概要 
DQ5における仲間になった【ギガンテス】の1匹目の名前として初登場。
DQ8の【スカウトモンスター】の1体としても登場している。
DQ5 
ギガンテスの仲間モンスター。
外見に違わぬパワー系モンスターである。
仲間になる確率 
1匹目 | 2匹目 | 3匹目 |
---|---|---|
1/32 | 1/64 | 1/128 |
仲間になったときの名前 
1匹目 | 2匹目 | 3匹目 | 4匹目 | |
---|---|---|---|---|
SFC版 | ギーガ | ジャイン | やすひろ | ガンテス |
PS2版 | たけし | |||
DS版 |
二匹目の名前は「ジャイン」でリメイク版の三匹目の名前が「たけし」。
某猫型ロボット漫画のガキ大将が元ネタだろうか?
いずれにしても、非常にしっくりくるネーミングである。
覚える呪文・特技 
何も覚えない。
ステータス 
Lv | 力 | 素早さ | 身の守り | 賢さ | 運のよさ | 最大HP | 最大MP | 経験値 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
初期 | 2 | 115 | 77 | 80 | 10 | 30 | 260 | 0 | 255 |
一歩手前 | 6 | 215 | 222 | 150 | 25 | 90 | 448 | 0 | 449858 |
最大 | 7 | 255 | 255 | 150 | 30 | 100 | 510 | 0 | 3504165 |
(レベル6→7までの区間が長すぎるため、便宜上レベル6のデータも特例として載せる。)
耐性 
強度 | 属性 |
---|---|
無効 | ザキ・麻痺、マホトーン、マホトラ |
強耐性 | ラリホー、マヌーサ、休み |
弱耐性 | バギ、メダパニ、毒 |
無耐性 | メラ、ギラ・炎、イオ、ヒャド・吹雪、デイン、ルカニ、メガンテ・体当たり |
解説 
外見通りのパワーファイターで力とHPが最高水準であり、この手のタイプには珍しく素早さもカンストまで伸びる。
身の守りは平均的だが、ダメージ属性への耐性はザルな為防具でカバーしよう。
あるいは割り切ってメタルキングセットでひたすら硬くするのも一つの手。
状態変化耐性は敵の時と同じく、ザキや麻痺に完全耐性を持つ。
仲間になる遅さを除けば、ステータス、耐性、最大Lvに必要な経験値、いずれをとっても同じ【装備グループ】のパワーファイターである【ブラウニー】の完全上位互換である。
何も特技を覚えないのが欠点。敵の時は【みなごろし】を使ってきたが、仲間になった後は忘れている。
こんなところもブラウニーと一緒である。
【最大レベル】は7と非常に低い(【おどるほうせき】と同値)ものの、レベルアップのたびに各能力が大幅に伸びる。
即戦力という位置づけであり、Lv5くらいまで育てれば、地上で仲間になる一般的なパワーファイターたちよりも十分強くなる。
Lv6でのHPと力の数値は、同等の経験値で比較した場合、魔界モンスターを含めたすべてのモンスターより上であり、主人公や勇者、キラーパンサーがLv70~80時相当の値を誇る。
ただ、Lv6から限界Lv7までで必要経験値が大きく跳ね上がり、その値は驚愕の3,054,307(それまで稼いだ経験値のおよそ7倍)。
要するに、最大レベルまでのほとんどの経験値をここに費やすことになる。
彼に対して神父やシスターがさらっと7桁の経験値を宣うのはかなり衝撃的である。
この305万というのは具体的に言うと、Lv99まで育つ仲間がLv60以上まで達するのに必要な経験値と同等の値で、【メタルキング】102匹弱分に及ぶ。
それを1レベルあげるためだけに必要とする。
