【ダイム老】

Last-modified: 2020-10-05 (月) 09:12:34

概要

【グランゼドーラ王国】にて【アンルシア姫】に仕える古老。
孫の【テグラム】も王国で働いていて、行方不明になっていたが…。

人物

アンルシア姫の計らいで城に滞在することになった【ミシュア】の世話係となる。
誠実で穏やかな性格であり、かつ王国への忠誠も高い。
テグラムが行方不明になった時も悲しみを隠して何事もなかったように王宮では振る舞い、他の家臣からもその信頼は厚い。ただ、やはりテグラムのことは気にしており、テグラムの死(後に生きていたことがわかったが)を聞かされた時は体が崩れ落ちるほど落胆していた。
【よみがえる王国】によると従者頭というそれなりに偉い役職だったらしい。
 
アンルシア姫がミシュアを自分の失われた半身とし、自分の勇者覚醒の為の力をミシュアから抽出するために彼女を塔に幽閉した際、ミシュアの身に重大な危機が迫っていると危惧し、救出の為に海風の洞窟から塔への侵入ルートがある事を主人公に教える。その際にかねてから引っかかっていたこと(後述)を吐露しつつ、城に入る扉を開く「古びた銀のカギ」を託した。
結果ミシュアは救出され【勇者姫アンルシア】として覚醒できたが、その行為はアンルシア姫と【魔道士キルギル】の知るところとなって捕まってしまい、キルギルの実験室で孫が【創生の魔力】を得るために犠牲になったことを聞かされた後、勇者の力を吸い取るためにキルギルの装置が発した魔法に巻き込まれて死亡してしまう。
今際の際に「この世界はどこかおかしかった…」と言い残し、遺体は覚醒した勇者姫アンルシアの腕の中で光の粒となって消えた。
 
後にダイム老が死んだ場所ではテグラムが王国民を犠牲に自身の復活を図った魔勇者アンルシアに意識で打ち勝つという出来事が起こることになる。
 
偽り世界側でこの世界に疑問を感じていた数少ない人間の一人だが、そう感じる度にその思考が邪魔されるような感覚になり、結局うやむやにしてしまっていたらしい。プレイヤーがここに来るまでにずっと胸の中でもやもやしていたであろう感情を唯一直球で代弁してくれ、さらに勇者姫の覚醒の助けとなった賢人。出番は短いもののレンダーシア編の重要人物の1人である。