個体名 | 富士身の煙 | 記録日 | ●年●月●日 | |
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クラス | デンジャラス | |||
記録者 | ジールス博士 | 使用職員 | ●●●人 | |
記録 | 個体名 富士身の煙 は、●●国の富士山の頂付近で発生している煙です。 偶然、富士山を登頂していた機関職員が発見、連絡し機関が保護を試みました。*1 しかし、始めは武装職員4名が同行し保護を試みましたが、何者かによりその武装職員は全員死亡、他の職員も幾らかが死亡又は行方不明となりました。 そのため機関は第二次保護派遣を行い、武装職員を実に百数十名組み入れ保護に向かいました。 その結果、襲撃した者は「木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)」だと判明し、後述の資料①ような事を言いました。 機関からの援軍含む激戦の末、死者は数百名にも及びましたが、一時的に木花咲耶姫命の無力化に成功し、木花咲耶姫命はその姿を消しました。 残った者達で頂に辿り着き富士身の煙の保護を試みましたが、通常のガスのような性質を持っておらず、吸引機での吸引ができませんでした。 容器で覆い保護をしようとしたところ、木花咲耶姫命の襲撃が再び始まり、撤退を余儀なくされました。 結局ガラス管一本分のみの富士身の煙の回収に成功しましたが、死者は総勢●●●名にも及び、機関にも職員らにも甚大な被害を及ぼしました。 また、●●国の古伝書に富士身の煙と木花咲耶姫命のことが書かれていると思われる資料②があることが分かりました。 この資料から、富士身の煙とそれを守る木花咲耶姫命は最低でも約1200年前から存在していたと推測されています。 唯一回収できた富士身の煙の一部を用いた実験が予定されています。 |
資料① | |
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木花咲耶姫命の発言の意訳*2 | 「私は木花咲耶姫命。富士山の頂には立ち入らせることはできない。もしあれを吸ったのならば、不死身となってしまう。そして、私があの煙の管理をしなければならないので貴方達は邪魔となる。すぐに立ち去ることを勧める。まさか、神である私を殺そうなどとは思わないことだ。」 |
資料② | |
●●古伝書から一部抜粋し意訳 | 私は今日までに有った事をここに記す。 かの出来事*3の後、私は結局見ることのできなかったかぐや姫の名残をせめて感じたいと思い、富士山へと赴いた。 何日かかけて辿り着き、頂に立ち見渡して見ると、奇妙な煙*4が立ち昇っていた。 しかも珍妙なことに、燃えている物は何も無いのだ。 不思議に思い、近づいてみようとすると、目の前にいきなり誰か*5が立ちはだかった。 彼女は懇切丁寧に私にあの煙は吸ってはならない、吸うと死ねなくなり死よりも苦しむこととなるのだと教えてくれた。 私はこの者を人ならざるものと理解し忠告だと捉え素直に帰ることとした。 今になって思い返せば不自然なくらいに私は素直に帰った気がする。 しかし、倶に登頂した者は知らない、そんな物無かったと記憶が無いらしい。*6 なんとも奇妙な体験をした…。 |
実験(①) | 実験日 | ●年●月●日(~●月●日) | ||
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実験者 | ジールス博士 | 使用職員 | -人 | |
実験内容 | ||||
・富士身の煙の解析 | ||||
実験記録 | ||||
今回の実験で、富士身の煙の構成原子の解析を行いました。 ジールス博士は、富士身の煙の特に不死化の性質について解明できれば人類は革新すると考えており、専ら富士身の煙の研究をしています。 以下は富士身の煙を構成している原子です。 O、C、F、Mn、Ca、以降発見されていない原子*7→Ka、A、M、Gl、Sp 解析の結果、何故か未発見の原子が5つも見つかるということとなり、まずはこの5つの原子を全て調べなければいけなくなり難航しています。 また、次の実験として実験用マウスに富士身の煙を吸わせることが提案されましたが、ジールス博士が焦りすぎだとして却下しました。 その際、超耐性マウスの使用案も挙がりましたが、そちらもジールス博士により、その耐性で打ち消される可能性を考慮し却下されました。 |
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