莫邪の宝剣/会話

Last-modified: 2020-01-26 (日) 14:09:20

ネタバレ注意

1:宝剣を抱く者

1:開始時

エレイン

きゃっ……もう何なのよ、この砂ぼこりは。
ふつうに進軍するだけで疲れちゃうわ。
日差しも強いし。はぁ、倒れちゃいそう……。

ハシム

騎乗の身のくせに何をへばる事があるのだ?
まあ砂漠での行軍を俺と比べるのは酷か……。
経験が違うのだよ、経験がね。がっはっは!

アサル

私達は砂漠の戦士。威張る事ではありません。
ここら一帯の魔物の討伐したって、本来で
あれば私達で解決すべき事案なのですから。

砂漠兵士

おい、見ろよ!
あそこに誰か倒れてるぞ!?
……ん、おいおい、女じゃねえか!?

???

うぅ……はやく、ここから……。
逃げなく、ては……。

アンナ

しっかりしてください!
一体なにがあったと言うのですか?

兵士

前方に敵影を確認!
どうやら、こちらに向かってきているようです!

エレイン

タイミング悪ぅ……。
まあいいわ、憂さ晴らしに一暴れしてやるわよ!

アンナ

王子、急ぎ戦いのご準備を。
この暑さで兵の体力が消耗しています。
ご注意ください。

1:終了時

???

…………見つけたぞ、皇女スクハ。
スクハを匿ったやつらが何者かは知らんが、
そう遠くへは行けまい。
それに、こちらには 『干将剣』 があるのだ。
逃げることなどできんぞ、皇女スクハ……。
妖虎仙さまの為にも、必ずや貴様を……。

1:終了後

スクハ

危ないところを助けていただき、
本当にありがとうございました。
遅ればせながら、私はスクハと申します。
実は……祖国が妖虎仙という邪仙の襲撃にあい、
臣下の助けのもと、何とか落ち延びて、
あの砂漠に辿り着いた次第です。
仙人は長年の修行によって、
人智を超えた術を会得し、その力によって
時には人を助けてくれる存在なのですが……
中には邪悪な念に囚われ悪の手先になり果てる
「邪仙」 と呼ばれる者達がいるのです。
妖虎仙はその邪仙の一人なのです。
妖虎仙の狙いは、我が国に封じられし
二振りの宝剣 『干将剣』 と 『莫邪剣』 です。
二対の宝剣は、その刃を揃えることで大いなる
力を発揮すると言い伝えられ、妖虎仙がその
神秘を狙っているのは明白でした。
すでに干将剣は奪われてしまいましたが、
莫邪剣はこのように今なお、このスクハの
手にあります。
国から何とか持ち出せたのはいいのですが、
宝剣同士は互いに共鳴し、引き合う力を
持つと言われています。
莫邪剣を所持する限り、干将剣を持つ妖虎仙は
私の居場所を突き止め、追っ手を仕向けること
でしょう。だからこそ私は行かねばなりません。
王子様たちの恩義に報いることはできませんが、
ここから一刻も早く立ち去ることこそが、
今の私が出来る精一杯の恩返しです。
かようなこの身をお助け頂いたこと、
この命ある限り、決して忘れはしません。
名残惜しさが募る前に、これにて失礼いたします。

2:追撃の妖虎

2:開始時

アンナ

待ってくださいスクハさん!
ひとりで一体どこに行くというのですか!

スクハ

行くべき場所などありはしません。
ですが、歩みを止めるのはこの身が尽きる時。
莫邪を抱き、黄泉へと至るのならそれも本望。

エレイン

バカなこと言ってんじゃないわよ!
ひとりで全部背負い込んで何を考えてるの?
あなたの国の民や臣下が可哀想よ。

スクハ

かわい、そう? 私は、民を想って、
臣の想いを継いで、ここまできたのに……。
間違っているというのですか……?

アンナ

協力させてくださいスクハさん! このまま
一人で逃げても、いずれ宝剣の因果が妖虎仙
を引き寄せ、剣を奪われるのは明白です。

スクハ

しかし……私は姫……一国を担う者が、
他国の者にすがるなど、我が民をおとしめる
ことに繋がる……できません……。
……私は──。

兵士

後方より敵影を確認!
こちらに向かってきています!

アンナ

話はこの危機を乗り切ってからですね。
王子、兵のご采配をお願いします!

