シュリーフェン級戦艦 シュリーフェン
効果:HP+4%、主砲射程+4%、副砲射程+6%、魚雷射程+4%、EXPアップ+60%、シルバーアップ+60%
効果:主砲射程+4%、副砲射程+6%、副砲(自動)射程+6%、海面発見距離-4%、EXPアップ+60%、シルバーアップ+60%
効果: HP+4%、主砲射程+4%、副砲射程+6%、魚雷射程+4%、EXPアップ+60%、シルバーアップ+60%
ver.5.5でHPが44,500から46,000に増加(フル改修53845→55660)、主砲榴弾ダメージが820から920に増加(フル改修992→1113)、主砲AP弾ダメージが1,650から1,720に増加(フル改修1997→2081)、副砲(自動)射程が5.4kmから5.7kmに増加(フル改修6.25→6.7)、副砲(自動)による火災発生率が1%から1.5%に上昇、平均甲板装甲が70mmから85mmに増加、転舵所要時間が15.9秒から14.7秒に短縮。
性能諸元
基本性能
※アップグレード済み、装備、迷彩、エリートなし
Tier | 10 | |
---|---|---|
生存性 | 継戦能力 | 55660 |
抗堪性 | ・防郭防御15% ・火災浸水耐性12.50% ・装甲防御15% ・魚雷防御18% | |
主砲射程 | 13.86km | |
副砲射程 | 7.76km | |
自動副砲射程 | 6.70km | |
機動性 | 最大速力 | 32.79ノット[kt] |
最大出力への到着時間 | 24.58秒 | |
転舵速度 | 5.20度/秒 | |
転舵所要時間 | 14.70秒 | |
隠蔽性 | 10.80km |
・派生艦船
派生元 | Prinz Rupprecht |
---|---|
派生先 | なし |
・兵装
主兵装 | 口径,搭載基数×門数 | 装填時間 | ダメージ(火災率)(防郭率) | 砲塔旋回速度 |
---|---|---|---|---|
420mm L/50 SK L/50, 4基×2門 | 20秒 | HE弾 1113(9%) AP弾 2081(250%) | 6度/秒 |
副兵装 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向可能門数) | 装填時間 | ダメージ(火災率)(防郭率) | 砲塔旋回速度 |
---|---|---|---|---|
150mm L/55 SK C/28, 8基×2門(8門) | 7.10秒 | HE弾 399(3%) AP弾 605(150%) | 10度/秒 |
自動副兵装 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向可能門数) | 装填時間 | ダメージ(火災率) |
---|---|---|---|
105mm L/65, 12基×2門(12門) | 4秒 | HE弾 242(1.5%) |
魚雷 | 口径,搭載基数×門数(片舷指向門数) | 装填時間 | ダメージ | 射程 | 雷速 | 浸水率 | 魚雷管旋回速度 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
533mm Vierling, 4基×4門(8門) | 90秒 | 4235 | 10.50km | 50.02kt | 11% | 16度/秒 |
対空砲 | 種類 | ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|
大口径 小口径 | 378 247 | 3.30km 2.40km |
・艦艇スキル
種類 | 効果 | 持続時間 | クールタイム | 使用可能回数 |
---|---|---|---|---|
副砲オーバーロードⅢ | 副砲の装填速度と射程が+30% | 25秒間 | 60秒 | 3回 |
ソナーⅡ | 4.5㎞以内の敵艦や魚雷を全て発見する | 25秒間 | 90秒 | 3回 |
ゲーム内説明
第一次世界大戦期のドイツ巡洋戦艦の特徴を多数継承した高速戦艦。本艦は主砲として420mm砲を採用していた。
解説
・主砲
