トルネコ2以降
【満腹度】を30回復し、同時に様々な追加効果ももたらすパン。
追加効果はプラスのものばかりで、【くさったパン】とは真逆の立ち位置にあるパン。
追加効果は以下の通り。()内のアイテムと同じ効果である。
- そのフロア内のみ、ちからが下がらなくなる。 (【毒けしの指輪】)
- そのフロア内のみ、眠らなくなる。 (【眠らずの指輪】)
- そのフロア内のみ、腹が減らなくなる。 (【ハラヘラズの指輪】)
- そのフロア内のみ、拾うだけでアイテムの識別ができる。 (【インパスの指輪】)
- そのフロア内のみ、敵を起こさなくなる。 (【とうぞくの指輪】)
- ちからが1上がる。 (【ちからのたね】)
- HPが全回復する。 (【回復の壺】)
また、同じフロアでは各効果が1回ずつしか発生しないため、同じフロアで8個以上食べた場合は追加効果が発生しなくなる。
効果が全く同じ【オニオンブレッド】も同じものとしてカウントされる。
普通のパン同様【泥のワナ】には弱いので、保存の壷にでも入れておくか、満腹度の回復量自体は少なめなので早めに食べてしまうといい。
トルネコ2では【墓場のダンジョン】に眠る【パン屋の青年】の師匠の墓にレシピが書かれており、
墓場のダンジョンをクリアすることによって村の【パン屋】で販売されるようになる。
値段は1個400Gで、売られているパンとしては一番高い。
【インパスの巻物】が読めずインパスの指輪も装備できない【戦士】にとっては、このパンによる識別能力が壺の未識別状態を解除する唯一の手段となる。
一応同じフロアで魔法のパンかオニオンブレッドを7個食べれば確実に識別状態になることができるが、そこまでする意味があるかどうかは微妙なところ。
完全な識別状態(アイテム名が白文字)にすることに拘らなければ、自力で種類を判別することは十分可能だし、むしろ他の職業であってもまずはそうするのが普通である。
「魔法のパン」ということで、メルヘンな感じの美味しそうなパンを想像した人も居るかもしれないが、
実際にはヤモリやらカエルやらが挟まったなんとも不気味なパンだったりする。
魔法は魔法でも、おとぎ話的なものではなく黒魔術的な意味での「魔法」のパンなのだ。
おまけに前述の通りこれのレシピは「お墓」に刻まれているため、ますます黒魔術度が高まる。
【くさったパン】とは違う意味で食べるのに勇気の要るパンなのかもしれない。
PS2版トルネコ3では【プチットの村】の店で1000Gで購入できる。
3ではちからの種が貴重品なため、この魔法のパンを大量購入してダンジョンに持ち込み、
ちからの最大値が上昇する効果が出るまで食べ続けるテクニックがある。
デザインは普通のパンに魔法陣らしき模様が刻まれたものに変更されている。
GBA版だとプチットの村の道具屋で販売されなくなったため、【封印の洞くつ】や【異世界の迷宮】で発掘するか【へんげの壺】から入手するしかなくなり、やけにレアアイテムと化した。
元ネタはSFC版【風来のシレン】に登場した「特製おにぎり」。追加効果も全く同じ。