アルザス級戦艦 アルザス
性能諸元
性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能
Tier | 8 | 種別 | ツリー艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 戦艦 | 派生元 | Richelieu |
国家 | フランス | 派生先 | - |
生存性 | 継戦能力 | (A) 69,000 (B) 74,700 | |
装甲 | 0-1mm ・防郭 0-1mm ・艦首・艦尾 0-1mm ・砲郭 0-1mm ・装甲甲板 0-1mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | 44% | |
機動性 | 機関出力 | (初期) 180,000馬力[hp] (後期) 192,000馬力[hp] | |
最大速力 | (初期) 30.4ノット[kt] (後期) 32.0ノット[kt] | ||
旋回半径 | 910m | ||
転舵所要時間 | (A) 23.2秒 (B) 16.6秒 |
隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
---|---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 15.3km | 15.9km | 17.3km | 13.9km | |
航空発見距離 | 12.7km | 20.3km | 15.7km | - |
射撃管制装置 | 艦体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
A-B | mod.1 | 0.0km | 0m | |
mod.2 | 17.5km | 0m |
主砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 380mm/45 Mle1935 | 3基×4門 | HE弾 5,400(36%) AP弾 11,900 | 32.0秒 | 36.0秒 |
副砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
A | 100mm/45 Mle 1933 152mm/55 Mle 1936 | 12基×2門 3基×3門 | HE弾 1,400(6%) HE弾 2,200(12%) | 4.0秒 12.0秒 | 6.0km 6.0km | |
B | 100mm/55 CAD Mle 1945 152mm/55 Mle 1936 | 12基×2門 3基×3門 | HE弾 1,400(5%) HE弾 2,200(12%) | 3.0秒 12.0秒 | 6.0km 6.0km |
対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
---|---|---|---|---|---|
A | 25mm/60 CAD Mle 1939 | 10基×2門 | 56 | 3.1km | |
37mm/70 ACAD Mle 1936 | 12基×2門 | 145 | 3.5km | ||
100mm/45 Mle 1933 | 12基×2門 | 82 | 5.0km | ||
152mm/55 Mle 1936 | 3基×3門 | 25 | 5.0km | ||
B | 20mm/70 Mk20 | 10基×2門 | 61 | 2.0km | |
37mm/70 ACAD Mle 1936 | 12基×2門 | 145 | 3.5km | ||
100mm/55 CAD Mle 1945 | 12基×2門 | 178 | 5.0km | ||
152mm/55 Mle 1936 | 3基×3門 | 25 | 5.0km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
○ | ○ | ○ | ○ |
1 | 主砲改良2 | +20%:主砲旋回速度 | |
照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
副砲改良2 | +20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界 | ||
対空砲改良2 | +20%:対空砲座の最大射程 | ||
