・守備力変動呪文
下降:【ルカニ】―【ルカナン】
概要
DQ3以降で登場する呪文。
その効果は、敵一体の守備力を大幅に引き下げてくれるというもの。
DQ3~5は初期値の100%(同じ値)、DQ6以降は初期値の50%減少する。
DQ9とDQ10以外ではグループ対象の【ルカナン】よりも効果が大きいのが特徴で、MP消費の燃費も軽い。
敵が使ってくることもあるが、この呪文による守備力の状態変化は戦闘が終わると解除される。効果の対象者が力尽きた場合も同じ。
強敵相手に非常に役立つ呪文で、特にボス戦では重要な役割を果たす。
この呪文を使うか使わないかで、ボス撃破にかかる所要時間は確実に変わってくる。
長期戦によるジリ貧を避ける意味でも、この呪文を覚えているキャラの手が空いたらできるだけ唱えておきたい。
守備力の高い敵には一発かけるだけでダメージが大幅にはね上がるので、雑魚戦でも相手次第では重宝する。
補助呪文の中では最も耐性持ちが少なく、序盤から終盤まで満遍なく使える点も優秀。
その効果と利便性の高さゆえ、上位のルカナンよりも頼られる機会が多い珍しい呪文である。
SFC期後半以降の作品(DQ6、7)からは流石にバランス調整がなされ、効果値の半減、耐性持ちボスの増加、そしてターン経過による呪文の効果切れが導入されたことで、若干その地位が揺らいだ。
それでも有効打となりうるボス戦では、依然として必須級といえる。
DQ3
初出。【僧侶】と【賢者】がLv8以降、【かしこさ】に関係なく1/2の確率で習得する。消費MPは3。
この頃はルカニ・ルカナンが僧侶、【スカラ】・【スクルト】が【魔法使い】の呪文であった。
今作では「敵の守備力を初期値の100%減少させる」という効果。
たまに「守備力を0にする」と誤解されるが、問答無用でそうなるわけではない。スクルトを使わない相手なら0にできるが、そのスクルトを使える【じごくのハサミ】(守備力110)か【マクロベータ】(守備力60)がスクルトを使った後に守備を下げても110や60しか減らないのが確認可能。
FC版では上記の2種類以外の敵は行動パターンに設定されていても絶対にスクルトを使わない(スカラは使用者なし)ので、一度かけてしまえばこいつらと後述のゾーマを除き永続的に守備力を0にできる。
中盤以降は高守備力モンスターがルカニ系に耐性を持つようになるので、雑魚戦では使う機会が乏しくなるが、ボスの大半は終盤まで無~弱耐性なので非常に強力。特に自動回復があるボス戦では非常に重要。
一部のボス戦はこれが使えるかどうかで難易度が圧倒的に変わってくる。
ちなみに本作では、ルカニは敵の行動パターンの一つとして存在するものの、ルカニが実装されているモンスターはいない。ルカナンを唱えるモンスターなら複数種いる。
ラストの4大ボスに関してはいずれも有効。特に【バラモスブロス】は300もの守備力を持つので、必ず効くわけではないが使ってみた方がいいだろう。【バラモスゾンビ】は元々守備力が0なので使う必要はない。
そして【ゾーマ】はルカニ系そのものの耐性はないが【いてつくはどう】で自分にかかったルカニの効果を消すことができるため、こまめにかけ直す必要が出てくる。
リメイク版
闇ゾーマに効かなくなった他、裏ボスの【しんりゅう】、GBC版の【グランドラゴーン】は完全耐性を持っている。
また【遊び人】がLv39で身に付ける遊び「悪口」が成功すると、この呪文と同様の効果が発生するが、失敗するとその敵に【バイキルト】がかかる。
CDシアター
賢者になったライドが使用。
【バラモスの城】で圧倒的な堅さを誇る【うごくせきぞう】に使用して脆くさせ、勇者アレルのトドメに繋げた。
使用してうごくせきぞうを脆くした際、SFC版DQ5と同じ効果音が鳴っている。
なお、DQ3の動く石像は、実際には守備力が低く柔らかいので、実戦で唱える価値はあまりない。
詠唱は「守りよ消えよ!」
DQ4
【ブライ】と【マーニャ】がLv3で習得する。消費はMP3。
攻撃呪文主体のマーニャにとってほぼ唯一といえる補助系呪文であり、他は【マホトラ】と移動呪文だけ。
