*リシュリュー級戦艦 1番艦 リシュリュー [#Title]

#attachref(./World of Warships_ Legends_20230622131405.jpg,35%)

#fold(トランスフォーマー迷彩){{
&attachref(./リシュリュー000.jpg,nolink);
}}


#fold(フランス共和国迷彩){{
#attachref(./リリシュー003.jpg,nolink)
}}

#contents
*性能諸元 [#Ability]

RIGHT:&color(DarkGray){編集時 ver.0.9.11.0};

・基本性能
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~Tier|7|~種別|ツリー艦|
|~艦種|[[戦艦]]|~派生元|''[[Lyon]]''|
|~国家|[[フランス]]|~派生先|''[[Alsace]]''|
|>|>|CENTER:SIZE(12):|LEFT:SIZE(12):|c
|~生存性|>|継戦能力|(A) 54,500&br;(B) 63,700|
|~|>|装甲|18-430mm&br;・艦首・船尾 32-233mm&br;・対水雷防御 50mm&br;・上部構造 19-340mm&br;・砲郭 40-330mm&br;・主砲 80-430mm&br;・補助区画 22-32mm&br;・重要区画 30-355mm|
|~|対水雷防御|ダメージ低減|(A-B) 35%|
|~機動性|>|機関出力|(初期) 140,000馬力[hp]&br;(後期) 155,000馬力[hp]|
|~|>|最大速力|(初期) 30.4ノット[kt]&br;(後期) 32.0ノット[kt]|
|~|>|旋回半径|850m|
|~|>|転舵所要時間|(A) 21.5秒&br;(B) 15.4秒|


&br;
|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~隠蔽性|~ |~通常|~主砲発砲時|~火災発生時|~煙幕内からの主砲発砲時|
|~|海面発見距離|15.3km|17.6km|17.3km|13.9km|
|~|航空発見距離|12.2km|19.8km|15.2km|-|

&br;
|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~射撃管制装置|~艦体|~モジュール|~主砲射程|~最大散布界|
|~|A|mod.1|16.0km|0m|
|~|B|mod.2|17.6km|0m|
&br;
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|SIZE(12):|>|CENTER:SIZE(12):|SIZE(12):|c
|~主砲|~船体|~口径|~基数×門数|~最大ダメージ(火災)|~装填|~180度旋回|
|~|A-B|380mm/45 Mle 1935|2基×4門|HE弾 5,400(36%)&br;AP弾 11,900|30.0秒|36.0秒|
//主砲の口径は口径と砲身長のみを記載し、型は書かない
//弾種はサイズのみ省略して記載、サイズ表記のないものはそのまま記載
//ページの横幅に収まらない場合は口径・弾種の文字サイズを縮小 SIZE(11):
&br;
|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~副砲|~船体|~口径|~基数×門数|~最大ダメージ(火災)|~装填|~射程|
|~|A|152mm/55 Mle 1936|5基×3門|HE弾 2,200(12%)|12.0秒|5.0km|
|~|B|100mm/45 Mle 1931&br;152mm/55 Mle 1936|6基×2門&br;3基×3門|HE弾 1,400(6%)&br;HE弾 2,200(12%)|4.0秒&br;12.0秒|5.0km&br;5.0km|
//副砲を装備していない場合、枠ごと削除
&br;
|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~対空砲|~艦体|~口径|~基数×門数|~秒間平均ダメージ|~射程|
|~|A|13.2mm/76 CAQ Mle 1929|8基×4門|40|1.2km|
|~|~|37mm/70 ACAD Mle 1936|6基×2門|73|3.5km|
|~|~|152mm/55 Mle 1936|5基×3門|41|5.0km|
|~|B|20mm/70 Mk4|48基×1門|173|2.0km|
|~|~|40mm/56 Bofors Mk2|14基×4門|223|3.5km|
|~|~|100mm/45 Mle 1931|6基×2門|41|5.0km|
|~|~|152mm/55 Mle 1936|3基×3門|25|5.0km|
&br;
・アップグレード
|>|>|>|>|CENTER:60|c
|BGCOLOR(#eeaaaa):スロット0|BGCOLOR(#eeaaaa):スロット1|BGCOLOR(#eeaaaa):スロット2|BGCOLOR(#aaccaa):スロット3|BGCOLOR(#aaccaa):スロット4|h
||○|○|○|○|
//アップグレードとは、主砲改良~など、初期状態で搭載できるものを指す
//搭載できないスロットは○だけを消す
//スロット0~4の意味はアップグレードのページを参照

