【レイラ】

Last-modified: 2021-01-20 (水) 04:40:26

勇者アバンのパーティ
【アバン】【ロカ】―【レイラ】―【マトリフ】【ブロキーナ】

ダイの大冒険

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場するキャラクター。旧アニメでの声優は上村典子。新アニメでは折笠愛。
【マァム】の母親であり、かつて【アバン】と共に【ハドラー】討伐を成功させたメンバーの一人。
 
【ネイル村】出身の僧侶で、魔王討伐を目指すアバンと戦士【ロカ】の二人パーティーが傷つきながら戦っている姿を見兼ね、村を飛び出して三人目の仲間になったという。
やがてロカと恋仲になり、マァムを身籠ったのも旅の最中だった。
このため、一度目のハドラー戦では夫婦揃ってパーティーから外されていたが、二度目のハドラー討伐の際にはマァムを置いて復帰。【地底魔城】での最終決戦にも参戦していた。
本編範囲では旧勇者パーティで唯一、明確な戦闘描写がなかった人物だが、攻撃呪文(らしきもの)を使っている場面が1コマだけ存在する。
 
次代の勇者育成を考えていた「勇者の家庭教師」アバンや、いまだ圧倒的な魔法力を持ちつつ隠棲していた「大魔道士」【マトリフ】とは違い、レイラはダイ大本編の時点では完全に引退したのか「元僧侶」という事になっており、回復呪文などはまだ使えるものの、ネイル村を守る役目は娘に任せて静かに暮らしている。
ネイル村の女の子【ミーナ】からは慕われており、一緒に野草取りをしたり、抱き付かれたりと、さながらもう一人の娘のようでもある。
そのミーナが毒のスライムに噛まれた母親の解毒の為に危険を冒して魔の森で毒消し草を探していたのがダイ達とマァムの出会いのきっかけなのだが、身近な元僧侶のレイラに【キアリー】などでの治療を頼まなかった理由は謎。
 
詳細は不明だが夫ロカとはかなり速い時期に死別しており、女手一つで苦労してきたためか33歳にしては割と老け顔。
マトリフの発言によれば、若いころは娘に負けず劣らずのナイスバディだったようだ。事実、後述の外伝作でも相当なスタイルの良さが見て取れる。
娘マァムと同様に優しく慈愛に満ちた女性だが、若い頃はロカから照れ隠しに「こんな女」、(影女としての正体を知らなかったとはいえ)「恰好がハレンチ」と言われて腹を立てたりもしている……後者の格好に関しては言い逃れ出来ないレベルではあるが。
 
ちなみに彼女が妊娠したのは現在のマァムとさほど変わらない年齢の頃。
ドラクエ世界ふくむ剣と魔法のファンタジーの舞台になりがちな時代設定だと、十代前半で成人同様の扱いとなるのは珍しくないし、明日をも知れぬ命の危険と隣り合わせの冒険者パーティーで深い男女の関係が生まれるのも致し方の無い所ではあるが、仮にも魔王討伐を目指すパーティーの主力メンバーが旅の真っ最中に子供を授かり、その子を気遣ってとはいえ決戦寸前に夫婦揃って離脱させてしまうというのは、アバン達も中々に思い切った決断をしている。
硬派ぶって色恋に疎かったロカが相手なのを考えると、当時はレイラの方が恋に情熱的な女性だったのだろうか。

勇者アバンと獄炎の魔王

第2話から登場。父はネイル村の神父のアリアムで、【僧侶】は代々の家系であったようだ。
魔の森で毒を受けたロカを治療した後、「武術の神様が住む山」へと勧誘に向かっていたアバンたちを道案内する形でパーティに加入。
  
この頃にはすでに僧侶の職を得ているが、なんと本作では【盗賊】技能の持ち主だったことも判明。村人たちには内緒で魔の森のモンスター退治に出ており、村に近づく不審者に対しては物を盗らずに追い払っていたことから「影女」と通称されていた。娘が僧侶戦士なら母親は「僧侶盗賊」である。
この変わり身にロカはまったく気づかず、アバンはうすうす正体を察していたのだが、魔の森の道中、ハドラー4幹部の1人である【キギロ】の襲撃を受けた際に、信頼と約束の上で2人に正体を明かしている。
「影女」は普段の丁寧なレイラとうって変わって言動がクールで、ロカ曰く「ハレンチな格好」のボディーラインも露なクノイチ風装束を纏っていたため、僧侶姿のレイラを「天使みたい」と形容していたロカは、そのギャップに思い切り面喰うこととなった。
 
本来「刃物を持ってはならない」とされる僧侶の身であるため不慣れを装っているが、盗賊スタイルでは細身のナイフを使い、刃物の扱いにも熟達している。
アバン曰く「カール一の怪力無双」であるロカが(不意打ちで重傷を負ったとはいえ)力ずくで破壊出来なかったキギロの根の拘束をあっという間に寸断するなどその技量は高く、また相当な身のこなしも見せつけた。このスタイルや武器、僧侶の才能だけではなく【すばやさ】も娘に受け継がれたということか。
  
マァムが使っていた【ハンマースピア】は元々レイラの武器であったことも明らかになった。僧侶の戒律に合わせて槍の部分は刃が潰してあったようだが、かなり重量があるこの武器を使えたあたり、レイラこそが「僧侶職を完全に修めつつ、ちからステータスも高い、本当の僧侶戦士」であったようだ
あくまで正体を明かさずにだが、村の力自慢をコテンパンにのしてしまうあたり格闘のセンスもあるようで、それにロカの血も加わった娘マァムがさらなる怪力と武闘家の優れた素養を持っていたのもさもありなんという所。
前項のようにダイ大では「元僧侶」ということで引退しているような扱いだったが、本作で若い頃の意外な設定が明らかになった今、本編での現在の実力が気になってくるところである。