ヴァンパイア(アドミラルティV級駆逐艦)

性能諸元
性能諸元の数値は、アップグレード・基本特性・艦長スキル・ブースター・迷彩などの補正がかかっていない素の状態の数値を入力してください。
部位ごとの装甲厚や散布界など、ゲーム内には載っていない情報は将来ゲーム内で見れるようになる可能性があるので暫定で0や0-1などとする
・基本性能
| Tier | 2 | 種別 | プレミアム艦艇 |
|---|---|---|---|
| 艦種 | 駆逐艦 | 派生元 | - |
| 国家 | イギリス連邦 | 派生先 | - |
| 生存性 | 継戦能力 | 9,500 | |
| 装甲 | 6-10mm ・防郭 10mm ・艦首・艦尾 6-10mm ・砲郭 6mm ・装甲甲板 10mm | ||
| 対水雷防御 | ダメージ低減 | 0% | |
| 機動性 | 機関出力 | 27,000馬力[hp] | |
| 最大速力 | 34.0ノット[kt] | ||
| 旋回半径 | 520m | ||
| 転舵所要時間 | 2.5秒 | ||
| 隠蔽性 | 通常 | 主砲発砲時 | 火災発生時 | 煙幕内からの主砲発砲時 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 海面発見距離 | 5.4km | 8.9km | 7.4km | 2.0km | |
| 航空発見距離 | 2.8km | 4.9km | 5.8km | - |
| 射撃管制装置 | 艦体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
|---|---|---|---|---|
| - | mod.1 | 8.9km | 0m |
| 主砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 102mm/45 QF Mk V | 4基×1門 | HE弾 1,500(5%) AP弾 1,700 | 5.0秒 | 18.0秒 |
| 魚雷 | 艦体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ(浸水) | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 533mm TR Mk I | 1基×3門 | 10,000 | 62.0秒 | 6.0km | 53kt | 1.1km |
| 対空砲 | 艦体 | 口径 | 基数×門数 | 秒間平均ダメージ | 射程 |
|---|---|---|---|---|---|
| - | 13.2mm Breda Model 31 | 2基×2門 | 8 | 1.2km | |
| 20mm Breda Model 35 | 1基×1門 | 3 | 2.0km | ||
| 40mm/39 QF Mark II | 2基×1門 | 11 | 2.5km |
・アップグレード
| スロット0 | スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 |
| ○ |
| 0 | ![]() | 推力改良1 | -20%:主機の損傷確率 -20%:主機の修理時間 |
![]() | 操舵装置改良1 | -20%:操舵装置の損傷確率 -20%:操舵装置の修理時間 |
・消耗品
搭載可能 消耗品
| 十字キー左 | |||
|---|---|---|---|
![]() | 応急工作班 | 無制限 | 消耗品の動作時間:5 秒 消耗品の準備時間:40 秒 |
| 十字キー上 | |||
![]() | 発煙装置 | 6 回 | 消耗品の動作時間:10 秒 煙幕の持続時間:40 秒 消耗品の準備時間:60 秒 |
| 十字キー右 | |||
![]() | エンジンブースト | 2 回 | 最大速度:+8% 消耗品の動作時間:120 秒 消耗品の準備時間:180 秒 |
詳細は消耗品を参照
ゲーム内説明
ヴァンパイアは、新鋭のタイプ 5 嚮導駆逐艦の 1 隻であり、イギリス海軍用として設計・建造されました。そして 1933 年にオーストラリア海軍所属となりました。二次大戦中に若干強化され、兵装も一部変更されました。
就役:1917
同型艦艦数:5
解説
- 概要
イギリス連邦Tier2プレミアム駆逐艦。砲駆です。
- 主砲
