【ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン】

Last-modified: 2024-03-17 (日) 10:01:36

・DQ本編シリーズ

DQ1DQ2DQ3DQ4DQ5DQ6DQ7DQ8DQ9DQ10DQ11

DQ1・2DQ1・2・3BSDQ1DQ10オフライン

DQ10関連一覧
キャラクター&声優 - 地名 - 職業 - スキル - 呪文 - 特技 - 必殺技 - 装備品(武器//アタマ/からだ上/からだ下/アクセサリー - 着せ替え) - 道具だいじなもの/レシピブック/さかな) - モンスター - クエスト - 称号? - 音楽 - 台詞? - 裏技?

作品データ

『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン』
発売日2022/9/15
対応環境PlayStation 5
PlayStation 4
Nintendo Switch
Windows (Steam)
販売形態パッケージ(Steam除く)
ダウンロード
(PlayStation Store、
ニンテンドーeショップ、
Steam)
価格(税10%込)通常版:8,580円
超大型DLC:4,400円
デラックス版:12,980円
超デラックス版:15,730円
CERO区分A(全年齢対象)

公式サイト

概要

【ドラゴンクエストシリーズ】第10作として2012年8月2日よりMMORPGとしてサービスを開始した【ドラゴンクエストX オンライン】(以降「オン版」)の物語を、インターネットに常時接続せずにオフラインでプレイできるようにアレンジした作品。
対応環境はPlayStation 5、PlayStation 4、Nintendo Switch、Steam。開発はバンダイナムコグループの【B.B.スタジオ】
2021年(令和3年)5月27日のシリーズ35周年番組で発表され、2022年(令和4年)9月15日に発売。なおPS5用ソフトは本作がDQシリーズ初となった。
かつてDQ10オンラインで導入部および別ストーリーとして用意されていたオフラインモードとは意味が異なるので注意。
 
ゲーム本体はオン版のVer.1に相当する部分であるが、後のバージョンの要素も一部含まれている。2023年5月26日に超大型拡張ダウンロードコンテンツとしてVer.2(2013年よりサービス提供)に相当する『ドラゴンクエストX 眠れる勇者と導きの盟友 オフライン』が配信(後述)。
ストーリーはオン版に準拠しつつもオリジナル展開も盛り込まれ、進行手順が一部異なっているほか、オン版でNPCとなっている各種族の主要キャラが本作では仲間キャラとして活躍する。
 
本wikiでは超大型拡張DLC発売前後のソフトウェアのバージョンおよびオン版のパッケージに合わせ、『目覚めし五つの種族』を「Ver.1」、超大型拡張DLCを「Ver.2」と呼称する。

開発

開発指揮は【白石琢磨】プロデューサー。
DQ10オンラインには既にVer.2の途中までの広範囲を遊べる無料体験版が出ていたものの、どうしてもオンラインゲームに抵抗を持つユーザー層にもDQ10のストーリーを体験してもらいたいという狙いから、制作が始められた。
ただし、オン版の経験者にも違和感の無いようにする方針となり、オン版の膨大なボリュームをどう整理するかが最も苦労した点だという。
 
オフライン化にあたり絶対に入れたい要素として、まずは仲間キャラを最初に導入。オン版ではVer.2からの追加要素であった【カジノ】も絶対必要と考え、オフ版では発売時から導入した。
逆に季節イベントや、複雑な職人システムなどは削除し、バトルについてもリアルタイム制をやめている。代わりとして多くのユーザーに馴染みやすいように、ナンバリング最新作であるDQ11を参考にしたシステムを採用している(「参考」としているのは開発チームが異なるため)。
成長システムについてもオン版の達人のオーブをDQ11の【スキルパネル】に上手く落とし込んだものになっている。
ただし、原作の世界観を大切にしようという考えから職人ギルドそのものは残している。
その他寄り道要素については、オフラインゲーム向けの要素として必要なものをピックアップする形となった。
 
シナリオについてはシナリオチーフの【成田篤史】に協力を頂き、オン版の初代プロデューサー【藤澤仁】の会社である「ストーリーノート」も携わった。
 
(出典:2022年12月6日YouTubeで公開「スクエニの創りかた ドラゴンクエストX オフライン版が必要な理由と挑戦」)

プロモーション・販売形態

  • 2021年5月27日:『「ドラゴンクエスト」35周年記念番組』にて発表。
  • 10月4日:東京ゲームショウ2021での公式番組「『ドラゴンクエストX オフライン』情報だらけでSHOW!」にて、対応機種と発売日(2022年2月26日)が発表。加えて超大型拡張DLC『眠れる勇者と導きの盟友』が2022年春の配信と発表される。
  • 10月16日:ソニー・インタラクティブエンタテインメントの番組「PLAY! PLAY! PLAY!」にて本作の実機プレイを公開。
  • 12月27日:ゲーム本体を2022年夏、超大型拡張DLCを2022年秋へそれぞれ発売延期。
  • 2022年6月21日:「超ドラゴンクエストXTV」にて、発売日を同年9月15日に最終決定。超大型拡張DLCは2023年春に発売延期。
  • 9月11日:公式番組「『ドラゴンクエストX オフライン』情報だらけでSHOW!発売直前スペシャル」を放送。
  • 9月15日:発売。
  • 2023年4月19日:超大型拡張DLCの発売日を2023年5月26日と発表。
  • 5月26日:超大型拡張DLC発売。