兵装耐久力強化 | +50%:主砲の抗堪性 +50%:副砲の抗堪性 +50%:対空砲座の抗堪性 -5%:最大 HP | ||
2 | ダメージコントロールシステム改良2 | -15%:消火時間 -15%:浸水復旧時間 | |
操舵装置改良2 | -20%:転舵所要時間 | ||
推力改良2 | -50%:最大出力への到達時間 | ||
3 | 目標捕捉装置改良1 | +20%:最大視認距離 +20%:魚雷発見距離 +50%:敵艦強制発見距離 | |
4 | 主砲改良3 | -12%:主砲装填時間 -13%:主砲旋回速度 | |
副砲改良3 | -20%:副砲装填時間 | ||
対空砲改良3 | +25%:平均対空ダメージ |
・開発ツリー
軍艦名 (必要経験値/購入クレジット) | モジュールスロット (必要経験値) |
当艦 | ━ | モジュールスロット1 (-) | ━ | モジュールスロット2 (-) | ━ | モジュールスロット3 (-) | ━ | 次の軍艦1 (-/-) | ━ | 次の軍艦2 (-/-) |
船体 | ||
---|---|---|
Alsace 船体 A | 5,000,000 | |
主機(エンジン) | ||
推力 192,000馬力 | 625,000 | |
射撃管制装置(照準装置) | ||
照準装置 PCA No9 Mle 2 | 625,000 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
---|---|---|---|
応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:15 秒 消耗品の準備時間:80 秒 | |
十字キー上 | |||
修理班 | 3 回 | 回復:0.5% HP/秒 消耗品動作時間:28 秒 準備時間:80 秒 | |
十字キー右 | |||
水上戦闘機 | 5 回 | 消耗品動作時間:90 秒 準備時間:80 秒 | |
強化型副砲照準器 | 3 回 | 副砲の安定性:+100% 副砲の散布界:-50% 消耗品の動作時間:30秒 準備時間:160秒 | |
十字キー下 | |||
エンジンブースト | 2 回 | 最大速度:+8 % 消耗品動作時間:180 秒 準備時間:180 秒 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
アルザス級戦艦は、フランスがドイツの "H" 級戦艦に対抗すべく開発した計画案です。本案はリシュリュー級戦艦の発展型であり、主砲配置を合理化することで火力の強化が図られていました。この計画案には複数の設計案が含まれていましたが、そのうちのひとつは、3 基の主砲塔に合計 12 門の 380 mm 砲を備えたものでした。
設計年:1939
解説
- 概要
フランスTier8戦艦。
- 主砲
砲自体は前級のリシュリューと同様の380mm砲を引き続き使用することになるが砲塔が1基後部に増えた。
合計3基12門搭載となり同Tier戦艦内最高クラスの手数、基本火力を誇る。
ただしその代償にシグマ値が1.6(前級1.8)と非常に悪化、
また射程も20.3km(前25.27km)と大幅に短くなって遠距離での戦闘がかなり難しくなっている。
しかし全12門の主砲はその悪化した性能に見合う、かなり高い破壊力がある。
精度の悪さも砲弾が多い分距離が無ければそこまで苦しくはない、はず。
砲の旋回性も良好で器用に攻撃でき、主砲改良3(連射向上・旋回低下)も搭載しやすい。
Tier7以降のフランス戦艦の主砲はAPHE共に弾速がかなり速く弾道が低いという特徴を持つ。
基本的にはこの特性のおかげで非常に当てやすい砲なのだが、通常の砲と比べるとやや下を狙ってやらないと弾が上部構造部を過貫通しやすいという点に注意を要する。
なおAP弾の貫通力は同格戦艦に比べてしまうと見劣りするものの十分な貫通力は備えており、例え格上戦艦が相手で遠距離でさえなければぶち抜ける。ただ格上戦艦との砲戦は辛いため避けよう。
ちなみに380mm砲なので強制貫通できる装甲は26mmまで、27mm以上は強制貫通できない。
艦首艦尾が27mm装甲の巡洋艦が相手の場合、縦向きだと貫通弾を出すことや防郭抜きができない事も留意しておこう。
(T8巡の艦首艦尾は、日仏ソは25mm装甲、独は27mm装甲、米は軽巡25mm重巡27mm、英国(軽巡)は16mm装甲)
- 副砲
152mm3連装砲を3基、100mm連装砲を12基を搭載し、片舷最大指向門数も21門と前級よりも増え射程も7.5kmに伸びた。
