Admiral Schröder

Last-modified: 2024-03-23 (土) 18:36:13

アドミラル・シュローダー級巡洋艦 アドミラル・シュローダー

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ヒストリカル迷彩

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効果:HP+4%、主砲射程+4%、最大主砲弾散布界-4%、魚雷防御+6%、EXPアップ+50%、シルバーアップ+50%

性能諸元

編集時 ver.x.x.x.x

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

Tier9
生存性継戦能力42716
抗堪性・防郭防御15%
・火災浸水耐性12.50%
・装甲防御12%
・魚雷防御13.50%
主砲射程12.75km
副砲射程7.25km
自動副砲射程6.56km
機動性最大速力31.68ノット[kt]
最大出力への到着時間24.23秒
転舵速度6.20度/秒
転舵所要時間12.51秒
隠蔽性9.78km



・兵装

主兵装口径,搭載基数×門数装填時間ダメージ(火災率)(防郭率)砲塔旋回速度
305mm 50 SK L/50, 4基×2門15秒HE弾 708(8%)
AP弾 1239(250%)
7度/秒


副兵装口径,搭載基数×門数(片舷指向可能門数)装填時間HE弾ダメージ(火災率)AP弾ダメージ(防郭率)砲塔旋回速度
150mm 50 SK L/50, 3基×3門(6門)8.20秒389(3%)590(150%)10度/秒


自動副兵装口径,搭載基数×門数(片舷指向可能門数)装填時間ダメージ(火災率)
128mm L/61, 10基×2門(10門)4.50秒HE弾 330(2%)


対空砲種類ダメージ射程
大口径
小口径
330
241
3.60km
2.40km



・艦艇スキル

種類効果持続時間クールタイム使用可能回数
エンジンブーストⅡ最大航行速度+12%25秒間60秒3回
副砲オーバーロードⅢ副砲の装填速度と射程が+30%25秒間60秒2回
ソナーⅠ3.75㎞以内の敵艦や魚雷を全て発見する25秒間90秒1回

ゲーム内説明

第一次世界大戦で得られた経験から、1920年代後半にドイツで大型水上艦の構想が浮上した。このプロジェクトでは、その後の海軍会議でイギリスが示した戦艦の最大口径を305ミリに制限する意向が考慮された。
標準排水量17,500トンから25,000トンの間でさまざまな計画案が生まれ、武装には4つの砲塔に8門の305ミリ砲を搭載し、150ミリ砲の強力な副砲を伴っていた。装甲は戦艦として分類されるにはかなり軽く、対水雷防御も同様であった。

解説

・主砲
50口径305mm砲を連装砲塔に収め、4基8門搭載。砲配置は艦首側と艦尾側それぞれに背負い式で2基づつ、戦艦のシルエットに似せるべく戦艦と同じような配置となっている。同郷で同口径の砲を搭載する「エギル」との比較を行うと「エギル」搭載砲と比べて本艦の砲は砲弾ダメージが低い上に砲数や射程でも劣っており正面火力という点では「エギル」搭載砲に太刀打ちする事ができない。反面、砲塔旋回速度が口径の割には速めである事、および装填時間ではこちらが勝っている事から正面火力以外の部分で戦うべき砲となっている(ティア9でこの仕様はかなりキツイと思うのですが)。

・副砲
150mm砲を3連装砲塔に収めて3基9門搭載。砲配置は艦橋脇の左右に1基づつと艦橋後部に1基といった具合。後部の1基は左右を振り替えられるので片舷指向可能数は2基6門である。この副砲は単発火力がかなり強力で瞬間火力に着目すると他国同格内でトップクラスである。さらに素の射程も「エギル」搭載砲よりも長く、ドイツ第2戦艦ツリー艦の如く弾種の切り替えもできるので適切に扱う限りは強力なダメージを期待できるだろう。しかし装填時間がやや長めであり、射撃サイクルを効率よく行いたい場合はエリート特性で「副砲特化」の選択を検討して欲しい。

・自動副砲
自動副砲として128mm砲を連装砲に収めて片舷に5基搭載。手動副砲の間に並んでいるのがそれであり、片舷に10門を指向可能*1。ダメージや装填時間は「エギル」搭載砲と同じだが、本艦の砲のほうが若干射程が長い。小口径故に装甲のある相手には効果を発揮しずらいが、相手を選べばかなりの火力となり得る。

