【ローラン】

Last-modified: 2022-12-09 (金) 09:55:01

ロトの紋章

ロトの紋章に登場する、【アラン】の生まれ故郷。
100年前までは【竜の女王の城】と呼ばれる神聖な場所だったが、光の玉を返すためにロトの血を引く兄弟が訪ねた時にはもぬけのからで、邪悪な予感を感じたローランが留まり国を興したのが始まりである。

勇者ロトの剣術と、【ひかりのよろい】【おうじゃのけん】【ゆうしゃのたて】【ロトのかぶと】を受け継いでいる。
これらの装備は聖なる鎖の戒めで縛られた状態でローラン城に飾られており、主が天に手を掲げて呼ぶ事で鎖が砕けて主の頭上に現れ、自動的に装備される。
ただし、兜は魔人王戴冠の儀における父とジャガンとの戦いにより破損したまま放置されており、作中で装備することはなかった。
(兜の傷は父の頭部を切り裂くことで止めを刺した際にできたものであるため、彼にとっては忌まわしい思い出を想起させるものだからなのだろう。)
 
城門の「地獄門」には【マホカンタ】の呪文がかけてあり、【ヤオ】の力でも破壊できないほど頑丈。
鍵となる言葉を発する事で開く仕掛けになっている。
トイレは掃除されていないらしく、身を隠したアルス一行が我慢できずに飛び出してしまうほど臭い。
 
ローラン騎士団はロトの剣術であるローラン流剣術を継承する屈強の騎士団であったが、【アルス】を奪い損ねた【竜王】が新たなるジャガンを求めて攻め落とし、カーメン城と共に魔王軍の本拠地となってしまった。
なお、上記の通りここは元々は竜の女王の城であり、したがって竜王の生まれ故郷でもある。
異魔神の【念象投影器】が時空の狭間にあり、城と実層空間が重なっており、ゲートが存在するために城中のどこからでも同じ様に異魔神の邪気を感じる。しかし異魔神が復活する際、ゲートを閉鎖してしまった。

異魔神復活の際には、その巨体によって秘密の地下壕を残して完全に崩壊してしまう。
ローランの唯一の子孫であるアランはエピローグ後に【アステア】と結婚してラダトームに滞在し、もう一人の主とも言える竜王もまたアレフガルドに居を構えているため、この国がどうなったかは不明。

物語終盤、勇者アルス一行がこの城に乗り込む際には、ポロンの合体魔法で空を飛んで侵入しており、その際に「この城には翼なくしては入れない」と断言されてしまっている……アレそれじゃあ、ロトの2兄弟をはじめとした城の関係者の人たちはどうやってこの城に出入りしたのだろうという疑問が生じる訳で……2兄弟の時代には不死鳥ラーミアがまだいたのかも知れないが、100年後のアルス達の時代にはなぜかいなくなっているらしいし。考えられる可能性としては、【カーメン騎士団】が大クチバシを乗騎にしていたようにローラン城でも空を飛べるモンスターを乗り物に使っていたとか、あるいは悠長に崖を上るにはモンスターの防衛が厳しいことを受けての発言か、城の中と麓を繋ぐ旅の扉があったのかもしれない。