 
販売形態はゲーム本体のみの「通常版」(超大型拡張DLCは別途購入)と、超大型拡張DLCのダウンロードコードを含めた「デラックス版」が用意され、双方のパッケージ版とダウンロード版が販売された。
また限定版として、デラックス版にDQ35周年記念グッズなどが付属した「超デラックス版」も販売された。こちらはパッケージ版のみでの販売。
なおSteamではダウンロード販売のみとなるため、超デラックス版は無い。
 
なお製品版発売から1カ月を越えた2022年10月28日からは、【出身村のおはなし】まで遊べる【体験版】が配信された。

作品の特徴

もともとMMORPGを原作としているため、オフラインRPG化されたとはいいつつも、システムの一部はMMOの名残を残す仕様となっている。
 
各地のマップは基本的にオン版のものをそのまま使用し、オフ向けに縮尺と視点を変更したものとなっている。
オン版で採用されていた郵便や職人ギルドなどはオフ版においては廃止、あるいはオフ向けのカスタマイズとして後述のシステムに置き換えられたりしているが、施設そのものは残されている。
 
武器屋や防具屋は、ストーリー前半のうちは進度によって威力の高い品揃えが追加されていくが、後半に入るあたりで頭打ちとなる。
またVer.1の範囲内で宝箱などから拾得できるアイテムはほとんどが消耗品か素材であり、装備品が拾えるケースは稀である。このため、後半の装備品の入手は鍛冶での作成がほぼ必須となる。
 
モンスターは他のナンバリングタイトルと比較すると一戦ごとの登場数が少なめな反面HPが高めであり、後半に行く地域では4桁のHPを持つ敵も当たり前のように登場する。
また、大半のモンスターはダメージを与えると【怒り状態】になる。中途半端に全体攻撃を使うと強力な攻撃が一人に集中することになるため、1ターンで倒せない相手に安易に全体攻撃を使いまくるのは危険といえる。

演出面

等身大の3D世界が表現されているオン版に対し、本作では「DDロトスコープ」(本作スタッフによる命名。DDはドット・デフォルメを表す)という独自の技法を用い、3等身ほどにデフォルメしたキャラを描いている。
ただしイベントムービー内で主人公が映らない場面では、一時的にオン版のリアル等身ムービーが使われている。
一部を除いてリアルタイム処理だったオン版と違ってこちらはプリレンダムービーらしく、同作のデータ量増大の原因にもなっている(解像度の高いSteam版やPS5版などはSwitch版よりかなり肥大化している)。
移動画面の視点もオン版の後方視点から、DQ9に近い俯瞰型の視点に変更された。このため俯瞰視点だと見難くなるような場所(ヴェリナード城下町のアクセサリー屋前など)はマップ構造が一部変更されている。
移動中はパーティメンバーが列を組んで移動する。主人公は隊列内の位置に関係なく先頭に表示され、ゲストキャラは最後尾についてくる。壁などの死角にキャラが隠れる場合はシルエットで表示されるようになっている。
バトルはフルアニメーションだが、基本的には3DS版DQ7・DQ11と同じく自軍の後ろから見下ろした視点となる。
 
オン版の該当範囲には導入されていなかった【キャラクターボイス】がオフ版で初めて導入されており、イベントムービー内(クエスト除く)やバトル時に発声する。声優陣については、いたスト30thやライバルズといった音声付き作品に登場しているキャラクターは配役を引き継いでいる。
楽曲は未収録曲を除いて【東京都交響楽団】によるオーケストラ版を使用。DQ9以前の楽曲も多く使われている。宿屋やレベルアップなどの各種MEについても、DQ1のサントラに収録された同楽団演奏のものが使われている(【勝利】は除く)。
使用される場面や状況は基本的にオン版と同じ。超大型拡張DLC未配信時点からオン版のVer.2の要素であるカジノをはじめ、オン版Ver.2までの採用楽曲はそのまま使用されている。
ただしオン版Ver.3以降から輸入された【踊り子】【遊び人】に関連するクエストでは、Ver.3以降の採用曲(【パストラール】【酒場のポルカ】)がそれぞれVer.2以前の楽曲に差し替えられている。
楽曲の一覧はこちらを参照。
 
使用されている日本語フォントは「イワタ中太丸ゴシック体」。オン版と同じフォントであるが、縦横比がやや縦長のオン版に対してオフ版では正方形に近くなっており、設定によってルビを表示させることもできる。
なおエンディングのスタッフロールはDS版DQ6以来の全面英語表記に回帰した。