・対空
素の対空値のみに着目するのであれば、ドイツ巡洋艦としては破格の対空値を誇る。ただし、他国の同格巡洋艦は本艦より素の対空値は低くとも対空系の艦艇スキルを持っているので…何やかんやいって結局ドイツ巡洋艦のカテゴリである本艦が狙われるという結末に変わりはない。狙われたら何とかして避けよう、と言いたいところであるが本艦は後述する速度や機動力に難を抱えているので正直難しい。

・装甲
本艦の装甲面は「エギル」と同程度。耐性についても同様である。

・機動性
素の最高速度はドイツ大型巡洋艦の標準よりもやや遅い。また加速力は他国同格の大型巡洋艦と比較すると劣っているが、ドイツ大型巡洋艦のみで比較すると最優秀。舵の効きも他国同格の大型巡洋艦と比較してしまうと大分劣っては居るが、ドイツ大型巡洋艦としては数値の上では優秀である。

・隠蔽性
素の被発見距離は10km弱と大型巡洋艦としてはそこそこの値を誇る。装備の「隠蔽システム改良Ⅰ」の搭載で約8.8km、消耗品の搭載で約8.53km、通常迷彩の搭載で約8.3km程度までは短縮可能。ただし本艦には専用迷彩が無いので隠蔽はこれ以上向上させる事が不可能。素の副砲射程まで持ち込むにはもう2歩は踏み込まねばならないだろう。

・生存性
素のHPは42000台後半であり、大型巡洋艦としては平均的な体力を持っている。しかし大型巡洋艦というカテゴリそのものの宿命により、マッチするティア帯では「ゆっくり動く簡単に射抜ける大きな標的」となり易く、贔屓目に見ても生存性が高いとは言えないだろう。さらに本艦は大型巡洋艦の中でも主砲が頼りにならない系であり、位置取りやら扱い方の難易度が高い。そう考えると適切に扱ってなお、生存性は周囲の環境に依存してしまうと言える。

・消耗品
「改良型ディーゼルエンジン」「高級船員食糧」を主軸に、残る1つを「高品質石炭」「予備整備パック」から選択して欲しい。

・艦艇スキル/艦長スキル
艦艇スキルは「エンジンブーストⅡ」を3回、「副砲オーバーロードⅢ」を3回、「ソナーⅠ」を1回のみ使用可能。

・装備
 ・兵装 戦い方によってお好みで。但し本艦は戦艦では無いので「副砲改良Ⅱ」を搭載できない点に注意。
 ・防御「推力改良Ⅰ」「操舵装置改良Ⅰ」「甲板防護改良Ⅰ」
 ・適正「隠蔽システム改良Ⅰ」

・エリート特性
 ・改修済主装甲帯 装甲防御+5%、防郭防御+10%
 ・副砲特化 副砲装填時間-10%、自動副砲装填時間-10%
 ・功績 EXPアップ+10%
※戦艦ではない本艦の装甲を厚くしても殆ど意味は無いので消去法で「副砲特化」が良いだろう。

・総論
 戦艦の耐久力をもってしても難易度高めの副砲重視艦艇の運用を、さらに耐久力に劣る巡洋艦で行ってしまおうという「副砲重視巡洋艦」だが、このカテゴリにおいては現在イタリアが覇権を握っておりこの業界に最初に挑戦したドイツとしては長らく後塵を拝していた。しかし本艦の登場によりドイツに新たな「副砲重視巡洋艦」が追加されると共に、この業界が新たなステージに突入したと観て良いだろう。それはインファイト寄りの艦でありながら「自身は魚雷を装備しない」という新たな縛りの登場である。今までのインファイト艦の常識では主砲射程(アウトライン)・副砲射程(インライン)という2つの間合いのみで試合が展開し副砲射程(インライン)まで踏み込めたら後はガッチリ組み合うだけで勝敗が付いた。しかし本艦は自身に魚雷を装備していない事から、その内側の魚雷射程(踏み込んではいけないライン)を意識しつつ戦わないとインファイトに持ち込めたは良いが逆にこちらが魚雷で処される…というまるでプロレスの逆転勝利演出のような危険が生じてしまう。つまり「距離を詰めればもう終わり」であったインファイト戦法は本艦の登場と共に過去のものとなったのである。これからは第3のラインを意識しないと一人前のインファイターとは言えない時代がやってきたのだ。ある意味WG社がインファイトマニアに対して送り付けた挑戦状とも言える本艦、この挑戦状に対して我こそは!という新鋭気鋭の艦長が居たら是非とも本艦を手に取って欲しい。