2:戦闘中

???

グルルル……。
見つけたぞ、皇女スクハ……。
貴様は我らから逃れることなど出来ぬぞ。

スクハ

あれは、妖虎仙の配下にある妖虎……。
やはり、追っ手を差し向けていたのですね。
こんなに早く見つかるなんて……。

アサル

ですが、敵の動きが不自然です……。
私達を警戒して距離を取っているのか、
あるいは……いずれにせよ注意してください。

妖虎

(先の戦でのやつらの戦いぶりを見る限り、
うかつにこちらから手を出すのは下策……)
(やつらの攻撃を待ち、
我らの間合いに入ったところを、必死の歯牙で
一気に喰い殺してくれるわ……)

2:終了時

アンナ

魔物のせん滅を確認。
王子、やりましたね。

スクハ

……す、すごい。
ここまでの武人が、
一国の王として現存するなんて……。

エレイン

ふふーん、どうよスクハちゃん?
王子ってとっても頼りになるでしょ?

アンナ

どうでしょう、スクハさん?
魔物が復活した今、残った者達は皆で
手を取り合うことが大事ではないでしょうか?

スクハ

──……けて。
たすけて……ください……。
もう……ひとりでは……逃げられない……。
私……私は……うぅ……っ。

アンナ

今まで自分を追いつめていたのでしょうね。
スクハさんの為にも、しばし休憩をとり
妖虎仙に対抗する戦略を練りましょう。

3:更なる追撃

3:開始時

アンナ

スクハさんが宝剣を所持している限り、
剣同士の因果によって互いを引き合い、
必ず出会う事になる、ということでしたよね?

スクハ

はい。ですので、我が祖国へと向かうことで
妖虎仙と出会うのは必定。
このまま歩みを進める事が一番の近道です。

エレイン

まるで磁石よね。
どうしてそんな不思議な力が宿っているの?

スクハ

詳しい事は私も存じ上げないのですが、
その昔、当時の我が国の大帝が、名工の夫婦に
命じて作らせたものだと聞いたことがあります。
しかし、大帝の望む宝剣を造るのは
とても難しく、その宝剣の完成と引き換えに、
夫婦ともにその命が尽きてしまったと……。

兵士

伝令!
斥候部隊が敵影を確認。
恐らく妖虎仙の追っ手かと思われます。

アンナ

妖虎仙は確実に私達に
近づいているようですね。
王子、お気を付けください!

3:終了時

アンナ

敵、すべて撃破しました。
お疲れ様です、王子。

エレイン

はひぃー。もうヘトヘトだよ……。
喉もからからだし!
砂漠なんて大っ嫌い。

アサル

……。
(エレインさん、
馬に乗っているのに……)

スクハ

もうすぐ、この砂漠地帯を抜ける事が出来ます。
それまで、もう少々のご辛抱をお願いいたします。

エレイン

えっ! 本当?!
良かったぁ~。

スクハ

はいっ。
もうすぐ山岳地帯が見えてくるはずです。

エレイン

さ、山岳地帯……。
まだまだ先は長そうね……。

4:進むべき道

4:開始時

アンナ

崚厳な山々が続きますね。
皆さん足を踏み外さないように
お気を付けください。

エレイン

足場は悪いし、勾配はきついし……はぁ。
スクハちゃーん、私もう疲れちゃったよぉ。
おんぶしてー。

スクハ

ちょ、ちょっとエレインさん!
ここは高地ですよ?
あ、危ないですって……ひゃぁっ!

ハシム

ん?
もしかしてお嬢ちゃん、
高いところが苦手なのか?

スクハ

そ、そのようなことは……
すみません、実は少しだけ、
本当に少しだけ怖いのです……。

アサル

謝ることはありません。
かくいう私も、砂漠と勝手の違うこの地に、
やや不安を感じていますから……。

兵士

魔物の姿を視認しました!
周囲の経路は狭く、
戦闘は避けられそうにありません!

アンナ

王子、何とかこの死地を乗り越えましょう!
戦いのご準備を。

4:終了時

アンナ

慣れない山岳地帯での戦闘でしたが、
なんとか無事に乗り切れましたね。
お疲れ様です、王子。

エレイン

ふぅ。
ようやく中腹くらいかしら。
もうちょっとだね。頑張ろう!

