、「コワッパ」と「カメックババ」が魔法対決のはずみで、
    「クッパ」に炎魔法をぶち当ててしまうという演出がある。
    そして本作魔コネでも、ヴィオレッタ&ヴィオレットが
    オブストに炎魔法をぶち当てる演出が存在する。

end2.jpg

end3.jpg

end4.jpg

end5.png

ワタルはヤマトおっかさんから何回ご飯を抜かれたの?

ワタルが何かしでかす度にヤマトから突きつけられる最終必殺台詞「ご飯抜き」。
本編中、はたしてワタルは何回ご飯を抜かれたのかを検証!

  • 魔法戦士の家にて(第2話)
    「さすが我らのおっかさん!」
    「次言ったら3日間ご飯抜き。」
  • 魔老の家にて(初回訪問時)
    「ヤマトの極端に年上か年下に好かれるスキルが発動したな!」
    「お前は今日の夕ご飯抜きな。」
  • アジューズにて
    「大丈夫ですよ! ヤマトは女子より女子力がある我らのおっかさんですから!」
    「プロクトに帰ったらご飯抜き。」
  • 勇気の道にて
    「こら! ヤマトは我らのおっかさんなんだぞ! 独占権の行使は極刑に値する!」
    「ワタルはご飯抜き。」
  • 駐屯地のチャットにて
    「何だろうこの、秘密基地的な胸の高鳴り……!こういう場所でやるべきは――」
    「「ここは鬼ごっこの聖地、直線での逃げ切りを狙うか、障害物を駆使したフェイントを仕掛けるか」とかいう生産性のない回答はいらないからな。」
    「ボケを潰すな! ツッコミ失格だぞ! いや、でも、逆に言えばそこまでオレのことを熟知してるということ……。」
    「いやーん。ここは往来よ! ちょっとアピール激しいんじゃない?」
    「喧しくなったり、気持ち悪くなったり忙しいヤツだな。あと今の発言で吐き気に見舞われたからお前の夕飯作らないからな。」
  • 雷の魔跡地にて
    「どうだ! オレの華麗な斧さばきに痺れさせてやったぜ!」
    「もう怒る気力もなくなった。」
    「とりあえず今日はご飯抜き。」
  • 闇の魔跡地にて
    「結論を言うと、精霊ってのは同じトラップを使いたがる。」
    「ワタルは丸一日ご飯抜き。」
    ※ クオン不在時のみ

食べること大好きなワタルがこんなにご飯を抜かれたら死んじゃうし、
ヤマトもヤマトで、「ご飯抜き」を必殺台詞にしたら「おっかさん」って言われちゃうよ。

王様の家族

無界とASでは、王妃様や王子・王女がいたが、異界版では姿を見かけなくなった。
あのお年で王様まさかの独身……!? 下手をすればお家騒動、国家の一大事!
……となるので、独身ではない。
クオンの家族並みに登場していないだけで、家族はちゃんといる。
最終話、演説を終えた王様が壇上を降りて席に戻るが、
よく見ればその横にちゃっかり3人とも座っているのが分かるだろう。
後ろ姿だけだし、セリフすらないという、空気の一歩手前だけどね!
そんなわけでサブキャラページにも現在の所載っていない。
(正確には、ネタがなさすぎて載せられない。)

クオンがチュロスボール好きになった理由

キャラ小ネタページにも載っているが、クオンはチュロスボール好きだ。
一方で、ASではいちごみるくに加えブラックコーヒーも飲んでいる。
一体彼の本当の好みは甘い系か苦い系、どっちなんだ!?
こう思ったプレイヤーは私1人ではない筈。
制作ブログによると、原案ではクオンの母親が洋菓子店を営んでいて、
よく母のクッキーを食べていたという設定があるそうだ。
そして、父の冤罪騒動の際、母親にクッキーを食べさせて貰って落ち着いたらしい。
ストレス軽減のためにクッキーを食べて精神の安定を図る、
という原案が転じて、ゲームではチュロスボール好きになったとのこと。
チュロスボール=クオンにとっては家族の愛なのだ。
それにこだわるのは家族の愛に飢えているということで、辛くて切ない。
まるで無邪気な童謡の裏に隠された秘話のようではないか。
では、何故ブラックコーヒーを飲むのかというと、

>「甘いもの(愛情)なんて欲しがらない大人な俺になりたい」(作者様談)

とのこと。つまりは、冤罪騒動で家族を亡くしたことからと思われる。
作者様によると、ブラックコーヒーは「嘘っぱち」なので、
本当に好きなのはチュロスボールだし、
腹を割って話す時にはチュロスボールを渡すということらしい。

これを知った上で、8話でスミカにチュロスボールを渡すシーンを見ると、
また違った考え方も出来そうだ。
落ち込んでいるスミカを励まそうとしたのは確かだが、もしかしたらその裏に、
スミカとはちゃんと話をしたい、という思いがあったのかもしれない。
(……こういうことは攻略ページの考察に書けって?
いや、文章をねじ込むのが大変なのでここで失礼。)

最後に、大事なことを。
結局、キャラページ&キャラ考察系小ネタページの「味覚は可愛らしい」って話、
大当たりだったってことだよね!(ドヤ顔)

……君がイケメンチートで可愛いってのは、Wikiでは常識だからね! 今更でしょ!?
チュロスボールあげるから、ちょっと落ち着こう!!