かなり強力で射程が長いので特別に特化させずとも敵艦との不意の接近戦などでは放火役として役立つだろう。
- 対空
長距離では対空火力があり、長距離の範囲だけなら同Tierの米戦艦にも引けを取らない。
特に最終船体では100mm両用砲の口径長が45口径から55口径に増え、長距離の爆発数+3のダメージ+140、長距離の継続的ダメージに至っては+147と2倍近くに増える。
ただし中距離~近距離で比べると弱い部類…というか中距離以内の対空兵装は前級リシュリューよりも弱い。継続的ダメージだけで言えば前前級リヨン(T6)にも劣る。
艦隊防空をする際は広く味方艦隊を守るのに適しているが、特性上近寄り過ぎず長距離の範囲に収めて守るのが理想的となる。
ただ中距離以内の兵装は弱いが、その代わり仏戦艦にしては珍しく「戦闘機」を運用可能。
中距離以内に入られた時は適切に戦闘機を使って艦を守る必要がある。
- 機動力
最終状態において最大速力32ノット(+エンジンブースト)に転舵所要時間が16.6秒と、戦艦としてかなり優秀な機動力を誇る。移動に苦労することはない。
速度旗+エンジンブーストで最大速力は36.2kt。普通の巡洋艦を置き去りに、あるいは逃さず追撃できる。
ただ非常に高機動といってもあくまで戦艦。重いため慣性が強く働きエンジンでの停止は非常に遅く、島陰に隠れようとしてはみ出すということもよくある。丁寧に動かそう。
- 生存性
最終船体HPは74700で格下Tier7イギリス戦艦ライオンに次いでHPが低く、また修理班が優秀なライオンとは違って標準の修理班であるためTier8戦艦の中では最も生存性が低いという見かたもある。実際はそこまで酷くはないが。
一応しっかりとした装甲を持っているので流石に巡洋艦みたく沈むようなことはないが、前級同様に装甲帯が内部に隠れ船体部分の外側は全面32mm装甲、甲板も32mmで重巡洋艦のHE弾(もしくはIFHE有りの軽巡HE弾)でダメージを負いやすく、マッチング帯の460mm砲はほとんど弾きようがない。(しかも同Tier帯にも460mm砲持ちがいる)
側面装甲板-装甲帯-防郭までの装甲は32mm+350mm+50mm+50mm、甲板から防郭までも32mm+190mm(中央170mm)+40mmと、装甲自体は十分に備えている。とは言え(他の戦艦と同様に)同格・格上戦艦主砲の防郭への命中を完璧に防げるほどではなく、460mm砲のことも含め生存性にあまり期待しない方が良いだろう。
- 隠蔽性
素で16.7km、最良で13.1km。
英戦や、米戦と比べてもやや劣るもののそこまで悪くない隠蔽距離にできる。
船体がやや脆い分隠れながら戦うことが非常に重要であるため、可能な限り隠蔽性は稼いでおきたい。
また隠蔽性を確保すれば高い機動力を合わせて奇襲的な攻撃での一撃離脱をしかけることもできる。
- 総評
船体そのものはやや脆い部類に入るものの、高い機動力と良好な隠蔽を活かし、一撃離脱を仕掛けるのが得意。
主砲12門の手数で巡洋艦のバイタルを取りやすく、また駆逐に対しても圧倒的弾速で当てやすい。
反面、戦艦とタイマンを張るのはやや苦手。相手に艦を縦にされると弾が散ってしまい当てられず、こちらの装甲は割と簡単に抜かれるためジリ貧になりやすい。
快速を活かして側面を取るか、それが出来なければなんとかして下がったほうがいいだろう。どうしてもダメそうな時は誘導魚雷のごとく突っ込むしかない。
基本は巡洋艦キラーとして立ち回り、敵戦艦との戦闘は必要に迫られなければなるべく避けよう。
長所を押し付け短所を隠す、それを実践できる機動力を持っており
基本の運用を徹底すればT8の中でも最高クラスの強さと扱いやすさを持つ戦艦である。
史実
フランス海軍は、リシュリュー級やガスコーニュ級(未成)を計画、建造することによってドイツ海軍のビスマルク級などに対抗していたが、国内の情報機関が「ドイツ軍が406mm砲を搭載した排水量40000トンの戦艦を建造する恐れがある」と警告したことにより、これに対抗する戦艦級としてアルザス級戦艦の計画が決定した。リシュリュー級に引き続き、名前だけでドイツに喧嘩を売っていくスタイルである。計画案は「380mm砲を3連装3基のAB-X配置(n°1)」、「406mm砲を3連装3基のAB-X配置(n°2)」、「380mm砲を4連装3基のAB-X配置(n°3)」と全部で3通りあり、WoWsにおける本艦はn° 3案に基づいたものであると思われる。主砲門数12門の新戦艦は本級とモンタナ級のみであり主砲弾の性能も良好であるため水上艦同士での戦いならば強大な火力となりえた筈であったがフランス軍が秒で降伏してしまったためペーパープランのみとなってしまった。
