Tachibana

Last-modified: 2022-10-27 (木) 22:34:08

桜型駆逐艦 二番艦 橘

橘.jpg
改丁型ではなく、日本初の雑木林二等駆逐艦桜型、その2番艦である。

海風型駆逐艦との比較

tachibana-umikaze_size2.jpg
海風型一等駆逐艦?との比較。二等駆逐艦なので船体が一回り小さいのが分かる。

性能諸元

性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能

Tier2種別プレミアム艦艇
艦種駆逐艦派生元-
国家日本派生先-
生存性継戦能力7,000
装甲6-6mm
・艦首・船尾 6mm
・上部構造 6mm
・主砲 6mm
・重要区画 6mm
機動性機関出力11,256馬力[hp]
最大速力30.0ノット[kt]
旋回半径450m
転舵所要時間1.9秒


隠蔽性 通常主砲発砲時火災発生時煙幕内からの主砲発砲時
海面発見距離5.2km8.4km7.2km1.9km
航空発見距離2.6km4.1km5.6km-


射撃管制装置艦体モジュール主砲射程最大散布界
-mod.18.4km0m


主砲艦体口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填180度旋回
-76mm 41st Year Type5基×1門HE弾 1300(6%)
AP弾 1000
5.0秒16.4秒


魚雷艦体口径基数×門数(片舷)最大ダメージ装填射程雷速発見
-457mm 連装2基×2門(4門)613322秒5.0km44kt0.7km



・アップグレード

スロット0スロット1スロット2スロット3スロット4
搭載可能アップグレード
0Propulsion Modification 1-min.png推力改良1-20%:主機の損傷確率
-20%:主機の修理時間
Steering Gears Modification 1-min.png操舵装置改良1-20%:操舵装置の損傷確率
-20%:操舵装置の修理時間

・消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

十字キー左
応急工作班I.png応急工作班無制限消耗品動作時間:5 秒
準備時間:40 秒
十字キー上
発煙装置I.png発煙装置2 回消耗品動作時間:20 秒
煙幕の持続時間:65 秒
準備時間:240 秒
十字キー右
エンジンブーストI.pngエンジンブースト2 回最大速度:+8 %
消耗品動作時間:120 秒
準備時間:180 秒

詳細は消耗品を参照

ゲーム内説明

橘は、小型かつ比較的高速の駆逐艦です。その大きさの割には強力な雷装を備えていました。主砲としては、複数の小口径速射砲が搭載されていました。
就役:1912
同型艦数:2

解説

  • 概要
    日本のTier2プレミアム駆逐艦。
  • 主砲
    76mm砲を5門装備しており、片舷に4門の指向が出来る。この76mm砲はSmithとならんでゲーム内で最も口径の小さい主砲*1で、Ishizuchiの副砲の80mm砲とおなじである*2
    Smith砲と比べると口径長で劣るため初速は低いもののなぜか射程は長い。AP弾の威力で劣るがHE弾の威力で優る。装填速度で劣るため(Smithが速すぎるのだ)、HE弾でもDPMで後れをとる。
    最小口径のため単発火力は低いが、高い発射速度、素早い砲旋回が相まって他国駆逐艦と比べても高い砲戦能力を有する。
    また、1・4・5番砲は全周旋回なので戦闘舷の素早い切り替えが可能。
    上級射撃訓練を付けると射程が9.6kmになるが、砲口初速が米駆の127mm/38より低いため弾道がかなり山なりであり、命中は困難である。
    なお、使いどころがなさそうなAPであるが、この艦に限り跳弾が一切発生しないという特性を持っている。
    ……とはいえ貫通力自体は極めて低く、跳弾判定を無視できても不貫通は普通に起こる。やはりまともな使い道がないというのが実情。
  • 雷装
    4門装備している。
    射程が5kmと短いように感じられるが、これでも米ソよりは長い。
    隠蔽艦長を乗せると隠蔽雷撃が可能だがその余裕は300m。
    雷速が遅いことに注意しよう。
  • 機動性
    速力は30ktと駆逐艦にしては遅めなものの、Tier3までしかマッチングしないので他の駆逐艦やTenryu以外に対しては十分優速である。
    旋回性はかなり高いので被雷することはまず無い。
  • 隠蔽性
    V-25と並び最も高い隠蔽性を誇り、発見距離は迷彩+艦長スキル隠蔽処理専門家の最良値で4.3km。
  • 耐久性
    継戦能力は7000と最低クラス。かつてはTier2以上の艦で最低であったが、5.16で実装されたV-25のA船体(6900)にワースト1位の座を奪われた。別に張り合っている訳ではないが
    副砲程度でも充分脅威となるので、相手が戦艦の場合は副砲射程内に入らないように気を付けよう。
  • 総論
    魚雷射程の短さが目立つが、中・近距離においては他国駆逐艦すら撃破し得る砲性能を持つため扱いやすい艦となっている。