魔法戦士たちの誕生日

作中にズバリは出てこないが、魔法戦士たちの誕生日はちゃんと設定がある。
作者様曰く、「キャラの生まれ順を指定したかった」とのこと。
日にちは誕生石を元に決定されたそうだ。
おそらく、宝石言葉とキャラを関連付けたかったためと思われる。
キャラページにも記載があるが、まとめると次のようになる。

ワタル:3月30日(牡羊座)
誕生石:エンジェルスキンコラール 宝石言葉:変わらぬ思い
スミカ:8月10日(獅子座)
誕生石:アイオライト 宝石言葉:アイデンティティー
ヤマト:4月26日(牡牛座)
誕生石:アラゴナイト 宝石言葉:母性
アヤネ:1月6日(山羊座)
誕生石:スターガーネット 宝石言葉:聖なる実行力
クオン:10月13日(天秤座)
誕生石:ヘマタイト 宝石言葉:心の中に燃える思い

これを誕生日順に並べると、ヤマト→スミカ→クオン→アヤネ→ワタルとなる。
キャラの設定は必要なものしか作らないので、
魔法戦士たちの血液型や身長体重は決められていないのだそう。
ただし、クオンはワタルの言葉から高身長だということが判明している。
さすがはイケメン。

タイトル画面の文字

ゲーム開始時にコマンドを選ぶと、
右下にメインキャラの歩行グラが現れるのは周知のことだろう。
では、これに気づいている人はいるだろうか。
実は、コマンド選択時、中央に示される文字の色が、
右下のキャラのイメージカラーになっているのだ。
さらに、タイトルの「魔法戦士コネクターズ!」に
使われている文字の色は一見するとレインボーカラーにも思えるが、
よく見ると、黄、青、緑、黒、赤となっている。
もうお分かりだろう、これはメインキャラ5人のイメージカラーなのだ。
つまり、タイトルで既に本作が「5人の物語」である
ということが示されている、といえる。

ヤマトが飛び抜けて不幸なわけ

ヤマトは無界時代から不幸だったが、異界でも、ネタゲーでさえも不幸だ。
そのわけを、作者様自身がプレイヤーへのレスで語っていたので載せておく。

重大ネタバレを含むので未プレイの方は注意

「ヤマトだけ他4人と比べて不幸の度合いが高い」ことについては、
自分自身も「そうだよな」と思っています。
だからこそ、彼には申し訳ないとも思っています。

でも、これは無界のころから一貫しているのですが
「負の感情の肯定」をやりたかったんですよ。
負の感情は頭ごなしに否定するもの、排除するものではなくて
「幸せになりたい」という気持ちのサインでしかないんだって。
だから、負の感情とは向き合うべきものなんだって。
そうすれば最初の気持ちを思い出せるものなんだって。
だからヤマトを死亡させて終わるわけにはいかなかったんですよ。
「負の感情の頂点である大魔王を倒す」なんて、
まさに「負の感情の否定」そのものじゃないですか。
どうにか生きてもらう必要があったわけです。
「もしかしたら死んだ方がマシなくらいに不幸な人生」であっても、です。

そして、それができるのは精神がしっかりしていて、
負の感情にまみれても世界に誠実な心の持ち主で、
かつ清濁あわせて受け入れられる子じゃないと駄目だった。
だからヤマトなんです。
ワタルは汚い感情からは眼を逸らしたいでしょう。
スミカは「誰かの役に立つ」指針を失って壊れるでしょう。
アヤネは心のどこかで世界を恨んでしまうでしょう。
クオンは精神的孤独に耐えられないでしょう。
決して「ヤマトが嫌いだから不幸にしてやれ」というものではなくって
「君じゃなきゃできない! 大変な役なのは分かる! 
だけど、これができるのは君だけなんだ頼む!」という懇願、
もっといえば作者の甘えなんです。

君の旅人時代のブログでも書いた記憶がありますが
「どうにかヤマトを救済したくてプロットを変えた」経緯すらあるんですよ。
こんな話の作り方をしたのは、今現在でもヤマトしかいません。
そういう意味で、自分の全創作キャラの中で、他とは違う思い入れのある子です。
物語性のためにキャラの挫折はつきものと考えている私ですが
「駄目だ……この子にはもっと幸せが必要だ……」と思った唯一のキャラです。
話を戻すと「ヤマトだけ明らかに薄幸になってしまった」のは
私の甘えから来たものです。

ヤマトの秘めたる才能

ヤマトの家庭環境が極めて劣悪なのは、魔コネプレイヤーなら百も承知の事実だろう。
その実情は詳しく明かされていないが、
母親の看病をしつつ家事をこなし、生活費を裁縫の内職で稼いでいたため、
自由時間はないに等しかったらしい。
その状態でそこそこの成績を収めているのだから、称賛されるべきだ。

ではもし、彼が普通の家庭で育っていたならどうだったのだろうか。
作者様によると、努力が人一倍出来る子なのでもっと伸びていたとのこと。
5人の中でも伸びしろはトップだというから、努力型の天才なのだろう。
こういった事情がカットされたのは、あまりにも生々しすぎるためとのこと。