超弩級ドイツ戦艦ツリーTier9のFDGの成功を受けて、別ツリーではあるが48口径から50口径に延伸して調達したのが本砲となる。そのため、前級Prinz Rupprechtの406mmより大口径化した割には装填時間が22→20秒へ短縮され、その上で各種性能が向上している。最後方の4番砲塔が引き続き全周するため、意外と使い勝手の良い部分はそのままである。
しかし、いくら長砲身化したとはいえ所詮はTier9砲、各国ツリーの頂点に至るTier10では見劣りがち。他にTier9砲を引き継いだ例としてMontanaがいるものの、12門の門数と米戦特有の射程延長などで補っており、本艦はこれといった補填材料が乏しい。なにより18in級の大口径砲や多門数砲の登場が著しい昨今のTier10戦艦において、16.5in主砲8門というのは対戦艦への攻撃性だけを鑑みれば非常に苦しい。
ただ敵艦を無作為に撃つだけなら攻撃面で味方への負担が増すため、より効果的に戦況を進めるためにも攻撃対象艦を適時考えなければならない。例外: 巡洋戦艦+超大口径砲
・副砲
相変わらず連装式砲郭という独自の方式を引き継いでおり、艦尾側の両舷に1基ずつ増えたことで門数差のバランスが良くなった。また門数が増えたので実質的に近距離火力は上がっている。
ただしその独自方式ゆえに射角がなんとなく微妙であり、全砲門を使用する際は船体の角度に少し注意を払う必要がある。
ただし、後述の自動副砲と合わせたDPMは120659(84461)
(括弧内は素のDPM)と、デモインクラスのDPMを誇り、これに加えて主砲、魚雷の火力も加わるため、理論上はとんでもないDPMを出せる。
ここまで来たら最早副砲と言う名前をした主砲なため、この副砲をどれだけ使えるかで影響力が変わるだろう。
・自動副砲
こちらも副砲と同様に両舷1基ずつ増えたことでDPMが23%ほど向上し、100mm級とはいえ十分な援護射撃どころか立派なメインウェポンへと至っている。艦艇スキル「副砲オーバーロードⅢ」を使用中は射程が6.34→8.24kmへと延長され、約8km圏内であれば上述の火力群が敵艦へと襲い掛かっていく。
使用する際は自動副砲の射程範囲内かどうかでDPMも大きく変わるため、これを距離の目安としよう。
・魚雷
同格のElbingがもつ魚雷へと換装され、前級との差異といえば射程が10kmを超えるようになった程度。ダメージこそ微増したがあまり大差はなく、ドイツ魚雷として宿命である低速性も相変わらずである。
片舷だけで理論上は33,880も稼ぐことが可能で、低速とはいえ突貫してくる駆逐への牽制といった使い方もできる。装填時間こそ島風超えの90秒もあるが、もともと本魚雷を使用する場面は限られており、マッチ中に2、3回も使用機会があれば十分だろう。
・対空
大口径対空砲である自動副砲が増えたことで前級より約23%ほど向上し、大口径対空値だけ見れば同格でも6番目に高いが、他国に比べて比較的小口径ということで同格最短となる3.3kmしか届かない。
一方の小口径対空値は数値上約45%高くなったが、元値が低すぎたこともあり、同格最下位のGKに次ぐ同格ワースト2位。もともと本艦は巡洋戦艦ということもあって自然と味方と行動するだろうが、素直に味方の対空艦を頼ろう。
・装甲
巡洋戦艦ということもあり軒並み数値は控えめ、一応は舷側の装甲厚が60mmほど増えたが、ドイツ戦艦特有のタートルバック式二重装甲ではないため、対戦艦砲に対してはあまり効果的とは言い難い。また艦首・艦尾が同格戦艦最薄であり、甲板装甲すらペラペラと有名な英戦並みでしかなく、大巡砲であっても意外と簡単に貫通を許してしまう。
ドイツ戦艦というよりイギリス戦艦の性質が近いこともあり、後述の機動性を使って可能な限り敵弾を回避したい。
・機動性
前級と同様に優秀、同格が大口径化した弊害で軒並み遅くなっている背景があるとはいえ最高速が同格最速32.79kt。さすがに排水量が増加したこともあり、舵効きがやや重くなったがそれでも戦艦というカテゴリでは曲がってくれる方である。
本艦の兵装がやや特殊といった部分もあり、好機を逃さず動くためにも良好な機動性がそれを支える頼もしい味方となる。
・隠蔽性
マップが狭いblitzの戦場において戦艦の隠蔽性は戦果に関わりづらい。しかし主砲射程13.86kmに対して隠蔽距離10.8km(発砲後発見距離14.7km)と、自身の射程外へと逃れれば自然と隠れやすいメリットがある。
