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第4章 主砲・艦上構造物をつくる
主砲の準備
惑星をNeterに設定してる時のLand Designer初期位置だゾ
ちなみに場所はEriwickの南方、キャンペーンではDWGの勢力範囲になってるゾ
艦に直接タレットを置いて構築しても良いのですが、艦の揺動があるので砲自体の能力を見るには向きません
こ↑こ↓から落としてどうぞ
さて、初期状態ではLocal Weapon Controllerが置いてありますが、設計する主砲はLWCを組み込んだ形にするので一旦撤去します
また、わかりやすい目印として、円の両端にゴムブロックを内部空間分積み上げておきます
投射量を重視した3連装や4連装とするのが定石ですが、今回は手軽で盆栽化しなくても良い連装砲塔にしましょう
砲の口径は、史実に沿うなら15.5㎝や20.3cmあたりが候補に挙がると思います
しかし、Advanced Cannonの仕様上、端数の出る口径では弾薬長に影響が出やすくなっています
Advanced Cannonは、装薬+弾頭の形でクリップに収まる形式となっています
つまり、Ammo Controllerで設定したモジュール列が丸ごとクリップにぶち込まれるわけです
そして、砲弾を構成するモジュールは基本的に口径の大きさと同じです。たとえば20㎝砲なら、モジュール1つ当たりの長さは20㎝になります
したがって、モジュール10個で構成される20㎝砲弾の長さは2,000mm・・・2mとなり、2mサイズのクリップにちょうど収まります
もし20.3㎝で設計したら、同じモジュール数の砲弾は2,030mm・・・2m3cmとなります。2mクリップより長くなるので、2mローダーには収まりません
うまく入れるには、モジュール数を減らすか、薄いモジュールを入れるか、ローダーとクリップの長さを1m上のものにしなければならなくなります
ローダー長くしたらほぼ1mが無駄遣いに・・・。痛いですね、これは痛い・・・
もちろん、伸ばした分を活かしてモジュール数を増やすことはできます。
しかし、同じ長さに収まるように口径を大きくした方が効率的な上、結局端数の影響からは逃れられません
ということで、史実の設定にこだわりがなければキリのいい口径を選ぶのが楽だと思います
20㎝砲なら10個のモジュールまで入りますが、モジュールあたりの性能は25㎝砲の方がより良くなります
10cmと12.5cmなら人の好みも出てくるでしょうが、中口径で50mmの差は軽視できません
どれだけの違いがあるというのか、私には理解に苦しむね(ペチペチ)
実際に主砲を組む
まずはGaugeパーツを使って砲の基礎を用意します。他のパーツを配置する都合上、砲ごとに最低1ブロックの間隔を設けた方が良いでしょう
砲の口径を増やすGauge increaseだけは必要数以上を必ず組み込んでください。1つもつけないとクッソ情けない細さの砲身しかできません
経路を折り曲げる箇所はLeft Right Splitterを使ってください。丁字の中央を砲の先へ行くようつなげないと機能しません。気をつけましょう
今回は高さ6に2mのローダーを詰めているので、基部の高さを合わせやすくなっています
横置きでも縦置きでもいけるサイズだと設計の自由度は高いですね
まず、一旦後方に伸ばしてGaugeパーツの長さを稼ぎます。その後上に折り返し、戻ってきたところでFiring Pieceを取り付けましょう
さらにMantlet、Barrelパーツを先端に付け加えていきます。ただし、Muzzle Brakeは砲の先端にしかつけられません
砲身の長さって、一体どのくらいにすればいいんですかね・・・?
砲口で砲弾の速度をスペック通り引き出すには、装薬の燃焼長より砲身を長く取る必要があります
Ammo Controllerの操作画面を見てみましょう。下部の項目の中のPropellant Burnが装薬を完全燃焼させるのに必要な長さです
これより長い砲身であれば砲口初速は表記通りの数値になります。Muzzle Brake分の低下を考慮しても、大した差は出ません
一方、長さの足りない砲身では装薬すべてを燃焼させられないため、表記より速度が低下してしまいます
とはいえ重量増加で動きが遅くなったり、被弾して破損するリスクが増すので、超長砲身にするのはあまりオススメできません
いくら高精度でも使い勝手の悪い砲は役に立ちませんから、あくまで常識の範囲に収めましょう
砲身の長さは造形にも制約を生むから、見た目重視で設計する時は十分注意するんだゾ
あとは砲のコンソールから口径と発射間隔を制限し、弾薬を作ってフィーダーに装填の設定をしましょう
実際に装填できること、連射しても息切れしないことを確認できればOKです
船体に主砲を載せる
さて、船内の空間は7ブロックと言いましたが、実際はより高さを必要とする構造になっています
当然高さが足りていませんから、おかしな位置に砲頭が来ています
というわけで、さっそく首を延長します。まずは砲頭部分をプレハブ機能でコピーしておきます
現在、2ブロック分の高さが不足しているので、難しいことは考えず単純にGaugeパーツを積み増しします
ついでにHydraulic Recoil Absorberも4mのものに取り換えておきましょう
といきたいところですが、使い回しが利くのでこの状態のままタレットをサブオブジェクト登録しましょう
今回の砲頭は高さ4ブロックで、砲身は下から2ブロック目にきますから、3ブロック積み増せばいい具合に重なってくれます
砲塔すべてを調整したところで、プレハブ登録した砲頭を呼び出して載せます
あとは元通りに数値を設定し直してあげれば主砲の搭載は完了です
艦上構造物をつくる
主砲の位置が確定したので、甲板に構造物を設置していきましょう
設計の大前提として、艦上構造物は設計者の思うがままに作るのが一番です
史実艦の再現となると忠実な造形が求められたりしますが、オリジナル艦なら好きなようにやりましょう
今回は私なりのやり方で作っていますので、参考程度に見てどうぞ
こうすると椅子を使ってもラムボットくんが天井と干渉せずに済むため、艦内の移動が安定して行えます
1層目の設計ができたら、上に再び4ブロック分を積んで2層目を作っていきます。上にいくほど細くなる造形は安定感があっていいですね
砲塔よりも高い位置に操舵室を据えるため、今回は3層を積み上げる形になりました。それに準じて煙突の高さも調整しています
煙突と艦橋の間にマストを立てます。左右に索敵設備を搭載するので、先にAIコネクターを配置しておきました
だいぶ船らしい外観に
艦橋が付くだけでだいぶ印象が変わるので、造形が苦手な方もここまでは踏ん張ってほしいと思っています
次回は主砲以外の装備を組み込んで、戦える船に仕上げていきます