ヴィトライユ宮殿

Last-modified: 2023-11-10 (金) 09:35:47
建物名ヴィトライユ宮殿
読み方ゔぃとらいゆきゅうでん
場所硝子魔法国ヴィトライユ地区

詳細

硝子魔法国の首都、ヴィトライユ地区の中央に位置する宮殿。
色とりどりなガラスが使われており、ステンドグラスのように美しい。その造形も、城というよりは塔に近い。
現在の硝子魔法国女王であるヴィトライユ硝子もここに住んでいる。

実は硝子魔法国の議会も兼ねている重要施設。

硝子魔法国議会

  (10日の議会)
分割大陸では戦災によって住む家や親族を亡くし、帰る場所がない人々が増えていると聞きます。そこで我が国が、分割大陸で戦地となっている地域からの難民を保護するべきではないでしょうか?」
「何を言っている!ただでさえ我々は多額の生活物資支援をしているんだぞ!今以上に出資を増やすような真似をすれば、世界的にまだ未熟な我が国は転覆しかねない!」
「だからこそです!今、我が国は領地や資源は十分であるにも関わらず、人口が伸び悩んでいる。それによって働き手が不足すれば、資源があっても国は成長できない。難民の受け入れは将来への投資でもある!」
「だが、相手は大国!こんなちっぽけな国が難民全員を受け入れられるとでも思っているのか?」
「そ、それは……。」
「人道支援をするのであればとことんまで。外交において中途半端な対応は厳禁なのでは?」
「中途半端?我々は常にベストを尽くす。それだけだ。」
「では、戦災孤児はどこで生活するのですか?医療は我が国からの支援だけで十分なのですか?戦地では民間の病床が十分に確保できていないそうです。」
「む…何が言いたい?」
「被災者の避難所が存在するに越したことはない、という意図です。」
「それって植民地と一緒ではないか?」
「いいえ。難民は「避難者」としてではなく「移住者」として保護しましょう。全員とは言いません。我が国はあくまでも『受け皿』。それでどうでしょうか?」
「…そう、だな」
「それならキャパオーバーの心配もなさそうですね」
「意義なし。」
「だが、相手国から送還を要求されたらどうする?」
「正当な理由でない限り応じないだろ、そりゃあ。」
「国際法や戦兵条約にでも違反してない限り引き渡さない、ってことか?」
「そうなるだろうな」
「それ以前に難民として受け入れるのは非戦闘員だけではなくて?」
「そりゃあそうだろ 兵士を保護しちゃあ中立じゃない」
「ですね」

女王「…議長。そろそろ採決を。」
議長「御意」

議長「それでは採決に移る! 分割大陸からの難民の受け入れに対し、賛成する者は起立を!」

(議員の全員が起立)

議長「賛成者600、反対者0。全会一致で可決とする。」

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