巡洋戦艦 石鎚(金剛型巡洋戦艦設計案472案)
天城型が金剛型と同世代だったら・・・的な艦容
性能諸元
・基本性能
Tier | 3 | 種別 | ツリー艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 戦艦 | 派生元 | 球磨 |
国家 | 日本 | 派生先 | 鳳翔 金剛 |
生存性 | 継戦能力 | (A) 43,200 (B) 45,700 | |
装甲 | 13-254mm ・防郭 0-1mm ・艦首・艦尾 0-1mm ・砲郭 0-1mm ・装甲甲板 0-1mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | 4% | |
機動性 | 機関出力 | 前期 0,000馬力[hp] 後期 64,000馬力[hp] | |
最大速力 | 前期 24.8ノット[kt] 後期 27.5ノット[kt] | ||
旋回半径 | 740m | ||
転舵所要時間 | (A) 18.1秒 (B) 12.9秒 |
隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
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海面発見距離 | 12.9km | 0.0km | 14.9km | 9.8km | |
航空発見距離 | 10.3km | 0.0km | 13.3km | - |
射撃管制装置 | 艦体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
A-B | mod.1 | 13.0km | 0m | |
mod.2 | 14.3km | 0m |
主砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
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A | 305mm Mk10 | 5基×2門 | HE弾 5200(32%) AP弾 8000 | 25.0秒 | 41.9秒 |
副砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
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A-B | 152mm 41st Year Type | 16基×1門 | AP弾 2900 | 10.0秒 | 3.5km |
対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
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A | 76.2mm 3rd Year Type | 6基×1門 | 10 | 3.0km | |
B | 40mm Type91 | 8基×2門 | 63 | 2.0km | |
76.2mm 3rd Year Type | 6基×1門 | 10 | 3.0km |
・アップグレード
スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
○ |
1 | 主砲改良2 | +15%:主砲旋回速度 +5%:主砲装填時間 | |
照準システム改良1 | -7%:主砲弾の最大散布界 +20%:魚雷発射管旋回速度 +5%:副砲最大射程 -5%:副砲弾の最大散布界 | ||
副砲改良2 | +20%:副砲最大射程 -20%:副砲弾の最大散布界 |
・開発ツリー
軍艦名 (必要経験値/購入クレジット) | モジュールスロット (必要経験値) |
当艦 | ━ | モジュールスロット1 (4,800) | ━ | モジュールスロット2 (7,200) | ━ | モジュールスロット3 (12,000) | ━ | Kongo (24,000/-) |
船体 | ||
---|---|---|
Ishizuchi 船体B | 17,000 | |
主機(エンジン) | ||
推力 64,000馬力 | 2,120 | |
射撃管制装置(照準装置) | ||
照準装置 Type3 mod.2 | 2,120 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
十字キー左 | |||
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応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:10 秒 消耗品の準備時間:80 秒 | |
十字キー上 | |||
修理班 | 3 回 | 消耗品の動作時間:28 秒 消耗品の準備時間:80 秒 回復:0.5% HP/秒 | |
十字キー右 | |||
強化型副砲照準器 | 2回 | 副砲の安定性:+100% 副砲の散布界:-50% 消耗品の動作時間:30秒 消耗品の準備時間:180秒 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
1900年代前半に開発された巡洋戦艦の設計案であり、金剛型戦艦の原案となりました。
当初は2種類の口径の主砲を混ぜて搭載する計画でしたが、最終的には弩級戦艦の原則に従うことが決定されました。
装甲防御に関しては、主装甲帯の最大厚が178mmという、中程度のものでした。
本案は技術的理由により建造には至りませんでした。
解説
- 概要
日本のティア3巡洋戦艦。
PC版ではプレミアム艦の巡洋戦艦だがCS版では通常艦扱いとなっている。変更による性能変化はない。
- 抗堪性
Tier3戦艦として必要十分な体力である。
しかし装甲は同格戦艦よりも更に薄く、同格以上の戦艦に正面から砲撃戦を挑んだ場合は一方的に大打撃を受けかねない。