#fold(搭載可能アップグレード){{
|BGCOLOR(#eeaaaa):1|&attachref(アップグレード/Main Battery Modification 2-min.png,nolink,30%);|主砲改良2|+20%:主砲旋回速度|
|~|&attachref(アップグレード/Aiming Systems Modification 1-min.png,nolink,30%);|照準システム改良1|-7%:主砲弾の最大散布界&br;+20%:魚雷発射管旋回速度&br;+5%:副砲最大射程&br;-5%:副砲弾の最大散布界|
|~|&attachref(アップグレード/Secondary Battery Modification 2-min.png,nolink,30%);|副砲改良2|+20%:副砲最大射程&br;-20%:副砲弾の最大散布界|
|~|&attachref(アップグレード/AirDefense 2_0.jpg,nolink,30%);|対空砲改良2|+20%:対空砲座の最大射程|
|~|&attachref(アップグレード/Armament Durability Modification 1.jpg,nolink,around,63%);|兵装耐久力強化|+50%:主砲の抗堪性&br;+50%:副砲の抗堪性&br;+50%:対空砲座の抗堪性&br;&color(Red){-5%};:最大HP|
|BGCOLOR(#eeaaaa):2|&attachref(アップグレード/Damage Control System Modification 2-min.png,nolink,30%);|ダメージコントロールシステム改良2|-15%:消火時間&br;-15%:浸水復旧時間|
|~|&attachref(アップグレード/Steering Gears Modification 2-min.png,nolink,30%);|操舵装置改良2|-20%:転舵所要時間|
|~|&attachref(アップグレード/Propulsion Modification 2-min.png,nolink,30%);|推力改良2|-50%:最大出力への到達時間|
|BGCOLOR(#aaccaa):3|&attachref(アップグレード/Concealment System Modification 1-min.png,nolink,30%);|隠蔽システム改良1|-10%:被発見距離:敵弾の散布界+5%|
|~|&attachref(アップグレード/Target Acquisition System Modification 1-min.png,nolink,30%);|目標捕捉装置改良1|+20%:最大視認距離&br;+20%:魚雷発見距離&br;+50%:敵艦強制発見距離|
|BGCOLOR(#aaccaa):4|&attachref(アップグレード/Main Battery Modification 3-min.png,nolink,30%);|主砲改良3|-12%:主砲装填時間&br;&color(Red){-13%};:主砲旋回速度|
|~|&attachref(アップグレード/Secondary Battery Modification 3-min.png,nolink,30%);|副砲改良3|-20%:副砲装填時間|
|~|&attachref(アップグレード/AirDefense 2_0.jpg,nolink,30%);|対空砲改良3|+25%:平均対空ダメージ|
//その艦で搭載できないアップグレードは項目ごと消す
}}