パーティ・キャラクター

【プレイヤーキャラクター】は主人公に加え、オン版の各大陸の代表的なNPCが本作の仲間キャラとして登場。バトルメンバーは4人までで、5人以上になるとPS4版DQ11と同じ仕様のスタンバイシステムが利用できる。
【レベル】【スキルパネル】による成長システムが導入されており、レベルアップした際にはスキルポイントが得られる。初期の【最大レベル】は70。
スキルパネルはDQ11の仕様に加えて、新要素として周囲のマスのスキル能力を上げる【スキルアップパネル】が導入された。また【スキルリセット】はどこでも有料で実行できる。ただし「まとめてふりわけ」の機能は無い。
 
装備は「みぎて/ひだりて/アタマ/からだ上/からだ下/アクセ1/アクセ2」の7部位。片手武器の場合はみぎてに武器、ひだりてに盾(職業やキャラによっては武器も)を装備できるが、両手武器の場合は盾を装備できない。
 
なお他のナンバリングタイトルに登場するような種や木の実は、本作ではレアアイテムとなっている。

主人公

【主人公】については【キャラクターメイキング】によって、冒険開始時に【名前】(仮名6文字以内)とスタイル(【性別】相当)、【人間】としての外見を決め、同時に兄弟姉妹の名前と続柄、容姿も決定する。
物語冒頭の【エテーネの村のおはなし】では独自の成長テーブルで、スキルパネルは無くレベルアップによって呪文を覚えていくのみ。このシナリオでの各種ステータスや呪文・アイテムは本編には引き継がれない。
 
●種族
「エテーネの村のおはなし」を終えると、【オーガ】【プクリポ】【エルフ】【ウェディ】【ドワーフ】の5つの【種族】からどれに転生するかを選択し、その種族におけるキャラクターメイキングを行い、【職業】を最初から選べる6つの中から選択する。ここで選んだ種族は後から変更はできない。
人間の身体を取り戻すシナリオの後は、教会の【種族をかえる】で人間と選んだ種族との切り替えができるようになる。
 
●職業・スキルパネル
2つ目の町(いわゆる【小国】)以降の町やキャンプにある【ダーマの神殿出張所】で主人公の【転職】が可能。
最初から選べる職業以外への転職には条件を満たしたうえで転職クエストをクリアする必要がある。
主人公はオン版やDQ9と同じく職業ごとにレベルが設定されており、レベルアップで呪文・特技・必殺技・能力値アップ(パッシブ)を得る。このうち呪文と(専)の付いた能力はその職業でのみ有効で、転職先の職業では使用できない。
主人公のスキルパネルはボードがカテゴリー別に分かれており、各職業ごとに4~6カテゴリーが利用可能。なおオフ版の主人公には固有スキルは無く、相当する能力はレベルアップで得られる。
オフ版ではDQ9のように所持スキルポイントを他職業へ持ち越すことが可能で、各スキルパネルの内容はそれを使用できる職業全てで共通である。
 
●外見
主人公はすべての装備が外見に反映される。
ただし【マイコーデ】を使用すると現在の装備品に関係なく、マイコーデに対応した装備品で外見を固定することができる(能力は変化しない)。
【美容院】では主人公の外見を変更することが可能。また、染色屋で装備の色の変更ができる。

仲間キャラクター

仲間キャラはVer.1の前半戦で【フウラ】(エルフ)、【ヒューザ】(ウェディ)、【ダストン】(ドワーフ)、後半戦で【マイユ】(オーガ)と【ラグアス】(プクリポ)が加入する。
 
主人公とは違い、種族や覚える技・所持スキルは固定であり、転職はできない。レベルアップで呪文と必殺技を、スキルパネルで特技・パッシブ・必殺技を取得する。
仲間キャラのスキルパネルはDQ11と同じく、キャラごとに一枚の大きなボードになっている。カテゴリーは一人に付き武具系スキル3~4つと固有スキル1つ。
 
外見は武器と盾のみが反映され、頭部や胴体部は固定の外見だが、【見た目装備】(通常の防具・アクセサリーとは別で【だいじなもの】扱い)を手に入れると外見を変更できる。
武器・盾・見た目装備はカラーリングにも対応している。

ゲストキャラクター

ストーリーの途中で一時的にパーティに同行するゲストキャラクター、いわゆる【NPC戦闘員】も登場する。
今作ではプレイヤーキャラクターとは別枠としてバトルに参加する。レベル・HP・MPなどのステータスを持つが、命令はできない。バトル後にHP・MP・状態異常は全回復する。

主なシステム

セーブデータ

セーブデータとしての【冒険の書】はDQ11Sと同じく9つまで作成できる。
セーブはDQ4以降の他のナンバリングタイトル同様に【教会】【おいのりをする】を選択して行う。この他にマップを切り替えると【オートセーブ】が専用のセーブデータ枠に行われるが、設定でオフにすることもできる。
 