史実

駆逐艦橘(初代)とは桜型二等駆逐艦の2番艦。1912年(明治45年/大正元年)就役。1936年(昭和11年)廃船。
同時期に建造された海風型一等駆逐艦を小型化したような艦。
海風型は国産初の排水量1000トン級の大型駆逐艦だったが、建造費が嵩み予算の中で数を揃えることができなかった。そこで排水量600トン級の中型駆逐艦を設計して補うこととした。
駆逐艦は後に排水量で一等から三等まで区分され、二等駆逐艦としては桜型は最初の等級であり、Tier2若竹型二等駆逐艦は最後となる。

45cm連装雷管2基4門という海風型と同等の高水雷能力を誇っていた。魚雷は海風型の初期魚雷と同一である。
主砲は史実では艦首の1番砲は4.7インチ(120mm)単装砲1門、残りは3インチ(76mm)単装砲4門であったが、実装では76mm単装砲5門となっている。

小ネタ

「桜」と「橘」の艦名はそれまで気象や季節に関係した用語から命名された他の駆逐艦とは異なり、初めて樹木植物名から取られた。

桜と橘について詳しく

「桜」と「橘」は平安京遷都後の御所で古来より重要な公式行事が行われた紫宸殿(ししんでん 別名「南殿」)の庭に相対して植樹された桜と橘に由来する。東の桜(左近の桜)、西の橘(右近の橘)に因む。
紫宸殿がモデルの雛人形飾りも一般的には左大臣の脇に桜、右大臣の脇に橘を飾る。
橘は古来より日本に自生する柑橘類で、常緑の葉が長寿繁栄永久不変を、実は永遠に香る果実として理想郷の常世の国の木実と考えられ、それぞれの時代の和歌で多く詠まれ親しまれ珍重されてきた。
また長い時の流れの中で常に葉が生い茂る橘は繁栄を、対して咲いて儚く散る桜は軍事を象徴する木とされた。
例えば橘は芸術や技術の発展向上に貢献した人物に授与される文化勲章の意匠であり、桜は大日本帝国陸海軍(戦後の陸海空自衛隊も同様)や警察の徽章に採用されている。
現代では橘は絶滅危惧種となり桜と比べると馴染みが薄くなってしまったが、日本の精神文化に欠かせない役割を担ってきた樹木である。
太平洋戦争末期に急造されて艦名を継承した丁型に掛けて雑木林なんて呼ばないであげて。

コメント欄

  • 日本の駆逐艦なのに鈍足で魚雷がショボいという罰ゲームみたいな尖った性能 他の駆逐艦や天龍あたりの快速軽巡に置いていかれるくらい遅い -- 2022-09-17 (土) 14:02:39
  • NHKをぶっこわーす!(た○ばな議員) -- 2022-09-17 (土) 15:52:54

*1 正式名称は四十口径四一式三吋砲(QF 12ポンド 12cwt艦砲のライセンス生産品)で、実際の口径は3インチ(76.2mm)
*2 のちに四十口径四一式八糎砲と改称され、8cm砲と呼ばれるようになった