【シーザー】

Last-modified: 2023-06-17 (土) 17:01:53

DQ5

DQ5における、仲間になった【グレイトドラゴン】
名実ともにDQ5における最強のドラゴンである。
後にスーパーライトにてこの名前を冠したと思われる【グランシーザー】も登場している。

仲間になる確率

1匹目2匹目3匹目
1/641/1281/256

仲間になったときの名前

1匹目2匹目3匹目4匹目
SFC版シーザードラゴトリシーグレイト
PS2版
DS版

習得呪文・特技

ステータス

Lv素早さ身の守り賢さ運のよさ最大HP最大MP経験値
初期313095110819923002287
最大6025516723010015051002031883

耐性

強度属性
無効ギラ・炎、ヒャド・冷気、バギ、ザキ・麻痺、ラリホー、メダパニ、マホトーン、マホトラ、毒、休み
強耐性デイン、マヌーサ
弱耐性メラ、イオ、メガンテ・体当たり
無耐性ルカニ

解説

【ジャハンナ】周辺や【謎の洞窟】浅層(SFC版のみ)で仲間にできる作中最強クラスの仲間モンスター。
当然、敵としても相当な強敵のため万全の準備をして臨もう。
ただし、【エビルマウンテン】【すごろく場】に出現するものは仲間にならないので注意。
 
敵の時は激しい炎を吐いていたのに仲間になるとなぜか火炎の息にランクダウンしているが、レベルを上げれば思い出してくれるし、最終的にほとんどのブレス攻撃を習得し、輝く息と灼熱炎も使いこなすので集団戦では猛威を揮ってくれる。
両属性を無効化する敵はかなり限られる上に、特にSFC版においては耐性貫通力が増す仕様もあり、トップクラスの火力を有する。
ただ、加入時期が遅いので、輝く息や灼熱炎が活躍するのは専らクリア後の謎の洞窟内になるだろう。
あるいは、ドーピングアイテムのドロップを狙うための雑魚掃討するのにも使える。ドーピングアイテムが欲しければそれを持っている敵を焼きまくるか凍らせまくると良いだろう。
SFC版では【やけつくいき】も地味に強力で、高貫通化するとザキ系弱耐性以下なら100%、強耐性の敵にも75%の確率で麻痺させることが可能で完全耐性を持たない敵には凶悪技と化す。
ただし、そこまでくると、普通にブレスを吐くか通常攻撃でなぎ倒す方が早かったりするのだが。
 
また、力が最初から高く【こおりのやいば】を装備させれば完全に即戦力になり、最終的には255に達する。
素早さもほぼ理想ラインの167という数値に落ち着くため、【たたかいのドラム】に対する後手、雑魚相手の先制どちらも安定する。
身の守りの成長も良く、HPも500以上の最高水準に達するという隙のなさ。
 
それ以上に魅力なのはその耐性であり、ギラ・バギ・ヒャド系呪文および全てのブレスに完全耐性を持つ。
魔界で仲間になる強者たちの中で耐久力に最も優れており、灼熱炎と輝く息の両方をシャットアウトできるのはこいつの他は5強メンバーである【メタルスライム】【はぐれメタル】、および【おどるほうせき】しかいない。
まともにダメージを受けるのはメラ系とイオ系のみで、【イオナズン】【メラゾーマ】は普通に食らうが、それでも弱耐性はあり、これらは灼熱炎や輝く息よりもかなり威力が低いので、HPが上がれば気にする必要もなくなる。
補助系もルカニ系とマヌーサを除いた全てに完全耐性持ち。
マヌーサも強耐性の上、かかってもいくらでも打つ手があるキャラなのであまり足かせにはならない。
状態異常の弱点はルカニ系だけと言えるが、終盤でルカニ系を使ってくる敵は【ミルドラース】【シュプリンガー】くらいしかいない。
そのうちミルドラースは【いてつくはどう】で自身の使った【ルカナン】の効果を消してくれる有り様なので、状態異常に関する弱点はほぼ無いと考えても差し支えない。
以上のことから耐性の高さは全キャラクター中、メタル系モンスターを除くとトップクラスである。
 
