台詞/理解に至らない

Last-modified: 2018-09-28 (金) 13:00:00

概要

フェ=ヌェックオリュンポスに存在する青龍・白虎・朱雀・玄武の位置を読み解いた際にウァ=ラーインが述べた台詞。

地位と実力がものを言うジャパエデンにおいては、自らを強く見せること相手ことは基本である。
逆に自らの無能さを露呈するようなことは基本的に避け、相手の実力を認めても態度には出さないことが多い。

しかしウァ=ラーイン騎士団長は魔導生物としては珍しく、わからないものはわからない、すごいものはすごいと素直に言える極めて実直な性格の持ち主であり、それが非常にわかりやすく伝わる台詞である。

また、あまりの動揺に我を失ってしまったカーバンクル公に注目されて目立たないが第五章でトンペリサー=ヴァル暗黒卿に対して「契約と服従の証をその身に刻みつける儀式」を執り行った際にロスリックモーグリも同様の発言をしている。
こちらは彼女が正直だったというより、あまりに予想外な出来事だったので思わず口をついて出てしまったものだろう。

メタな解説

概要に書いた通り、ノムリッシュけものフレンズは翻訳を通すことによって誇大な修飾語や尊大な台詞が多くなり、例外なく偉そうだったり大物だったり実力者だったりする。
けものフレンズ原作においてあまり賢くなさそうなキャラクターだったアミメキリンフルルも、半ば狂人のようになりながらもところどころで核心を突くような発言をするなど侮れない雰囲気を匂わせるようなキャラクターに変貌しているが、アライさんだけはなぜか肩書きや背景を除いたキャラクター性はあまり変わっていないので、逆に新鮮味を帯びた台詞になっている。
「ハハハ!理解に至らない」と直前に笑い飛ばしていることと、独特の呆け顔もあわせて視聴者の笑いを誘った迷シーンである。

関連項目

登場人物/ズィャガー(「皆目皆式わからん――――!」)