・開発ツリー
#region(開発ツリー)
//ここで扱うのは主砲・船体・射撃指揮装置など経験値を貯めて解除するモジュールと次の軍艦まで
//主砲改良~など、初期状態で搭載できるものはアップグレードの項で扱う
//以下を参考に艦ごとに改良すること(基本1本道なので、ツリー表も原則1本道とする)
//1個前の開発項目からの必要経験値とする。例えば、「モジュールスロット2」の必要経験値は、「モジュールスロット1」を必要経験値ぴったりで解除した状態からの必要経験値とする
//当艦の項の必要経験値/購入クレジットは記載不要
|CENTER:|CENTER:|c
|軍艦名&br;(必要経験値/購入クレジット)|モジュールスロット&br;(必要経験値)|
|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:|c
|BGCOLOR(#d3d3d3):当艦|━|BGCOLOR(#FFDDBB):モジュールスロット1&br;(40,000)|━|BGCOLOR(#FFDDBB):モジュールスロット2&br;(60,000)|━|BGCOLOR(#FFDDBB):モジュールスロット3&br;(100,000)|

#br

|>|>|CENTER:|c
|>|>|~船体|
|&attachref(新規軍艦ページ作成テンプレ/Hull-min.png,nolink,50%);|Richelieu 船体 A|450,000|
|>|>|~主機(エンジン)|
|&attachref(新規軍艦ページ作成テンプレ/Engine-min.png,nolink,50%);|推力 155,000馬力|450,000|
|>|>|~射撃管制装置(照準装置)|
|&attachref(新規軍艦ページ作成テンプレ/Gun Fire Control System-min.png,nolink,50%);|照準装置 7 Mle 2|450,000|
//開発できない物の行は削除してください。

#endregion

・消耗品
#region(搭載可能 消耗品)
搭載可能 消耗品
|CENTER:||CENTER:||c
|>|>|>|CENTER:~十字キー左|
|&attachref(消耗品/応急工作班I.png,nolink,50%);|応急工作班| 無制限 |消耗品の動作時間:15 秒&br;消耗品の準備時間:80 秒|
|>|>|>|CENTER:~十字キー上|
|&attachref(消耗品/修理班I.png,nolink,50%);|修理班|3 回|回復:0.5% HP/秒&br;消耗品動作時間:28 秒&br;準備時間:80 秒|
|>|>|>|CENTER:~十字キー右|
|&attachref(消耗品/水上戦闘機I.png,nolink,50%);|(A船体のみ)&br;水上戦闘機|4 回|消耗品動作時間:90 秒&br;準備時間:80 秒|
|&attachref(消耗品/着弾観測機.jpg,nolink,66%);|(A船体のみ)&br;着弾観測機|4 回|動作中の自艦の砲安定性:+10%&br;消耗品動作時間:30 秒&br;準備時間:200 秒|
|&attachref(消耗品/強化型副砲照準器.png,nolink,60%);|強化型副砲照準器|3 回|副砲の安定性:+100%&br;副砲の散布界:-50%&br;消耗品の動作時間:30秒&br;準備時間:160秒|
|>|>|>|CENTER:~十字キー下|
|&attachref(消耗品/エンジンブーストI.png,nolink,50%);|エンジンブースト|2 回|最大速度:+8 %&br;消耗品動作時間:180 秒&br;準備時間:180 秒|
詳細は[[消耗品]]を参照
#endregion
**ゲーム内説明 [#Explain]
リシュリュー級戦艦は、世界でも最も傑作かつバランスに優れた「新世代」戦艦のひとつと言えるでしょう。380 mm 砲を搭載し、高い速力を有し、強固な装甲と極めて優秀な対水雷防御を誇っていました。全ての主砲塔を艦前部に集中配置することに伴う欠点は、良好な砲塔旋回範囲を実現することで補われていました。
就役:1940
同型艦数:2
**解説 [#Manual]
-概要
[[フランス]]Tier7戦艦、リシュリュー級ネームシップ。
 
-''抗堪性''
後期船体のHP63,700は、同格の戦艦群の中では低い方に分類される。甲板艦首艦尾装甲はこのTierで一般的な32mmで他艦に比べて特別厚い箇所はなし。VPの高さはイギリス以外の同格戦艦と同様ほぼ吃水線にある。一応側面装甲板-装甲帯-防郭までの装甲は32mm+330mm(下250mm)+50mm+50mm(中央40mm-30mm)と最大462mm分もの装甲を持っており防郭の防御が弱いわけではない。だが、合計値が同格戦艦の他より少し厚いと言う程度で鉄壁でもなく、側面を晒せば当然のように貫通し近ければ防郭まで抜かれうる。
 
