Belfast

タウン級軽巡洋艦(エディンバラ級軽巡洋艦) ベルファスト

他画像

性能諸元

･基本性能

･アップグレード

搭載可能アップグレード

1		主砲改良2	+15%:主砲旋回速度 +5%:主砲装填時間
		照準システム改良1	-7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界
		副砲改良2	+20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界
2		ダメージコントロールシステム改良2	-15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間
		操舵装置改良2	-20%:転舵所要時間
3		隠蔽システム改良1	-10%:被発見距離
		操舵装置改良3	-40%:転舵所要時間 -80%:操舵装置修理時間
		目標測距装置改良1	+20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離

･消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

十字キー左
	応急工作班	無制限	消耗品の動作時間：5秒 消耗品の準備時間：60秒
十字キー上
	ソナー	2回	消耗品の動作時間：94秒 消耗品の準備時間：180秒 魚雷発見：3.0km 敵艦発見：4.2km
十字キー右
	発煙装置	2回	消耗品の動作時間：15秒 消耗品の準備時間：240秒 持続時間：103秒
十字キー下
	警戒レーダー	2回	消耗品の動作時間：25秒 消耗品の準備時間：180秒 敵艦発見：8.5km

詳細は消耗品を参照

ゲーム内説明

エディンバラ級巡洋艦ベルファストは、二次大戦中におけるイギリス海軍最強の軽巡洋艦のひとつであり、複数回に渡り大改装が加えられました。本艦は、対空兵装および雷装を犠牲として対水雷防御の強化が図られており、より高性能の警戒レーダーが搭載されていました。
就役: 1939
同型艦数: 2

解説

• 概要
  イギリスのTier6プレミアム巡洋艦。同型艦のEdinburghはTier7である。
  姉妹艦のEdinburghとは使い勝手が大きく異なるため、全くの別物という認識でいいだろう。
  2020年2月3日からの「国王陛下の浮城」キャンペーンで入手可能（期間は5週間）。
  開始その日から課金ですっ飛ばして入手も可能だがその場合、26,000ダブロンも消費する。
  現在では期間限定で再販される事があるほか、スーパーVIなどの一部のクレートから出る可能性がある。

• 抗堪性
  HPはTier6の巡洋艦としてはやや高め。同格同国のFiji(B船体 31,400)よりも15%ほど高いが、同格日巡のMyoko(B船体 39,200)には劣る。
  大半の同格巡洋艦の首艦尾が16mm厚であるのに対して、本艦は13mmと減厚されている。
  これによって203mm砲AP弾に強制貫通されてしまうため、203mm砲を持つ巡洋艦相手に防御姿勢をとってもVPを貫通される。
  また、上部構造の装甲厚も薄いため格下空母の艦載機であっても手痛いダメージを受ける可能性があるため注意が必要。

• 主砲
  Fijiと同等(152mm 4基x3門、装填7.5秒)だが、この艦の最大の特徴として「HE弾」を撃てる。英巡洋艦のAP弾縛りのルールから逸脱した存在。
  門数のわりに装填速度がかなり早いため、AP弾・HE弾共にTier6巡洋艦では上位の火力を誇る。
  だが、AP弾は英国特有の優遇を持つ特殊な物ではなく、他国の物と同じ平凡な仕様である。
  HE弾は同Tier巡洋艦に比べて発火率が控え目(9%)だが、4基x3門×8発/分=96発/分による数の暴力で火災は狙い易い。
  射程が14.7kmとやや物足りないので、必要に応じて旗や艦長スキルで伸ばすのも良いだろう。
  おおよそ13km以遠から弾道が高くなり、着弾が非常に遅くなってしまうので、それを見越して大きく偏差を取る必要性がある。

• 魚雷
  ツリー艦艇や姉妹艦のEdinburghと違って装備していないので接近戦は苦手。
  後期型仕様のBelfast '43では装備している。

• 対空
  Tier6巡洋艦としては優秀な部類に入る。同格のFijiより爆発数が多く、継続ダメージの高い中距離対空兵装が0.1kmから3.5kmまで幅広くカバーしてくれる。
  格下Tier5艦載機程度ならある程度追い払ってくれるが、格上Tier7空母相手となると攻撃を防ぐのは困難。
  装甲が薄く停船している事が多い本艦にとっては脅威である。適格なポジションへ移動するなど立ち回りでのリカバリーを心掛けたい。

