概要
【アークデーモン】の仲間モンスター。
DS版DQ5の仲間モンスターとしての印象が強いアクデンであるが、DQ8の【スカウトモンスター】としての登場の方が先である。
DQ5(DS版)
DS版で追加されたアークデーモンの仲間モンスター。
登場するのはDS版のみで、【プリズニャン】の【プリズン】と同じく種族ごと追加された。
敵の時と同様、加入時点では場違いな実力を持つため、仲間にできればかなりの活躍をしてくれるだろう。
仲間になる確率
1匹目 | 2匹目 | 3匹目 |
---|---|---|
1/64 | 1/128 | 1/256 |
仲間になったときの名前
1匹目 | 2匹目 | 3匹目 | 4匹目 |
---|---|---|---|
アクデン | デーモン | ねおゆき | デラお |
覚える呪文・特技
ステータス
Lv | 力 | 素早さ | 身の守り | 賢さ | 運のよさ | 最大HP | 最大MP | 経験値 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
初期 | 3 | 120 | 50 | 96 | 85 | 78 | 245 | 45 | 2287 |
最大 | 99 | 255 | 90 | 160 | 160 | 180 | 510 | 180 | 8114511 |
耐性
強度 | 属性 |
---|---|
無効 | イオ、ザキ・麻痺、ルカニ、メダパニ、毒、マホトラ、休み |
強耐性 | メガンテ・体当たり、ラリホー、マヌーサ、マホトーン |
弱耐性 | メラ、ギラ・炎 |
無耐性 | ヒャド・吹雪、バギ、デイン |
解説
【封印の洞窟】で仲間にすることが可能だが、なる確率は1/64と低め。
それでも【5強】のような理不尽な低さではないので、運次第ではすんなり加入してくれるだろう。
MPと素早さ以外のステータスは高く、特にHPと攻撃力はトップクラス。
特技も魅力的で、最初からイオナズンと火炎の息を使える上にその後激しい炎と灼熱炎を習得可能。
さらにスクルトやルカナン、瞑想にベホマと使いやすい特技ばかり覚える。
敵のときに使ってなくて何故か仲間になったときに火炎の息を覚えているが、DQ2のときに使ってたので、おそらくそれを再現していると思われる。
ベホマとスクルトはDQ2の【ベリアル】を意識したのだろうか?
あらゆる局面で活躍できるオールラウンダーだが、素早さの伸びが低いという弱点も持っている。
【ほしふるうでわ】を装備させれば適正な値になるので装備させるか、いっそ諦めて後攻狙いにしてもいいかもしれない。
【ギガンテス】と違い、【バイキルト】をかけてから【破壊の鉄球】というコンボがやり易い。MPもあまり高くないので、イオナズンよりもベホマやルカナンにMPを回したほうがいいだろう。
攻撃系の呪文や特技の耐性面では、メラ・ギラ・炎に弱耐性、防具で軽減できないイオ系に完全耐性を持つ代わりに、他の攻撃系には弱いので注意が必要。
一方でザキ系を始めとした補助呪文には滅法強く、よく比較対象になる【バトラー】よりも状態異常に対する耐性では総合力で勝るほど。
【装備グループ】はギガンテスや【オークキング】などと同じ重戦士系装備のグループCに属する。
【炎の盾】、【オーガシールド】で耐性を付与した上で、弱耐性の【魔法の鎧】かひたすら硬い【メタルキングよろい】かという選択になるだろう。
総合的には、あらゆる局面に対応できるようになった【ゴーレム】という感じである。
そんな完全無欠とも思える彼だが、仲間にする上で致命的な欠陥がある。
それは「通常プレイで対峙する時点では桁外れに強い」という事である。
まだ【魔界】へ行こうかという頃に隠しダンジョンに登場するモンスターと同レベルの戦闘能力がある。それがここでザコとして現れるというのは、かなりヤバい。
しかも出現場所は凄まじい攻撃力を誇る【レッドイーター】・【ブルーイーター】、そして【パルプンテ】でこちらの戦法を全力で撹乱する【ムーンフェイス】がゴロゴロ出てくる封印の洞窟である。
そんな場所で馬車と切り離されて、5強ほどではないにしろ1/64の確率の仲間モンスターをスカウトするのである。
主人公LV31(封印の洞窟B1F~B3FならLV30)から仲間にできるが、このレベルでは正直しんどいとしか言いようがない。というより封印の洞窟の適正レベルではない。確実に逃げられるレベルまで上げてから挑んだ方が楽。
とはいえ最後までトップレベルで活躍してくれる仲間モンスター。こいつと戦えるということは少なくともブオーンを倒せることでもある。戦えないというほどでもないので、頑張って食らいついてみよう。