開始時には【しばりプレイ】の設定ができる。項目はDQ11シリーズで登場した【防具を装備できない】【楽な戦いは経験値なし】【主人公がやられたら全滅】【すべての敵が強くなる】【逃げられない】に加え、新登場の【消費MPがすべて2倍】【必殺技はテンション100消費】【使う道具の持てる数を制限】を加えた8つ。
なお【エテーネの村のおはなし】は一度クリア済の場合、以降新たに冒険をスタートする時にはスキップできる。

移動

通常の移動は左スティックで行い、右スティックでカメラ操作。カメラは水平方向のみ回転できる。R1/Rボタンを押しながら動くと【ダッシュ】、L1/Lボタンで【オートラン】となる。キャンセルボタンで【ジャンプ】ができるが、障害物を飛び越えたりはできない。
【ドルボード】を手に入れるとフィールドやダンジョンに限りL2/ZLボタンでこれの乗り降りができ、使用中は高速移動となる。オフ版では燃料補給の必要はなく、無制限に走行可能。
ドルボード搭乗時もダッシュが反映されるため更なる高速移動が可能だが、速すぎて操作ミスをしやすくなるので使い分けが必要となる。
 
【アクションアイコン】の出る場所で決定ボタンを押すと、キャラと話したりモノを調べたりできる。今作の壷と樽は持ち上げずにそのまま調べ、一度調べた壷・樽・タンスに対してはそれ以降調べられないようになる。
 
移動中のメニューは△/Xボタンによる通常メニュー、R2/ZRボタンによるべんりメニュー、地図画面で決定ボタンを押すと表示される地図メニューがある。
通常メニューは「どうぐ/じゅもん/そうび/なかま/つよさ/せんれき/まんたん/さくせん」。メニューを開いて□/Yボタンを押すと【ほぼまんたん】を実行する。
なかまコマンドで相手を選ぶことで仲間キャラクターやゲストとの【仲間会話】が可能。ただし何も話題の無い場面では利用できない。
【しぐさ】はべんりメニューにあり、リストから選択することでしぐさを行う。主にクエスト攻略時に必要となる。
また、直近の行動に関するメッセージの【ログ】を表示する機能もある。
 
画面左下には【地図】を表示。□/Yボタンでこれを大きく表示し、拡大図への切り替えもできる。地図ではストーリーやクエストでの次の目的地が強調表示され、小さい表示の時はモンスターのいる位置も表示される。
また地図メニューで現在のマップの施設やNPCを一覧表示して場所を調べたり、訪れたことのある地域のマップを見る機能がある。
 
今作では【ルーラ】の呪文の代わりに【ルーラストーン】というアイテムで拠点への瞬間移動を行う。ただし天井のある場所からは飛び立てない。
オフ版での効果は他の作品でのルーラとほぼ同じで、ストーンが一つあれば行き先をいくつでも登録でき、リストから選んだ地点に自由に移動できる。よく使う行き先はお気に入りリストに登録することもできる。
町やキャンプ地は到着した時点でルーラ登録され、それ以外の場所は【いざないの石碑】を調べることで登録される。

施設

プレイヤーが町や拠点で利用できる主な施設は以下がある。◇印はクエストクリアにより解禁される。

この他に【郵便局】【モンスター酒場】と住宅村の入口があるが、オフ版では機能していない。

アイテム

アイテム枠は「つかうもの」【だいじなもの】「そうびぶくろ」【おまとめぶくろ】「さかなぶくろ」に分かれている。

  • 「つかうもの」:消費アイテムと素材が入る。他のナンバリングタイトルとは異なりパーティ全体で共有で、一つのアイテムは1枠内に99個まで持てる。回復アイテムは複数個まとめて【つかう】ことが可能。
  • 「だいじなもの」:メインシナリオやクエストで使用するアイテム。
  • 「そうびぶくろ」:装備品すべてが入る。こちらでは同じ装備品であっても1つで1枠を使用する。装備中の武器以外はバトル中に使用することはできない。
  • 「おまとめぶくろ」:【ふくびきけん】【うちなおしの宝珠】【迷宮コイン】などが格納される。
  • 「さかなぶくろ」:釣ったさかな(後述)が格納される。

「つかうもの」と装備品は枠数に制限が設けられており、オフ版では【預かり所】も無いので持ちきれない場合はそれ以上アイテムを入手できない。上限を増やすにはクエストをクリアする必要がある。
 
アイテムの入手方法はさまざま。マップ上では一度限り中身を取れる【宝箱】【壷】【樽】【タンス】、何度でも取れる【キラキラ】から拾得できる。他にも【本棚】からは【レシピ帳】を取れることもある。
宝箱には通常の赤宝箱、【とうぞくのカギ】を必要とする黒宝箱、ランダムで出現することのある【青宝箱】がある。
「せんれき」の【入手済みたからものリスト】では、マップごとに未拾得の宝物がいくつ残っているかを見ることができる。
 