経験値自体のカンストが10,000,000(PS2版リメイクは99,999,999)であることを考えれば、その30%を1レベル上昇に費やすことがいかに大変なことか、お判りいただけるだろうか。
当然ながら、Lvカンストまでの経験値はLv99まで育つものに次いで高く、他の仲間モンスターのレベルを上げているうちに、忘れたころに最大レベルに達するというイメージ。
ちなみにカンストで力255になる【ゴーレム】はこの半分程度である155万強、【キラーマシン】、【グレイトドラゴン】は2/3の200万強でレベルが最大値に達する。
前述の通りLv6でも十分な強さを持っているので、Lv6の状態が即戦力としての完成体で、Lv7まで上げるのはやり込み要素と考えた方がいいのかもしれない。
装備グループはパワー系なので【はかいのてっきゅう】を装備できるのが魅力で、鉄球の使い手の中では一番早く力がカンストする。
カンスト前でも同じ経験値で比較すれば、長期にわたって一番力が高い状態を維持する(一時的にブラウニーには抜かれる)。
なお、魔界で仲間になるモンスターとしては珍しく初期のかしこさが10しかない(Lv4以下では素だと言うことを聞かない)。
しかし一切特技を覚えず、打撃オンリーで攻めるだけなので低い賢さも問題ない。鉄球を装備させるならなおさら。
また、【ちりょくのかぶと】が装備できるのでこれを装備させればすぐに命令可能になる。
一方でカンストレベルまで上げると、素早さが災いしてそのままでは【バイキルト】や【たたかいのドラム】後に攻撃させるのは不向き。
【まじんのよろい】が装備できるので強制的に後攻にすることは可能だが、それだと敵に一通り行動されて無駄にダメージを受けることになるのでお勧めできない。【エビルスピリッツ】あたりに帳消しにされることもしばしば。
せっかく力がカンストするのに、雑魚戦で猛威をふるうドラム+破壊の鉄球の鉄板コンビネーションを利用できないのは大きなデメリットと言える。
ボス戦でも素早さ0にしてしまうと攻撃する前に【いてつくはどう】でバイキルトを無効化されてしまうことも多々あるので、せっかくの長所である素早さを殺してしまうほどのメリットがあるかどうかは微妙なところ。
むしろその素早さを生かして逆にドラムを持たせ、鉄球は【主人公】などの他のキャラにまわした方が良い。他の素早さがカンストする面々と違って呪文・特技を一切覚えないため、AIまかせにしても余計な行動でドラムをサボる心配がなく、むしろ最適な人材かも知れない。
どうしても鉄球を持たせたければ【ほしふるうでわ】の素早さ成長抑制を利用するといい。最終的な素早さは200程度になり、理想的とはいかないまでもまずまずの数値に落ち着く。
ちなみに理想と言われるのは155くらい。
この様に、最大レベルが非常に低い代わりに1レベルを上げるのに膨大な経験値を必要とするモンスターに限っては、さっさと2匹目を仲間にし、裏技を解禁……するのは自己責任で行おう。
リメイク版 
【まじんのかなづち】の命中率が実用レベルまで上昇したので、これを装備させてメタル狩りにも使える。
また、戦闘中に防具の切り替えも可能になったので、【まじんのよろい】を利用して最速と最遅の切り替えが可能になり、運用方法に幅が生まれた。
仕様変更により、複数攻撃武器では最初の1匹にしかバイキルトの効果がのらなくなったことに注意。
逆に言うとドラムと鉄球を組み合わせるメリットも小さくなったので、破壊の鉄球を装備させて真っ先に行動して敵全体に大ダメージを与えるという運用も相対的に有効になった。
また、限界レベルが低いので【すごろく場】でも大活躍できる。
マスで戦闘になるとどのレベルでもだいたい【氷の館】あたりの敵ばっか出るのはご愛嬌。チャンスだと思って討伐数を稼ごう。
