【悪魔のおおめだま】

Last-modified: 2022-10-26 (水) 00:09:26

勇者アバンと獄炎の魔王

9話で初登場し、12話でこの仮名がつけられた魔物。
【ザムザ】が研究中の【超魔生物】学で【あくまのめだま】【おおめだま】を合成して造っており、前者の情報伝達力に後者の機動力を併せ持つ存在。頭部の触手から他者の記憶を知り、高速で疾走しながら情報伝達を行う優れた追跡者。
基本的には偵察用モンスターだが、戦闘力自体も元となったモンスターと比べるとかなり高く、また知性を感じられない見た目に反して咄嗟の判断力にも長けるなど芸達者。
見た目は頭部が悪魔の目玉となったおおめだまだが、その頭部は普通のおおめだまに戻す事も可能。
【ザボエラ】はあたかも自分が造ったかのように【ハドラー】にこれを売り込み、買い取らせる事に成功した。
 
手始めにハドラーの記憶から【アバン】の情報を読み取りアバンパーティーの探索を開始、【オトギリ姫】が倒された後には【ウルス村】の老人からアバンの行き先が【サババ】である事を突き止め、追跡を続けながら悪魔の目玉を介してハドラーに報告した。
13話では早速サババを奇襲し、【レイラ】を触手で縛り【あまいいき】で眠らせようとした所でアバンに阻止される。
そして【大地斬】でも捕らえきれない速さで2人を翻弄するが、レイラのバギで動きを止められ、アバンの海波斬で倒された。
それでもアバン一行を探すという目的は果たし、ハドラーがアバンと激突するきっかけとなった(ちなみに遺体は超魔生物らしく消滅した)。
 
登場シーンこそ僅か4話ではあるが、アバンとハドラーの激突やザムザ・ザボエラ親子の確執、超魔生物の前身などその後の展開に大きな影響を及ぼしたモンスターであった。
偵察用モンスターであるにも関わらず戦闘力が高い、港町で襲ってくる、目玉モンスターなどアベル伝説の【スペクテイター】に立ち位置が似ている。ザボエラ配下のモンスターという点では旧版の映画第2弾に登場した巨大【メドーサボール】の要素も入っているか。