Júpiter

Last-modified: 2024-04-20 (土) 23:18:52

フピテル級巡洋艦 フピテル

IMG_5380.jpeg

ヒストリカル迷彩

[添付]
[添付]
効果:

性能諸元

編集時 ver.x.x.x.x

基本性能

※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし

Tier1
生存性継戦能力10388
抗堪性・防郭防御5%
・火災浸水耐性10%
・装甲防御6%
・魚雷防御4.5%
主砲射程8.28km
機動性最大速力18.20ノット[kt]
最大出力への到着時間8.15秒
転舵速度8.6度/秒
転舵所要時間9秒
隠蔽性8.4km



・派生艦船



・兵装

主兵装口径,搭載基数×門数装填時間ダメージ(火災率)(防郭率)砲塔旋回速度
120mm L/45, 4基×1門5秒AP弾 360(150%)12度/秒

ゲーム内説明

1930年代、スペインは近代的な機雷敷設艦の建造を新たに開始し、その全艦をローマの神々に因んで命名することとした。このフピテル級は砲艦としても運用することを前提としていたため、強力な火砲を搭載していた。しかし建造途中で本級のリードシップは反乱軍 (ナショナリスト派) によって接収された。就役後はビスケー湾内の共和国沿岸の封鎖に参加しているほか、輸送船を迎撃し、機雷原を敷設。ところがこの機雷原は後に反乱軍の戦艦「エスパーニャ」を沈没させる原因となってしまった。

解説

・主砲
120mm砲を単装で4基4門搭載。砲配置は艦首部に2基、艦尾部に2基である。この砲はイギリスの「ブラックスワン」の如くAP弾しか使用できず、単発火力が360ときわめて強力。しかも他国のティア1艦と比較すると射程が長いという特徴を持っている。

・対空
本艦に対空砲は搭載されていない。

・装甲
装甲6%、防郭防御5%は他国同格と横並びである。火災浸水耐性10%、対水雷防御4.5%も同様であり特筆すべきものは無い。ただし、一部(ソ連、英国、パンアジア)の艦は装甲が4.5%と薄く、それらの艦に相対する場合は優位に立てるかもしれない。

・機動性
他国同格巡洋艦は速度が25ノット近いものから18ノット台のものまで幅が広い。本艦はその中で18.2ノットと同格最低ランク。とはいえティア1艦はどれも格上戦で辛いのは一緒なので気にしない様に。加速力は並みでしかないが、舵の効きは同格内でも優秀。しかしその速度故に敵前回頭は危険を伴う。

・隠蔽性
ティア1の艦船は被発見距離が8.4kmのものと、9kmのものの2つのグループに分類できる。本艦は前者のグループに属する。

・生存性
HPは10000を超えるが、ティア1艦は装甲や速度に期待できないためハッキリ言って生存性は低い。被弾はなるべく避けよう。

・消耗品
速度を補いたいなら改良型ディーゼルエンジンの搭載を推奨。砲の発射速度を上げたいなら高級船員食料の搭載も。もっとも、このティアなら何も積まないという選択肢もあり。

・艦艇スキル/艦長スキル
本艦に艦艇スキルは存在しない。

・装備
 ・兵装 「射撃システム改良1」「主砲改良2」
 ・防御 お好みで
 ・適正 「推力改良2」

・エリート特性
 ・船体強化 HP+4% 
 ・新型砲塔 主砲旋回速度+20% 
 ・功績 EXPアップ+10%

・総論
 一言で表すなら、良くも悪くもティア1の艦艇である。細かい所を観ていくと既存のティア1とはまた違った味付けが行われており、新規参入組を飽きさせない構成となっている。ところがティア2の艦艇から見ると「所詮はティア1艦艇」であってどんぐりの背比べに過ぎず、どれも似たような味付けに過ぎない。とはいえこのティア帯は普通の艦長からすると僅かな戦闘数で通過してしまい、印象にも残らないだろう。

戦闘名誉章

レベル12345
報酬
ミッション内容

史実

格納

 本艦の建造の経緯とスペイン内戦時代の活躍についてはゲーム内説明を参照して欲しい。第2次世界大戦は中立国であったため本艦は無事に大戦を生き延びた。戦後に連合国側の国々との関係が正常化した後に近代化改修を受け対潜装備および対空砲を搭載。この時に艦種も護衛艦に変更されている。その後、1974年11月に退役するまで現役で活動し続けた。

小ネタ

艦名の由来

本艦の艦名はローマ神話の主神である「ユピテル」から。英語読みだと「ジュピター」となる。

余談:ギリシャ神話とローマ神話

 ローマ神話の主神「ユピテル」はその性質がギリシャ神話の「ゼウス」と非常に似通っている事は既に多くの人がご存じだろう。では、ローマ神話は何故ギリシャ神話と良く似ているのだろうか?それは紀元前6世紀ごろにローマがギリシャの影響を受ける様になった事に起因している。ローマ人は自分達の神とギリシャの神の共通性を発見…ギリシャ神話の方が古くエピソードも豊富だったこともあり、エピソードを採り入れつつ自分達の神にそれを対応させていった結果「ギリシャ神話の内容を取り込んだローマ神話」が生まれる事になる(著作権なんて無い時代なのだ)。そしてローマがさらに勢力を拡大するとローマで使われていたラテン語は地中海世界において広く使われるようになり、同時にラテン語で書かれた「ギリシャ・ローマ神話」もまた広がっていく事になる。恐らくギリシャ神話がギリシャ語のままであった場合、現在の様にギリシャ・ローマ神話は一般的な物語ではなく一地方のマイナーな神話に過ぎなかったであろうと言われている。

戦艦「エスパーニャ」沈没

 ゲーム内説明にもある、戦艦「エスパーニャ」の沈没についてここで話しておこう。
 まず戦艦「エスパーニャ(初代)」は1909年12月起工、1912年2月進水、1913年10月竣工・就役の弩級戦艦である。タイプシップを英海軍の弩級戦艦「ネプチューン」とし、10000トン台の小型の船体に305mm砲を連装砲塔に収め4基8門、102mm砲を単装で片舷に10門搭載するという思い切った設計となっている。船体サイズこそ小柄ながらもその武装は準列強海軍国の装備としては十分な水準であり、実際就役後はスペイン海軍最大の軍艦であった。ところがこの「エスパーニャ(初代)」は戦間期に発生した「リーフ戦争(第3次リーフ戦争)」においてモロッコでの砲撃支援任務の最中に座礁(1923年8月)。重量物を撤去しての離礁作業中に暴風雨に遭って大きく船体を損傷して喪失扱いとなった。
 この喪失に伴い、姉妹艦の「アルフォンソ13世」がエスパーニャの名を引き継ぎ「エスパーニャ(2代)」となった。リーフ戦争を無事生き延びた「エスパーニャ(2代)」はスペイン内戦(1936年~1939年)においてはフランコ将軍側につき、一部の旧式化した武装をドイツ製のものに交換する等の小改装を受けた。しかし1937年4月末にビルバオの封鎖作戦においてサンタンデール近くのペナス岬沖で自軍が敷設した機雷に触れて大破・沈没した。

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