DS版以降はかしこさの仕様が変更され、かしこさが足りないと真面目に戦わなくなってしまった。
と言ってもLv5以上に上げれば普通に言うことを聞くので、しばらく馬車で育てれば問題ない(必要な経験値は66321)。どうしても加入後即戦力にしたければ知力の兜は最優先で買ってあげよう。
DQ8 
ギガンテスのスカウトモンスターの1体として登場。
他に、同じギガンテスの【ギガンツ】も登場している。
通り名・出現位置等 
通り名 | 地獄の番人ギーガ |
種族 | ギガンテス |
出現位置 | 隔絶された台地西部 |
出現条件 | 最初から出現 |
出現時間 | 昼のみ |
所持アイテム | モンスター金貨 |
ステータス 
攻撃力 | 素早さ | 守備力 | 最大HP | 最大MP | 戦闘参加 ターン | |
MIN | 274 | 88 | 141 | 764 | 0 | 1 |
MAX | 282 | 99 | 166 | 864 |
解説 
【隔絶された台地】の毒沼の近くにいる。
最大HPや攻撃力は最強クラスで、大きな足で踏みつける強化攻撃も行う。
そして何より、1/6と非常に高い確率で痛恨の一撃が出せるのが魅力。
【モリーアップ】のはぐれメタル撃破にも期待できる。
ただ、同じギガンテスの【ギガンツ】よりは能力が低い。
人によってはスカウトできるタイミングもあちらのほうが早いので、単体起用するならギガンツを採用した方がいいだろう。
もっとも、ギガンツをスカウトできない状態、つまりBランクで手こずっている場合には採用の余地は十分にある。
だが、彼の本領はギガンツと組むことで発揮される。
敵を攻撃しつつ守備力を下げる必殺技【ナーグルカナン】を使えるようになるのだ。
できればもう1体悪魔系のスカモンを加え、悪魔系3体のボーナスである滞在ターン追加を獲得したい。
ボストロールの【ボス】と組むと、更にこんぼう系3体の必殺技である【マインドブレイク】まで狙えるようになるが、
必殺技を出すと当然そのターンは痛恨を出さないので、どこまで狙うべきかは考えどころ。
ムダにフバーハを使いたがるきらいはあるものの、アークデーモンの【アクデン】も一考に値する。
トルネコ2 
【トロ遺跡】クリア後に、【魔法屋】の近くにいる男性から聞くことができる「かなしい巨人の話」の主人公の名前。
ギーガは家ほどもある大きな体をしており、普通の人間よりも強かったという。
当時、都にドラゴンが現れて苦しめられた際に、彼が立ち上がりドラゴンの討伐することになる。
その際に、ギーガが使用していた武器や防具は巡り巡って【鍛冶屋】に置かれている。
だが、鍛冶屋に置かれているギーガの装備品が言うには、ドラゴン討伐後は散々だったと言われている。
ギーガがドラゴンを倒した後に、都の人々は何故かギーガを化け物扱いし始めたという。
ギーガの身に着けていた鎧が言うには、人間は平和を望むとか言うが悪い奴がいないとまとまることができず、悪い奴がいない時は無理にでも悪者を作ろうとする生き物であり、ドラゴンを倒したギーガがその条件にあてはまる悪者だったという。
だが、ギーガはそんな身勝手な人間たちを許し、一人山の奥へ入っていたという。
そして月日は流れ、老人となったギーガは山を下り、小さな村外れにある古びた地下墓場へ向かって戻ってこなかった。
その地下墓場こそ【墓場のダンジョン】であり、その様子を墓場の近くに咲いている花の【ミルン】は見ていたという。
ミルンが言うには人間のやったことは許されないが、ギーガのことを今でも英雄だと思っている人も多く、ギーガのお墓参りに来ている人が増えているという。
そんな話を最後まで聞くと、最後にミルンから【ちいさなメダル】をもらうことができる。
トルネコ3 
仲間になったギガンテスのデフォルトネーム。
特徴等詳細は【ギガンテス】の項目を参照されたし。