後述する前部集中配置の主砲による防御姿勢の体勢で減速やピストン運動をするのは非常に危険。ソ連戦艦の[[Vladivostok]]のような艦首装甲帯があるわけでもなく、[[Nelson]]のような超回復を持っていない本艦では逃げ損ねて沈んでしまう。巡洋艦のように距離を維持しつつ持ち前の機動力と消耗品「エンジンブースト」を活かし相手の偏差射撃を狂わす回避運動や艦長スキルを活用して敵弾の攻撃を防御姿勢で被害を最小限に抑えて最大火力で戦う艦である。
 
-''主砲''
・主砲配置と射角
まず、その特異な主砲の配置である。プレ艦の[[Dunkerque]]と同じく、船首側に4連装砲2基という前部集中配備の設計になっている。当然ながら真後ろに砲を向ける事は出来ないが、射角は想像以上に広い。時計で例えると、7時の方角から正面0時方向を跨いで、5時方向近くまで砲を向ける事が可能(艦橋側の第二砲塔は上記の射角よりは少し狭い)。そのため、真後ろの敵を狙う場合は少しばかり舵切る事で狙う事は十分に可能。しかし、絶対に主砲を向ける事が出来ない角度がある以上、主砲の向きと舵取り、航路や行動パターンをよく考えて操舵する必要がある。幸いにも、砲旋回は36秒と速めで、転舵性能も良いため、照準速度自体に困ることは少ない。
・威力と貫通力 
威力はAP、HE共に同格戦艦に比べて高くは無いが、持ち前の機動力を含め、非常に広範囲への移動や砲撃が可能。ただし、主砲精度は劣悪で知られるドイツ戦艦と同程度。最大散布界も広く距離が遠いと弾がばらけて多数命中は中々望めない。距離を取って戦うのならアップグレード「射撃システム改良1」が必須。高初速であるため偏差を取りやすいが、反面弾道が非常に低くちょっとした山すら越えられないことが多い。さらに主砲が2基だけのため修正射撃も不向き、効果的な運用には経験と勘で合わせることが求められる。
&color(silver){なおマスクデータだが[[&color(Silver){非公式のまとめ情報};>http://bit.ly/2ttHYhy]]によると同Tier独戦よりAP弾の貫通力が一回り高く、406mm砲のTier7米戦と(貫通力は)大差が無いらしい。最大ダメージや砲門数、砲の精度も劣るため米戦の主砲と同じ強さとは言い難いが380mmクラスの主砲としては破壊力が高い。&br;だがむしろ貫通力が高すぎて薄い巡洋艦などへ過貫通を起こしやすいという意見さえある。};
・''機能停止の危険性''
主砲が2基しかないため1基でも主砲が機能停止した際は火力が半減する事を意味する、運が悪いと直ぐに主砲が機能停止したり最悪大破する事もあるためUGの「兵装耐久改良1」を検討する必要があるだろう。
 
-''副砲''
副砲はそもそもあまり使う場面が無いかもしれない。だが、発火率は良く散布界も優れているので駆逐艦に裏取りされても足掻くことは出来るだろう。
射角は前方斜め約50度程なので、撃つ際には腹を見せないといけないので接近戦や護身用に使おう。
 

-''対空''
Tier7戦艦としては平均的な性能を有する。秒間ダメージは米戦並に高いが、長距離対空兵装の砲弾の爆発数は少な目。幸いTier7戦艦としては機動性に優れているため、敵艦載機に対しては対空攻撃だけに頼らず持ち前の旋回性を活かして回避行動を取ろう。先述した副砲の性能が優秀なため、副砲の補強は対空砲の強化にも繋がるため相性が良い。ただし、主砲の精度と抗堪性が低い事を考えるとどちらを取るか天秤にかける事になる。
 