なお、この一連の建艦計画の行き着く先は、「リシュリュー級3隻、ガスコーニュ級3隻、アルザス級3隻による主力艦隊とそれを補助する大型駆逐艦・軽巡洋艦部隊の整備」であり、仮想敵ドイツに対してはオーバーキルぎみである(安全保障は大事だから仕方ないね)。この三級全てが、同一の380mm4連装砲塔を搭載するため、量産効果による価格低減も狙っているのかもしれない。
ゲーム内において重要な特徴となっている副砲については、戦後竣工したジャン・バールのそれと同一のものを搭載している。しかし、首尾線長に余裕があるために152mm3連装砲塔は全て中心線上に配されている。建造当初のリシュリュー級が、5基の副砲を舷側配置して片舷9門を確保していたのに比べて、より少ない砲塔数で、同等の片舷9門の火力を得ていた。
この副砲は、設計時期的に両用砲としての能力もあったと見られ、ゲーム内でもそのように扱われるが、本来は純粋な対艦砲である。一度両用砲を採用したフランス海軍がこのような先祖帰りをしたのは、フランス製の両用砲でDunkerqueが装備している130mm砲では、大型化著しい駆逐艦への対処が困難だったためであった。
なお、両用砲から分離された大口径対空砲としては、新たに55口径100mm砲が採用されている。
WGによる解説「計画艦艇: 戦艦 Alsace (アルザス)」
小ネタ
艦名の由来はフランス北東部に位置する「アルザス」地域。フランスとドイツ・スイスの境に位置する事から、言語的・文化的に帰属問題が絶えない事で有名。地図上で見るとフランス最東部の突端からやや下にかけてのエリアが該当。地理的には縦がおよそ190km、横がおよそ50kmと細長い形をしており、西側はヴォージュ山脈が縦に走り東側はライン川が流れる間の平野部に相当。古くからライン川を利用した流通で栄えると同時に、規模は大きくないものの鉄鉱石と石炭が同じ場所から採れるという希少性、そして首都パリまでの距離(約400km)とほぼ同距離で他国(ドイツ・ベルギー・ルクセンブルグ・スイス・オーストリア・オランダ・イタリア)へアクセスできるという利便性から「ヨーロッパの中心部」と言われた地政学的な要衝でもある。歴史的にはアルザス=ロレーヌ地域が神聖ローマ帝国に所属していた経緯から、アルザス地域もドイツ語圏に属する。住民の多くもドイツ系アレマン人の一派である「アルザス人」で、人口の4割がドイツ語の方言である「アルザス語」を使う。ところが近代に入ってからフランスの絶対王政による勢力拡大の波に飲み込まれ、ドイツは30年戦争による疲弊からそれに対抗できず「ウェストファリア条約(1648年)」によりフランスの支配下に入った。こうなると中心地であるストラスブールも1681年に、ロレーヌ地方も紆余曲折の末に1766年に併合されることになる。とはいっても、文化的・言語的にドイツと深いつながりを持つ地域故にフランスの文化や思想が及ぶのは遅く、啓蒙思想の浸透やフランス革命・ナポレオンの登場による国民意識の改革を待たねばならなかった。ナポレオン没落後に市民・農民が政治的、社会的に自由を持った事によりアルザス地方でフランスに対する国民感情が盛り上がったが、言語的にはアルザス語を維持する事になった。普仏戦争(1870年)において「フランクフルト興和条約(1871年)」が締結、アルザス地域とロレーヌ地域の半分がプロイセン(ドイツ)に割譲。プロイセン帝国州「エルザス=ロートリンゲン」となったが、割譲方法の問題やプロイセン風の行政・軍隊への反感もあってプロイセン(ドイツ)にとっても頭の痛い問題となった(帝国内第2市民意識問題)。第一次世界大戦後にフランス軍が進駐すると、ベルサイユ条約(1919)によりアルザス=ロレーヌはフランス領となったが…プロイセン時代に培われた自立感情と対立を生んだり、地元で根強いカトリックの考え方と共和制の先進的過ぎる考え方の違いが軋轢を生む事となった。第二次世界大戦中はドイツ占領下に置かれるものの、大戦後は再びフランスの領土となる。とはいえ、両国を行ったり来たりした際の不信感や住人の自立感情もあって複雑な状況は現在も続いている。