これ以降は僧侶系でなく、魔法使い系のキャラが覚えるようになった。
代わりに【スカラ】・スクルトが僧侶系の呪文に移行した。
減少値は前作同様初期値の100%で、相変わらず優秀。
実は、【ラリホーマ】と同じく通常の確率呪文よりも【耐性貫通力】が高く設定されている。
弱耐性の敵に対して100%効き、強耐性の敵にも高確率で効くという非常に強力な呪文となっている。
習得も早いため、第2章の【カメレオンマン】や第4章の【バルザック】といったボス戦ではこれを唱えるか否かで戦いが大幅に変わる。
問題は5章になると仲間が完全に【AI】任せなため、狙って使わせるのが難しいこと。
FC版のAIは「敵の恐怖度を下げる」ことを優先するアルゴリズムになっており、敵の守備力は恐怖度への貢献が小さいため、かなり優先度が低い。
そのため、まずは【じゅもんせつやく】や【いのちだいじに】など、攻撃呪文の優先度が低い作戦にする必要がある。
また、パーティ全体で与えられるダメージを考慮するため、ルカニで守備力を下げるより自分の攻撃呪文の方が与ダメージが大きいと判断した場合でもやはり唱えない。また、相手のHPとパーティの攻撃力の兼ね合いでルカニなしの打撃でも十分倒し切れると判断すればやはり唱えない。
事実上、「自分の攻撃呪文が通用せず、かつパーティの誰も打撃ではまともなダメージが与えられない」ような場合でないとまず使ってくれない。
スカラを使う敵にはこれを使ってくれることもあるが、スカラの上昇量は初期値の150%なので、差し引きしても50%分負けるだけ。
また、【マネマネ】が変身した場合、味方のステータスによっては守備力200を超えることもあり得るが、ルカニ1回ではマネマネが持つ素の守備力122しか下げられないことに注意。
終盤であれば【てんくうのつるぎ】でスカラ系やモシャスを解除した方が話が早い。
そもそも本作は敵の守備力が全体的に低く設定されており、ルカニを必要とする場面がほとんどない。
ラスボス戦など、敵の守備力を下げたい場合には勇者に【みなごろしのけん】を持たせて道具使用効果のルカナンを利用するか、【モシャス】でブライorマーニャに変身してからルカニを使うかが確実な方法となる。
素の守備力が200を超える【デスピサロ】は、これだけで全員の打撃ダメージを50以上上げられる計算になる。
攻撃力が200以下のキャラだと、【バイキルト】以上の実ダメージ上昇を見込める。もちろん、バイキルトとの併用も有効で、会心の一撃と同等のダメージを与えられる。
が、最終形態はマホカンタを使うため、そのまま使うと跳ね返される。かと言って天空の剣でマホカンタを解除すると、学習が済むまで呪文使いキャラはAIの関係で効かない呪文を連発し始めるので、少なくとも学習が済むまでは解除しない方が良いという意見も多い。
敵方の使用者としては【ダックスビル】が登場。こいつがモンスター側初。
他には第五章の【ブルホーク】と【しりょうつかい】がこれを唱えてくることがあるが、特に後者は【ザキ】の方が怖いのでどちらかというと脅威度の低い行動である。
リメイク版
FC版と違い7~10ターンで効果が切れるようになり、耐性貫通力がルカナンと同じ中貫通に変更されており、命中する確率自体も下がってしまっている。
しかし、AIにまかせても割と使ってくれるうえ【めいれいさせろ】も使えるため利便性は格段に向上している。
ただし、習得に必要な賢さの条件が厳しくなり、ブライもマーニャも通常プレーの範疇では設定レベルのLv3では絶対覚えなくなった。
これはクリフトのスカラ(設定レベルはLv4)も同様で、必然的に第二章での【カメレオンマン】戦では、FC版以上のレベルアップを強いられる。
めいれいさせろにより同じくバイキルトも使用価値が高まったが、FC版とは違い【キラーピアス】の2撃目にはバイキルトが掛からなくなったこと、それに加えて【はやぶさのけん】が実装されたこともあるので、ボス戦でこれらの武器を使う場合はバイキルトよりルカニを優先した方が後々の総ダメージは大きくなることが多い。