-''機動力''
後期エンジンで32ktの速力で航行が可能。また、このRichelieuからエンジンブーストを搭載する事が可能となり、ブースト中で34.7ktまで速力を挙げる事が出来るようになる。通常速力時での転舵は15.4秒と標準的。ブースト中は多くの巡洋艦に迫る、あるいは超える速度となり速力の面では優位に立つことができ、巡洋艦を追いかけやすく巡洋艦から多少逃げやすくもなる。
 
-''隠蔽性''
スキルや塗装、アプグレ合わせて最良13.1kmと標準的。戦場でヘイトを集めた状況で本艦の抗堪性を考えると最良隠蔽に仕上げるのが望ましい。
 
-''総評''
持ち前の高い機動力を活かした戦い方をするフランス戦艦らしい戦艦と言える。
戦闘開始から高速力を活かして砲弾が貫くベストポジションに移動し、防御姿勢のまま前部集中配備による最大火力で攻撃を行える。一方で抗堪性が低いので前に出過ぎるのは自殺行為に等しく、防御姿勢でも格上戦艦からは容赦なく貫通され、島裏に隠れても低い弾道で山越え射撃は困難。頻繁にミニマップや周囲を確認し戦場の状況把握を欠かさず、常に移動し中~遠距離を維持しつつ優位な位置で戦うように努めよう。
 
射程が長く砲の旋回性も高いため前方の敵艦が狙えなくとも、別方面で戦っている敵艦を狙うといった器用なこともしやすい。また基本は中~遠距離で戦うとしても、集中砲火を受けない優位な状況においては突進することで快速と前方8門による主砲攻撃で敵巡洋艦などを逃がさず沈めきることができるため時には大胆に攻めることも重要。
 
なお前部配置はこの級だけで、ティア8のアルザスは再び前後配置に戻る。ツリーを進めるなら薄い装甲で防御姿勢に拘るより、快速と射程を活かした立ち回りを磨く方が良い。
**史実 [#History]
#region(艦歴)
本艦の艦名は17世紀の政治家である「リシュリュー枢機卿」こと「リシュリュー公爵アルマン・ジャン・デュ・プレシー(1585~1642)」に因む。歴史的にはカトリック教会の聖職者(ドイツ三十年戦争への積極介入)と政治家(教科書にも載っている行政組織の整備・三部会の停止等を通じて中央集権体制の強化を進め、後の絶対王政の基礎を確立した功労者)として名を遺すが、日本人的には「ペンは剣よりも強し」の名言((19世紀のイギリスの歴史劇「Richelieu; Or the Conspiracy」内での台詞。ただし「権力者が持つペンで命令書にサインをすれば、それがどんな命令でも実行に移される」という意味であり、ジャーナリズムの強さを喩えた言葉ではない))、およびアレクサンドル・デュマの小説「三銃士」における物語前半の悪役としてのほうが有名だろう。
 
前級である[[ダンケルク級>Dunkerque]]を拡大・発展させた形式で、大まかな武装の配置は似通っている。
主砲は45口径長の380mm砲を4連装2基とした前方集中配置で、メートル法発祥の国らしく、381mm(=15in)ではない。重量級の砲弾を大装薬量で撃ち出すのもまた、ダンケルクから引き継がれた特徴である。
副砲が両用砲から純粋な対艦砲に逆戻りしてしまったが、副砲と大口径対空の分離は当時の世界的なトレンドらしい。実際、両用砲を採用した各国の戦艦のうち、アメリカのそれは「対空にはいいけど副砲としては今ひとつ」、イギリスのそれは「副砲にはいいけど対空砲としては今ひとつ」といった具合の評価で、その他の国の新型戦艦も対空砲と副砲は分離するようになっていった。
兵装のコンパクト化により浮いた重量は機関と装甲にあてられ、15度傾斜した330mmの装甲を装備しながら、30ノット以上の高速を達成した。(二番艦の[[Jean Bart]]はバルジを増強した状態で32ノットを達成。しかも安定性も高かったらしく、アイオワ級涙目である)
 
