サヨナラはどこか蒼い

Last-modified: 2024-03-23 (土) 20:40:56

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基本情報

画像詳細
サヨナラはどこか蒼い.jpg名前サヨナラはどこか蒼い
レアリティ★5
属性
イラスト夢野ろて
入手記憶遺跡」課題
VS複霊
備考

装備時上昇ステータス
強化値+0+1+2+3+4+5+6+7+8+9+10強化値
陽攻+36+43+50+57+64+71+78+85+92+99+106陽攻
陰防+14+17+20+23+26+29+31+34+37+40+44陰防
#特性
限界突破0限界突破4
特性1装備スペカのミサイル弾の威力を25%アップ(1T)装備スペカのミサイル弾の威力を50%アップ(1T)
特性2装備スペカの木属性の威力を20%アップ(1T)装備スペカの木属性の威力を45%アップ(1T)
特性3技巧式が使用時に対象全体のCRI防御を1段階ダウン(3T)技巧式が使用時に対象全体のCRI防御を1段階ダウン(3T)
#解説
解説1──これは、神々の骸(むくろ)。
  あぁ、なんとも醜悪で滑稽な
  『まがいもの』の石舞台──

得てして『真実』とは、そういうものじゃよ。
人の世だけではなく、神の世もまたそうなのじゃ。
「本物はこれで、あとはすべて偽物」と割り切れたなら。
どれだけ楽なものかの。
……はぁ。
愚痴になって済まんが、もう少し話を聞いていってもらえんか。
多少は、気が紛れるでの。

【八坂神奈子】
我が半身と呼ぶべきか、パートナーと呼ぶべきか、それとも儂自身の別の姿と呼ぶべきか。
いや……やはり儂は彼女、彼女は儂。
それ以外の言い回しは不要じゃろうな。
一方の儂は、男の名を持ち、雄々しい伝承で語られる神ではあるのじゃが(じゃからこそ、二神約諾として語られたのじゃろうがの)。

【お前】
お前のような者は「マレビト」と呼ぶと聞いとるぞ。
だが、あまり詳しくなくてのう。
儂はそういう方向には力になれぬ、すまんの。
解説2【神霊と八百万の神】
『神霊』と『八百万の神』を明確に区別するのが、御阿礼の子の見解らしいの。
じゃがその基準は、半妖の古道具屋と完全に同じでもないとか。
……どうしてそのふたりを知っているのかって?
御阿礼の子は、あの稗田阿礼の転生体なんじゃろ?
ならば当然知っている。
古道具屋のほうについては、あれは道具の記憶を読める類の妖怪じゃろ?
儂は道具に宿る神から話を聞くこともあるんじゃ。
これでも、道具とそれなりに縁深い神なのでな。

なお、神の区別は『国津神と天津神』『土着神と外来神』といったようなものもあるが、これらも同じく、明確な線を引けるようなものではない。
境界に立つ者は必ず存在するし、場合や条件によって分類が変化する者も存在する。
古臭い神々にも、深みがあって面白いじゃろ。
解説3【神霊】
『神霊』は神性を得た亡霊であるとも、神となった者の死後の姿であるとも言われる。
しかし人間から乖離した『欲霊』の成長した姿が神霊と呼ばれたり、神の分霊体といった単純な『神の霊体』もまた神霊と呼ばれるのじゃ。
ここに統一的な説明は存在せぬ。

信仰の対象となりうる霊体は、ことごとく『神霊』と呼んで差し障りなかろ。
霊体とは肉体の対義語だが、神霊も亡霊と同様、『擬似的な肉体』を持つことがある以上、だいぶややこしいかもしれんがの。

神霊を亡霊で説明すると、神霊はすべて人間由来の神であることになるの。
亡霊になれるのは人間だけじゃから。
しかし分霊、もしくは自然霊や動植物の霊魂などの考えに基づくならば、むしろ『人間ではない存在が人間のように振る舞う一形態としての神霊』という考え方もできようの。
どちらの考え方もできるし、間違っていない……と、儂からは言っておくぞよ。
解説4【八百万の神】
『八百万の神』は、『名付けられる前の本来の力』を残している神々である……とされがちじゃの。
ここに『神霊』を含む場合と、含まない場合とがある。
どちらも説明上の話にすぎんがの。
含まないとする説明が存在する理由は、名高い『神霊』のかなりの割合が、人間由来じゃからであろう。

『人間から神になった者』が、名を持っていることはほぼ避けられん。
特異な理由がない限り、『崇められるような人間』が名無しなわけがないからの。
そうなると、より『八百万の神』……名で縛られない本来の力に近いのは、人間に由来しない神、もしくは人間であった時代があまりに遠い神であろう。
歴史という地層によって起こされる『純化』……名が忘れられることで力を付ける神もいるかもしれないが、名を忘れられると信仰もされなくなるから、ちーっとばかし難しいかもしれんの。

そういうわけで、「神霊は人格神であり、八百万の神は自然神」といったような、安易な線引はできぬ。
むしろ『八百万の神』という呼称は、『数え切れないほどに多様で大量な神』くらいの意味で捉えたほうが無難かもな。
解説5【拝殿】
「神は天に居るのみ、世はすべて上手くいく」。
これは理神論というやつじゃろうの。
外の世界では一定知られている神論のひとつじゃ。
神にとってすれば、『対人間』はそれでいいのかもしれんの(信仰心は置いといて)。
じゃが神同士に関しては、それに限らんのじゃよ。
神は……『文化圏という時空』を介して、ときに緩く、ときに固く繋がっているでの。

『拝殿』は神社構造における『玄関』のようなものじゃ。
ガラガラと呼ばれれば出てくるが、そこに棲んではおらん(が、神を招き入れるにはちょうどよかろ)。
それに対し、神の棲む場所は『本殿』と呼ばれる。
本殿を持たぬように見える神社は、だいたい山みたいな『背景』こそが本殿または神そのものだったりするのじゃよ。
神奈子はたしか、本殿ではなく山にいる神じゃったろ?
それが拝殿の後ろではなく、前に立っている。
やる気だってことじゃよ。

すべての素材が神体で造られた、あまりに特殊すぎる霊的建造物。
まるで方舟のようじゃが、それで言うなら我々は『方舟を構成する船板』であると同時に、『方舟に乗る動物たち』でもある。

その方舟のメインエンジンを務めるのが──八坂神奈子だというわけなのじゃ。
 

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