【デーモンスピリット】

Last-modified: 2024-03-02 (土) 06:14:57

概要

DQ4に登場するモンスター。5つの顔が集まった紫の人魂みたいな姿をしており、同種属に【フェイスボール】がいる。
DQ5やDQ8、モンスターズシリーズなどに登場する【エビルスピリッツ】とはほぼ同じ見た目だが、【ブラッドハンド】【ブラッディハンド】のような名前ブレではなく、一応別のモンスターということになっている。
 
DQ5ではほぼ同じ姿で名前もよく似たエビルスピリッツにお株を奪われてしまっており、外伝を含む後続作品でもあちらが出続けている。
長らくリメイク以外でデーモンスピリットが再登場したことは無く、おそらく今後も難しいだろうと思われたが2020年10月、ライバルズにて久しぶりの登場を果たした。同作品にはエビルスピリッツも出演しており、これが初共演なのだが、よく見るとエビルスピリッツに比べて若干青っぽい色である。
まるで【トロルキング】【トロルボンバー】みたいな違いである。

DQ4

主な棲息域は【闇の洞窟】
フェイスボールの強化版にして嫌なモンスターの決定版。
 
FC版では2匹までしか同時に出ない敵の1種。 
通常攻撃はせず、多彩な行動を取る。
内訳は、【マヒ攻撃】【マホトーン】【ラリホーマ】【おたけび】【同種の仲間を呼ぶ】【力を合わせる(不思議な霧)】
こちらの行動を制限したり、戦いを長引かせる行動をとにかくしまくる。
なお、「力を合わせる」は同種が2匹いなければ使用できない。効果は【ふしぎなきり】と同様。
守備力が170とDQ4の雑魚では【グレートライドン】と並び最も高いが、この時期の前衛メンバーの攻撃力ならどうとでもなる。
問題はトップクラスの高い回避率と初期状態での【マホカンタ】が厄介で、とにかく倒しにくい。
魔法使い系のキャラは役に立たなくなる可能性が高い。
 
ただし、コイツの攻撃呪文耐性自体は低いので【こおりのやいば】【てんばつのつえ】を使うと有効なダメージが確実に通る。
後衛メンバーにこれらのアイテムを持たせておいて作戦を【じゅもんつかうな】【じゅもんせつやく】にしておけば高確率で使ってくれる。ふしぎなきり状態になれば他の作戦でもほぼ確実に使う。
加入直後である【ドラン】も、こいつら相手には【こごえるふぶき】で活躍できる。彼は行動が完全ランダムで1/2の確率で吹雪を吐くのでやや安定性に欠けるが、全体攻撃のためデーモンスピリットが複数グループで出た際にはまとめて狩れる。アイテムで全体対象なのは【マグマのつえ】【イオ】)だけであり、ダメージ期待値で言えばそちらよりはドランの吹雪の方が上。
そもそも本作では攻撃魔法が発動するアイテム自体が希少(FC版では氷の刃は一品もの、天罰の杖はメダル交換で他との取捨選択となる)なので、ドランの入る余地は充分にある場合が多い。
 
このダンジョンのモンスターの中ではHPは低い部類とはいえ250あるので、天空の剣の道具使用でマホカンタを剥がして高威力の攻撃呪文で攻めるのもありだが、本作では単体対象なので2匹グループだと狙った方に波動がかかってくれないこともある。また、FC版ではふしぎなきりを使われたら結局は解除できないのでギャンブル要素が強い。
なお、本作のAIは自分のHPに余裕があってメリットが上回ると判断したらマホカンタ状態の敵が混じっていてもグループ・全体対象の攻撃・補助呪文を唱えることがある。また、単体対象の呪文であればグループ内のマホカンタがかかってない方を狙ってくれる。
補助呪文では【ルカニ】が効くので、レベルが低くて打撃ダメージが通りにくい場合は【みなごろしのけん】を使うのもいいかもしれない。
危なくなったら【せいぎのそろばん】【ニフラム】でご退場を願ってもいい。
 
厄介な相手だが割と金持ちなので、倒した時の報酬は十分見込める。さすがにこの時期になるとあまりお金も要らなくなるが、【みずのはごろも】などを買い揃えていない場合は積極的に倒したいところ。
稀に【みかわしのふく】を落とす。回避率が高い敵ゆえに納得。なお、マヌーサと自動回復をあわせもつ【レッドドラゴン】と同時にでてくると最悪で、マヌーサとふしぎなきりで打撃も呪文も使えなくした上で、仲間呼びと自動回復で粘られるのだから。

FC版の【公式ガイドブック】に載っていないモンスターのひとつ。

リメイク版

隠しダンジョンの序盤にも登場する。
下位種と同様に出現数制限のリミットが外れ、4匹まで普通に登場するようになった。
また「力を合わせる」は削除され、代わりに単体で「不思議な霧」を使用するようになっている。
この仕様変更により非常に厄介な相手になっている。
「めいれいさせろ」で的確な対策をしないと、下手をするといつまでたっても戦闘が終わらない。
【オートレベルアップ】の相手に使えなくもないが、正直【トーテムキラー】【ブラックマージ】の方が楽だろう。
 
ちなみに打撃(マヒ攻撃)のアクションにフェイスボールのもの(リメイク版DQ5のエビルスピリッツとほぼ同じ)とは異なる専用のものが用意されているという謎の優遇が行われている。
紫色のオーラのようなものが巨大な手を形作り、その鋭い爪で引き裂いてくる。
行動が多彩なのであまり見る機会はないが、なかなかの迫力を誇る。

ライバルズエース

真1弾カードパックの拡張カードとして久々に登場。魔剣士専用のスーパーレア。

4/2/2 ゾンビ系
召喚時:手札にコスト3以上の特技カードがあるならデーモンスピリットを1体出す
死亡時:コスト3以上の特技カード1枚を手札に加える

原作で多才な業師だったためか、特技作成に増殖の能力を持つ。
難しくない条件で4/4/4かつ2ドロー・・・といえば聞こえはいいが、引く特技は他職のもの含め完全ランダム。
高コスト特技には強力なものもあれば処分にも困るものも少なくないので過信は禁物、多面展開を上手く活かしていこう。
ラストの拡張カードで登場した【りゅうおう】とは相性抜群。