リシュリューは1935年10月22日にブレスト工廠で起工し、1939年1月17日に進水した。公試は1940年1月に始められた。ドイツ軍がフランスに侵攻すると、艤装途中のリシュリューもフランスからの脱出を命じられた。リシュリューはマルツィン艦長の指揮下、1940年6月19日にブレストからダカールへ向けて出航した。リシュシューはカサブランカ沖までは駆逐艦フーグー (Fougueux) とフロンデュール (Frondeur) に護衛され、そこからは駆逐艦フルーレによって護衛されて6月23日にダカールに到着した。リシュリューは6月25日に一度カサブランカに向けて出港するが、6月28日にダカールに戻った。
リシュリューにとって最大の戦闘となったのもまたダカールでの海戦だった。この時、すでにフランス艦隊は英国の艦隊と戦闘状態に陥っており、[[Dunkerque]]らが戦ったメルセルケビール海戦の情報も入っていたため、フランスの水兵は激おこ状態だったらしい。そこへ戦艦二隻、空母一隻などを擁する英国艦隊が現れ、最後通牒を叩きつけたのは7月7日のこと。翌日には戦闘に発展した。
先手を取ったイギリスの航空攻撃により本艦は艦尾を損傷、いきなり行動不能になったものの、その後の航空攻撃は対空砲火によりどうにか凌ぎきる。
9月23日、再び海戦となり、クイーン・エリザベス級戦艦バーラムとR級戦艦レゾリューションが接近してきたため、砲撃戦となった。&color(silver){舐めプをかました};英戦艦部隊に対し、リシュリューの38cm主砲が発射され、バーラムの水線部主装甲を貫通し、これを中破撤退に追い込む。味方駆逐艦による煙幕や沿岸砲台からの援護もあり、ダカール沖海戦はヴィシー・フランス艦隊の勝利となった。
なお、ここまでの一連の海戦において、本艦は''未完成状態''であった。北アフリカ戦線で枢軸側が勢力を弱めた頃にアフリカを脱出。ニューヨークで完全な竣工を迎えた後は、自由フランス艦隊の旗艦となった。太平洋戦線にも赴いたものの、結局大型艦との戦闘を行うことはなかった。
#endregion
**小ネタ [#Digression]
-1935年型45口径38cm4連装砲
リシュリュー最大の特徴とも言えるのが前方に集中配置されたこの4連装砲塔。45口径38cm砲は890kgの砲弾を初速830m/sで撃ち出すことが出来た((カタログスペック。実際は精度などの問題で1942年以降は装薬の量を抑えるようにしていた))。最大射程は凡そ42kmにも及ぶ。
4連装を採用するにあたり問題となった被弾時における戦闘力の低下は、4連装を連装2基に分けた構造((砲を別々の砲架に載せることは珍しくない))と砲塔内に40mmほどの中央縦隔壁を設けることで極力被害を抑えられるように対策している。実際に1940年7月のメルセルケビール海戦での被弾と9月のダカールでの筒内爆発ではこの隔壁によって砲室内全滅を免れ、その有用性を示した。
ただメルセルケビール海戦では同時に砲塔装甲の薄さも露見させている。またローラーパスや動力室があるバーベットを貫かれてしまえば砲塔が動かなくなるのは他の砲塔と変わらなかった。
ちなみに重量は1基凡そ2300トン。大和の46cm3連装砲(2700トン)より軽いもののアイオワの16インチ3連装砲(1700t)より重い。
*コメント欄 [#Comment]
#pcomment(./コメント,reply,15)