このTier帯では優秀な砲装備である。射程はDerzkiと肩を比べるレベルで2位、このTierでは標準的な102mm砲を4門・装填速度5秒と手数で稼ぐタイプでDPMはG-101に次ぐこちらも2位*1。初速が微妙に低く、距離10km前後になると弾道は山なりになる。6~7km程度以下では気にならないレベル。第3砲塔のみ全周砲塔で、前方の射角が約8°と優れている。第4砲塔は約30°。対して後方への第1第2砲塔の射角はそれぞれ30°、40°を超えており悪い。
- 魚雷
性能的には特別長所もなければ欠点もない魚雷だが、魚雷管が1基×3門しかないうえに装填時間も62秒とCampbeltownに次いで長い。射出方式はイギリス巡洋艦と同じく斉射と単射なので、ここぞというときに単射モードで集中発射して3本全命中を狙うのもひとつ。その場合も、艦体には艦首・中央・艦尾など部位ごとにHPが設定されており、艦首艦尾に集中して当たってもその部位のHPが0になったらそれ以上ダメージを与えられないことから、艦中央部を狙っていきたい*2。隠蔽を最大まで上げれば隠蔽雷撃が可能である。
- 対空
このTier帯駆逐艦に特筆するほどの対空力は基本ないが、装備する機銃は多め。あくまで機銃なので射程も短い。駆逐艦の中ではかなりの対空を持つので基本射撃との相性で恐ろしいダメージをたたき出すことがある。ただし敵が機銃の範囲内にいればだが…。
- 機動力
34.0ノットはこのTierでは一般的。旋回半径は大きい方のグループだが、転舵時間は短い方。座礁に注意。
- 生存性
継戦能力は大きい方。9,000を超えるのは本艦のほかはG-101とDerzkiのみ。抗堪専門家を付加すると10550まで上昇し、体力が約1割向上する。
- 隠蔽性
被発見距離は最良でも4.5kmで本艦より優れる艦のほうが多い。
- 消耗品
発煙装置はイギリス駆逐艦と同じ。エンジンブーストもついてる。
- 総評
優れた砲装備と貧弱な魚雷管を積んだ、完全に砲撃側に振られた駆逐艦である。
史実
ドイツ帝国海軍駆逐艦の砲熕火力に従来の駆逐艦では対抗できないのでは? と考えたイギリス海軍が建造したV級駆逐艦のトップバッターが本艦である。
V級駆逐艦は時期によって幾度かの設計変更が成されており、アドミラルティV級、アドミラルティW級、アドミラルティ改W級、ソーニクロフトV/W級、ソーニクロフト改W級に小分けされている。これらは武装などに若干の違いがあり、全長などの諸元も違うのだが、基本設計は同じであり艦影も殆ど同一なため全部ひっくるめてV/W級駆逐艦と呼ばれることが多い。
英海軍の第一次大戦型艦隊駆逐艦としての集大成であり、その設計は次世代型駆逐艦のプロトタイプ「アマゾン」や「アンバスケイド」の土台にもなっている。
ヴァンパイアは第一次大戦中の1917年9月22日に竣工。ドイツの無制限潜水艦作戦から船団を守る護衛艦として主に地中海で活動する。大戦後の1933年、次世代型のA級駆逐艦が増備されると同時に、旧型艦である本艦はオーストラリア海軍に譲渡されることとなった。1934年に予備役に編入、1936年7月14日に現役復帰したものの、なぜかその4日後に再度予備役に編入される。現役復帰とはいったい……。その後はスクラップとして売却するために海軍基地に留め置かれたものの、1938年、世界情勢悪化に伴い2度目の再就役を果たす。最早吸血鬼というよりゾンビである。
第二次大戦開戦後は、フリーマントル海軍基地を母港にインド洋で哨戒任務に従事した後、他のオーストラリア海軍駆逐艦と共に地中海へ派遣される。途中インド洋で通商破壊作戦を行っていたアドミラル・グラーフ・シュペーを捜索したりしながら1939年11月に地中海に到着。マルタ島への船団護衛任務などを主にこなすこととなる。1941年4月にはギリシャ撤退作戦にも参加。
そして同年10月。大日本帝国軍に対する抑止力として戦艦プリンス・オブ・ウェールズ、レパルスと共にイギリス東洋艦隊に編入しシンガポールに派遣されることとなるが、12月10日のマレー沖海戦にて両戦艦が日本軍航空隊の猛攻を受ける。第一次大戦中に建造されたヴァンパイアにはロクな対空火力はなく、日本軍航空隊を阻止することはできず両戦艦は撃沈された。ヴァンパイアは両戦艦乗員225名を救助。
その後1942年4月9日、セイロン島で空襲を受けた軽空母ハーミーズ*3及び油槽船が退避することになり、ヴァンパイアはそれらの護衛として随伴することになる。だが日本軍艦爆隊85機の攻撃を受け、ハーミーズや油槽船らと共に撃沈された。本艦の戦死者数は9名。
小ネタ
2代目のデアリング級ヴァンパイアはシドニーに現存している。
公式動画Inside the Ships: HMAS Vampire




