イリアン(旧スヴェルドロフ級巡洋艦 オルジョニキーゼ)
ver.6.4で主砲射程が11.77kmに延長
性能諸元
基本性能
※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし
Tier | 8 | |
---|---|---|
生存性 | 継戦能力 | 33866 |
抗堪性 | ・防郭防御7.50% ・火災浸水耐性10% ・装甲6% ・対水雷防御10.50% | |
主砲射程 | 11.77km | |
機動性 | 最大速力 | 32.51ノット[kt] |
最大出力への到着時間 | 15.83秒 | |
転舵速度 | 5.60度/秒 | |
転舵所要時間 | 9.60秒 | |
隠蔽性 | 9.48km |
・兵装
主兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 最大ダメージ(火災率)(防郭率) | 装填時間 | 砲塔旋回速度 |
---|---|---|---|---|
152mm L/57 MK-5-bis, 4基×3門 | HE弾 472(6%) AP弾 590(150%) | 7.80秒 | 8度/秒 |
魚雷 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向門数) | 装填時間 | 最大ダメージ | 射程 | 雷速 | 浸水率 | 魚雷管旋回速度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
533mm PTA-53-68-bis, 2基×5門(5門) | 61.25秒 | 3953 | 8.70km | 66.69kt | 20% | 20度/秒 |
対空砲 | 種類 | 平均ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|
大口径 小口径 | 198 132 | 3.60km 1.80km |
・艦艇スキル
種類 | 効果 | 持続時間 | クールタイム | 使用可能回数 |
---|---|---|---|---|
ソナーⅠ | 3.75㎞以内の敵艦や魚雷を全て発見する | 25秒間 | 90秒 | 2回 |
魚雷装填Ⅰ | 即時に魚雷を装填する | - | 120秒 | 2回 |
ゲーム内説明
ソ連海軍向けに建造されたこのプロジェクト68-bis軽巡洋艦は、良好な対空防御と非常に長距離の射程を持つ12門の152mm砲を搭載していた。1963年、同艦艇はインドネシア海軍に加わった。
解説
インドネシアのクトゥーゾフである。魚雷には深度魚雷が採用されている。
・主砲
152mm砲を12門搭載。ショールス、チャパエフ、クトゥーゾフとあまり変わらない。
主砲射程はクトゥーゾフよりかなり下げられて11.34kmと、同格平均より少し上、というくらいである。
しかし高発火率の12門の152mm砲は相変わらず健在である。戦艦をBBQにしていこう。
・魚雷
本艦最大の特徴。Blitz初となる巡洋艦の深度魚雷である。当然駆逐艦には当たらないので注意しよう。
深度魚雷らしく巡洋艦のものとしては高性能である。元よりはかなり射程が伸びているが、遠距離戦がメインで隠蔽も悪い本艦がどの程度活かしきれるのかと言われると疑問である。また、魚雷装填Ⅰを2回使用できるため、駆逐艦並みの片舷10発雷撃も可能である。射程はあまりないので(ソ連基準では長いのだが…)、近づいてくる戦艦などを狙いたい。
・対空
ミハイルより若干高めである。大口径 小口径共に射程等は同じ。ミハイルと違って対空警戒は積んでいない。攻撃は通されやすい。
・装甲
ミハイルと変わらず非常に薄い。駆逐艦砲以外は弾けず、軽巡や独駆のAPにもバイタルを抜かれる。腹見せは禁物。
・機動性
素で32.51ノットと平均的ではあるが、最大出力への到達は15.83秒とミハイルよりも速いが遅い部類である。転舵速度に関してはミハイルよりも遅い5.60角度/秒でありチャパエフとほとんど変わらない。(同型艦なのになんで変わるのとか言わない)
・隠蔽性
素で9.48kmとミハイルより若干良いが先手を取られることには変わりない。装備で隠蔽を縮めると魚雷が使いやすくなるかもしれない。
・生存性
