みんなの新名品/後漢末以前

Last-modified: 2024-04-09 (火) 15:41:13

後漢末以前(?~184)



春秋戦国時代

属鏤の剣(ショクルノケン)

種類能力上昇値効果価値
刀剣武力1-10

説明:呉王・夫差が讒言により伍子胥に贈った自決用の剣。
【出典】史記

魚腸剣(ギョチョウケン)

種類能力上昇値効果価値
暗器武力2-10

説明:呉王僚の暗殺を実行した専諸の使用した匕首。厳重な警備に護られた呉王僚に専諸は魚料理をもって近づき、魚の中に隠し持っていた短刀で刺殺に成功した。
【出典】史記

勾践剣(コウセンケン)

種類能力上昇値効果価値
刀剣武力10-25

説明:越王・勾践が作らせた八本の剣の内の1つ
2000年以上の後に発掘されるが錆などの劣化が全く無かった。

狼牙棒(ロウゲボウ)

種類能力上昇値効果価値
打撃武力2-10

説明:狼の牙に例えられる多数の突起を付けた棍棒。実戦の他、罪人の捕縛にも用いられた。
補足:春秋時代の武器「殳」を改良したもの。北宋には軽量化され、『水滸伝』では秦明の得物とされる。現代中国でも、武装警察で採用しているところがある。

和氏の璧(カシノヘキ/カシノタマ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---30

説明:楚の卞和(和氏)と呼ばれる男が入手した玉石。しかし楚の厲王に献上するもただの石だと断され左足を切断され、弟の武王にも同様に石であると右足を切断された。文王の代になって卞和が三日三晩泣き続けていると、文王がその訳を聞きその石を磨かせると見事名玉を得た。不明を詫びた文王より「和氏の璧」の名をつけられた。
のちにこの名玉は趙の恵文王のものとなり、秦の昭襄王より15城との交換を持ちかけられるも、秦に謀られ奪われそうになるが、藺相如の活躍により阻止され、「完璧」の語源となり、15城もの価値がある璧だとして「連城の璧」とも呼ばれるようになった。
【出典】『韓非氏』『史記』
このゲームで藺相如の手に握られているものがそれ。とりあえず1城=価値3換算とした。
藺相如に持たせてスタートするか、趙の首都であった邯鄲に埋めておくべきだろうか。

栗(リツ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---3

説明:クリ。中国原産の果樹。実は古代から食用とされ、三国時代には呉をはじめ三国で栽培された。
補足:『詩経』「定之方中」に、B.C.648年、衛が楚丘(現:河南省滑県)に遷都した際、植樹した樹の一種に挙げられている。また、陝西省の遺跡からはB.C.6000年頃と推定される栗も発見された。
日本にも縄文時代には既に渡来しており、最古はB.C.9000年頃に遡るという。
『後漢書』によると、長安を脱出した献帝一行は食糧がなく、棗や栗を食べて飢えを凌いだという。
西晋の陸機は、『詩経』の注で「栗は五方(中央と東西南北)どこにでもあるが、漁陽郡・范陽郡(涿郡)産が甘くて美味しく、他の地方は及ばない」と評している。
【出典】『詩経』『後漢書』他

棗(ソウ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---3

説明:ナツメ。南欧または中国原産の果樹。実は古代から食用とされ、漢方薬にも使われる。
補足:『史記』によると、棗農家は千本栽培すると千戸の税収に匹敵する収入が得られたという。
『三國志演義』では、関羽の顔は「重棗」のようと描写されている。熟した棗のような赤褐色と訳される事が多い。
【出典】『詩経』『礼記』『史記』他

秦~楚漢戦争

烏騅(ウスイ)

種類能力上昇値効果価値
名馬--退却確実25

説明:項羽の愛馬で「騅」とも。項羽最期の戦いに際して烏江の亭長に託された。なお、烏も騅も字義は「黒」。
【出典】史記

前漢~新

渾天儀(コンテンギ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---15

説明:環形の天体器械・天球モデル。前漢より発達し、後漢の張衡が改良した。天体観測や暦の計算などに用いられた。
補足:古代ギリシャでも同様の機器が作られたが(希:Αστρολάβος Ιππάρχου、英:Armillary sphere)、そちらは「アーミラリ(環)天球儀」と訳し分けることがある。
ただし、天球儀とは球体に星や星座を描いた物を主に指す。渾天儀やアーミラリ天球儀は、中心に小さな球体(地球や太陽を模す)を据え、天の黄道・赤道や子午線・卯酉線などを表した複数の環で構成されている違いがある。
【出典】『尚書』(『書経』)、『後漢書』など

後漢

呉孫子兵法(ゴソンシヘイホウ)

種類能力上昇値効果価値
兵書統率10-30

説明:『孫子』の訓詁学的注釈書で、本篇13・注釈69・図9篇。『演義』で張松が暗誦し本シリーズでも毎回登場する「孫子の兵法書」は、本品。
補足:孫武の没後にファンの学者たちが訓詁学的注釈を附け始め、ソレが数百年に亘った物。『魏武注』に取って代わられ、現代では副葬品として竹簡で発掘されるのみ。

仏像(ブツゾウ)

種類能力上昇値効果価値
宝物---10

説明:金の仏像。後漢の明帝は夢で見た金人に興味を持ち、天竺に使いを送って仏像や仏法を得た。
【出典】史記

径路刀(ケイロトウ)

種類能力上昇値効果価値
刀剣武力3-20

説明:匈奴の宝刀。呼韓邪単于は漢との和睦の儀式で、金の匙や月氏王の頭骨杯と共に用いた。
【出典】漢書
※ドクロ杯に白馬の血と酒をいれて、刀とサジでかき混ぜて飲み交わし、盟約の証とした。

白虎通義(ビャッコツウギ)

種類能力上昇値効果価値
政書政治5-10

説明:儒学書。後漢の章帝は白虎観に集めた儒学者に解釈を議論させ、班固に編纂させた。
【出典】漢書

鳩杖(キュウジョウ)

種類能力上昇値効果価値
宝物--寿命延長23

説明:高齢者に贈られる長さ九尺の杖。鳩が噎せない事にあやかり、その装飾が施された。
【出典】後漢書
※俗説によると、劉邦が項羽から敗走して藪に逃げ込んだ時に頭上の木で鳩が鳴き、これを聞いた追手は「鳥のいるところは無人だろう」と去ったため脱出することができた。劉邦は即位するとそのことに因んで鳩の杖を作ったという。『風俗通』