教科書にも載っている「最後の授業」はフランス第3共和政時代の初期に出版された、アルフォンス・ドーテの短編小説集である「月曜物語」に登場する一作品であり、アルザス地域を舞台としている。あらすじに関しては諸君の記憶を辿るか調べるなりして欲しいが、何の予備知識も無しに読むと「学校嫌いの少年がフランス語の教師から領土の割譲とフランス語教育の禁止を告げられ、ショックを受けるシーン」が印象的で、ドイツ側の言語政策に悪い印象を持つ筈だ。なお、この作品が書かれた時代背景としては、普仏戦争の影響でアルザス地域とロレーヌ地域の半分がプロイセン(ドイツ)に割譲される事になりフランスで対プロイセン(ドイツ)に関する反感が強まった時期でもある。こういった時代背景もあってか、この作品は非常に政治的背景が強い。この辺りを十分に加味して読まないと本作品に隠された都合の悪い点には気付くことができない。というのも、上記「艦名の由来」でも触れたとおりアルザス地域はドイツ語圏に属し、使われているのはドイツ語の方言であるアルザス語である…つまり物語の主人公の少年は自国語である筈のフランス語を、外国語の如く学校で学ばねばならない状況なのだ。学校…つまりは融和政策のための教育機関が嫌いな少年としては拍手喝采してしかるべき状況ではなかろうか。また、作中ではフランス語の先生が「アルザスはプロイセン領になり、ドイツ語しか教えてはいけないことになりました」と言っているものの、実はプロイセンにおいてもフランス語は外国語教育の一環として存在するので、ドイツ語しか教えてはいけないという表現そのものがミスリードである。これらの事を考えると、アルザス地方に住んでドイツ語教育政策が実施されても、作中で言われる激しい衝撃を受けなければならない要因は何処にも無かったのだ。そして、さらに闇が深いのは第1次世界大戦後のフランス軍の進駐で再度フランス領となったアルザス地域においては、公用語としてのフランス語重視のためアルザス語禁止が検討されるなど作品で敵役を務めるドイツが実施している背策を、フランス政府がさらっと推し進めているのである。もっとも、この政策の意趣返しとして第2次世界大戦中にナチスドイツ占領下となったアルザス地域では、今度は本当にフランス語が禁止されてしまうのであるが。この様に紆余曲折あったものの、現在においてはフランス政府はこの地におけるアルザス語教育を容認しており、本作の元となったフランス語純化思想はもはや過去のものとなりつつある。
コメント欄
- フランスツリー作成しました。 -- 2022-11-14 (月) 01:09:21
- レピュブリックのページに書いてあったんだが、こいつが副砲domトップって本当?電卓で計算したんだけど、こいつが771000で、ヴィットリオヴェネトとフランチェスコカラッチョロが1164000だったんだが。 -- 2022-11-15 (火) 16:53:07
- 基本的にPCの内容を貼り付けてるし伊戦艦はPCとはかなり違うから齟齬生じてる。元々は普通のHEだけどこっちだとSAPになってるしダメージ、装填速度も軽巡に負けないレベル。時間があったら比べてみるといいよ。 -- 2022-11-15 (火) 20:28:10
- 四連装砲三基だけど、前方の二基だけでリシュリューやジャンバールみたいな戦い方はできるの? -- 2022-12-22 (木) 10:39:02
- 出来るかと言うより、こいつが殴り会う相手考えると結局似たような戦い方に収まると思うよ。機動戦時に余分に4発投げれるってだけだしコイツ。tier上がったのにそんな性能だから、使ってる奴少ないんだ思う。 -- 2022-12-22 (木) 11:03:01
- こいつに2500万で解放するくらいならブルゴーニュの完成待った方がいいかもね。あちらのが装填早いし。 -- 2022-12-22 (木) 11:59:38
- 出来るかと言うより、こいつが殴り会う相手考えると結局似たような戦い方に収まると思うよ。機動戦時に余分に4発投げれるってだけだしコイツ。tier上がったのにそんな性能だから、使ってる奴少ないんだ思う。 -- 2022-12-22 (木) 11:03:01
- フランスくん、君はまーた懲りもせず38cm砲を持ってきたのかね! -- 2023-04-30 (日) 07:48:39
- 16inって実は作るの難しいんやで。んでこいつは計画艦だからこんなもんよ。なおレピュブリクはWG謹製の架空艦なので -- 2023-04-30 (日) 10:35:09
- 後フランス海軍の主戦場の地中海や北大西洋は狭いから、交戦距離的に38cm砲で十分って考えになったんだよね。だから同じような条件のドイツとイタリアも新鋭戦艦のビスマルク級とリットリオ級も38cm砲を採用したんだ。 -- 2023-04-30 (日) 17:40:19