【ふしぎな鍛冶】
オン版の職人システムに代わり、オフ版ではDQ11シリーズと同様にふしぎな鍛冶が導入され、これによって武器・防具の作成やうちなおしによる強化を行う。町などモンスターがいない場所に限り、どこでも利用できる。
対象は武器・防具類のみでアクセサリーは対象外。足りない素材は非売品でなければその場で買い足せるなどDQ11S(3Dモード)とほぼ同仕様だが、一度大成功させたアイテムはミニゲームを介さない「いっぱつしあげ」ができるようになる。
今作のレシピにはレベルがあり、鍛冶レベル(主人公の職業のうち最大のレベル)が足りないと作成・うちなおしができない。
 
【れんきんがま】
非装備品を作り出すれんきんがまも登場した。一定時間ステータスを上げる【料理】や、【迷宮コイン】もこれで作成する。町などモンスターがいない場所に限り、どこでも使用できる。
今作ではふしぎな鍛冶と同じくレシピ帳に従って作成し、複数個まとめての作成も可能。DQ8やDQ9のように自分でアイテムを選んで試したり、鍛冶のように足りない素材をその場で買い足したりはできない。
 
●アクセサリー合成
【ヴェリナード城下町】にある【合成屋】では、同じアクセサリーを複数合成させ、リストアップされたステータスアップ効果の中から選んで付与させることができる。

バトル(戦闘)

【シンボルエンカウント】方式でバトルに突入する。DQ11のようなフィールド攻撃は導入されていない。
本作ではPS4版DQ11と同じ方式のターン制・直前入力式コマンドバトルである。バトル中のキャラの移動はできない。なおスキルやアクセサリーの効果により一定確率で再行動(連続行動)できることがあり、その場合は一回ごとに入力を行う。
開始時のコマンドは「たたかう/さくせんがえ/いれかえ/せってい/にげる」、個別コマンドは「こうげき/とくぎ/じゅもん/どうぐ/ぼうぎょ/そうび」。
主人公・仲間ともAIバトルの対象であり、作戦はDQ9・DQ11と同じ。新機能として今のターンだけオートにする【ここだけおまかせ】も追加された。
自軍キャラの行動直前に割り込んでさくせんウィンドウを表示させることもできる。この時は開始時のコマンドに加えて【あきらめる】コマンドがあり、これを選ぶと降参(【全滅】扱い)となる。
 
バトル速度はDQ11Sと同じく「普通/はやい/超はやい」から選択できる。
また、呪文・特技ウィンドウ内の配置は移動中の【さくせん】コマンドで自由にエディットできる。
どうぐコマンドでは道具と装備中の武器のみ使用できる。
 
敵モンスターには他のナンバリングタイトルと同じく【グループ】の概念があり、単体対象・グループ対象・全体対象の攻撃方法が存在する。
 
●テンションと必殺技
オン版や過去作とは仕様の異なる【テンション】システムが導入された(エテーネの村のおなはしでは対象外)。
【ためる】などの特技効果のほか、バトル回数の蓄積、モンスターにとどめを刺す、ダメージを受けるという条件によって5ずつ増加していく。反面【いてつくはどう】などよって0に戻されることもある。
今作ではこのテンションをゲージ1目盛り単位(25の倍数)で消費して発動させる【必殺技】がある。発動可能になると必殺技を選ぶ【ひっさつ】コマンドが現れ、発動した際には固有のムービーが再生される(スキップ可能)。
テンションゲージが満タン(100)になると【スーパーハイテンション】となり、その間のみ各種行動の威力がアップする(SHT以外では威力への影響は無い)ほか、消費T100以外の必殺技は無消費で撃ち放題となる。一定手数を過ぎるとテンションゲージは0に戻る。

クエスト

Ver.1範囲での【クエスト】は大きく分けて、施設・サービス解禁、職業関連(転職クエストと職業クエスト)、各地のおはなし(メインストーリー)のその後を描いた一連のサブストーリーなどがある。
今作は初期職以外への転職のほか、一部の施設や寄り道要素、道具欄の拡張などにもクエストのクリアが必要である。
受注できるのは一度に16クエストまでで、途中でのキャンセルも可能。ただし一度クリアしたクエストのリプレイはできない。

寄り道要素

【ふくびき】
【旅のコンシェルジュ】のサービスとして利用できる。
店で買い物をしたときなどに手に入る【ふくびき券】1枚につき1回引くことができる。券を10枚以上持っていれば、特殊演出のある「10連ふくびき」も可能。
 
【討伐依頼書】
登録されたキャラクターでパーティを組み、依頼書に書かれたモンスターの討伐に向かわせて報酬を得るシステム。
【酒場】にて他のプレイヤーの【フレンドのじゅもん】というパスワードを入力することでそのキャラを登録できる。
そして町の入口付近にいる兵士に話しかけて登録キャラでパーティを組めば、依頼書のレベルとパーティの強さに応じたリアル時間の経過後、報酬を貰うことができる。
自分のキャラクターのフレンドのじゅもんは酒場で発行してもらい、スクリーンショットを撮れば現実のSNSやメールなどの方法でシェアすることができる。
 