前提として空母や駆逐の有無もあるが、この条件と前述の機動性を組み合わせれば立て直しが図りやすいし、肉薄の時も他のドイツ戦艦ならば「肉薄する前に削られてそのままやられる」のが「隠蔽で真価を発揮するまで無傷で近づけ、更に意表をつける」など、低めの生存性を補い、得意な土俵に追い込むのにとても役に立つ。他の戦艦では成りようもない特徴ゆえに自身の戦術へと組み込みたいところ。
・生存性
やっと50,000を超えたとはいえ相変わらず同格ワースト2位であり、火災浸水耐性も引き続き12.5%と同格最低、少し改善した微妙な魚雷防御18%を鑑みるに生存性は低いだろう。
特に貧弱な対空性能や薄い甲板装甲を狙う敵艦爆隊の優先目標になりやすく、低いHPと対火災耐性もあって気づいたら半分になっていることもよくある。また本艦の攻撃能力が真価を発揮するのは近中距離のため必然的に距離を詰める必要があり、残HP次第では突っ込んだまま中途半端に終わることも多々。艦艇修理と艦艇防御の使用タイミングには十分に配慮したいところである。
◎伝説装備について
火災浸水耐性を20パーセント乗算で強化し、火災浸水そのものの時間を25パーセント(5秒)減らす効果であるが、単純計算で1火災あたりのダメージを無振りと比べて1320も減らすトンデモ装備となっている。
この軽減量は異常で通常、火災浸水耐性を上げる装備を載せたとしても300~200程度しか軽減出来ないと考えたらどれだけおかしいかが分かるだろう。
伝説シュリーフェンの火災ダメージは3500程度、通常修理の回復量が7900程なので2火災着いたとしても通常修理で全て火災ダメージを回復出来てしまう。
一番噛み合いが良くないシュリーフェンですらこれなので仮に他の戦艦にこの装備が着いたらと考えると…末恐ろしい限りである。
・消耗品
戦艦御用達である、高級船員食糧・予備整備パック・改良型ディーゼルエンジンでよい。
・艦艇スキル/艦長スキル
前級から引き続き「副砲オーバーロードⅢ」と「ソナーⅡ」が使用可能で、副砲オーバーロードの利用可能数が+1されたこともあり、マッチ終盤まで利用頻度が増えたことは素直に嬉しい。魚雷防御が低かったり突撃の際の駆逐艦の雷撃の警戒などにも使っていこう。
このTier10までくれば主要な艦長スキルは殆ど取得しているだろう、本艦の性質上ぜひ欲しいのがレベルⅨ「接近戦専門家」ぐらいであり、他はソナー系を選びつつ、あとは各艦長が適宜選んでくれれば構わない。
・装備
・兵装 副砲改良Ⅱ: ここまでくると主砲より副砲のほうが使い勝手がいい
・防御 転舵装置改良Ⅰ: 加速度は悪くないので旋回性、もちろん初動の速さを速くする為、推力Ⅰでも良い
ゴールドがあるなら伝説装備が望ましい(効果は上述)
・適正 隠蔽システム改良Ⅰ: 副砲射程=隠蔽距離に近くなるし、非発見が遅れれば遅れるほどインファイトの勝率も上がる。
・エリート特性
・副砲特化 副砲装填時間-10%、自動副砲装填時間-10%
・エリート魚雷オペレーター 魚雷装填時間-3%、魚雷管旋回速度+7%
・功績 EXPアップ+10%
→どう考えても副砲特化が無難、魚雷はあくまでサブサブウェポンである
・総論
ドイツらしい豊富な副砲と高速巡洋戦艦の性質が極まった戦艦である。
本艦はその特殊な性質の兵装ゆえに交戦距離によって大きく火力が異なり、目安となるのが自動副砲距離6.7km、副砲オーバーロードⅢ使用可能ならば8.2kmあたり。この距離以内であれば、本艦の総火力DPMは主砲47928+全副砲120659(84461)+魚雷33880=202,467(166269)と、理論上は非常に馬鹿げたダメージを叩き出せる。まさに近接火力の鬼、一か八かの可能性が浮かぶ代物である。
しかし、そんな本艦も結局は巡洋戦艦の性質である軽装甲ゆえに低い抗堪性がネックになる。同じ中近距離火力重視のGKと比べて向こうは装甲とHPがある分、本艦とは継戦能力で差が出てくるだろう。その他にも近づかなければ大きな巡洋艦といった程度であり、仕掛けるタイミングが非常に難しい。特にTier10というのは軒並み火力がインフレしており、たとえ中距離戦になっても一撃の重さによって早々に退場する可能性もある。