よくライバルと目されるキラーマシンやヘルバトラーといったいわゆる【5強】と違い、加入率が1ランク上(1/64)であり、これがある意味でグレイトドラゴン最大の強み。
1ランク上だったら1/128じゃないの?と思った人もいるだろうが、仲間モンスターの初期加入率は1/2、1/4、1/16、1/32、1/64、そして最後に1/256となっていて、1/8と1/128は2匹目以降にしか適用されないのだ。
モンスター全体で見れば仲間になる確率は低いが、5強に比べれば遥かに現実的なので多少苦労してでも粘る価値はある。
キラーマシン勧誘の為に粘りだすと、ほぼ間違いなく1匹は加入するだろう。3匹目ともなれば5強どもと同じ確率だが。
 
成長スピードも魔界モンスターの中では早めで、初期から【最大レベル】までの必要経験値は約203万。
必要経験値の面では【キラーマシン】とほぼ同じであり、成長スピードは【ヘルバトラー】の4.5倍。
最初の成長速度は普通だがレベルが上がるにつれて速くなり、【メタル狩り】をしていれば呆気ないほど早く成長し切ってしまう。
エスターク戦で最も役立つと言われるスライムナイトは最高レベル99なので、成長が終わるまでに主人公らと同等の時間がかかる。
同じくキラーマシンは5強なのでそもそも仲間にすること自体が困難を極める。
仲間になる確率、育成の手軽さ、耐性も考慮すると、最速撃破などのやり込みをしない普通プレイの範囲内では最強とも言える。
 
一方で装備できる武器防具が少なく、盾は全く装備できない他、鎧も【ぎんのむねあて】止まり、兜も【グレートヘルム】が装備不可と貧弱。
最終装備は氷の刃or【オリハルコンのキバ】+銀の胸当て+【ちりょくのかぶと】に落ち着くことになる。
逆に考えれば、装備にあまり金がかからないのでメリットとも言える。
最終的にほぼ全員が装備することになる【エルフのおまもり】も必要ない。
優秀な耐性とみのまもりの高さが装備品の乏しさを補っているため、防具の貧弱さはあまり気にならないだろう(ただでさえ高い能力に装備品のバリエーションが多かったら逆にバランスブレイカーになりかねないので、調整のためともとれる)。
なお、みのまもりは255に少し足りない230に落ち着くが、255に達しないキャラクターの中では最も高いので、盾を全く装備できない欠点を補う意味でもこいつにまもりのたねを与えるのもありだろう。
スマホアプリ版では強力な【ドラゴンローブ】を装備可能になったが、元々の耐性が優秀過ぎるのでほとんど必要ない。他の仲間に譲ってやろう。
余談だが、こいつと【ドラゴンマッド】は、見かけによらず【いしのキバ】【てつのつめ】【はがねのキバ】が装備できない。
こんなチャチなものは装備する価値がないとでも言うのか、と思いきやなぜか【いしのオノ】を装備出来たりする。ただの設定ミスじゃなかろうか。
 

【エスターク】戦でも、こちらの戦力が未熟なうちは、その耐久力でとても頼りになる。
しかし、装備品が少ないために単体火力と守備力で劣り、エスターク戦での攻め手としては後れを取る。
氷の刃は装備できるが、【ふぶきのつるぎ】を装備できない点は大きな欠点となる。
こちらのレベルが上がり、エスタークの攻撃にも余裕を持って耐えられるようになってくると、キラーマシンら他の仲間の火力に比べて物足りなく感じる。
最速撃破などのやり込みをする段階になると、他のモンスターに出番を譲ることになるだろう。
 
なお、【ジェリーマン】がこいつに化けたときは、敵出現時と同じく毎ターン20の【自動回復】がつく。
 

小説版では、ドラゴンキッズのコドランが魔界で成長した姿として描かれている。
実際のゲームでもコドランは最終的に激しい炎を覚えるので、グレイトドラゴンに成長するのも納得できる。
 
エンディング後に仲間にしても活躍できる存在だが、リメイク版ではキラーマシンと同様に謎の洞窟に出現しなくなってしまった。
一方で、エンディング後に仲間にしてもほとんど使い所がない【シュプリンガー】【メガザルロック】は謎の洞窟に出現するまま。
この謎の調整に首を傾げたプレイヤーもいるかもしれない。

蒼天のソウラ

1巻で名前だけが登場。
ソウラが考えるアズリアへのネーミング候補の1つ。
他には【ゴレムス】【アンクル】を提案しており、ソウラにとっての「強そうな仲間モンスター」の代表がこの3匹と思われる。
一方のうりぽゆうぼうしげまる【ゲレゲレ】を提案していた。