もちろん上記に書いたブライのバイキルト+マーニャのルカニという合わせ技も任意に発動でき、また馬車がある場合の戦闘時のパーティ入れ替えも自由になったので、ボス戦での戦略的利用価値はかなり高くなった。
特に【エッグラ】・【チキーラ】戦の10ターン以内撃破では、ルカニを使わないと非常に厳しくなる。
DQ5
味方の呪文としては異常にレアな呪文となっており、仲間モンスターの【エリミネーター】(Lv20)しか覚えない。消費はMP3。
相変わらずルカナンより命中率が高く、効果自体も強力なのだが、唯一の使い手のエリミネーターが仲間になりやすいとは言い難い上、覚えるのも微妙に遅いので、使う機会は少ない。
しかも、これを使いたくなるような敵は大抵ルカニ系に無耐性か逆に無効なので、高貫通のメリットを生かせる場面はほとんどない。
一応、【ミルドラース】の第二形態3種のうち1つが弱耐性なので、実感できるのはこのときぐらい。
しかし主人公のレベルが十分に高ければルカナンも高貫通化してしまう。
さらにバイキルトの効果が大きく(攻撃力自体2倍になる)、高守備力の敵にも大ダメージを期待できるので、パーティの組み合わせによってはルカニを使わなくても十分に対抗できてしまえる。
なお後半になると、DQ4とは打って変わって守備力100以上の敵が当たり前のように登場し、200を超える雑魚も少なくないが、ザコ敵にはルカナンでまとめて下げた方が効率が良い。
ちなみにルカナンの方はやたらと習得者が多い(SFC版では習得者数が最も多い)。
特に娘や妻は他の補助系呪文も多彩なため、ルカニのためだけにエリミネーターを引っ張り出す意味は薄い。
山彦の帽子があれば、敵1グループにルカニとほぼ同等の効果なので、ますます辛い立場になる。
エリミネーター自体は耐性も優秀で頼れるモンスターなのだが。
敵側の最初の使い手は【ナイトウイプス】。
打撃主体の敵と組んでこれを唱えてくるので結構な脅威となる。
同じ【レヌール城】のボスの【おやぶんゴースト】も3段階ローテーションでこれを唱えることがある。
打撃の頻度はそこまで高くはないが、守備力を0にされるのは結構危ないので、【マヌーサ】をかけてリスクを軽減しておくとよい。
その他にも【ピッキー】など、それなりに使い手は多いが、仲間が増える青年時代ではどちらかというとルカナンの方が危険度は高いだろう。
リメイク版
例によって効果が数ターンで切れるようになった。
習得者が一気に増えて仲間モンスターとして追加された【エビルアップル】、【ミステリドール】、【コロマージ】、【エビルマスター】も覚えるが、いずれも終盤まで通用するタイプとは言い難い。
しかし効果自体が強力であることに変わりはないので、覚えているなら使おう。
中盤のボスに対してなら彼らも十分な戦力になるので、その辺りでは猛威を振るう。
逆にラスボスに通用しなくなったので、終盤で覚えるエリミネーターのルカニはほぼ出番がなくなった。
リメイク版ではバイキルトがダメージが1.8倍になるだけなので、そういう意味では立場は増したと言えるが。
DQ6
【主人公(DQ6)】(Lv7)と【バーバラ】(初期習得)が使えるのみ。消費はMP3。
前作に引き続きレア呪文扱いだが、一方で歴代で唯一、主人公が自力習得する珍しい作品となっている。
なお、使い手の2人はどちらも【ルイーダの酒場】に預けられないため、主人公が習得後は死亡していない限り「(馬車内含めた)パーティにルカニの使い手がいない」という状況にはならない。
本作では序盤から異様な高守備力を誇る雑魚敵が出てくるため、使う機会は多い。
今作ではスカラ系共々弱体化され、初期値の50%になった。
また、耐性貫通力もルカナンと同じになっている。
守備力を100%下げるにはルカニでは2回かかり、ルカナンでは4回かかる。
とは言え今作から打撃の倍率が上がる特技が多く追加されたため、この呪文を併用すれば非常に大きなダメージを与えることができる。
攻撃呪文が使えない時期にスカラでガチガチに固めてくる【ブラディーポ】戦ではこれか【ほしのかけら】を使わないと勝つことは難しい。
