大嶽丸

Lv1～Lv16★4

ホムラ

――王子！ 緊急事態だ！
大嶽丸が堂々と姿を現しやがった！

アンナ

……鬼の手によって、
三明剣の封印が破られたということですか？

スズネ

ぽぽん！　ついさっきあたし様の化け化け情報網にも、
鬼の軍勢が現れたと報告がありましたぽん！
　
見張り狸の報告では、間違いなく、
大嶽丸は三本の剣を携えていたそうですぽん。

ホムラ

言い伝えでは、三本目の封印は
決して破られないって聞いた覚えがあるんだが
いったいどうやって最後の剣を手に入れたんだ……？

スズネ

たぬぬぬ……。
二本の剣は妖怪の一族が代々守護し――
　
――三本目の剣は、それを手にするに相応しい、
正しき願いと強大な妖力を持つ者でなければ、
封印の場所すら分からないようになっていましたぽん。

ホムラ

……いつか大嶽丸のような鬼が現れた時に、
それを討つ偉大な妖怪が
剣を抜けるように、ってお話だったよな。
　
正しき願いと、強大な妖力……。
大嶽丸がそんなものを持っているとは思えないぜ。
きっと何か、よからぬ手を使ったんだろうさ。

スズネ

封印が解かれてしまった以上、
その原因を探るより、
まずは大嶽丸を倒すのが先決ですぽん。
　
でも、伝承どおりの力を持っているのなら、
三明剣の加護を受けた大嶽丸には、
傷ひとつ付けられないらしいですぽん……。

ホムラ

けっ、それなら剣を叩き折ってやればいいのさ。
大嶽丸が血眼になって剣を探してたってことは、
それが無いと無敵の神通力は得られないってことだろ？

スズネ

たしかにですぽんー！
たぬぬっ！　活路が見えてきましたぽん！

ホムラ

よし、そうと決まれば
大嶽丸をぶちのめしに行こうぜ王子！

大嶽丸

ククク……。
やはり三明剣は、全て揃ってこそ輝きを増すものだ……。
　
かつての力が蘇ってくる……。
これならば、畏れだ何だと言わず、
全ての種族を従えるのも不可能ではない。
　
さて、まずは何を砕いてやろうか……。
重水の、お前ならば何処を蹂躙せんと望むか。

重水の四天王

そうですね……。
我ら鬼が幾度も煮え湯を飲まされた、
王国の領土を平らげてやりたいものですねぇ……。

大嶽丸

平らげる、か……甘美な響きだ。
かつての力を取り戻した今ならば、
地平の果てまで無に帰すことも不可能ではない。
　
しかし……あの男のことだ。
きっと今に、この場所へ自ら殺されに来ることだろう。
ククッ……さぁ、王子よ、早くここへ来るがいい……。

王子

…………！！

ホムラ

誰が殺されに来るかよ。
大嶽丸、倒されるのはテメェの方だぜ！

ヒバリ

そのとおり。
いつの世も、鬼の行く先を制すのは人なのよ。

大嶽丸

……ククッ、これまではそうだっただろう。
酒呑童子も人に討たれたのだからな。
　
だが、これからは違う……。
これから先の世は、鬼が恐怖によって君臨するのだ。
　
さぁ、お前達の恐怖の色を、
我ら鬼に味わわせてもらおうか……。

ホムラ

王子、これまでと同じとは思わない方がいいぜ。
オレ達の全力で、あいつを叩き潰すんだ！

ホムラ

あん……？　何だあの箱は。
大嶽丸のやつ、三明剣を箱に隠しやがったぞ？

スズネ

ぽぽん！？
あれってあたし様たちが封印に使っていた、
「三明剣の長持」ですぽん！！

ホムラ

自分で剣を封印したってことか……？
いや、それにしちゃ大嶽丸の気配が弱まってないぞ？

大嶽丸

クク……卑怯な手は人から学ばせてもらったぞ……。
我が力を封じるなどと言う、
武人にあるまじき手段、利用させてもらおう。

スズネ

……わかったですぽん！
「三明剣の長持」から封印の力を剥ぎ取って、
防護の力だけを悪用してるみたいですぽん！
　
王子さま、「三明剣の長持」を破壊しない限り、
中に隠された剣を折ることはできないですぽんー！！

ヒバリ

しかし、封印の力を無理やり破壊した反動でしょう、
箱自体の妖力も徐々に弱まっているみたい。
じきに活路は開けるはずよ！

　　　　　三明剣　小通連
小通連を破壊しない限り、
大嶽丸にダメージを与えることは
できません。

　　　　　三明剣　大通連
小通連、大通連の両方の剣を
破壊しない限り、
大嶽丸にダメージを与えることは
できません。

　　　　　三明剣　顕明連
小通連、大通連、顕明連
全ての剣を破壊しない限り、
大嶽丸にダメージを与えることは
できません。
　　　　　　　　　　　　(1/2)

顕明連から攻撃を受けると、
攻撃後の待ち時間が増加します。
　
麻痺などの状態異常と同じく、
特定のユニットで軽減、
無効化が可能です。
　　　　　　　　　　　　(2/2)

大嶽丸

クククッ！　これだ！　これを待っていた！！
人の身で、鬼に抗う者を待っていた！！
　
愉快……実に愉快だ！！
この痛み、苦しみ、屈辱、これぞ真の闘争……ッ！！
　
さぁ王子よ、我が身が滅びるその瞬間まで、
永久に殺し合おうぞ……！！

重水の四天王

くっ……このまま続けたら、
本当に滅んでしまいますよ……！！

迅雷の四天王

グハハハハ！！　良いではないか！
鬼とはどこまでも争いに生きるものよ！

豪風の四天王

むぅ、しかしここで旅路が終わるのも、
少々食い足りぬものがあるなぁ。

重水の四天王

そうです、ようやく三明剣を手にしたというのに、
ここで鬼が人に負けてなるものですか。
　
――大嶽丸様、ここで滅ぶは得策ではありませんよ。
落ち延びれば次の戦いが、その次の戦いが、
我々を永遠に待ち続けているのですから！

大嶽丸

否！　否だ重水の！
こんなに愉快な戦いを止めるとは、
武人としての名折れではないか！

重水の四天王

くぅっ……あと一太刀で死ぬような状態で、
いったい何を面白がっているのですかねぇッ！？
　
王子よ、この戦いは預けましたよ！
この屈辱、必ず……っ！
必ずや、晴らさせてもらいますからねぇッ！！

ホムラ

……消え、た？
おいスズネ！　鬼はどこへ行ったんだ！？

スズネ

ぽぽん……おそらく妖術の類で、
どこか遠方へ転移したみたいですぽん……。

ヒバリ

ですが、大嶽丸はほぼ死に体。
三明剣を打ち破り、大嶽丸を瀕死に追いやった、
これでしばらくは、鬼が荒ぶることもありません。

スズネ

これからも化け化け情報網で、
鬼の情報はしっかり探りますぽん！
でも、まずは――

ホムラ

よし、王国に凱旋だな！
鬼の被害にあってた村にも、
この戦果を報告してやろうぜ！