特に後部に主砲が3基並んでおり、ここが弱点となっている。
また、同格戦艦と比べると対水雷防御がかなり低く、後述の対空火力の低さもあって雷撃機による攻撃には注意が必要である。
- 主砲
主砲口径は同Tierでは標準的な305mm。
同格戦艦の主砲と比べるとAP弾の貫通力はかなり劣るが、HE弾の発火率に優れる。
AP弾は巡洋艦相手には十分通用する貫通力があるが、戦艦相手では相手が近、中距離で完全に舷側を晒している状況でもない限り貫通しないことが多い。AP弾に拘らず、高発火率を誇るHE弾を積極的に運用することも視野に入れよう。
また、主砲旋回速度は同Tierでは装填速度は25秒と早く、連装5基10門の数の暴力もあって取り回しはそれなりに優秀。
しかし、弾道は高めなので遠距離の敵に当てるのには少々慣れが必要。
射角は優秀な部類だが、前方に照準を向けた場合、艦載艇が邪魔になるため3番砲塔が距離によって撃てなくなる。
この為、全火力を発揮するためには舷側を相手に向ける必要がある場合もあるが、装甲の薄いこの艦で敵艦に舷側を晒すことは極めてハイリスクであり、火力投射を行う場合は敵戦艦の位置に注意する必要がある。
後部に砲塔が3基あり速力も高いため、引き撃ちしながらの戦闘には対応しやすい。
石鎚のAP弾貫徹力は91式徹甲弾装備の三年式二十糎砲の+αレベルしかない - 機動性
巡洋戦艦の計画案を元にしているだけあって同格戦艦の中では27.5ノットの快足を持つ。速力に関して不満を感じることは少ないだろう。
しかし、旋回半径は同格最低値である。
- 対空火力
一応対空砲は搭載しているものの、貧弱としか言いようが無いレベル。
- 総論
あくまで巡洋戦艦(BC)であり戦艦(BB)ではない点と、同じ巡洋戦艦であっても射程距離や主砲口径の異なる同格戦艦とはまた異なる運用が求められる点にも注意が必要。
同格のWyomingやKaiserのような頑強さは無く、思わぬ大ダメージを受けることもあるため、耐えながら撃つという運用は難しい。
高速力を活かして味方巡洋艦に追随し、貧弱な対空火力を補ってもらいつつ、自慢の305mm10門で味方駆逐艦と巡洋艦を援護する…という、戦艦の火力を持った巡洋艦として立ち回ると活躍できる…かもしれない。
AP弾の貫通力で劣る分、高発火率のHE弾を上手に使いこなすこともこの艦にとっては重要である。
活躍するためには純粋な戦艦とも、巡洋艦とも異なる独特の運用が求められる艦であり、ある意味日本戦艦らしい艦であるといえる。
史実
本艦は、金剛型巡洋戦艦を建造するにあたってヴィッカース社が提示した案の一つ、設計試案472案である。ちなみに、同格ツリー戦艦の妙義もまた、金剛型戦艦の原案、B40である。
金剛型戦艦と本艦を比べた場合、もっとも大きく異なるのは主砲の配置と口径、門数だろう。ヴィッカース社では当初、金剛型巡洋戦艦を12インチ砲10門の艦として計画していたのだが、その12インチ砲とは50口径長12インチ砲。つまり、本ゲームにおいても悪名高き、河内の首尾線砲と同一のものである。
その主砲は、河内型戦艦やそれを搭載したイギリスの戦艦の運用成績により欠陥品と見なされ、金剛型巡洋戦艦の設計にも変更が加えられ、主砲の口径を一気に2インチ増径することとなる。50口径長12インチ砲塔よりも重くなった分、艦尾側の砲塔を一基減らし、14インチ砲8門の巡洋戦艦として生まれ変わった設計案(472C案)が、金剛型巡洋戦艦として結実する。金剛型巡洋戦艦の3番砲塔と4番砲塔が離れているのは、かつて12インチ砲塔が設置される予定であったスペースなのだ。
Ishizuchiが搭載している主砲は45口径長12インチ砲であるため、厳密には史実と異なるものの、船体形状や副砲の門数や配置などが金剛型と同一であるなど、その特徴はしっかりと残っている。また、金剛の初期船体よりも高速な点から、本艦がフィッシャー式の「速力は装甲」という思想に基づいた軽装甲艦であることが考察できる。
金剛型と似て非なる、巡洋戦艦Ishizuchi。装甲巡洋艦の延長として、巡洋戦艦らしい巡洋戦艦と言えるだろう。
小ネタ
各主砲塔の上に載せられている単装砲はQF12ポンド12cwt砲。魚雷の発達で大型艦の脅威となりつつあった水雷艇を魚雷の射程外からアウトレンジ攻撃し、撃退できるように開発された初期の速射砲。小型艦の主砲として、それからドレッドノートなどの弩級戦艦にはお守りとして砲塔の上などに付けられていた。交戦距離の長距離化に伴い徐々に消えていったが、12ポンド12cwt砲自体は野砲や沿岸砲、高角砲などに転用されて二次大戦でも使用されている。
日本軍はこの砲を7門ほど輸入し、その後国内でライセンス生産を行い制式化している。「8cm子砲」と称したものを竣工時の金剛型も主砲塔の上に載せていたので、多分Ishizuchiはそれを参考にしているのだろう。
ちなみに長砲身化させたのがQF12ポンド18cwt砲。見た目は殆ど同じなのでIshizuchiに載せられてるのはこちらの可能性もある。
長々と説明したが、結局のところゲームではただの飾り。
公式によると内筒砲や外筒砲と同じような演習砲であるらしく、ゲームでは使えないようになっている。バランスに影響するし、主砲の現在角度が加算される射角の計算も複雑になる
コメント欄
- 戦艦カテゴリにぶちこまれてしまった巡洋艦。HEを主体にした立ち回りを要求される。頑張れば 20秒を切れる装填時間と合わせて積極的に火をつけて廻ろう -- 2021-07-12 (月) 18:50:18
- PCの妙義侠 -- 2021-07-20 (火) 10:51:12
- ミス。妙義みたいなゴミじゃなくて良かったね -- 2021-07-20 (火) 10:51:45
- キーロフで砲塔直下狙うとバイタル抜けるのは装甲薄すぎ -- 2023-02-23 (木) 22:10:32
- 俺たちには河内がいるからきっと大丈夫だ! -- 2023-02-23 (木) 22:32:43