【ラインハットの関所】

Last-modified: 2023-10-08 (日) 18:27:33

DQ5

【サンタローズ】の東に川を挟んで建っており、文字通り、【ラインハット】へ行くための【関所】である。
双方のフィールドシンボルは【ほこら】であり、橋ではなく地下トンネルの形をとっている。
基本的に【門番】の兵が道を塞いでおり、通行許可を得た人間しか通ることができないようだ。
 
幼年時代は【パパス】に連れられているとき以外は通れない。
ラインハット側には【川を見つめる老人】がラインハットの行く末を案じながら川を見つめている。
ここではパパスのちょっとしたボケを見ることができる。
もう、サンタローズへは戻れない、ということを表している行動なのかも知れないが。
リメイク版では、パパスが主人公をおんぶして川を見せるシーンが追加された。
 
そして時は流れて青年時代前半。
【ヘンリー】と共にラインハットへ行くときに再び通ることになる。
しかし、ヘンリーは当初は自分が行方不明の王子であることを口外するつもりはなく、門兵に遮られて通ることができない。
サンタローズや【アルカパ】で自分の国の惨状を聞き、アルカパの宿屋に泊まって一晩考えたのち、ようやくヘンリーは国に帰る決心がつく。
再び関所を訪れたヘンリーは門兵の【トム】の頭をポカリと小突き、昔の思い出話をすることで、自分がヘンリー王子であることを気づかせる。
最初は訝しんだトムも、通行人がヘンリーだとわかると快く通してくれる。

ちなみにSFC版におけるこのときのセリフは、

ヘンリー「ポカリ!
 えらそうだな トム!

となっている(「ポカリ!」は相手の頭を殴ったときの擬音)。
鍵括弧の中に擬音の「ポカリ!」まで入って表示されてしまっている。口でポカリと言ったのだろうか。
幼年時代のヘンリー誘拐イベントでも「バス!」という効果音がセリフに入ってしまっているあたり、SFC版DQ5ではこういう仕様というか様式らしい。
MEはパパスがヘンリーを叩いたときと同じ音が使われているが、トムの頭にはタンコブができたようで、結構な勢いでド突いていることがわかる。
子供の頃と同じ感覚で殴って力加減を間違えたのか、あるいはすぐ気づかないトムにムカついていたのだろうか。
 
なお、このセリフもあまりに不自然だったためか、リメイク版では殴る音だけになり、「ポカリ!」の文字は表示されなくなった。
が、このときの殴る音も「ドゴォッ!」という、まるで蹴りでも食らわせたような重い音であった。これならタンコブができるのも納得である。
そして、青年時代後半にヘンリーが主人公一家に横柄な態度を取り挨拶をしない【コリンズ】に鉄拳制裁を食らわせる際の「ポカリ!」の文字は、相変わらずリメイクでも表示されるのだった。
 
この一連のやり取りは後にDQ11に踏襲されている
関所を抜けると、ラインハット側にいた、川を見つめる老人も相変わらず健在である。
 
青年時代後半はいつでも自由に通ることができる。が、川を見つめる老人はいなくなってしまっている。
また、サンタローズ側にいる見張りの兵士は、年月が経っても見た目が老けていない【主人公】を不思議がる台詞を言う。