スクハ

これからの戦いはより苛烈さを増すでしょう。
皆さんに傷ついてほしくないというのが本音
ですが、助けて欲しいのもまた事実……。
迷惑をかけ、無礼を重ねているのは百も承知。
ですが、あなたたちを頼る
と、私は決めたのです。
どうか、王子のその武勇を、
私達の国の為に、お貸しいただきたい。

アンナ

もちろんです!
力を合わせ、必ずや妖虎仙を討ち払い、
干将剣を取り返しましょう!

5:妖虎乱舞

5:開始時

バシラ

あんなところに虎が……!?
きっと何処からか迷い込んだんだわ。
あんなに沢山だなんて、どうしよう……。

ルナール

そんなに慌ててどうしたの、バシラ?
……あーなるほど、迷い虎かぁ。
大丈夫、虎狩りなら私に任せてちょうだい!
ここにこうしてエサをまいてっと……。
うん! これで準備はオーケーだよ!
うまく時間を稼いで、虎を各個撃破するんだ。

ベラ

おおっ!?
なんだか面白そうなことしてるなっ?
魔物倒すのか? いいぞっ、力貸してやるっ!

バシラ

皆さん、ありがとうございます!
これなら勝てる気がします。
ですが気を抜かぬように。さあ、行きますよ!

5:終了時

バシラ

ここら一帯の虎を全て討伐できたようですね。
ご助力、本当にありがとうございました!

ルナール

どうってことないよ、こんなの。
それに、ベラなんかは自分から協力して、
むしろ遊びに来たような感じですらあるもんね。

ベラ

うーん、狩った狩ったぁ♪
さーて、こいつらどうしようかなー。

バシラ

どうしようって、
どうするつもりなのですか……?

ベラ

そうだなー。
ルナールみたいな、かっこいい感じの
かぶり物にするのもいいな!

バシラ

え……そ、そうですか。
それは……いいかも、しれないですね。
あはは……。

ベラ

そうか、ならバシラの分も作ってやるぞ!
お揃いはいいぞ。仲間だ! そしたら、
もっともっといっぱい狩りをするぞっ!

ルナール

よかったね、バシラ。
出来たらちゃんとあたしにも
見せてよね? それじゃあねぇ。

バシラ

え、ちょっと、ルナールさんっ!?
待って下さい、私も一緒に行きます。
お願いです、行かせてくださいぃ~!!

ベラ

んー?
なんだ、バシラのやつ、
自分の取り分も置いて行っちゃったぞ?
まあいいや。これぜーんぶアタシのだ。
にしし、王子にも毛皮で何か作って
やろう。 今日はいい日だぞぉ~♪

6:崖下より迫る影

6:開始時

アンナ

依然として、厳しい山道が続いていますね。
一歩踏み外せば谷底に落ちるのは必至……。
皆さん、注意して進みましょう。

アサル

ですが、危険な山道であるが故に、敵の襲撃は
前方のみに絞られますので、迎撃は容易です。

ハシム

そりゃそうだ。俺の経験則からいくと、
こんな絶壁をよじ登ってくる魔物は存在しない。
ま、楽な進軍で何よりだな。がっはっは!

ケイティ

油断は禁物です。
ここは私達にとっては不慣れな地……、
まだ見ぬ魔物がいるかもしれませんよ。

兵士

前方に敵の姿を確認!
どうやらまた、妖虎のようです!

アンナ

皆さん、お喋りはそこまでです。
即時、臨戦態勢を取ってください!
王子も、戦いのご準備を!

6:戦闘中

砂漠兵士

うわぁッ!
なんだあの大きなアリは……!

ハシム

そ、そんな馬鹿な……! う、うろたえるな!
たかがアリだ! 崖に引っ付いてる間に
遠矢による攻撃を! 頼むアルス!

アルス

もうやってるって!
でも外殻が固すぎて、矢が刺さらねえ!

ハシム

ぐ……。こうなったら、力ずくよ。
砂漠の戦士は臆さない!
最後に頼れるのは鍛え上げた己の肉体のみ!

バルバストラフ

ほっほ。待たれよ砂漠の猛者よ。
アリの硬い外殻を打ち破るには魔法が有効じゃて。
経験豊富とは言わぬが、
この老いぼれの魔法もなかなかのもんじゃぞ。
さぁ、ハシムどの参りましょうぞ。

ハナ

アタシも手伝いますよ! この踊りで魔物
だって見惚れさせて見せま──わわッ! 目が
回って……だ、誰か~!? 止めてくださいぃッ!