戦闘名誉章

レベル1(戦闘配置)2(索敵と撃破)
報酬アルティメットシルバーブースターⅡ×2、アルティメットEXPスーパーブースターⅡ×2、375kシルバーチタニウム×4
ミッション内容10戦をプレイする一戦中に2隻の敵巡洋艦を撃沈する

史実

本艦は計画案であり、実際には竣工どころか起工にも至っていない。

小ネタ

艦名の由来

 本艦の艦名は第1次大戦期においてドイツ海軍の「フランデルン海軍兵団」の指揮官を務めた「ルートヴィヒ・フォン・シュレーダー」から。
 シュレーダーは海軍士官候補生としてドイツ海軍に参加、海軍歩兵少尉から始まって複数の船の指揮官を務めた後に提督に昇進。更に時の皇帝「ヴィルヘルム2世」によりプロイセン貴族に叙勲される。バルト海海軍司令を務めた後に1度は現役を引退するも、1914年8月に第1次世界大戦が勃発するとすぐさま呼び戻され、フランドルの司令官となり水上部隊と海兵団の双方の指揮を担当。ドイツ海軍は彼の元に海軍歩兵を集め「フランデルン海軍兵団」を新設、ドーバー海峡を渡り襲撃してくるかもしれないイギリス軍に備えた。それだけでは飽き足らず、1917年4月には逆に水雷艇を使ってドーバーとカレーを襲撃(ドーバー海峡海戦)。ドーバー付近を哨戒していたイギリス海軍の駆逐艦2隻と交戦、水雷艇2隻を失うもこれら2隻に損害を与える事に成功した*2。この武勇により「フランデルンの獅子」との異名をとった。大戦末期にキールで発生した水兵の反乱に対して、ヴィルヘルム2世は彼に鎮圧および後任の司令官となる様に命じた。しかし政府の反対によりこの命令は実行されず、第1次世界大戦の終結に伴い2度目の引退を経験する。1933年にベルリンで死去、享年79歳であった。

編集用コメント

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  • 小ネタを追加 -- 2024-01-24 (水) 12:39:34
  • 解説を記載、足りない分や新たな使い方はどんどん追加お願いします。 -- 2024-01-27 (土) 11:52:12

過去ログ

過去ログ一覧

コメント欄

  • 同格、エセックス相手なら単艦でも沈まずに晴天取れた。対空援護があれば更にダメージ抑えられるかな。 -- 2024-01-04 (木) 20:49:50
  • なんだ9か…。って言葉だけで完結出来る。 -- 2024-01-05 (金) 11:06:28
    • 驚異のボトム率が購入者を襲う -- 2024-01-05 (金) 20:07:15
  • オーバーロードⅢだから副砲範囲内ならアトランチコ並みに弾幕を張れる。 -- 2024-01-05 (金) 12:56:51
  • 巡洋艦になったループレヒト。 巡洋艦だからしょうがないけどループレヒトと違って魚雷がなくて柔いから完璧にインファイトがハマっても仕留めきれないことも多々ある。 9で数少ない楽しい船だとは思うかなぁ -- 2024-01-05 (金) 14:06:13
    • 魚雷無いんか~ 独戦第2ツリー好きだから気になってたけどパスかなぁ -- 2024-01-07 (日) 12:10:35
  • これ使っててどう? -- 2024-02-10 (土) 18:14:42
    • 今日はパンアジアの艦艇・艦長の大量御披露目で、コメント流れちゃったね。ageておきますね。 -- 2024-02-10 (土) 22:22:05
  • T8ならすごい面白い船になったと思う、9はボトムキツすぎるんや -- 2024-03-23 (土) 18:36:13

*1 ちなみにこれのみで「エギル」の搭載する副砲と口径や数は一緒。
*2 この戦いにおいてドイツの水雷艇G42はイギリス海軍の嚮導駆逐艦ブロークと激突、身動きが取れなくなったG42の水兵は敵駆逐艦を鹵獲すべく敵艦に乗り移り白兵戦となった。しかし鹵獲は成功せず、後にG42は沈没。ブロークも自力航行はできずに曳行され帰港した。