一方で、本作では中盤以降の多くのボスがこの呪文に完全耐性を持っている。
過去作ではラスボスを含めて高い守備力を下げてダメージ効率を高める戦術がセオリーであったが、本作は通常攻撃以外の強化攻撃系、守備力貫通系の特技が増えたことや、HP自動回復を持つボスが激減したことによるバランス調整かもしれない。
それでも【ブラスト】や【ジャミラス】、【アクバー】等所々に有効なボスがいるので活用は十分できる。
ダーマ解禁前では【シャドー】や【ストーンビースト】、上の世界の【ムドー】といった厄介な強敵に効くため、余裕があればバーバラが先行して使うことで効率的に戦うことができる。
本作から守備力下げ系の特技として【ひゃくれつなめ】が登場したが、成功率に雲泥の差があるため守備力を下げるだけが目的ならルカニのほうがずっと使いやすい。
敵側では主人公一人旅の最序盤の時期に早速【きりかぶこぞう】が唱えてくるのがそこそこ脅威。
ボスでは上記のブラディーポが唱えてくることがある。
以降も雑魚でポツポツと使い手が出てくるが、パーティメンバーが増えてくると、やはりルカナンの方が脅威になるのは前作と同じ。
DQ7
パーティキャラである【マリベル】がLv4で習得。消費MPは3。
加えて今回は【魔法使い】★4、【リザードマン(職業)】★2で誰でも覚えられ、DQ5・DQ6とは一転し、誰でも容易に習得できるようになった。
逆にルカナンの方がレア呪文化しモンスター職限定になったが、もともとルカナンよりルカニの方が需要が高いため特に問題にならない。
今作はボス戦が非常に多いが、前作と異なりほとんどのボスに有効であるため、序盤から終盤まで活躍してくれる。
マリベルはしばらくパーティから離脱してしまう期間があるため、その間に使用者がいなくなってしまわないよう、最低でも他の誰か一人には習得させておこう。
数ターン経つと守備力変化が解除されるようになったので注意しよう。
敵側としては【とさかへび】や【ヘルジャンパー】など使い手が多数いるほか、【マシンマスター】や【セト】といったボスも使ってくる。スカラや【ようせいのけん】で対抗しよう。
DQ8
【ゼシカ】がLv3で習得することになっているが初期レベルが9なので実質習得済みである。消費MPは3。
さらに【ヤンガス】がダメージ+ルカニ効果の【かぶとわり】を覚えるため、二人で合わせて使えば1ターンで敵の守備力をすっからかんにすることも可能。
特にかぶとわりはダメージが入らないと守備力も下げられない弱点があるが、ちょうどそれを補える形になる。
ただ、ゼシカは中盤以降は様々な補助呪文(バイキルト、フバーハ、ピオリムなど)を習得し、役割が多くなるので、かぶと割りと違いただ守備力を下げるだけな上にはずれることもあるルカニにターンを割く機会はあまりなくなる。
なので、後半は結局ヤンガスが一人でかぶと割りを使い続けることが多い。
3DS版
【モリー】も【ねっけつ】スキル8pで習得する。
【双竜打ち】が弱体化し、ルカニ・バイキルトはモリーも覚えるのでゼシカの役割に余裕が生まれたことに加え、かぶとわりの守備力低下効果も弱体化したことからかぶとわりでなくルカニで手動で守備力を下げる機会が増えた。
特に【追憶の回廊】では素早さとザオリクの関係でヤンガスがメンバーから外される事も少なくないため、守備力下げはルカニ頼みになる事も多い。
かける暇がないとか言わない。3回行動ですぐ守備力が元に戻っても泣かない。
DQ9
消費MPがはじめて変化し、4に増えた。
守備力1段階(初期値の50%)ダウンの効果だが、史上始めてルカナンも同数値ダウンになってしまった。
攻撃呪文と同様、敵に掛ける補助呪文も【こうげき魔力】で成功率が変動するようになった。
【魔法使い】と【魔法戦士】が習得し、魔法戦士は攻撃魔力がやや低いため成功率が若干劣る。
最初は無耐性の敵に成功率75%だが、攻撃魔力499以上で成長限界になり、耐性の無い相手なら100%通じるようになる。
ちなみに攻撃魔力の値は魔法使いLv99でも400、魔法戦士Lv99なら282で止まる。
成功率を最大にするには、スキルでの補強か装備による強化が必須となる。