6:終了時

アンナ

敵、全て討ち払いました。
王子、お疲れ様でした。

バルバストラフ

まさか魔界アリが現れるとはのぅ。
千年戦争の時に封じられ滅びたと思っておったが、
やっかいなやつらに出くわしたものじゃ。

スクハ

それにしても、おかしいですね……。
私がここを通った時は、あの様な魔物は
いなかったのですが……。

バルバストラフ

封印が解かれたのやもしれぬな。
じゃが、一体何者が
封印を解いたというのか……。

スクハ

先ほどから、微弱ながらも莫邪の剣から
何か不思議な力を感じています。
もしかしたら妖虎仙が……。

アンナ

敵はすぐそこまで迫っているやもしれません。
皆さん、気を引き締めていきましょう。

7:黒き崖壁

7:開始時

アンナ

随分と高い場所まで登ってきましたね。
いよいよ山道も佳境のようです。

アサル

ひっ……! み、皆さん、あれを!
崖にびっしりと魔界アリが……!

スクハ

どうやらここは魔界アリの巣と
化しているようですね。

エレイン

ウソでしょう……?
いったいどれだけの数を相手にしなきゃ
いけないって言うのよぉ……。

スクハ

ですがここを通らなくては、妖虎仙の許に辿り
着けません……。 本当に申し訳ありません。
巻き込んでしまって……。

エレイン

なッ、何言っちゃってるのよスクハちゃん!
あんまり私を見くびらないで。 まだやれるわ!
はぁッ!! 槍騎兵エレイン、推して参るーっ!

スクハ

エレインさん……。
(とても疲れているはずなのに、
本当になんとお礼を言っていいか……。)

アンナ

王子、私達も続きましょう!
力を合わせ、この死地を脱するのです!

7:終了時

アンナ

敵影、全て消失。
やりましたね、魔界アリを退けたようです!
本当にお疲れ様でした、王子。

エレイン

はぁ……はぁ、 ど、 どうよスクハちゃん?
わ、私だってこれくらい、やれるんだから。
あまり見くびらないで……!

スクハ

エレインさんの勇姿、しかとこのスクハの目に
焼きつけました。その武勇と知略ゆえに、
あの勇敢な王子の仲間たり得るのでしょうね。

エレイン

見直した? ふふーん、じゃあ当分は真剣に
やるのやーめた……って言いたいところだけど
妖虎仙との対決は間近に迫ってるんだよね?

スクハ

恐らく間違いないかと。祖国に着くのが先か
妖虎仙が現れるのが先か──えっ? 急に、
莫邪の剣が光り出して……きゃぁっ──
──ッあ、く……か、千将は……ドコ……?
千将に……アイタイ……。ワタシの夫……。

アンナ

スクハさん? だ、大丈夫ですか?
千将……? まさか宝剣に宿る魂が、
スクハさんの身に何か影響を……?

スクハ

──……くぁッ、あ……はぁ、はぁ、私は……
今何が……宝剣の想念が急に入り込んで……。
妖虎仙が近くにいるのですね……。

アンナ

妖虎仙との対決は近いですね、王子。
千将莫邪の神秘と因果……そして妖虎仙。
全てに決着をつけるため、今は進みましょう。



???

ふぉっふぉっふぉ……見つけたぞ皇女スクハ。
千将もさぞ嬉しかろう。見えるか? お前と、
わしの妻が。ああ……もうすぐじゃ……。

8:遭逢の刻

8:開始時

アンナ

ついに山頂まできました。
見晴らしの良い開けた場所です。
お気を付けください。

スクハ

……え? 莫邪の剣が……鳴動している……?
まさか──ッ!?

???

ふぉっふぉっふぉ。千将が荒々しく泣きよるわ。
宝剣同士はひかれ合う……逸話に違わぬ、
誠に奇異な神秘よのぉ。
ようやくお目にかかれましたな、皇女スクハ。
そして、我が愛しの対極──莫邪どの。

スクハ

妖虎仙!? 貴様に仇なす為、私は、わたしは、
ワタシは……か、千将……アナタ、なのね?
ワタシは……莫邪は、ここでゴザイます。

妖虎仙

ふぉっふぉっふぉ。
そう泣くでない。これよりわしらは永久に結ばれ
決して離れることはないのじゃからのぉ。

エレイン

スクハちゃん! 宝剣の意思に飲まれちゃ
ダメだよ……あなたは一国の王女なんでしょ!
しっかりしなさい!