【カジノ】
【娯楽島ラッカラン】にカジノがあり、初訪問時から利用できる。
他のナンバリング作品同様に専用の【カジノコイン】を稼ぎ、景品と交換する。ただしゴールドでのコイン購入は所持が1000枚未満の時に限られ、それ以上はカジノゲームで稼がなくてはならない。
遊べるゲームは【スロット】【ポーカー】【ルーレット】【ビンゴ】
 
【釣り】
【つりざお】【ルアー】を使い、世界各地の水辺で釣りを行うことができる。
ミニゲームに成功すれば【さかな】が手に入る。さかなは【港町レンドア】【おさかなコイン】と交換し、枚数に応じた景品と交換できる。
通常のバトルと同様、経験を重ねることで「釣りレベル」が上がっていき、手強いさかなも釣り上げやすくなっていく。
 
【ちいさなメダル】
各地で見つかるちいさなメダルを娯楽島ラッカランの【島主ゴーレック】に渡すと、褒美と交換できる。今作はFC版DQ4などと同じ交換制。
 
【魔法の迷宮】
れんきんがまや各種寄り道要素で手に入る【迷宮コイン】を港町レンドアにいる【ドロシー】に渡すと、対応する【ボス級モンスター】(コインボス)に挑戦することができる(オフ版では途中のダンジョンは無くボス戦のみ)。
勝利すると所要手数が表示されるとともに、アクセサリーやレア素材のドロップアイテムが得られる。

オンラインのじゅもん

エンディング後は、教会にて【ふっかつのじゅもん】を発行してもらうことができる。
このじゅもんをオン版にて入力すると、どのバージョンから始めるかを選べるとともに、オフ版に登場している職業が全てレベル70の状態でスタートできる。
なお対応するのは同一ハードに限られる(PS5版オフはPS4版オン、Steam版オフはWindows版オンとなる)。

設定

ここではVer.1の範囲内についてのみ記述する。

舞台

【アストルティア】と呼ばれる本作の世界では、中央に【人間】の住む【レンダーシア】の大陸があり、物語の始まる【エテーネの村】もこの地域にあるが、【魔瘴】に覆われており、当初は自力で行くことができない。
そのレンダーシアを囲むように各種族の暮らす【オーグリード大陸】【オーガ】)、【プクランド大陸】【プクリポ】)、【エルトナ大陸】【エルフ】)、【ウェナ諸島】【ウェディ】)、【ドワチャッカ大陸】【ドワーフ】)の5つの大陸があり、これらを総称して五大陸と呼ばれる。各大陸は【大地の箱舟】の走る【大陸間鉄道】で結ばれている。
この他に大地の箱舟で行ける場所に【娯楽島ラッカラン】【港町レンドア】がある。
 
各大陸にはそれぞれ各種族でのスタート地点となる【出身村】、前半戦で訪れる【小国】、後半戦で訪れる【大国】の3つの大きな集落、そしてそれらから外れた場所には小さめの集落である【キャンプ地】が3~4カ所ある。
各大陸の小国・大国には【駅】があり、【大陸間鉄道パス】があれば大地の箱舟(有料)で行き来できるが、大国の駅はその国のおはなしをクリアしないと利用できない。
なお他のナンバリングタイトルのように自在に海や上空を移動できる乗り物は、Ver.1範囲内では登場しない。
 
ストーリー中盤になると【過去のオーグリード大陸】(500年前)を訪れる場面があり、条件を満たすと人間に戻った主人公のみが大地の箱舟で行くことができる(【ルーラストーン】での行き来は不可)。過去の世界ではオーグリード大陸のみが行動範囲となる。
 
フィールドはマップが地域別に分かれているが、メインストーリーでは訪れる必要の無いマップも多い。またメインストーリーで通るマップでも、到達レベルでは到底敵わないような強いモンスターの生息するエリアが多くのマップに設定されており、【立て札】や柵による注意喚起がされている。
そのような場所は【クエスト】で訪れることが多い。
 
地名の一覧はこちらを参照。

ストーリー

【目覚めし五つの種族のおはなし】も参照。

プロローグ

【エテーネの村】兄弟姉妹と平和に暮らしていた【主人公】。だがある日【冥王ネルゲル】の魔の手により村は焼き尽くされ、主人公は死んでしまう。
その後主人公の魂は謎の声に導かれ、五つの種族の中から自らの意志で決めた種族として、ちょうどその日に不運の死を遂げた人物の身体に入り、その人物の志を受け継ぐこととなる。

シナリオ

出身村で手柄を立てた主人公はその村の長から【一人前の証】を貰い、各国を救った勲章【キーエンブレム】を集める第一歩として次の町を目指す。
次の町で問題を解決して最初のキーエンブレムと【大陸間鉄道パス】を得た後、続いて他の大陸の町も回り各地で仲間を増やしつつ、キーエンブレムを5つ回収する。
その後賢者【ホーロー】の導きに従い人間に戻った主人公は、【時渡りの術】で過去を改変し、途絶えていた【破邪舟】の技術をその末裔【フルッカ】に継承させ、ネルゲルの居城に乗り込もうとする。しかし彼女の力では力不足であり、姪の【フィーフィ】が修行を積む間に残り5つのエンブレムも集めることに。
各大陸の王国を回って10個すべてのキーエンブレムを回収した主人公は、フィーフィの力を借りて破邪舟でネルゲルの居城への侵入に成功。奥に控える冥王ネルゲルとの決戦に挑む。
 
