オスの成体
止水域に生息するドラゴンの一種。本種のみでフーロン属を構成する。
成体でも体長3cmに満たない極めて小型の種である。その小さすぎる体格もあり、人間にとって全く驚異とならない稀有な魔物。
情報
住処 | 湖沼 |
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属性 | 水 |
分類 | ドラゴン |
学名 | Fulong stumpkeae |
生態
主に湖沼の水面に見られる。四本の足の先端を水面につけ、表面張力を利用して水面に立つことができる。足の先端には皮脂腺が密集しており、表面張力を高める働きがある。
水面を滑るように俊敏に移動する。足に緻密な感覚毛を持ち、水面に落下した昆虫などを察知して素早く近づき捕食する。水をブレスとして吐き出す能力を持ち、水上を飛ぶ昆虫をブレスで撃ち落とす姿も確認されている。
縄張りの概念を持ち、近くに他個体がいる場合、積極的に排除しようとする傾向が見られる。また、無理に別の場所に移動させた場合は、元の縄張りに戻ろうとすることが確認されている。水質の悪化や外敵の出現などにより、縄張りを放棄して別の水域に移動する場合もあるが、翼はほとんどこの時にしか使われない。
尾の先端にある鋏はオスに特有の器官であり、交尾時にメスを拘束するために用いられる。また、メスを巡る儀礼的闘争の際に武器として用いられることもあるようだ。
基本的に水面でのみ活動するが、卵は水中に産み付けられ、故に産卵時に限っては潜水する。越冬はせず、卵の状態で冬を越し、春の訪れと共に孵化する。ただし、卵にはフーロンタマゴヤドリリュウと呼ばれる、フーロンよりもさらに小型のドラゴンが寄生している場合がある。
コメント
- アメンボがモチーフなのでしょうか。ドラゴンの一種というのもファンタジーな感じ(語彙力0でごめんなさい)でロマンがあって素敵です。 -- もんつく 2023-06-03 (土) 19:55:55
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