本作ではかぶとわりに加え【ほしくずのつるぎ】が登場したので、活躍できるのはオノスキルが解禁されるストーリー中盤までとなった。
DQ10オフライン
習得条件は【旅芸人】Lv10、【ダストン】Lv8(習得済み)。
消費MPは2。
敵単体の守備力を2段階下げる。
Ver.2
【アンルシア】はLv16で習得済み。
DQ10オンライン
旅芸人がレベル10で習得。消費MPは2。
敵1体の守備力を1段階下げる。
また、ランプ錬金で「攻撃時○%でルカニ」の効果を武器に付けるなど、呪文・特技以外で敵の守備力を下げる方法もある。
詳しくはこちらを参照。
DQ11
【ベロニカ】と【ロウ】が加入時に既に習得済みである。
消費MPは2。
敵1体の守備力を2段階下げる。重ねがけ可能。
無耐性の相手には攻撃魔力200以下では成功率75%、攻撃魔力799で成功率100%まで上がる。
相変わらずボス戦では役に立つ。無耐性の敵も非常に多く、完全耐性を持っている敵も非常に少ない。
また今作では必ず単体で出現する強敵ザコモンスターが多くいるので、それらとの戦闘の際にも使うと良いだろう。
【グレイグ】が加入し、【かぶとわり】や【鉄甲斬】を覚えてからはそちらに出番をとられることもあるが、グレイグより先に守備力ダウンを入れたい場合や【スクルト】や【におうだち】などを使ってほしい時、あるいは一方のルカニ効果が不発に終わったのでもう1人が再チャレンジと、戦闘メンバーの構成と戦況次第では最後まで現役である。
グレイグのスキルを斧以外の方に伸ばしている場合や、そもそもかぶとわりはダメージが通らなければ効果を発揮しないため、グレイグが【ヘナトス】状態だったりするとルカニに頼らざるを得ないことも多いだろう。
トルネコ2
魔法使いの呪文で登場。正面10マスに魔法を飛ばして相手の守備力を下げる。重ねがけ可能。
より正確には、魔法使いは攻撃力が初期値から上がらないにも関わらず打撃ダメージが増えるので、
「相手に攻撃する際、攻撃力を高く計算する」効果の模様。
しかし、魔法使いは守備力も初期値から上がらないので、そもそも近接戦をしてはいけない。
ただし魔法系モンスターにはダメージ呪文では1ダメージにしかならないので、
唯一通じるマホトラも無く即死の【ニフラム】やザキ系も無いという非常に限定した状況ならば、これをかけまくって殴り倒すのが唯一の倒し方になる。
ただし序盤ならともかく、後半の敵を殴り倒すには相当重ねがけしなければならない。
そんなことをするぐらいなら他の補助呪文で黙らせて逃げた方が早いし、敵はそんなに待ってくれない。
ルカナンほどではないが、覚えるとがっかりするハズレ呪文に近い。
また、【ルカニの杖】も登場。こちらは本編ほど劇的な変化は無いが、まあまあ使える。
スキャンバトラーズ
守備力を5段階下げる(最低値は9段階)。
【サタンメイル】等が使えるほか、何でもスキャンでも発動可能。
隠しボスの膨大なHPを削りきるにはほぼ必須となる。
トレジャーズ
敵単体を防御ダウンにする。
Lv15以上の【デビルドラキー】、【シャドー】が覚えている可能性がある。
使用者がLv30になると自動的にルカナンになる。
スリングショット用の【ルカニ弾】も登場。
ウォーク
魔法使い・賢者がどちらもLv15で習得する。
敵1体の守備力を2段階下げ、効果が3ターン持続する。
重ねがけ可能。守備力がさらに下がることはないが効果ターン数の延長ができる。
有効な敵がそこそこ多く、回復役の賢者の手が空いた時に使いやすいため、
習得難易度が低い割に高難易度ボス戦でも役立つことがある。
タクト
Cランクとくぎとして登場。射程3・消費MP9
「敵1体のしゅび力をときどき大幅に下げる 効果3ターン」
最大強化で 成功率+20%で強化可能。
【がいこつけんし】【ウドラー】などが使用可能。
ドラけし!
【聖女セーニャ】のスキルとして登場。
スキル使用可能回数・5回
「呪文で小さな円形の範囲にいる敵の物理防御力を10ターンの間15%下げる」
【ギガデーモン】は元が星4であり、最大13%下げる。