序盤の初期村のストーリーは選んだ種族によって内容が異なり、その冒険の書で他の種族のストーリーを体験することはできない。
オフ版では最初のキーエンブレムも必ず自分の種族の大陸で得ることになるが、その後の4つの小国は順不同で攻略することができ、後半は残った5つの大国を順不同で攻略することができる。
なお【関所】に相当する場所がフィールド上には無いため、一つの大陸の中であれば最初から隅々まで行き来できるが、大国の城または玉座の間は破邪舟関連イベントをクリアしていないと入れないため、シナリオを進めることはできない。
各地域には【ボス級モンスター】がいるが、前半戦の小国ストーリーのボスは所持しているキーエンブレムの数と仲間キャラの人数によって強さが変化するようになっている。
 
また各キーエンブレムを入手した後は、その地域にまつわる一連の外伝クエストが受注可能になるほか、後半戦に入ると各大陸の出身村の外伝クエストも発生する。これらのボスは本編のものよりもかなり強くなっている。
 
ラスボスの【冥獣王ネルゲル】を倒して【エンディング】が流れた後もゲームは続行される。超大型拡張DLC未導入の段階では、新たに開放される要素はフルッカから貰えるアイテムのみ。港町レンドアに行くと【スギム局長】の会話ムービーが見られるが、その先の冒険は超大型拡張DLCを導入することで開放される。
 
オン版からの変更点としては、一部のNPCが本作では仲間キャラやゲストキャラに変更されたため、それに絡む部分のテキストが変更あるいは追加されている。
設定上、人間ではない仲間キャラを連れて行けない過去世界では、幼少時の【ヒメア】とオリジナルキャラの【ガルミィ】がゲストNPC戦闘員として同行し、【エルジュ】と彼女たちの交流が描写される。

参考

原作のDQ10オンラインにおけるストーリーは『DQ10大辞典を作ろうぜ!!Wiki』のこちらのページを参照。
オン版では小国・大国のおはなしは10カ所すべてを順不同で攻略でき、キーエンブレムを6個以上取ると過去の世界のイベントが発生。それを経てそのまま、フルッカの破邪舟で(フィーフィの力は借りずに)冥王の心臓に突入できる。
また、オン版にはVer.1期間内に公開されたクエストシリーズとして『神話篇』があるが、こちらは本作では扱われていない。その影響でオン版では廃墟と化してしまう【ガケっぷち村】は本作では恒久的に元の状態を保ったままとなる。

超大型拡張ダウンロードコンテンツ『ドラゴンクエストX 眠れる勇者と導きの盟友 オフライン』

2023年5月26日に配信されたダウンロードコンテンツで、原作DQ10オンラインのVersion 2に相当する内容。なおPS5・PS4版のデラックス版限定で、3日前から先行ダウンロードできた。
 
ストーリーの追加のほか、レベル上限やスキルパネルの拡張、さらにユーザーの希望に応える形で上級者向けのエンドコンテンツも実装された。
一方、新職業や仲間モンスター、それに関連するコンテンツは実装されていない。

特徴

難易度はVer.1に比べて全体的に高く設定されており、DLC発売までの間にVer.1のコンテンツをやり込んでいることを前提としているような難易度設定となっている。その証拠としてVer.2の最初のストーリーボスの能力すらVer.1のラスボスを大きく上回り、外伝クエストボス並の能力値となっている。
また状態異常を使いこなすボスなど、単純にレベルが高いだけでは倒せないボスも多い。相手に応じて最適な装備やキャラクターを選択し、テンションなども上手く駆使する必要がある。
 
イベントでは仲間キャラの発言頻度がVer.1より増えており、オフ版ならではの会話シーンが楽しめる。
その他、Ver.2では装備品やレア素材などを入手できる宝箱が大幅に増えている。

主な新要素

●クエストによるストーリー進行
Ver.2では【クエスト】のジャンルに「メインストーリー」が追加され、これらはクリアが必須となっている。
Ver.2ストーリーの最初はクエストから始まるほか、【真のレンダーシア】到着以降は基本的にクエストをこなすことによって物語が進行していく。
 
●仲間キャラ
Ver.1で加入した仲間5人についてはそのままパーティに残留する。
ストーリーを進めると新たな仲間キャラとして【勇者】【アンルシア】【プレイヤーキャラクター】として加入する(その代わり王家の迷宮は非採用)。
装備できる武器は片手剣固定であり、スキルカテゴリーの名称はすべて固有となっている。その分バトル開始時や攻撃時の追加効果、各種耐性関連のパッシブスキルを多く持つ。また、【勇者の光】など「破邪の秘技」と呼ばれる独特の必殺技をイベント習得する。
 
