Tier 8 フランス 中戦車(プレミアム)
スペック
車体装甲厚(mm) | 51/38/38 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 8~10 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 40.0 | ボーナス | シルバー | 50% | |
後退 | 16.0 | 車輌経験値 | 15% | |||
隠蔽率 | 静止時 | 0.190 | 搭乗員経験値 | 0% | ||
移動時 | 0.143 | フリー経験値 | 5% |
パッケージ
M4A1 Rev. G:7,200 |
G:購入価格(ゴールド)
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
M4A1 Rev. | Continental R975 | 105 mm D1504 L/51 | M4A1 Revalorisé | M4A1 Revalorisé | 1,400 | SCR 528F | |
550 | 40 / [36.36] | 64/64/64 | 750 | ||||
15.71 | 1.0/1.1/2.1 | 42 | 390 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
105 mm D1504 L/51 | APCR HEAT HE | 580 12G 410 | 200 250 53 | 390 390 480 | 4.69 | 1,828 | 2.40 | 0.35 2.24 1.92 | 51 | +15 -10 |
解説
- 概要
車輌名はカタカナだとルヴァロリゼと表記されることが多い。
フランス製105mm砲を搭載した事から、本ゲームではフランス中戦車として実装された。
M51とよく似ているが別車輌であり、本車輌はM51の試作型である。
そのため車輌の特性はほぼ同じであるが、外見・性能の両面でわずかに違いがみられる。- M51 Super Shermanとの違い
- 外見面
まず、大きい差としてはサスペンションの形式が違い、本車輌は初期のシャーマンと同じVVSSを、M51はM4A3E8と同じ幅の広いHVSSを採用している。
そのため、M51の方は履帯が車体からはみ出しており、その張り出しに予備転輪などの車外搭載物が載せられている。
また、M51には防盾にカバーが被せられている。 - 性能面
上述の通りサスペンションの形式が違うため履帯性能に差があり、旋回速度・地形抵抗ともにM51の方が優れている。
また、エンジンは互いに同名だが、本車輌のエンジンはガソリンエンジンで出力が高く、M51のエンジンはディーゼルで最高速は高いもののハイオクガソリンで出力の強化ができない。引火率は同じ。
砲塔はエンジンとは逆に名前が違うものの性能的な差がない。
主砲は同一のものを使用しているが、サスペンションが違うためM51の方が僅かに移動中の照準拡散が小さい*1。
- 外見面
- M51 Super Shermanとの違い
- 火力
俯角は-10°と十分な数値であり、地形適正は良好である。- 105 mm D1504 L/51
AMX 30の105 mm mle. F1をベースにしたSuper Shermanの史実砲*2である。
Tier8中戦車では数少ない390ダメージの単発火力を誇る。
同じく単発390ダメージの砲が搭載可能なT-34-3やT-44の122mm砲と比べても発射速度や照準時間、精度など全体的に優れている。
さらに通常弾のAPCRは貫通力200mmとTier8中戦車としては及第点*3であり、それでいて弾速が非常に速い。
総じて火力と扱いやすさのバランスが取れた優秀な砲である。
ただし、金弾のHEATは貫通力が250mmとやや控えめ。格上の重装甲車輌を正面から攻撃するには不安が残るので注意しよう。
- 105 mm D1504 L/51
- 装甲
Tier5中戦車のM4 Shermanと同じ装甲なので全く頼る事ができない。
自走砲やT49、日本重戦車などの大口径HEが貫通する事も多く、少しのミスが死に直結しやすい。
一応、狙いの甘い弾ならば、車体の丸みを帯びた部分が運良く弾いてくれる可能性があるものの、基本的にあてにしない方がいいだろう。
- 機動性
最高速度が40km/hと中戦車の中では遅い部類であり、陣地転換には早めの判断が欠かせない。
出力重量比もそこそこといったところだが、平地ならばすぐに40km/hに到達する。
旋回性能は並だが、遅めの後退速度に留意したい。
- 総論
M4 Shermanに105mm砲を強引に搭載したという史実の通り、防御力を捨てて攻撃力に特化したピーキーなプレミアム車輌である。
容姿や経歴の似たSherman Fireflyの攻撃性能をTier8相当まで引き上げた車輌とも言える。
火力に特化した車輌とは言ったものの、肝心の火力面も金弾の性能から重装甲車輌相手には通用しづらく、ただ単に後方から狙撃だけしてれば良いという訳ではない。
ただし、装甲は頼りないうえに最高速度も遅めなので普通の中戦車運用をするとしても少々難易度が高い。
基本は一歩引いた位置~中遠距離での火力支援をしつつ、必要に応じて側背面を突く形になるだろう。
性能を活かすには十分な技量が必要であり、中・上級者向けの車輌と言える。
史実
本車はフランスツリーに含まれているが、実際はアメリカ軍のM4シャーマン戦車に、イスラエルとフランスが共同開発した105mm砲を搭載したイスラエル国防軍の戦車、M51 スーパーシャーマンの試作一号車である。
第二次世界大戦後、1948年に建国されたイスラエルの国防軍には戦車が無かったので、スクラップ廃棄用として売り出されていたシャーマンを世界中から大量にかき集め、再生し配備していた。
当初は75mm砲や105mm榴弾砲、76mm砲を使用してアラブ諸国のT-34-85やSU-100に対抗していた。
これらのシャーマンに強化としてフランスAMX-13軽戦車の75mm砲を搭載。「M50スーパーシャーマン」として1958年に配備された。
しかし、その後アラブ諸国にはソ連製のT-54やT-55、IS-3が配備されつつあった為、さらなる強化としてフランスAMX-30戦車の105mm砲の搭載を目標とした。
そのままではシャーマンの砲塔内に収まらないので、射撃の反動を抑える目的で砲弾の装薬を減らし、砲身を切り詰め大型の砲口制退機を搭載し、「M51スーパーシャーマン」として完成した。
弾速(砲口初速)は落ちたものの、フランスの105mm砲は対戦車用としてHEAT弾を使用しており貫通力に影響は生じなかった。
1962年に完成し配備され、1967年の第三次中東戦争、1973年の第四次中東戦争においてアラブ諸国の戦車に対して戦果をあげた。