• 機動力
  Fijiと同じ32.5ktだが、旋回半径が若干広く(Fiji:590m、Belfast:680m)なっており、取り回しで劣る。
  アップグレード「操舵装置改良2」の搭載を検討した方が良いだろう*1。
  加速は良好だが減速は著しく鈍いという英国特有のクセがある為、魚雷回避や煙幕内での位置取りに注意が必要。
  つまり、ブレーキは効かない。繰り返す。ブレーキは効かない。
  とても特殊であるが、転舵で減速しない(むしろ速度が増す)ので、制動距離が他の艦よりかなり長くなる。
  これは本艦に限らず、英国軽巡全てに共通する事なので、独特な加速減速のクセに慣れておこう。
  煙幕を使用する際は、ある程度減速してから使用しなければ停止が間に合わず大幅にはみ出してしまう(そして後退にも時間が掛かる)。配置転換の際の速度には常に気を配っておこう。
  速度を抑えた状態で移動するとスムーズに煙幕射撃へと移行できるので、周辺状況をよく確認した上で速力の管理を行いたい。

• 隠蔽性
  良隠蔽なイタリア艦艇に次ぐ優秀さで海面発見距離11.5kmであり、Edinburghの12.0kmから隠蔽性が向上している。
  それだけに留まらず、Edinburghと同様アップグレードのスロット3で、「隠蔽システム改良1」を搭載可能。搭載する事で、10.4km(＋迷彩で 9.8km)となる。
  更に艦長スキルの秘匿と合わせる事で、最小で9.7km(+迷彩で 9.1km)となり、ちょっとした隠蔽性能を持つ。
  隠蔽に特化すると8.3kmまで可能でTier6巡洋艦でありながら隠蔽レーダーすら可能である。
  これは駆逐艦にとって迂闊に間合いを詰める事ができない事を意味しており、遭遇→撃沈という最悪な状況に陥る可能性が非常に高い。
  なお、煙幕内から射撃時の発見距離が5.4kmと比較的短い部類ではあるものの、戦艦に間合いを詰められれば即撃沈の窮地に陥るので間合い管理は慎重に行おう。
  　
• 消耗品
  修理班と積めない代わりに、煙幕とレーダーとソナーを同時に搭載できる。
  隠蔽を最大まで高めれば、被発見距離とレーダー探知距離(8.5km)が殆ど同じになる為、能動的且つ容易に敵駆逐艦を炙り出すことが出来る数少ない艦となる。
  煙幕は英巡仕様であり展開時間に難があるが、ソナーによって煙幕に流し込まれる魚雷を探知し易くなるので苦労はしない。
  特定の駆逐艦艦長を採用する事で短いスパンで最大4回の煙幕を展開できるため、(隠蔽特化にできる事も含めて)一考に値する。

• 総評
  Tier6最高峰の駆逐艦キラーであり、強力な煙幕射撃を行えるため、存在するだけで敵艦隊全体にとって脅威となる艦である。
  駆逐艦は言うに及ばず、手数の多いHE弾は戦艦にとっても(艦長スキルで向上させていれば尚更)脅威である。
  その脅威度の高さ故に、駆逐艦並みかそれ以上にヘイトが高く、敵から発見されれば最優先で集中砲火を受ける事が多い。
  遮蔽物が無い海のど真ん中で煙幕を焚けば四方八方から魚雷を流し込まれる。
  高い投射量に拘って無理に全門指向すれば、船体が見えずとも発砲炎と着弾観測機で位置をピンポイントに予測され戦艦からも砲弾の雨を打ち込まれる。
  装甲はペラペラで修理班も搭載出来ないので、位置取りや動きに甘さがあればすぐに海底と友達になるだろう。
  基本性能の高さに慢心せず、戦況を読む力が試される。

史実

ベルファスト (HMS Belfast, C35) は、イギリス海軍のタウン級軽巡洋艦。艦名は北アイルランドの首府ベルファストに因む。北岬沖海戦で第１分艦隊の旗艦として、重巡洋艦ノーフォーク、軽巡洋艦シェフィールドと共にシャルンホルストへの追撃に参加した。退役後の1971年に陳列艦として大英帝国戦争博物館分館となった。
現在、英国海軍26型フリゲートの3番艦として「ベルファスト」が建造中である。就役は2020年末を予定しており、それと同時に記念艦ベルファストは「HMS Belfast 1938」と改名される予定。

小ネタ

本艦のモットーは"Pro Tanto Quid Retribuamus"であり、和訳すると、「多くの事柄に対し我々はどう報いることができるだろうか」となる。但し、現場の水兵たちはそのモットーを「やられたらやり返す、倍返しだ！(意訳)」という本来とは異なる解釈でとらえていたようである。(出典：王立戦争博物館ベルファストのガイドブック)

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