●レベル上限とスキルの拡張
クエスト【光導くがごとく】をクリアすることで、それまで70止まりだった各キャラ・職業の【最大レベル】が、他の多くのナンバリングタイトル同様の99まで上昇する。Lv71以降でスキルポイントが新たに得られるほか、主人公については新たに能力・特技を取得できるようになる。
また、真のダーマ神殿で受けることのできるクエストシリーズ【万物を教え導く者】の各話クリアすることで、1話ごとにスキルパネルが段階的に追加されていく。Lv99で拡張分含めたスキルパネルをコンプできる。
 
【バトルファンタズム】
Ver.2のメインストーリークリア後に【娯楽島ラッカラン】【コロシアム】で行われるバトルコンテンツ。
メインストーリーに加え、Ver.1範囲も含めた外伝クエストと職業クエストをすべてクリアしていることが挑戦条件となる。
ストーリー・クエスト・魔法の迷宮の様々なボスが強化されて再登場し、それらがパーティを組んで襲いかかってくる。
 
●その他

設定

舞台

主な舞台はアストルティアの中央に位置する【レンダーシア】。大陸には【グランゼドーラ王国】を中心として【メルサンディ村】【セレドの町】【アラハギーロ王国】という4つの国がある。この他五大陸同様に【キャンプ地】も点在する。
また内海には主人公の故郷である【エテーネの島】と、【マデ島】がある。
物語を進めると、当初上陸したのは大魔王によって創られた【偽りのレンダーシア】であることが判明し、【真のレンダーシア】との二重構造の世界を行き来することになる。【ルーラストーン】で行き来が可能なほか、【勇気の石塔】を調べて【ブレイブストーン】を使うことでもう一つの世界の同じ地点にワープでき、これを使わないと行けない場所もある。
終盤になると真のレンダーシア限定の飛行手段として【飛竜】が使えるようになる。
 
序盤では【三門の関所】があり、条件を満たさないとグランゼドーラ方面には進めないが、Ver.1同様に順不同でシナリオを攻略できる場面も多く、全体的に進行の自由度は高い。
ただしVer.1には無い点として、フィールドやダンジョンの要所にボス戦の発生する【試練の門】が設置されており、Ver.1のように最初から隅々までアイテム回収を行うといったことはできなくなっている。

シナリオ

【グランドタイタス号】に乗船し勇者のいるレンダーシアに上陸した主人公たち。謎の男【クロウズ】の助言に従い各地で【3匹の蝶】を見つけた後、記憶を失っていた【勇者姫アンルシア】が覚醒。そして今いる大陸が大魔王に創られた偽りの世界であることが明かされる。
ブレイブストーンによって真のレンダーシアを訪れた主人公たちは【賢者ルシェンダ】の言葉に従って各地を調査し、【大魔王マデサゴーラ】によって真の世界が偽りの世界に侵食されつつあるという事実を知ることとなる。
勇者の【盟友】となった主人公は成長したアンルシアや仲間たちとともに、天馬【ファルシオン】の力を借りて敵地に乗り込みマデサゴーラとの戦いに挑む。
詳細は【眠れる勇者と導きの盟友のおはなし】を参照。
 
オン版から大きく変更された点としては、グランゼドーラ王国の【ミルト】と勇者姫アンルシアとの関わりが掘り下げられ、彼の出番が大幅に増加している。
なおDQ10オンラインでのかつての「オフラインモードのつづき」を要約した【さまよえる錬金術師のおはなし】は現在のオン版と同じく本棚で閲覧可能。
一方、オン版での長編クエスト『夢現篇』は収録されていない。

Version 3以降について

Ver.2のエンディングはオン版そのままであるためストーリーの続きを示唆する描写となっているものの、現状ではDQ10オフラインは『眠れる勇者と導きの盟友』で完結となっており、オン版のVer.3『いにしえの竜の伝承』以降のオフライン版について公式な言及は無い。
Ver.2のエンディングを迎えるとスタートメニューから「スペシャルムービー」としてVer.3のPVを見られるようになるが、これはあくまでDQ10オンラインの映像であり、最後に表示されるロゴやURLもDQ10オンラインのもの。
Ver.3ではオフ版で仲間となったキャラが重要な位置づけとなっており、このPVは彼ら6人の動きを中心とした内容となっている。つまり、オフ版をクリアした人向けのオン版の宣伝と言える。超大型拡張DLC発売の1カ月後からはYouTubeの公式チャンネルでも公開されており、キャッチコピーも追加されて「続きはDQ10オンラインで!」という誘導が明確になっている。

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書籍

以下はオフ版の資料集としても活用できる書籍。
ただしオフ版範囲外(Ver.3~)のメインストーリー関連要素や、未登場のキャラクターや未採用のクエスト内容なども掲載されている。

音楽

以下はオフ版の音楽集にもなるサウンドトラック。

権利表記

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