10TP

Last-modified: 2024-04-26 (金) 16:13:54

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Tier 3 ポーランド 軽戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)20/20/20本体価格(シルバー)37,000
最高速度(km/h)前進50.0マッチング範囲(戦闘Tier)3~5
後退20.0派生元車輌
発見可能範囲(m)静止時334.40
移動時334.40

パッケージ

初期Lv.1Lv.2Lv.3Lv.4Lv.5
10TP
E:950
S:37,000
履帯
E:?
S:2,050
無線
E:?
S:610
エンジン
E:?
S:10,200
主砲
E:?
S:16,300
戦車
14TP
E:3,250
S:134,000

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
初期
10TP
American la France gJh V-1237 mm Bofors wz. 37C.L.P.Bofors 2-osobowa230N2 M
20050 / [40.91]18/16/16300
16.160.9/1.1/2.736310
Lv.1
履帯
American la France gJh V-1237 mm Bofors wz. 3710TPBofors 2-osobowa230N2 M
20052 / [43.38]18/16/16300
16.160.8/1.0/2.336310
Lv.2
無線
American la France gJh V-1237 mm Bofors wz. 3710TPBofors 2-osobowa230N2 S
20052 / [43.19]18/16/16350
16.090.8/1.0/2.336310
Lv.3
エンジン
American la France gJh V-1237 mm Bofors wz. 3710TPBofors 2-osobowa230N2 S
22052 / [47.44]18/16/16350
17.670.8/1.0/2.336310
Lv.4
主砲
American la France gJh V-1247 mm kan m/38 strv10TPBofors 2-osobowa230N2 S
22052 / [46.95]18/16/16350
17.490.8/1.0/2.336310

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

砲性能

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ攻撃半径砲弾速度砲弾射程発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
37 mm Bofors wz. 37AP
APCR
HE
11
3G
10
34
67
24
40
40
45
---
---
0.31
705
881
705
720
720
720
33.331,3332.100.36108+20
-12
47 mm kan m/38 strvAP
APCR
HE
29
4G
25
56
72
24
75
75
90
---
---
0.47
782
782
660
720
720
720
2.301,0002.300.40108+20
-12

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 概要
    Tier 3ポーランド軽戦車
    戦前、装甲部隊技術調査室(BBT Br.Panc.)*1がChristie戦車をベースに開発した10トン級試作戦車である。
     
  • 火力
    俯角が-12°と優秀なので地形を上手く利用して戦いたい。が、前後に長い車体のせいでややハルダウンがやりにくい。
    • 37 mm Bofors wz. 37
      初期砲。
      7TPの初期砲であり実用するには厳しいため、早めに最終砲に換装しよう。
       
    • 47 mm kan m/38 strv
      最終砲。
      強化APはゴールドで購入できないという珍しい特性を持つ。
      Tier 3軽戦車としては単発火力が高いが、分間ダメージや貫通力は低め。
      特に強化APの貫通力が低く、格上の重装甲車輌相手には苦労する。
       
  • 装甲
    頼りになるものではなく、基本的に戦車砲にはすべて貫通されると思って良い。
    • 砲塔
      キューポラといった明確な弱点部位こそないものの、防盾以外は全周16mmと薄い。
       
    • 車体
      装甲は全周16~20mmと薄い。
      ちなみに車体右前方に飛び出している機銃部(20mm)の方が傾斜部(16mm)よりも装甲が厚い。
       
      車体天板は8mmと特に薄く、車体後方の傾斜部も同様なので背後に回られると非常に脆く、自走砲にも要警戒である。
       
  • 機動性
    最高速度、出力重量比は共にそれなりと言ったところ。
    悪路での地形抵抗がやや高めで、不整地での機動性に難がある点に注意。
     
  • 総論
    特筆すべき性能があまり無い車輌。PC版と異なりTier 3車輌はTier5まで会敵するので貫通に不安が残る程度か。
    装甲が薄く打たれ弱いので、うまく狙われないような立ち回りを目指したい。

史実

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10TP(ポーランド軍10トン戦車)はクリスティー式戦車を参考に作られた試作戦車である。

 

1920年代末にアメリカの発明家ジョン・W・クリスティーが開発したクリスティー戦車は高速度走行、ストロークの大きいサスペンション、履帯無しで走れる装輪走行など魅力的な機能を持っていた。
ポーランドは軍技術調査研究所の担当官をアメリカに派遣し視察を行なった。
調査報告を元に1930年に1両のクリスティー戦車の購入を決定し手付金も支払われたが、交渉がまとまらず購入計画は頓挫してしまった。
そこでポーランドは公表されているデータや販促用リーフレット、さらに視察時に作成したスケッチ等を元に「クリスティー風(ア・ラ・クリスティー)」と命名した装輪/装軌両用戦車の開発を始めた。

 

その後ポーランドはイギリスからヴィッカース6トン戦車を購入。その改良型である7TP戦車の開発が始まったため、「クリスティー風」の戦車の開発は一時破棄されかけた。
しかし、軍技術調査研究所にかわって設立された装甲部隊技術調査室により計画は復活し「10TP」の名称で開発が再開された。

 

試作車は国営技術工廠の手により1938年夏に完成した。
オリジナルのクリスティー式戦車が細い車体の先端中央に操縦手を配していたのに対し、完成した試作車は操縦手と前方機銃手を並べる幅広の車体になっていた。
砲塔はボフォース37mm砲と同軸機関銃を搭載する7TPのものが流用された。また、他のクリスティー式にはない特徴として、装輪走行状態時に第2転輪を引き上げる機能があった。
これにより接地抵抗が減り機動性が向上した。
tp-10-3.jpg
走行試験は若干の修正箇所はあったものの、概ね満足のいく結果だったようである。
しかし、複雑な装輪走行装置は実用性に乏しく不要と判断され、代わりに装甲を強化した発展型である14TPの開発が開始された。

 

出典
10TP Wikipedia

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*1 Biuro Badań Technicznych Broni Pancernych