また、初期ステータスが高いくせに無駄にレベル99まで上がるために、1レベルあたりの成長率が極端に低いという、【ヘルバトラー】と同じ欠点を抱えている。
共有している成長テーブルは無く、ビアンカとホイミスライム・しびれくらげの中間辺りの数値になっているため、ヘルバトラーよりは多少マシではあるが、はっきり言ってたいした差ではない。
参考までに、ゴーレム・アンクルホーンがカンストLvに達するまでの経験値でそれぞれステータス基準値を比較すると、以下のようになる。
Lv | 力 | 素早さ | 身の守り | 賢さ | 運のよさ | 最大HP | 最大MP | 経験値 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アークデーモン | 31 | 210 | 64 | 126 | 116 | 127 | 428 | 108 | 1520347 |
ゴーレム | 50 | 255 | 57 | 200 | 50 | 150 | 500 | 0 | 1557027 |
Lv | 力 | 素早さ | 身の守り | 賢さ | 運のよさ | 最大HP | 最大MP | 経験値 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アークデーモン | 45 | 228 | 70 | 137 | 126 | 145 | 446 | 124 | 2555153 |
アンクルホーン | 40 | 200 | 127 | 130 | 90 | 130 | 450 | 351 | 2525882 |
同時期の体感的な強さで言えば、ゴーレムより明らかに弱く、アンクルホーンと同等であることがわかる。
さらに、一回の成長の数値が低いということは、ランダムでの追加もほとんどないことを意味する。
レベル99まで上がるということがいかに無駄な事かおわかりいただけるであろう。
逆に言えばレベルを上げずとも十分に活躍できるので、レベル上げの苦労は少なくて済む。そう思えば気も楽。
レベル20で全ての特技を覚えるので、その時にすごろく攻略係にするのもあり。同じ装備グループのギガンテスと比べると限界レベル差があり、出現モンスターは相応に強くなるが、あちらと違い自己回復能力があるのでダメージ床に入ってからのリカバリが楽。素早さが不安なので、ほしふるうでわを装備させておくとよい。
DQ8
DQ8に登場するアークデーモンのスカウトモンスター。
通り名・出現位置等
通り名 | 極悪デーモン |
種族 | アークデーモン |
出現位置 | 三角谷西のつり橋の上 |
出現条件 | 最初から出現 |
出現時間 | いつでも |
所持アイテム | モンスター金貨 |
行動
通常攻撃、イオナズン、フバーハ
ステータス
攻撃力 | 素早さ | 守備力 | 最大HP | 最大MP | 戦闘参加 ターン | |
MIN | 304 | 102 | 132 | 926 | 38 | 0.9 |
MAX | 335 | 190 | 168 | 74 |
解説
「極悪デーモン」という一見ストロングスタイルに見えてよく見るとダジャレな二つ名を持つ男。
通常攻撃と彼の代名詞たるイオナズンに加え、意外にもフバーハを使う。
全体的なステータスは、MPが低いことを除けばスカモンの中でもトップクラスであるが、
低いMPが災いしてイオナズンが連発できないので、名に反して極悪さに欠ける。
また【判断力】が低いため、敵の数が多い初ターンになかなかイオナズンを使ってくれず、なのにMPが無い時に唱えたり、意味も無くフバーハを使ったりと無駄な行動も目立ち、全体的な使い勝手はイマイチかもしれない。
【ギーガ】【ギガンツ】の【ギガンテス】コンビと組ませれば、悪魔系3体のボーナスである滞在ターン追加を獲得出来る。
それに【痛恨の一撃】、必殺技【ナーグルカナン】を交えた高い攻撃力・HPで、倒される心配なく大ダメージを与えてくれる。
【ロンダルキア】での強敵が、味方になって暴れ回ってくれるのだ。
バトルロードでは高いステータスに物を言わせて、ランクB、よくてA辺りまでなら何とか戦える。
高ランクの戦いになればなるほど紙一重の差が勝負を分けるため
無駄な行動をしてしまう恐れのある彼は、ランクSを攻略するメンバーに入れるには正直厳しい。
スペックだけなら【ハルク】やギガンツなど最強クラスの連中に並ぶのに、残念な限りである。
【人跡未踏の森】に降り立って【三角谷】に向かおうとすると、橋を渡らなければならないことが多い。
その橋の上に図体のでかいアクデンが居座っていることが多く、【ウコッケ】ほどではないにせよかなり存在感がある。
3DS版ではウコッケ同様、橋の上に居座ることは無くなっている。何故に?