HPはミハイルよりも3800ほど増加しており巡洋艦の中でも高い部類ではあるが、それを完全に打ち消す装甲の薄さ、悪い転舵性能と隠蔽を有する。更にミハイルのような煙幕もないので生存性は低いと言える。早めの転舵、回避行動が重要になるだろう。
・消耗品
高級船員食糧、予防整備パック、改良型ディーゼルエンジン、高品質石炭をお好みで。
・装備
1スロット目はミハイル同様優秀な主砲を強化するのが良いだろう。防御は「推力改良Ⅱ」「操舵装置改良Ⅰ」もしくは「隠蔽システム改良Ⅰ」「推力改良Ⅰ」を選んでも問題はないだろう。
・エリート特性
・巡洋艦近代化改修 HP+2%、対空火力+5%、主砲旋回速度+7%
・新型砲塔 主砲旋回速度+20%
・功績 EXPアップ+10%
・総論
長射程高威力の魚雷に優秀な主砲と火力はあるが、煙幕を取られ生存性は低いという癖の強い一隻である。魚雷が強みではあるが無理に撃とうとすると痛手をもらってしまう上煙幕がなく機動性もあまり良くはないので仕切り直しもし難い。しかし相手との距離を適切に取り上手な立ち回りができれば、優秀な主砲に高威力の魚雷まで積んでいる本艦は敵にとって大きな脅威となるだろう。
戦闘名誉章
レベル | 1 | 2 |
---|---|---|
報酬 | アルティメットシルバーブースター×2 アルティメットEXPスーパーブースター×2 シルバー250k | スティール4 |
ミッション内容 | 10戦プレイ | 1戦中に敵巡洋艦を2隻撃沈 |
史実
軽巡洋艦イリアンはインドネシア海軍に所属していた軍艦。
当初はソビエト連邦海軍スヴェルドロフ巡洋艦3番艦オルジョニキーゼとして就役し、外交交渉のために時のソ連最高指導者フルシチョフとブルガーニンを乗せて英国を訪問するという大役を仰せつかった際に本艦の停泊中を狙って英国の諜報機関MI6にスヴェルドロフ級の調査を依頼された潜水士ライオネル・クラブが調査中にソ連によって暗殺される事件に関わることもあった。
時は流れ1960年、オルジョニキーゼは友好関係にあったインドネシアに移譲され1962年には熱帯地域に耐えうるように改装、その翌年には「イリアン」として正式に編入されることになった。このような大型艦を移譲することは当時のソ連としては異例のことであり、いかにスカルノの統べるインドネシアに対する信頼があったかが伺える。
この当時はオランダの統治下にあったイリアンジャヤ*1を取り返すべく「西イリアン解放作戦」を発動中であり、本艦はオランダ空母カレル・ドールマンが万が一自国の領海に入った場合にこれを発見、撃滅する任務についた。最終的にカレル・ドールマンがインドネシア領海に入ることがなかったためにその砲が火を噴くことはなかったが、本艦の存在はオランダに対し脅威として在り続けた。
しかしインドネシア海軍には本艦のような大型艦を維持する余裕がなくなっていた他、1965年には親欧・反共産主義のスハルトが政権を握ったことにより本艦の活動は休止、たびたび政治犯の収容に使われるだけになった。
その後本艦は退役、解体されることになるのだが、退役後の本艦がどこでどう解体されたのかが全くもって不明*2、要するに失踪したのである。少なくとも3つの説があるのだが、どれが正しいのかがわかっていない。軽巡洋艦イリアンは他に類を見ない奇妙な生涯を終えた。
小ネタ
募集中
編集用コメント
- ヒストリカル迷彩の画像を追加。 -- 2021-07-16 (金) 03:34:27
- ガルーダ迷彩を追加。解説の装甲と生存性の欄を編集。 -- 2021-10-08 (金) 01:15:42
コメント欄
- 雷巡運用でヒャッハーしてるニキ居ない? -- 2021-02-09 (火) 23:00:14
- 煙幕ついててオマケに隠蔽が最上並だったら片舷の魚雷撃つ→魚雷装填でもう1回撃つ→船回してもう片舷の魚雷撃つ、これで15門魚雷だから島風ごっこできたのになぁ~ -- 2021-03-14 (日) 02:13:00
- 造船所に来たので気になって買ってみました。まだAIで練習してますが体感的にミハイルより火災を起こしやすい気がします。魚雷もなかなか高威力で楽しいですね。 -- 2021-07-10 (土) 04:47:30
- 総論等未記入の所を編集してみました。初編集なので至らぬところもあるかと思います。もし何か間違っている所有れば編集・言っていただけると嬉しいです。 -- 2021-07-10 (土) 05:25:29
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