スクハ

──っは、ぁッ、め、面目ありません。ですが、
もう大丈夫です。私はもう独りではない。
朋友が、このスクハを支えているのだから!

妖虎仙

惜しいのぅ、皇女スクハ。
其方は、孤独と寂ばくこそが無二の
化粧であったものを……。
じゃがわしがすぐに思い出させてやるわぃ。
宝剣の担い手として、永劫の番いとなりて、
貴様を死ぬまで慈しみ、憐れんでやろうぞ。

スクハ

戯れるな、妖虎仙! 私はもう、逃げません!
宝剣が導いた新たな仲間との絆の許に
貴方を討ち払います! 覚悟ッ!!

8:終了時

妖虎仙

──ぐぁッ……スクハ、なぜわしを拒む!?
莫邪よ、なぜじゃ!? 宝剣は未だわしの
手にあるというのに……──なッ、何じゃ!?

ハシム

やつの手にする剣が、
急に光り始めたぞ……どういうことだ?

アサル

見てください、スクハさんの宝剣も、
同じような光を放っています……これは?

バルバストラフ

宝剣同士が魂を導き合い、そして、スクハの
持つ器を共存の為のよりしろと決めたのじゃ。
莫邪剣に番いの聖光が宿っていく……。

スクハ

聞こえる……千将莫邪の意思が……。
我が剣に……千将の思念が……
移って……いく……。
……はい……このスクハが、身命を賭して、
貴方達をお守りいたします……もう二度と、
二人の分かたれる事の無いよう……必ず……。

妖虎仙

馬鹿なッ!!
わしの千将の剣の力が……無くなったじゃと!?
くっ……貴様らの力をあまく見ておったわい。
まぁよいわ。
スクハの国は既にわしのものじゃ。
お前が国を取り戻したければ、
何れまた見えよう。
では、さらばだ。

エレイン

あっ……! くっそぉ、逃げ足だけは速いんだから!
……ごめん、スクハちゃん、剣の方は
取り戻せなかったわ……。

スクハ

いえ、これで良かったのです。
宝剣に宿りし二つの魂は、こうして一つに
なることが出来たのですから……。
この奇跡は、新たな伝承となり語り継がれて
いくことでしょう……こんなに嬉しいことは
ありません……うぅ……ぐすっ……。

エレイン

もう、泣かないの! スクハちゃん!
……でも……ぐすっ……よかった……、
本当によかったね……!

アンナ

一つの宝剣に、二つの魂を宿すことで、新たな
伝説を紡いでいく……スクハさんの想いを守れた
事、嬉しく思います。王子、本当にお疲れ様でした。

9:轟雷魔神の残片

9:開始時

鬼刃衆

ついに、ついに、ついに!
……手に入れたぞ!

忍者

も、もしやそれは!?

鬼刃衆

察しの通り、
これこそが魔神フールフールの身体の一部!
我らに偉大なる力を授けてくれるものだ!

忍者

おおっ!!

鬼刃衆

これを煎じて飲めば、
魔神フールフールの力が手に入るのだ!

忍者

おおっ!!

鬼刃衆

では、いざ!
……ゴクリ、ゴクリ。

忍者

だ、大丈夫ですか……?
(前にも確かこんなことが……)

鬼刃衆

……うおおおおおッ!!!
ち、力がみなぎってくるぞぉおっ!!!

忍者

おおっ!!
今度こそ……!?

鬼刃衆

すごい力だ……。
ビリビリしてきたぞ……!!
まるで雷の茨が身体中を覆うようだっ!!

忍者

……あ、あの、本当に身体から雷が
出ていますぞ? バチバチって。

鬼刃衆

ぐわあああっ!!
なんだこれは!?
痺れて回避が出来ぬ……!

9:戦闘中

鬼刃衆は
一定範囲内のユニットから
ダメージを受けると
攻撃したユニットへ反撃を行います。

ハナ

はぁ。肝心な時に、目が回っちゃうなんて……。
今度こそ……! そりゃっーー
あ~やっぱり目が回るぅ! 誰か止めて下さいぃ!

9:終了時

鬼刃衆

む、無念……。
つ、次こそは必ず……!

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