まさに他国にない巡洋戦艦としての特殊な戦艦、Tier10までくれば立ち回りも相応に特殊になる。そして中近距離戦に持ち込んだ際の爆発力もまた他国にない性質であり、仕掛けどころこそ難度が高いが成功すれば大きく戦況を変化させるはずだ。前半は味方艦を護衛し、後半から戦況突破の起爆剤を目指したい。
戦闘名誉章
レベル | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
---|---|---|---|---|---|
報酬 | 艦艇exp20k シルバー200k | 艦艇exp20k シルバー200k スティール1 | 艦艇exp20k シルバー200k スティール2 | 艦艇exp20k シルバー200k スティール2 | 艦艇exp20k シルバー200k スティール3 |
ミッション内容 | 20回勝利 |
史実
…
小ネタ
本艦の艦名の由来は「アルフレート・フォン・シュリーフェン」。ドイツ帝国の軍人であり、軍事戦略家でもある。1833年ベルリンで軍人の子として生まれるも、彼は軍事に興味が無かったのでベルリンの大学に入り法学を専攻していた。ところが20歳の時に徴兵でプロイセンの陸軍に入隊したところ…1年間の兵役終了時に士官候補生に選ばれてしまう。その後、正規の軍人として軍務に就き陸軍大学を卒業、29歳の時にプロイセン参謀本部の地形課に配属となった。35歳で結婚…ところが妻は二女を出産した際に死去し、これ以降シュリーフェンは家庭を顧みずに軍務に専念するようになる。
1870年の普仏戦争には少佐として従軍し、戦後はバーデン大公フリードリヒ1世の幕僚として勤めたり、参謀本部付きとなった。1886年には53歳で少将に昇進、1891年には参謀総長に就任した。1905年にヴィルヘルム2世の外交的失敗をカバーするための「シュリーフェン・プラン」を提出。同年8月に馬に蹴られたことが原因で負傷し、これ以降は軍務に支障をきたすようになり1906年に退役する。退役後は古今の戦史に関する論文を寄稿、1911年には元帥の位が贈られるがこれは名誉的な位であった。1913年1月、ベルリンで死去し軍人墓地に葬られる。彼の墓には皇帝ヴィルヘルム2世からの献花が行われた。
「アルフレート・フォン・シュリーフェン」が1905年当時の仮想敵国であるフランスとロシアの双方に対抗すべく計画した「シュリーフェン・プラン」は、対ロシアの東部戦線は最低限度の守備兵力(全兵力中12%)を置き東プロイセンは最悪捨ててもやむなし、対フランスの助攻である陽動作戦に少数(同8%)、残りを主攻である侵攻軍(80%)とするというものであった*1。この兵力の集中によりベルギーを通路として一挙にフランスを陥落させ、2正面作戦という愚を正す…という内容であった。
ところが、シュリーフェンの退役に伴う後任の決定においては、候補とされていた「コルマール・フォン・デア・ゴルツ」を皇帝が嫌っていた事から任命されなかった。なんやかんやあって皇帝のお気に入りである「小モルトケ」が後任となってしまう。ところが小モルトケはシュリーフェン・プランにおける兵力の偏りの意図を理解せず、双方の戦線に均等に兵力を割り振ってしまう。その結果、フランス侵攻軍は兵力不足でパリを堕としきれずに対仏戦線が泥沼化。東部戦線においては一時期東プロイセンを奪われるも、ロシア兵の士気の低さ故にタンネンベルグの戦いでドイツ側が勝利*2。兵力の分配の不適切さが明らかになった。このモルトケ版「シュリーフェン・プラン」の内容も「シュリーフェン・プラン」と呼ばれているので非常にややこしい。
参考までにフランスとロシアを同時に相手にできる(と思われた)シュリーフェン・プランはドイツにとって余程魅力的だったようで…第2次世界大戦においても再度似たような作戦でフランスに侵攻しようと企画している。ところが計画の詳細を記した作戦書を載せた航空機がベルギー領内で不時着する事件が発生、計画は大幅に変更を余儀なくされた。この計画変更には「エーリッヒ・フォン・マンシュタイン」が中心となって行われた事から「マンシュタイン・プラン」とも呼ばれる。このプランは今度こそ実行され、フランスを短期間で降伏に追い込むことになる。(PC版wikiより一部を抜粋&増補)
敵艦に向けて発射した自動副砲が跳ね返ってくることがある
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